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ネットワークのDNSサーバーをGoogle Public DNSに変更したら、ウエブがサクサクの快適表示になった話

2021年12月13日

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、ウエブ表示の高速化の話です。

 

DNSサーバーとは?

クロームなどのブラウザーでウエブ表示をさせる場合、「google.com」などのドメイン名を通じてIPアドレスが割り当てられているウエブサーバーを見に行くことになります。

そこで、ドメイン名とIPアドレスを変換する仕組みを提供するサーバーがDNSサーバーです。

通常であれば、加入しているプロバイダーが準備したDNSサーバーを利用して、何も設定をしなくてもウエブが表示されるようになっています。

 

 

DNSサーバーを変更して高速化する

一般的には、プロバイダーのDNSサーバーを使用するのですが、グーグルなどのDNSサーバーを使うとウエブ表示が高速化される場合があります。

ドメイン名とIPアドレスを変換するサーバーなので、サーバーの速さが決め手となりますよね。

少しでも変換が速いと、ウエブも速く表示されます。

ただ、必ずしも高速になるとは限りませんが、試してみる価値はあるでしょう。

もし、高速に表示されないのであれば、もとのプロバイダーのDNSサーバーを使うだけだからです。

 

DNSサーバーを編集する

それでは、設定して行きましょう。

Windows11での設定方法です。

私の手元にWindows10の環境がなくなったので、Windows11で説明します。

有線LANで接続している場合

「設定」の画面で「ネットワークとインターネット」を開きます。

赤枠の「プロパティ」を押すと、「DNSサーバーの割り当て」を変更する画面になります。

「DNSサーバーの割り当て」が「自動(DHCP)」となっているので、変更するのです。

 

無線LANで接続している場合

「設定」の画面で「ネットワークとインターネット」を開きます。

赤枠の「プロパティ」を押すと、「DNSサーバーの割り当て」を変更する画面になります。

有線LANの時と同じような画面ですね。

 

 

Google Public DNSを設定する

グーグルが無料提供しているDNSサーバーのIPアドレスです。

IPv4 優先 8.8.8.8
代替 8.8.4.4
IPv6 優先 2001:4860:4860::8888
代替 2001:4860:4860::8844

それでは、「DNSサーバーの割り当て」を編集して、グーグルのDNSサーバーを手動設定しましょう。

編集を押すと次のような画面になります。

「自動(DHCP)」となっているので、メニューで「手動」を選択します。

IPv4、IPv6の両方とも「オフ」になっています。

まずは、IPv4を「オン」にして優先DNSと代替DNSにGoogleのDNSサーバーを入力します。

優先が「8.8.8.8」、代替が「8.8.4.4」です。

コピペでもいいでしょう。

IPv6を利用しているのであれば、IPv6も設定しましょう。

優先が「2001:4860:4860::8888」、代替が「2001:4860:4860::8844」です。

これで保存します。

保存すると、次のような画面になります。

有線LANの場合

無線LANの場合

これで完了です。

 

 

Windows11以外の設定方法

ネットワークの「プロパティ」の画面にいければ設定できるので、別のやり方も書いておきます。

キーボードで「Windows」キーを押しながら、「R」を押します。

「Windows」+「R」ですね。

すると次のような画面が出ます。

名前のところに、「ncpa.cpl」と打ち込んで「OK」を押します。

すると、現在接続しているネットワークが表示されます。

上記の例は、「イーサネット」で接続しているということです。

Wi-Fiで接続している場合は、「Wi-Fi」が有効になっていると思います。

接続しているところで、右クリックすると「プロパティ」が表示されますので、押します。

「イーサネットのプロパティ」の画面が表示されます。

そこで、「インターネットプロトコルバージョン4」を選択して、右下の「プロパティ」を押します。

すると、「インターネットプロトコルバージョン4のプロパティ」が表示されますので、IPv4のDNSサーバーを入力します。

IPv6も同様に設定します。

「インターネットプロトコルバージョン6」を選択して、右下の「プロパティ」を押します。

すると、「インターネットプロトコルバージョン6のプロパティ」が表示されますので、IPv6のDNSサーバーを入力します。

「OK」を押せば設定は完了です。

 

 

コマンドプロンプトで確認する

正しく動作するか、「コマンドプロンプト」で確認しましょう。

「Windowsシステムツール」のところから「コマンドプロンプト」を起動します。

「コマンドプロンプト」が起動したら、「nslookup」と入力して「Enter」します。

すると、

GoogleのDNSサーバーが正しく表示されました。

OKです。

私の場合、IPv6接続になっているので、GoogleのDNSサーバーのIPv6のアドレスが表示されています。

IPv4接続の方は、GoogleのDNSサーバーのIPv4のアドレスが表示されるでしょう。

 

 

まとめ

Google DNSサーバーの設定が終わったら、ブラウザーを起動してネットを見てみてください。

多くの方が、少しは速く感じてもらえるのではないでしょうか?

もともとプロバイダーのDNSサーバーが高速な場合には、変わらないかもしれませんし、逆に遅くなる場合もあるでしょう。

しばらく使ってみて「遅いな」と思えば、「手動」の部分を「自動」に戻してもらえば良いと思います。

私の場合(第11世代Corei9+DeskMiniH470パソコン・Windows11)は、有線LANも無線LANも速くなりました。

特に速く感じたのは、有線LANよりも無線LANの場合に、速く感じるなぁと思いました。

ただ、無線LANの場合は、家庭内に接続先がいくつかあると思いますので、その接続先ごとに設定をする必要があります。

家庭内でノートパソコンを持ち運びされた場合には、家庭内で接続先が変わる場合がありますので、注意してください。

家庭内のWi-Fiの接続先をすべて一度設定すれば、Windowsを再インストールしたり自分で自動に戻さない限り設定を記憶していますので、時間のある時にでも設定すると良いでしょう。

ちょっとウエブを速く表示させる方法を書きましたが、環境に依存されるのでどんな場合もOKというわけではありません。

ご理解のもと、試してみてください。

ということで、「ネットワークのDNSサーバーをGoogle Public DNSに変更したら、ウエブがサクサクの快適表示になった話」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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