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ASRock DeskMini B660のスペックをじっくりと確認した話(ASRock DeskMini H470の後継機)

2022年6月27日

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「ASRock DeskMini H470」の後継機である「ASRock DeskMini B660」についての話です。

ASRock DeskMeet B660 が発売開始!

先日、「ASRock DeskMeet B660」が発売されました。

ASRock DeskMeet B660

ASRock DeskMini H470」などの「DeskMiniシリーズ(容量約1.9L)」よりも容量が約8Lと大きくなり、グラフィックスカードや3.5inchのHDDも搭載が可能なベアボーンです。

容量が増えたので、電源も内蔵電源となり、アダプターの場所を気にしなくても良くなった分、「ASRock DeskMini H470」に比べて場所をとります。

比較した画像がこちらに掲載されていますので、気になる方は、下のリンク先をクリックしてみてください。

DeskMini(左側) と DeskMeet(右側)の大きさを比較 !

これまで「ASRock DeskMini H470」を使ってきた人は、ちょっと大きいなと思われるでしょう。

私も「ASRock DeskMini H470」の後継機は、やはり「DeskMiniシリーズ」だと思います。

待ち遠しい「ASRock DeskMini H470」の後継機です。

※2022年7月15日 発売になりました!

 

 

後継機は「DeskMini H670」でなかった!

2021年の年末、私は 「ASRock DeskMini H470」の後継機は、「DeskMini H670」になると予想していました。

ASRock DeskMini H470」のチップセット「H470」は、第10世代Core(LGA1200)の400番台のチップセット(Z490、H470、Q470、W480、B460、H410)のラインアップの中で、2番目に高性能なチップセットです。

第12世代Core(LGA1700)の600番台のチップセットは、Z690、H670、Q670、W680、B660、H610のラインアップなので、当然H670だと思ったのです。

しかし、B660でした。

ASRock DeskMini B660

ちょっと残念な気分もしますが、チップセットの価格が高価だと後継機のDeskMini本体の価格も高くなります。

円安がずっと続いていて、この先もさらに円安が進む可能性が大なので、H470で可能だった機能がB660でも継続して使用が可能であれば、B660でも問題なしです。

では、実際にスペックをチェックしていきましょう。

 

 

ASRock DeskMini B660の対応CPUは?

「ASRock DeskMini B660」のホームページをもとに、チェックしていきます。

CPUは第12世代Core(LGA1700)をサポートします。

最大TDP65Wに対応。

気になるのが、第13世代Coreの対応です。

第13世代Coreの発売が、2022年の第3四半期の10月に登場か?という「うわさ」です。

第13世代は、第12世代と同じソケットのLGA1700なので、当然「ASRock DeskMini B660」でもBIOSのアップデートで対応するでしょう。

よって、ASRock DeskMini B660」+「第13世代Core」の組み合わせで購入する場合には、第13世代CoreのBIOSに対応した「ASRock DeskMini B660」になっているかどうか注意が必要です。

「ASRock DeskMini H470」が2020年10月発売だったので、「ASRock DeskMini B660」の発売も同じ10月かもしれません。

ASRock DeskMini B660」の発売時期が、第13世代Coreとほぼ同じであれば、最初から第13世代Core対応のBIOSを搭載した「ASRock DeskMini B660」で販売してもらえるとユーザーは助かります。

ユーザーは、BIOSのことを気にする必要もありませんし、素直にCPUの発売時期と価格だけに気持ちを集中すれば良いからです。

個人的には、ASRockが第13世代Coreでの動作確認を早めにしていただいて、「ASRock DeskMini B660」の発売の時には、第12世代+第13世代の両方のCoreに対応して発売してくれるとうれしいです。

ASRockさんに期待したいです。

祝! ASRock DeskMini B660 が、第13世代Coreに対応した話

 

 

ASRock DeskMini B660のメモリは?

メモリは、「2× DDR4-3200MHz SO-DIMMs、最大64GB」です。

ASRock DeskMini H470」が「2x DDR4-2933MHz SO-DIMM、最大64GB」だったので素直にうれしいです。

ASRock DeskMini H470」に「DDR4-3200MHz」を搭載して使用している方は、メモリの使いまわしができますね。

 

 

ASRock DeskMini B660のビデオ出力は?

ビデオ出力は、4つあります。

HDMI (4K@60Hz)、DisplayPort 1.4、DisplayPort 1.4(over USB Type-C Alt Mode)、D-Subの4つです。

4画面同時出力が可能です。

ホームページの画像および「製品規格」のページに、4画面同時出力が可能と記載があります。

ASRock DeskMini H470」でもビデオ出力は、4つありましたが、3画面対応でした。

個人的には4つも使わないですが、うれしいです。

さらに、「ASRock DeskMini B660」では、HDMI が「4K@60Hz」に対応しました。

ASRock DeskMini H470」では、HDMI が「4K@30Hz」だったので正当な進化です。

 

 

ASRock DeskMini B660のUSB出力は?

