DeskMini

ASRock DeskMini B660に対応する第13世代Core(TDP65W)が発売されたので、コストパフォーマンスの高いCPUはどれかベンチマークで確認した話

こんにちはトトロ兄さんです。
今回は、「ASRock DeskMini B660」に取り付ける第13世代Core(TDP65W)の話です。

DP65Wの第13世代Coreが発売!

小型でカスタマイズの得意なベアボーン 「ASRock DeskMini B660」の本命である第13世代 Core(TDP65W)がいよいよ発売されました。

ASRock DeskMini B660

第12世代 Core 対応ということで、2022年7月に発売されたベアボーンです。

ASRock DeskMini B660 ベアボーン」に搭載するCPUは、「TDP65WのデスクトップCPU」が大前提です。

ただ発売当初から、約半年程度で第13世代 Core が発売される予定になっていたので、第13世代 Core (TDP65W)を搭載して使うのが一番のベストな使い方だと言われてきました。

そして、2023年の1月、ついに第13世代 Core が発売となりました。

発売された CPU の種類は5種類です。

高いスペックの順で掲載します。

では、早速確認していきましょう。

 

第13世代Core(TDP65W)のスペックを確認する

まずは第13世代 Core(TDP65W) のスペックを確認していきましょう。

CPU Pコア Eコア スレッド数 最大周波数(GHz)
i9-13900 8 16 32 5.6
i7-13700 8 8 24 5.2
i5-13500 6 8 20 4.8
i5-13400 6 4 16 4.6
i3-13100 4 0 8 4.5

一般的には、

Core i9、Core i7は、ハイエンドモデル
Core i5、Core i3は、ミドルエンドモデル

という位置付けです。

第13世代だけでは分かりにくいので、第12世代 Core も掲載したいと思います。

CPU Pコア Eコア スレッド数 最大周波数(GHz)
i9-12900 8 8 24 5.1
i7-12700 8 4 20 4.9
i5-12600 6 0 12 4.8
i5-12500 6 0 12 4.6
i5-12400 6 0 12 4.4
i3-12300 4 0 8 4.4
i3-12100 4 0 8 4.3

ぱっと見てもらえれば分かりますが、第13世代 Core からは Core i5もEコアを搭載するようになりました。

PコアとEコアって何?と思われる方もおられるかもしれません。

そこで、簡単に説明します。

第12世代CoreからPコア(高性能コア)とEコア(高効率コア)という2種類のコアを組み合わせたハイブリッドCPUになっています。

第12世代Coreが「10年に1度の大革命!」と言われているのは、2種類のコアを組み合わせる構造になり、大幅に性能が向上したからなのです。

ただし、すべてのCPUがPコア(高性能コア)とEコア(高効率コア)の両方を搭載しているわけではなく、第12世代Coreでは、Core i9、Core i7は両方搭載していますが、Core i5、Core i3はPコアのみとなっています。

そして、2023年1月、ついに第13世代Coreが発売されました。

第13世代Coreの最大の特徴は、Eコアの強化にあります。

第12世代Coreに比べて第13世代はEコア(高効率コア)が約2倍になっています。つまり、マルチスレッド性能が大幅に向上したことになります。

また、先ほども書きましたが、第13世代Coreからは、Core i5にもEコアが搭載されるようになったのです。

第13世代の世代交代で、一番にうれしいことです。

Core i9、Core i7、Core i5の3種類ともEコアを搭載!

あとで、ベンチマークの数字を確認してもらいますが、Eコアの恩恵は、本当に素晴らしいです。

よって、これから「ASRock DeskMini B660」で小型パソコンを組み立てるのであれば、第13世代Coreの「Core i9、Core i7、Core i5」の中から選択するのが、ベストなのです。

PコアとEコアについて、ノートパソコンの第12世代Coreについて書いた記事ですが、Pコア(高性能コア)とEコア(高効率コア)をマラソン選手にたとえた場合、あるいは、アプリを複数使用した場合、どのようにPコアとEコアが動作するのか、分かりやすく具体的に解説しています。

気になる方は、こちらの記事↓↓↓もあわせてお読みください。

 

 

