こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「Samsung 990 Pro」と「CFD PCIe5.0 SSD」の比較の話です。
PCIe5.0 SSDに関するニュース
そろそろ「PCIe5.0 SSD」が発売されても良いのかなと思います。
皆さんも思っていますよね。
数社のメーカーから「PCIe5.0 SSD」のニュースが、2022年の夏頃にありました。
備忘録もかねて、リンク先を掲載しておきましょう。
MSI SPATIUM M570 HS(1TB・2TB・4TB:Phison「PS5026-E26」)
GIGABYTE AORUS Gen5 10000 SSD(1TB・2TB・4TB:Phison「PS5026-E26」)
CFD Gaming PG5NFZ シリーズ(1TB・2TB・4TB:Phison「PS5026-E26」)
Corsair MP700 Gen 5(Silicon Motion「SM2508」)
などです。
PCIe5.0 SSD の 発売が近いのは?
これらの製品の中で、近日発売予定となっているのは?
CFD Gaming PG5NFZ シリーズ(1TB・2TB・4TB:Phison「PS5026-E26」)
です。
最初の発表では、11月中頃より順次販売を開始というニュースでしたが、発売時期が変更になっています。
2022年11月4日の発表によると、次のようになっています。
・2TBモデル 2022年12月下旬~2023年1月上旬予定
・1TBモデル 2023年1月下旬予定
・4TBモデル 未定
CFDの情報が一番新しいので、2022年の年末から2023年の年始に発売開始が最速でしょう。
CFDのホームページはこちら↓↓↓です。
楽しみです。
ただ、最初の発売は2TBのみなので、1TBがほしい方は2023年の1月末まで待ちましょう。
Samsung SSD 990 Proとの違いが気になる!
ここで気になるのが、2022年12月23日発売の「Samsung SSD 990 Pro」との違いです。
発売時期がほぼ重なるといっても過言ではありません。
現時点でPCIe4.0の最強スペックの「Samsung SSD 990 Pro」とまもなく発売されるPCIe5.0の「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」のスペックの違いがどうなのか、気になります。
正直、メチャクチャ気になります。
そこで、容量ごとに比較することにしました。
では、順番に見ていきましょう。
1TB の Samsung 990 Pro と CFD PG5NFZ を 比較する
まずは、1TBです。
メーカー | CFD | Samsung | WD |
製品名 | M2M1TPG5NFZ | 990 Pro 1TB | 850 X 1TB |
規格 | PCIe5.0 | PCIe4.0 | PCIe4.0 |
連続読出 | 9500MB/s | 7450MB/s | 7300MB/s |
連続書込 | 8500MB/s | 6900MB/s | 6300MB/s |
4Kランダム読出 | 1,300,000 IOPS | 1,200,000 IOPS | 800,000 IOPS |
4Kランダム書込 | 1,100,000 IOPS | 1,550,000 IOPS | 1,100,000 IOPS |
MTBF | - | 150万時間 | - |
耐久性評価 | - | 600TBW | 600TBW |
保証期間 | メーカー3年 | メーカー5年 | メーカー5年 |
予想価格 | ? | 24000円 | 20000円 |
※ 4Kランダムは、QD32の数字 |
CFDの連続読込速度は、9500MB/s ÷ 7450MB/s = 1.28倍
CFDの連続書込速度は、8500MB/s ÷ 6900MB/s = 1.23倍
CFDのランダム読込速度は、1300K IOPS ÷ 1200K IOPS = 1.08倍
CFDのランダム書込速度は、1100K IOPS ÷ 1550K IOPS = 0.71倍
連続の読み込みや書き込みは、確かにPCIe5.0のCFDは速いです。
最強のPCIe4.0よりも、約1.25倍速いです。
ただ、ランダムの読み込みや書き込みは、Samsungの方が圧倒的にすごいです。
特にランダムの書き込みは、PCIe4.0のSamsungの方が圧倒的に速いです。
2TB の Samsung 990 Pro と CFD PG5NFZ を 比較する
続いて、2TBです。
メーカー | CFD | Samsung | WD |
製品名 | M2M2TPG5NFZ | 990 Pro 2TB | 850 X 2TB |
規格 | PCIe5.0 | PCIe4.0 | PCIe4.0 |
連続読出 | 10000MB/s | 7450MB/s | 7300MB/s |
連続書込 | 9500MB/s | 6900MB/s | 6600MB/s |
4Kランダム読出 | 1,500,000 IOPS | 1,400,000 IOPS | 1,200,000 IOPS |
4Kランダム書込 | 1,250,000 IOPS | 1,550,000 IOPS | 1,100,000 IOPS |
MTBF | - | 150万時間 | - |
耐久性評価 | - | 1200TBW | 1200TBW |
保証期間 | メーカー3年 | メーカー5年 | メーカー5年 |
予想価格 | ? | 42000円 | 40000円 |
※ 4Kランダムは、QD32の数字 |