フロントUSBのレイアウトです。

1x USB 3.2 Gen2x2 Type-C(20Gb/s)
1x USB 3.2 Gen2 Type-A(10Gb/s)

です。

Type-Cが20GB/sに対応したのは、うれしいです。

問題は、リアUSBです。

1x USB 3.2 Gen2 Type-C(10Gb/s・Alt Mode)
2x USB 3.2 Gen1 Type-A
2x USB 2.0 Type-A

です。

え?と思いますよね。

ASRock DeskMini H470」では、

1x USB 3.2 Gen1 Type-C(5Gb/s・Alt Mode)
4x USB 3.2 Gen1 Type-A

でした。

「USB 3.2 Gen1 Type-A」が2つ減って、USB2.0が2個増えています。

マジで!ですよね。

チップセット「B660」によるUSBサポートの減少です。

残念です。マジで残念です。ガックシです。

思わず天を仰いでしまいます…。

 

 

ASRock DeskMini B660のSSDは?

SSDのサポートを見ていきましょう。

M2_1 M.2 (2280) PCIe Gen5 x4(M/B表側)
M2_2 M.2 (2280) PCIe Gen4 x4(M/B裏側)

マザーボード「B660-STX」の表側に、PCIe5.0対応のSSDを取り付けます。

そして、マザーボードの裏側に、PCIe4.0対応のSSDを取り付けます。

ASRock DeskMini H470」では、

M2_1 M.2 (2280) PCIe Gen3 x4(M/B表側)
M2_2 M.2 (2280) PCIe Gen4 x4(M/B裏側)

マザーボードの表側の方が遅い仕様となっていました。

これは、「ASRock DeskMini H470」が発売された時、搭載する第10世代CoreがPCIe3.0までしかサポートしていなかったため、マザーボードの表側がPCIe3.0になりました。

そして、PCIe4.0に対応した第11世代Coreで、マザーボード背面のPCIe4.0をサポートすることになったのです。

今回は、第12世代Coreそのものが最初からPCIe5.0対応なので、マザーボード「B660-STX」の表側に、PCIe5.0対応SSDの取り付けが可能になったようです。

冷却性の高いヒートシンクを使えば、SSDをしっかり冷やせるので、うれしいです。

 

 

ASRock DeskMini B660の2.5インチベイは?

「DeskMiniシリーズ」の良いところは、2.5インチベイが使えることです。

ASRock DeskMini B660」でも使えます。

RAID0(ストライピング)およびRAID1(ミラーリング)とも、可能です。

個人的には、これまでどおりの使い方ができるので、ひと安心です。

ASRock DeskMini H470」でRAID0(ストライピング)とRAID1(ミラーリング)を組んだ記事を書いていますので、良かったら読んでみてください。

余っている2.5inchHDDなどを取り付けたくなりますよ。

 

 

DeskMini B660とH470を一覧で比較する

ざっと確認してきたので、一覧で最終チェックをしてみましょう。

モデル DeskMini
B660 H470
CPU 第12世代
第13世代?
第10世代
第11世代
ソケット LGP1700 LGP1200
メモリ SO-DIMM
DDR4-3200MHz
SO-DIMM
DDR4-2666MHz
チップ B660 H470
ビデオ
出力
HDMI (4K@60Hz) HDMI (4K@30Hz)
DisplayPort 1.4 DisplayPort 1.4
DisplayPort 1.4
(over USB Type-C Alt Mode)
DisplayPort 1.4
(over USB Type-C Alt Mode)
D-Sub D-Sub
SSD M2_1 M.2 PCIe Gen5 x4
M2_2 M.2 PCIe Gen4 x4
M2_1 M.2 PCIe Gen3 x4
M2_2 M.2 PCIe Gen4 x4
2.5inch 2x SATA3 2.5" 7mm/9.5mm
HDD (RAID 0/1)
2x SATA3 2.5" 7mm/9.5mm
HDD (RAID 0/1)
前USB 1x USB 3.2 Gen2x2 Type-C(20Gb/s)
1x USB 3.2 Gen2   Type-A(10Gb/s)
1 x USB 3.2 Gen1 Type-C
1 x USB 3.2 Gen2 Type-A
後USB 1x USB 3.2 Gen2 Type-C
10Gb/s・Alt Mode)
2x USB 3.2 Gen1 Type-A
2x USB 2.0 Type-A
1x USB 3.2 Gen1 Type-C
(5Gb/s・Alt Mode)
4x USB 3.2 Gen1 Type-A
サウンド Realtek ALC269 Realtek ALC233
LAN ギガビットLAN (Intel I219V) ギガビットLAN (Intel I219V)
無線 1x Wi-Fi+Bluetooth M.2 2230 1x Wi-Fi+Bluetooth M.2 2230

変更点を赤字で示しています。

やはり残念なのは、リアのUSB3.0の減少が痛いです。

USB3.0の周辺機器を増設する場合には、USBハブで対応するのが良いですね。

Anker USB3.0 ウルトラスリム 4ポートUSB ハブ バスパワー コンパクト

 

Anker USB3.0 ウルトラスリム 4ポートUSB ハブ 60cm バスパワー

 

 

ASRock DeskMini B660の発売時期は?

