こんにちは、トトロ兄さんです。
いよいよ「INTEL NUC ベアボーン BXNUC10I7FNH」の組立です。
スペック
いよいよ組立をします。
・INTEL NUC BXNUC10I7FNH i7-10710U 2.5対応
・Crucial(Micron製) PC4-19200(DDR4-2400) 16GB×2枚
・Samsung 970 EVO Plus 500GB
・Western Digital HDD 2TB 2.5インチ 7mm WD20SPZX
・長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンクカバーSS-M2S-HS02
・BUFFALO 電源ケーブル 3ピン ⇔ 2ピン 20cm BSACC0802BKA
・ELUTENG USB ファン 12cm 2連 3段階風量調節 1500RPM× 2
・TRUSCO 防振パット 10X150X150 OHS10150
ベアボーン「BXNUC10I7FNH」以外は、これまでのものを使っています。
もし、新規で全部そろえる場合は、メモリーのみ新しいもの
・Crucial(Micron製) PC4-21300(DDR4-2666) 16GB×2枚
にしてください。こちらの方が早くて安いです。
組立の注意点
組立にあたっての注意点として2つあります。
1.2.5インチベイを使ってHDDかSSDを取りける場合は、7mmということ
2.NVMe M.2 (2280) の 内蔵 SSD にヒートシンクをつける場合、今回私が準備した「長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンクカバーSS-M2S-HS02」のような高さが低いものをつけること
両方とも物理的なことなので、購入前から要注意です。
また、第10世代Corei搭載 Intel NUC のメモリー互換性はこちらで調べることが可能です。
インテル® NUC キット NUC10i7FN、NUC10i5FN、NUC10i3FN のシステムメモリー
参考にしてください
メモリーをつける
いよいよ組立を始めましょう。
取り付けるパーツを並べました。
まずはメモリーをつけます
下の段からつけていきます
しっかり奥まで差し込んで、下にカチッと音がするようにつけます
次に上の段
こちらも奥まで差し込んで、下に向けてカチッと音がするまでつける
両側の爪に引っ掛かるように
メモリーはこれでOK
SSDをつけます
SSDの「Samsung 970 EVO Plus 500GB」には、「長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンクカバーSS-M2S-HS02」がすでにつけてあります。
交換した様子は、こちらをご覧ください。
Intel NUC パソコン の SSD ヒートシンクを 長尾製作所 M.2 SSD用ヒートシンクカバーSS-M2S-HS02 に変更した話
SSDを取り付けるねじを外します
赤マルのところです。精密ドライバーでは固くて回りませんでした
通常のドライバーで最初の1回だけ回しました
ねじが軽くなったら精密ドライバーで取りました
SSDをはめ込みます
ねじをつけました
簡単ですね。本当に難しくない。
「BOXNUC8I5BEH」と比べてみました
あまり変わらないですね。
変わったのは、2.5インチベイへのケーブルコネクターの部分くらいでしょうか
HDDをつける
HDDをつけましょう。
「BXNUC10I7FNH」本体の向きを変えました
2.5インチベイにHDDが入れやすいようにしました
拡大してみました
コネクターの向きを間違えないようにしっかり把握しておきます
コネクターの向きを確認して、HDDを入れます
しっかりと奥まで差し込みます
HDDにつけるネジを出します
使うのは一番短いネジです
ドライバーで止めます
ばっちりです
反対側もつけます
HDDの取付け完了です
めちゃくちゃ早い!!
