ルアー

スミス SMITH ミノー Dコンパクト 38 のトリプルフックを、シングルフックに交換するメリットとデメリットを把握して、実際に交換してみた話

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「スミス SMITH ミノー Dコンパクト 38」をシングルフックにした話です。

 

Dコンパクト 38をシングルフックにする

今回、「スミス SMITH ミノー Dコンパクト 38」のトリプルフックをシングルフックに交換することにしました。

準備したのは、

スミス D コンパクト 38 2.5g

がまかつ Gamakatsu トラウト シングルフック 53 12号

スミス SMITH スプリットリングプライヤー

です。

前回、ルアーとフックを並べて確認しました。

写真のように、10番フックを使った場合にはフックどうしが絡み合う可能性が高いので、12番フックにしました。

もともと「スミス SMITH ミノー Dコンパクト 38」に取り付けられているトリプルフックの大きさからみても、12番フックがちょうど良い感じです。

他のルアーもチェックした記事がありますので、こちら↓↓↓をご確認ください。

 

 

交換によるメリットとデメリットを把握する

トリプルフックからシングルフックにするメリットとデメリットを確認しておきましょう。

一覧にしてみました。

  トリプルフック シングルフック

利点

フッキングポイントが3か所
掛かりやすい(フッキング率が高い)
初心者の方におすすめ
力が1本に集中するので、ばれにくい
魚のダメージが小さい
ネットやラインに絡みにくい
根掛かりがしにくい
欠点 力が3本に分散するので、ばれやすい
魚のダメージが大きい
ネットやラインに絡みやすい
根掛かりがしやすい
フックキングポイントが1か所
掛かりにくい(フッキング率が低い)
中・上級者の方におすすめ

私の場合、ミノーが高価なこともあって、ルアーを失くしたときの心理的なダメージを最小限にしたいと思っています。

また、キャスティングの時、ラインにフックがからまると、リズムに乗れないのがいやなのです。

よって、シングルフックの

・ネットやラインに絡みにくい
・根掛かりがしにくい

という利点を優先して、シングルフックにすることにしました。

 

 

シングルフック交換の手順

シングルフックの交換そのものはそれほど難しくありませんが、念のため順番を箇条書きします。

1.リア(後)のトリプルフックを外す
2.フロント(前)のトリプルフックを外す
3.頭のスプリットリングを外す
4.フロント(前)にシングルフックを取り付ける
5.リア(後)にシングルフックを取り付ける

上記の順番で行うと、スムーズに交換できます。

なお、頭のスプリットリングは、スナップを使ってルアー交換をする場合は、不要なので外します。

しかし、スプリットリングにラインを直結される場合は、つけたままで良いです。

では、実際に行ってみましょう。

 

 

リア(後)のトリプルフックを外す

実際に試すルアーは、「スミス D コンパクト 38 2.5g TSレーザー」のモデルです。

スミス D コンパクト 38 2.5g

かっこいいですね。

リア(後)のトリプルフックを外します。

スプリットリングの間にフックをかませました。

スプリットリングをくるくる回して、外れました。

 

 

フロント(前)のトリプルフックを外す

続いて、フロント(前)のトリプルフックを外します。

スプリットリングの間にフックをかませました。

スプリットリングをくるくる回して、外れました。

ばっちりです。

 

 

頭のスプリットリングを外す

頭のスプリットリングを外します。

こちらも、スプリットリングをくるくる回して、外れました。

 

 

外したトリプルフックとスプリットリングを片づける

外したトリプルフックとスプリットリングを片づけます。

トリプルフックは、メーカーごとにサプリメントの空き箱にいれて保管しています。

スプリットリングは、リングの袋に入れて、保管します。

スピナー「スミス AR-S トラウトモデル」のトリプルフックを、シングルフックに交換する際のスプリットリングとして使えるので、大切に保管しておきます。

 

 

Dコンパクト 38に取り付けるフックの大きさを確認する

スミス SMITH ミノー Dコンパクト 38」に取り付けるシングルフックの大きさを確認します。

準備したのは、「がまかつ Gamakatsu トラウト シングルフック 53 12号」です。

がまかつ Gamakatsu トラウト シングルフック 53 12号

袋からフックを出して、並べて確認しました。

フックどうしでからまることもない感じです。

ちょうどよい大きさですね。

今回は、返しのある「がまかつ Gamakatsu トラウト シングルフック 53 12号」を使いましたが、返しのないバーブレスに交換しても良いでしょう。

オーナー(OWNER) SBL-55M シングル バーブレス 12

 

 

フロント(前)にシングルフックを取り付ける

それでは、フロント(前)にシングルフックを取り付けていきます。

スプリットリングの間に隙間をあけて、シングルフックをひっかけました。

コツは、「向けたい方向にしてひっかける」ということです。

今回であれば、「前向きでフックを取り付ける」ので、「針先を前向きにしてひっかける」ということです。

そして、スプリットリングをくるくる回していって、取り付けます。

こんな感じになりました。

持ち上げてみました。

しっかり前向きになっていますね。

 

 

リア(後)にシングルフックを取り付ける

続いて、リア(後)にシングルフックを取り付けます。

フロント(前)にフックをつけた時と同様、スプリットリングの間に隙間をあけて、シングルフックをひっかけました。

そして、向けたい方向にしてひっかけました。

今回であれば、「外向きでフックを取り付ける」ので、「針先を外向きにしてひっかける」ようにしました。

あとは、スプリットリングをくるくる回して、完了です。

持ち上げてみました。

ばっちりです。

フックどうしで絡むことがないか、確認しました。

こちらも大丈夫です。

スムーズにキャスティングができそうです。

 