CFDの連続読込速度は、1000MB/s ÷ 7450MB/s = 1.34倍
CFDの連続書込速度は、9500MB/s ÷ 6900MB/s = 1.38倍
CFDのランダム読込速度は、1500K IOPS ÷ 1400K IOPS = 1.07倍
CFDのランダム書込速度は、1250K IOPS ÷ 1550K IOPS = 0.81倍
こちらも、1TBとほぼ同様の数字になりました。
CFDの連続の読み込みや書き込みは、約1.35倍速いです。
ただ、ランダムの読み込みや書き込みは、Samsungの方が圧倒的にすごいです。
4TB の Samsung 990 Pro と CFD PG5NFZ を 比較する
最後に、4TBです。
メーカー | CFD | Samsung | WD |
製品名 | M2M4TPG5NFZ | 990 Pro 4TB | 850 X 4TB |
規格 | PCIe5.0 | PCIe4.0 | PCIe4.0 |
連続読出 | 10000MB/s | 7450MB/s | 7300MB/s |
連続書込 | 9500MB/s | 6900MB/s | 6600MB/s |
4Kランダム読出 | 1,500,000 IOPS | 1,400,000 IOPS | 1,200,000 IOPS |
4Kランダム書込 | 1,250,000 IOPS | 1,550,000 IOPS | 1,100,000 IOPS |
MTBF | - | 150万時間 | - |
耐久性評価 | - | 2400TBW | 2400TBW |
保証期間 | メーカー3年 | メーカー5年 | メーカー5年 |
予想価格 | ? | 84000円? | 71000円 |
※ 4Kランダムは、QD32の数字 |
スペックは、2TBと同様なので、
CFDの連続読込速度は、1000MB/s ÷ 7450MB/s = 1.34倍
CFDの連続書込速度は、9500MB/s ÷ 6900MB/s = 1.38倍
CFDのランダム読込速度は、1500K IOPS ÷ 1400K IOPS = 1.07倍
CFDのランダム書込速度は、1250K IOPS ÷ 1550K IOPS = 0.81倍
です。
2TBと同じ数字です。
Samsung 990 Pro と CFD PG5NFZ の比較まとめ
今回は、「Samsung SSD 990 Pro」とPCIe5.0の「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」を比較してきました。
「PCIe5.0 SSD」を早く使用したいというニーズもあるので、「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」の発売が待ち遠しいです。
ただ、同時期の2022年12月23日に、Samsungは、PCIe4.0最強の「Samsung SSD 990 Pro」を発売します。
発売時期が重なるので、どうしても気になります。
そこで、今回、スペックを確認しました。
確かに、連続の読み込みや書き込みの速度は、約1.25倍から1.35倍ほどで、PCIe5.0の「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」の方が速かったです。
ただ、実際に体感で大きな差となって感じるランダムアクセス速度は、読み込み速度はほぼ同等ですが、書き込み速度は「Samsung SSD 990 Pro」の方が圧倒的に速いという結果になりました。
ランダムアクセスの書き込み速度が、「Samsung SSD 990 Pro」の約0.71倍から0.81倍なので、比べるとハッキリ分かる早さだと思います。
結論からすると、「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」の販売価格によりますが、2022年の年末から2023年の年始にかけての段階では、「Samsung SSD 990 Pro」の方が、コストパフォーマンスは高いと予測できます。
「Samsung SSD 990 Pro」を購入して、後悔することはないでしょう。
また、PCIe5.0の「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」のヒートシンクには、ファンがついています。
PCIe5.0は、かなりの熱がでるという証拠です。
PCIe5.0では、熱対策が重要になってくるでしょう。
その点でも、「Samsung SSD 990 Pro」はPCIe4.0なので、従来のヒートシンクで対応が可能で、取り付けはしやすいです。
「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」は、おそらくPCIe5.0として、最初に発売されるでしょう。
連続の読み込み速度と連続の書き込みの速度が、ものすごく魅力的なだけに、ランダムアクセスも「Samsung SSD 990 Pro」と同じ程度であれば、良かったのになぁと思いました。
あとは、「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」がどの程度の価格で発売されるか、楽しみに待ちましょう。
ということで、「PCIe4.0最強の「Samsung SSD 990 Pro」とPCIe5.0の「CFD Gaming PG5NFZ シリーズ」のスペックを比較した話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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