第13世代Core(TDP65W)のベンチマークを確認する

それでは、第13世代Core(TDP65W)のベンチマークをチェックしていきましょう。

1.Cinebench R23のSingle-Coreのスコア

ゲームやアプリケーションの起動などは、Single-Coreの数字が大きく影響します。

CPU Single Multi Pコア Eコア
i9-13900 2165 32605 8 16
i7-13700 2107 24770 8 8
i9-12900 1988 26455 8 8
i5-13500 1885 21103 6 8
i7-12700 1862 21568 8 4
i5-12500 1804 12974 6 0
i5-13400 1794 15890 6 4
i3-13100 1716 8812 4 0
i3-12100 1658 8443 4 0
i9-11900 1630 16211 8 0
i5-12400 1623 12454 6 0
i7-11700 1545 14327 8 0
i5-11600 1508   6 0
i5-11500 1492   6 0
i5-11400 1402 10155 6 0

空欄の部分は、検証されていません。

第12世代と第13世代の違いを、比較しましょう。

・Core i9で比較すると「2165÷1988=1.09倍
・Core i7で比較すると「2107÷1862=1.13倍
・Core i5の13500と12500を比較すると「1885÷1804=1.04倍」です。

シングルコアでは、Core i7の伸びが一番ですね。

第11世代と第13世代で比較してみましょう。

・Core i9で比較すると「2165÷1630=1.33倍
・Core i7で比較すると「2107÷1545=1.36倍
・Core i5の13500と11500を比較すると「1885÷1492=1.26倍」です。

第12世代Coreからは性能が大幅に向上したのは分かっていましたが、第12世代以前のCPUのパソコンを使っている方は、大幅に性能が向上するので、価値は大きいです。

 

 

2.Cinebench R23 (Multi-Core)のスコア

動画処理系や複数アプリの実行に強いマルチスレッド性能を計測します。

CPU Multi Single Pコア Eコア
i9-13900 32605 2165 8 16
i9-12900 26455 1988 8 8
i7-13700 24770 2107 8 8
i7-12700 21568 1862 8 4
i5-13500 21103 1885 6 8
i9-11900 16211 1630 8 0
i5-13400 15890 1794 6 4
i7-11700 14327 1545 8 0
i5-12500 12974 1804 6 0
i5-12400 12454 1623 6 0
i5-11400 10155 1402 6 0
i3-13100 8812 1716 4 0
i3-12100 8443 1658 4 0
i5-11600   1508 6 0
i5-11500   1492 6 0

空欄の部分は、検証されていません。

第12世代と第13世代の違いを比較しましょう。

・Core i9で比較すると「32605÷26455=1.23倍
・Core i7で比較すると「24770÷21568=1.15倍」です。

今回、初めてEコアを搭載したCore i5を確認してみましょう。

・13500と12500を比較すると「21103÷12974=1.62倍」です。
・13400と12400を比較すると「15890÷12454=1.27倍」です。

13500と13400では、13500のEコアが13400の2倍なので、その差は大きいですね。

シングルコアと同様、第11世代と第13世代を比較しましょう。

・Core i9で比較すると「32605÷16211=2.01倍
・Core i7で比較すると「24770÷14327=1.73倍」です。

Core i5の11500のデータがないので、11400をもとに比較してみましょう。

・13500と11400を比較すると「21103÷10155=2.08倍
・13400と11400を比較すると「15890÷10155=1.56倍」です。

第12世代Core以前のCPUを搭載している場合は、圧倒的な向上です。

特に、Core i9やCore i5のマルチスレッド性能は、第11世代Coreの2倍以上の向上なので、アプリの同時作業はサクサクとかなり軽く感じるでしょう。

 

 

DeskMini B660におすすめの第13世代CoreのCPUは?

ここまで、第13世代Coreをじっくりと見てきました。

ASRock DeskMini B660

では、「ASRock DeskMini B660」におすすめのCPUはどれでしょうか?

文句なしでおすすめなのが、

Intel Core i7-13700 BX8071513700

です。

こちらをご覧ください。

CPU Single Multi Pコア Eコア
i9-13900 2165 32605 8 16
i7-13700 2107 24770 8 8
i9-12900 1988 26455 8 8

このベンチマークを見れば明らかですが、ゲームやアプリケーションの起動などを示すシングルコアのスペックが、ほぼ最上位CPUの「i9-13900」と変わりません。

しかも、第12世代の最高モデル「i9-12900」よりも高スペックです。

また、動画処理系や複数アプリの実行に強いマルチスレッドに関しては、

CPU Multi Single Pコア Eコア
i9-13900 32605 2165 8 16
i9-12900 26455 1988 8 8
i7-13700 24770 2107 8 8