 

ルアー台に載せて確認する

ルアー台に載せてみました。

後ろから

反対側

ばっちりですね。

 

 

Dコンパクト 38をクワッド仕様にする

シングルフックを追加して、クワッド仕様(前後2本ずつのシングルフックにする仕様)にしました。

スミス SMITH ミノー Dコンパクト 38」を3つ持っているので、1つをクワッド仕様に、残り2個はシングルフック仕様にして、2023年のシーズンに試す予定です。

ルアー台においてみました。

角度を変えます

横から

後ろから

もう一枚

フックどおしも絡みません

持ち上げてみました

トリプルフックよりは、魚に優しいですね。

 

 

クワッド仕様にする納得の理由

シングルフックに交換している途中で、スミス公式のYouTube動画を確認しました。

こちらです。

この動画を見てもらえば分かりますが、スプリットリングは1番にしている。

0番だと35cm位のヤマメがきた時に伸びてしまう可能性があるので、強度のある1番のスプリットリングにしているとのことでした。

ただ、1番のスプリットリングだと通常の14番のトリプルフックでは、フックどおしが絡んでしまう。

そこで、ショートシャンクの14番トリプルフックにしているとのことでした。

YouTubeの動画の内容から推測すると、単純に12番のシングルフック1本の仕様に交換すると、35cm位のヤマメがきた時、スプリットリングはそのまま0番を使うので問題はありませんが、シングルフック1本では、負荷が大きいので伸びてしまう可能性があります。

そこで、シングルフックを2本にして、シングルフック1本の負荷を分散させることで、フックの伸びを抑えられます。

バッチリです。

これで、前後2本ずつのフックを取り付けたクワッド仕様にする価値があります。

そのようなことも頭に入れて、クワッド仕様とトリプルフックを比べてみましょう。

並べてみました。

ショートシャンクの14番トリプルフックと、「がまかつ Gamakatsu トラウト シングルフック 53 12号」の長さも同じ程度です。

ルアー台に載せてみました。

雰囲気も似ています。

前から見た雰囲気です。

鋭さは変わりません。

シングルフック1本より、2本の方がトリプルフックに近いので安心します。

後ろから見た雰囲気です。

35cm位のヤマメやイワナがきても、ガッツリ対応してくれる感じです。

  シングルフック ダブルフック(クワッド仕様)
利点 力が1本に集中するので、ばれにくい
魚のダメージが小さい
ネットやラインに絡みにくい
根掛かりがしにくい
フックキングポイントが2か所
掛かりやすい(フッキング率が向上)
2本のフッキングで、ばれにくい
フックのウエイトがシングルの2倍
負荷の分散でフックが伸びにくい
欠点 フックキングポイントが1か所
掛かりにくい(フッキング率が低い)
中・上級者の方におすすめ
魚のダメージがシングルの2倍
ネットやラインに絡みやすい
根掛かりが1本よりしやすい
コストがシングルの2倍

 

 

まとめ

今回は、「スミス SMITH ミノー Dコンパクト 38」のトリプルフックをシングルフックに交換する作業をしてきました。

準備した道具は、これだけです。

スミス D コンパクト 38 2.5g

がまかつ Gamakatsu トラウト シングルフック 53 12号

スミス SMITH スプリットリングプライヤー

バーブレスに交換する場合は、

オーナー(OWNER) SBL-55M シングル バーブレス 12

にします。

手順もしっかり把握できました。

最初は慣れないので、作業時間に30分程度かかるかもしれません。

ただ、慣れると、10分程度で交換できます。

フックの交換には、メリットもあればデメリットもあるので、それらを十分に理解したうえで、交換しましょう。

  トリプルフック シングルフック

利点

フッキングポイントが3か所
掛かりやすい(フッキング率が高い)
初心者の方におすすめ
力が1本に集中するので、ばれにくい
魚のダメージが小さい
ネットやラインに絡みにくい
根掛かりがしにくい
欠点 力が3本に分散するので、ばれやすい
魚のダメージが大きい
ネットやラインに絡みやすい
根掛かりがしやすい
フックキングポイントが1か所
掛かりにくい(フッキング率が低い)
中・上級者の方におすすめ

私のように、ルアーを失くしたときの心理的なダメージを最小限にしたいと思っている方は、シングルフックにして、根掛かりのリスクを最小限にして、自分の腕を上げるのが良いでしょう。

根掛かりのリスクを最小限にしていると思うだけで、心に余裕ができて、思い切ったキャスティングができます。

あとは、トゥイッチの腕を上げて、食わせられるようになればいいのです。

頑張りましょう。

シングルフック4本を使ったクワッド仕様も、大物対策として検討するとよいですね。

  シングルフック ダブルフック(クワッド仕様)
利点 力が1本に集中するので、ばれにくい
魚のダメージが小さい
ネットやラインに絡みにくい
根掛かりがしにくい
フックキングポイントが2か所
掛かりやすい(フッキング率が向上)
2本のフッキングで、ばれにくい
フックのウエイトがシングルの2倍
負荷の分散でフックが伸びにくい
欠点 フックキングポイントが1か所
掛かりにくい(フッキング率が低い)
中・上級者の方におすすめ
魚のダメージがシングルの2倍
ネットやラインに絡みやすい
根掛かりが1本よりしやすい
コストがシングルの2倍

ということで、「スミス SMITH ミノー Dコンパクト 38 のトリプルフックからシングルフックに交換するメリットとデメリットを把握して、実際に交換してみた話」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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