気になるのが「ASRock DeskMini B660」の発売時期です。

兄弟の「ASRock DeskMeet B660」の発売は、2022年6月24日でした。

ASRock DeskMeet B660

よって、「ASRock DeskMini B660」の発売も早くなるかもしれません。

期待したいです。

ただ、第13世代Coreの話もあるのであれば、焦る必要はありません。

第13世代Coreにも対応した状態で、「ASRock DeskMini B660」が最初から発売されることを私は心から願うばかりです。

第12世代と第13世代の両方に対応して発売された場合、安価に組むのであれば第12世代Coreを購入する、どうしても最新がほしいというのであれば第13世代Coreを購入するという2パターンで検討できるからです。

2022年10月に第13世代Coreの登場、「ASRock DeskMini B660」も第13世代Core対応での発売に一番期待したいです。

祝! ASRock DeskMini B660 が、第13世代Coreに対応した話

※2022年7月15日 発売になりました!

 

ASRock DeskMeet B660もおすすめ

待ちきれなくて、「ASRock DeskMeet B660」で第12世代Coreパソコンを組み立てようと思う方も多いでしょう。

ASRock DeskMeet B660

それでも良いと思います。

拡張性が高いからです。

ただ、ちょっと注意してということがあります。

それは…。

ASRock DeskMeet B660」は、PCIe5.0のSSDには対応していないということです。

2022年の後半には、PCIe5.0対応のSSDの話も出てくるでしょう。

ましてや、2023年はPCIe5.0のSSDの話題で持ちきりでしょう。

となると、購入したばかりなのにPCIe5.0に対応できないというのは、ちょっと残念です。

BIOSのアップデートでPCIe5.0に対応できるのであれば、最初からホームページに記載すると思いますが、記載はありません。

そもそもBIOSをアップデートをすることで、PCIe5.0のSSD対応はないと思いますし…。

ということは、最初から「ASRock DeskMeet B660」はPCIe5.0に対応していないということです。

残念ですが、事実です。

ここさえ、クリアーしてくれていれば、私も即買いだったかもしれません…。

気になる方は、ASRock の DeskMeet B660 のページを確認してみてください。

この点だけを留意すれば、3.5inchのHDDも2個搭載できるので、大容量のHDDを搭載したコンパクトパソコンとして超おすすめです。

3.5inchのHDDを2台搭載している写真は、こちら

 

ASRock DeskMini B660のまとめ

今回は、「ASRock DeskMini H470」の後継機「ASRock DeskMini B660」について、分かっていることを書いてきました。

2022年6月下旬時点での情報です。

最新の情報は、ASRockのホームページで確認しましょう。

気になるパーツもチェックしておきましょう。

CPU はこちら

Core i7-12700のコストパフォーマンスは最高のようです。

メモリはこちら

最大64GB搭載したいですね。

CPU FANはこちらです

Noctua NH-L9i-17xx chromax.black

ケースにあわせてブラックがいいですよね。

LGA1700対応版です。

無線&Bluetboothカードはこちら

ASRock DeskMini用 Wi-Fi オプションキット Wi-Fi6E対応 AX210

Wi-Fi6E対応なので、AX210チップ搭載モデルを準備したいです。

SSDはこちら

SSDは、スペックを十分に把握して選択したいですよね。

ASRock DeskMini B660」を組み立てているイメージは、できましたか?

想像しているだけでワクワクします。

ASRock DeskMini B660」が発売されれば、当然ですが、その後の約2年間は「ASRock DeskMini B660」を使います。

第10世代、第11世代Coreよりもさらにパワーアップしたパソコンを速く使いたいですね。

「ASRock DeskMini B660」の発売まで、しっかりお金を貯めておきましょう。

取扱説明書 (DeskMini B660 Series)は、こちら!

参考までに、「ASRock DeskMini H470」でパソコンを組み立てた時の記事のまとめは、こちらです。

ということで、「ASRock DeskMini B660のスペックをじっくりと確認した話(ASRock DeskMini H470の後継機)」でした。

祝! ASRock DeskMini B660 が、第13世代Coreに対応した話

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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