第12世代の最高モデル「i9-12900」までは及びませんが、頑張っていることが分かります。

十分に満足できるレベルのハイエンドCPUだと分かります。

Intel Core i7-13700 BX8071513700」を手に入れれば、最低2年。

ベアボーンのモデルチェンジのサイクルを考慮すると、最長で6年程度はバリバリと活躍できて、ストレスもなく現役で使えるでしょう。

その次に、おすすめのCPUは、

Intel Core i5-13500

です。

シングルコアのスペックを見てみましょう。

CPU Single Multi Pコア Eコア
i9-12900 1988 26455 8 8
i5-13500 1885 21103 6 8
i7-12700 1862 21568 8 4

第12世代のCore i7を上回っています。

また、マルチコアのスペックも見てみましょう。

CPU Multi Single Pコア Eコア
i7-12700 21568 1862 8 4
i5-13500 21103 1885 6 8
i9-11900 16211 1630 8 0

第12世代のCore i7とほぼ同じスペックです。

また、第11世代Core i9は完全にこえています。

第13世代Coreの中で、一番コストパフォーマンスの高いCPU!

それが、「Intel Core i5-13500」なのです。

超コストパフォーマンスの高い小型パソコンを組み立てるというのであれば、Intel Core i5-13500」+「ASRock DeskMini B660」の組み合わせで選んでおけば、間違いないでしょう。

 

 

第13世代Core+DeskMini B660の他のパーツは?

「第13世代Core(TDP65W)」と「ASRock DeskMini B660」でおすすめのCPUは、

Intel Core i7-13700 BX8071513700
Intel Core i5-13500

の2つであることは、分かりました。

では、その他のパーツで、必要なパーツは何があるのでしょうか?

順番に確認していきましょう。

1.CPU FAN

まずは、CPU FANです。

CPU FANは、リテールボックスに入っているCPU FANでも大丈夫です。

ただ、小型パソコンを組み立てるのだから、できる限り静かなパソコンを組み立てたいというのであれば、「Noctua NH-L9i-17xx chromax.black」をおすすめします。

Noctua NH-L9i-17xx chromax.black

圧倒的な静かさに驚くことでしょう。

 

2.CPUとCPU FANの間に塗るグリス

また、CPUとCPU FAN との間に塗るグリスについても、リテールのCPU FANを使うのであれば、リテールFANに初めから塗られていますし、「Noctua NH-L9i-17xx chromax.black」にもグリスは付属しています。

ここでも、冷却にこだわるのであれば、「Thermal Grizzly Kryonaut Extreme 2g」をおすすめします。

Thermal Grizzly Kryonaut Extreme 2g

このグリスの詳細は、こちらをご覧ください。

使ったときの雰囲気は、こちらの記事もご確認ください。

 

3.メモリ

ASRock DeskMini B660」に取り付けるメモリは、「DDR4 3200」です。

メーカーは、相性の少ない「Crucial」でOKです。

第13世代Coreは、「DDR5」に対応しています。

ただ、ASRock DeskMini B660」は残念ながら「DDR5」には対応していません。つまり、「DDR4」のメモリで組み立てる最後のベアボーンになるでしょう。

したがって、数年後にメモリを増設したいとなったとき、世間での「DDR4」の在庫が少なくなっていて、入手が困難になっている可能性もあります。

よって、今回のメモリの選定は、予算の許す限り最大限の大容量にするのが良いでしょう。

ASRock DeskMini B660」の最大容量は64GBです。

 

 

4.Wi-Fi+Bluetoothカード

Wi-Fi6Eがいよいよ普及してきました。

よって、最新のWi-Fi6E対応にしたいというのであれば、

ASRock DeskMini用 Wi-Fi オプションキット Wi-Fi6E対応 AX210

です。

純正なので、安心して増設できます。

また、ネットは有線LANをメインで使うから、Wi-FiはWi-Fi6で十分というのであれば、こちらで良いでしょう。

INTEL WiFi モジュール Wi-Fi 6 デスクトップキット AX200 NGWG DTK

どちらでもOKです。

 

5.PCIe5.0 or PCIe4.0 SSD

SSDです。

ASRock DeskMini B660」は、マザーボードの表側にPCIe5.0のSSDを取り付けることができます。

また、マザーボードの裏側には、PCIe4.0のSSDを取り付けることになっています。

よって、PCIe対応SSDを2本取り付けることができます。

ただし、PCIe5.0のSSDは、2023年1月22日現在、まだ発売されていません。

よって、記事を書いた時点で最速のPCIe4.0のSSDである「Samsung SSD 990 PRO」をおすすめします。

最初にPCIe5.0のSSDとして発売されるといわれている「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」ですが、体感的に速く感じるランダムアクセスでは、「Samsung SSD 990 PRO」の方が一歩リードしているので、「Samsung SSD 990 PRO」を購入しても後悔することはないでしょう。

SSDの売れ筋ランキングはこちら

詳細は、こちらの記事をご覧ください。

また、マザーボードの表側に取り付けるSSDのヒートシンクは、

Archgon ヒートシンク HS-1110-K (ブラック)

がおすすめです。

マザーボードの裏側にSSDを取り付ける時には、SSDの熱を「ASRock DeskMini B660」の底板に逃がすためのサーマルパッドが必要です。

シリコンサーマルパッド 85x45X2mm 2mm

底板に取り付けた時の雰囲気は、こちらを参考にしてください。

 

6.OS

最後にOSです。

Windows11が手元にない場合、新規で購入する必要があります。

USBメモリが入っているパッケージ版です。

組み立てる前に、しっかり準備しておきましょう。

 

 

DeskMini B660の第13世代Core(TDP65W)まとめ

今回は、2022年7月に発売された「ASRock DeskMini B660」に取り付ける第13世代Core(TDP65W)は、どれが良いのかということで、確認してきました。

ASRock DeskMini B660

いかがだったでしょうか。

ASRock DeskMini B660」が発売されて、約半年経過しています。

もともと第12世代Coreと第13世代Coreに対応する小型ベアボーンとして登場しました。

ASRock DeskMini B660」の発売から、半年経過して、いよいよ本命の第13世代Coreが登場しました。

次の第14世代Coreは、ソケットの形状が変わるので、「ASRock DeskMini B660」に搭載できません。

ASRock DeskMini B660」に搭載できる最後の世代が第13世代Coreなのです。

「ASRock DeskMini B760」というウワサも2022年の年末にネット上に流れていました。

しかし、私は発売はないと思っています。

これまでの「DeskMini」の製品サイクルからいくと、「ASRock DeskMini B660」の後継機の発売は、2024年の夏か秋です。

第14世代Coreと第15世代Core対応の「ASRock DeskMini B660」後継機が、2024年の夏か秋に発売されるでしょう

そこも踏まえて、第13世代CoreのCPUは、何を選ぶのか?

すでに書いたように、

1番のおすすめは、

Intel Core i7-13700 BX8071513700

です。

このCPUを選択しておけば、間違いないです。

高い満足感を5年から6年は味わうことができるでしょう。

2番目のおすすめは、

Intel Core i5-13500

です。

圧倒的なハイコストパフォーマンスです。

Core i5といいながら、第12世代のCore i7とほぼ変わりません。

あり得ないほどの高コストパフォーマンスです。

友人、知人、同僚、親戚などありとあらゆる方に、おすすめできるのが、「Intel Core i5-13500」なのです。

そして、最後、第14世代からソケットの形状が変わるのであれば、「第13世代Coreで、最高のパソコン環境を手にいれたい」というのであれば、これで決まりです。

Intel Core i9-13900 BX8071513900

マルチコアのベンチマークのすごさは、圧巻です。

CPU Multi Single Pコア Eコア
i9-13900 32605 2165 8 16
i9-12900 26455 1988 8 8
i7-13700 24770 2107 8 8

i9-13900とi7-13700を比較すると、「32605÷24770=1.32倍」です。
i9-13900と第12世代のi9-12900を比較すると、「32605÷26455=1.23倍」です。

ASRock DeskMini B660」に搭載する第13世代Coreの最高峰として文句なしですね。

最速、最高を目指すのであれば、おすすめです。

超最高の優越感に浸ることができます。

ASRock DeskMini B660」で小型パソコンを組み立てるのであれば、ぜひ、このページを何度もご覧になって、じっくりと自分にあったCPUを選択し、最高のパソコンライフを楽しんでいただければと思います。

ということで、「ASRock DeskMini B660に対応する第13世代Core(TDP65W)が発売されたので、コストパフォーマンスの高いCPUはどれかベンチマークで確認した話」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

ASRock DeskMini B660」は、「ASRock DeskMini H470」の組み立てとそれほど変わりません。よって、こちらのページも参考に組み立てをいただければと思います。

やる気が出ますので、「応援クリック」をよろしくお願いします。m(_ _)m

↓↓応援クリックをお願いします
にほんブログ村 PC家電ブログ パソコン・周辺機器へ

-DeskMini