底フタを閉める
底フタを閉めます。
底フタに「FRONT」の矢印がありますので、方向を間違えないようにします
取り付けるとき、一つ注意すべきことがあります。
お気づきだと思いますが、緑色のゴムです。SSDの熱を逃がすためのものです。
このゴムがちょうどSSDにあたるようになっているのです。
そうすることで、SSDの熱をHDDの2.5インチベイに放熱するようです。
あくまで私の想像ですが…
今回のNUCから9.5mmのHDDを使えなくしたのは、ゴムを伝ってSSDの熱を2.5インチベイに逃がしたい。
もし、9mmのHDDを取り付けられる設計にした場合、SSDからの熱がもろに9.5mmに伝わりHDDにダメージを与える。
ならば、7mmのHDDかSSDしかつけられない設計にすることで、隙間をつくりSSDの熱が7mmのHDDやSSDに伝わることを抑えることができると考えたのではないでしょうか。
最初、なんで今回から7mmになったのだよ~と思いましたが、SSDがますます速くなってきているので、SSDの熱対策が必要になり、そのために2.5インチベイを7mmという薄いものにすることでSSDの冷却と2.5インチベイのHDDやSSDの熱によるダメージを抑えようとした。
あくまで想像ですが、そんな感じがしました。
次の写真を見てください。
しっかりと2.5インチベイのHDDとゴムの間に隙間があります
このすき間を作りたくて、7mmのHDDやSSDしかつけられないようにした
私が言おうとしていることが、なんとなく分かってもらえるでしょうか。
INTELがそう考えているのであれば、逆にそこにガンガン風を送って冷やせば、めちゃくちゃ冷却効果が高まるということ。
SSD側から12cm FAN で冷却するというのも意味があることだと分かります。
もう少し角度をあげてみました
このすき間をみて、HDDもガンガン冷やすぞ~と思ってきました
ということは…
確実にゴムをSSDにしっかりくっつける必要がある
であれば…、ゴムは楽にとれます
外してラップに一時避難しました
そして、SSDのヒートシンクカバーに直接貼り付けしました
1度底フタを閉めたのですが、もう一度あけて貼りなおしたのです…。
これで、完璧にSSDの熱を2.5インチベイに逃がすことができます。
底フタのネジをとめました
メモリー側です
しっかり止まっています
SSD側です
少しだけ浮いた感じです。
ヒートシンクカバーがついている分、少しだけ浮いてしまいました。
横から見るとはっきりわかります
SDカードをつける
本体は完成しまた。
そこでSDカードアダプターをさしてみました
ん~。いまいちだなぁ~という感じです。
本体完成です!!
上フタの光がまぶしいです。
かっこいい!!
SSD側から12cm FAN で風を当てれば、黄色のすき間から反対側に風が流れていくでしょう
上フタをとる!!
いよいよ「12cm FAN 冷却法」をするために、上フタをとります
パソコンを作って、1度も電源を入れていないにもかかわらず、とってしまいます。
いいんです。
「12cm FAN 冷却法」で NUC をガンガン冷やして、 Corei7 の今までの常識を覆すためだからです。
やりましょう。
裏側にへこみがあります
マイナスドライバーを入れます
慎重に、慎重に外していきます
右側にまわして、無理をしないように
爪をおらないように優しく
左側も
慎重に
とれました
完璧だ!!
設置のために、電源を準備!!
なんか、今回は、ひとまわりほど大きいみたいだけど…
まぁ、いいか
設置する
もちろん、「12cm FAN 冷却法」で設置だ!!
設置の前に… 12cm FAN のために
UGREEN Type C USB 3.0 - USB A 変換ケーブル オス-メス 15cm
を準備
届いたので見ます
長さは、15cmです
12cm FAN の USBの前に取り付けました。
これで、NUCの前面にある Type C から12cm FAN の電源が確保できます
NUCの電源と連動もします
ということで、設置しましょう
TRUSCO 防振パット 10X150X150 OHS10150
の上に設置しました
12cm FAN も左側に設置するので、右側にギリギリ載せます
振動対策はパットのおかげでバッチリです
Type C 端子に先ほどのケーブルもつけました
12cm FAN も設置してみました
雰囲気がでてきました
右側から撮影しました
個人的には、かっこいいと思ってしまいます
12cm FAN のカードをブラックで統一してよかったと思います
落ち着いています
上フタをところの 12cm FAN をあげてみました
冷えますよね。これ。絶対に!!
左側から冷風を送るのですが、FANを外してみた感じ
まっていろよ~
横からガンガン冷やしてあげるからね~
と気合がはいります
さぁ、いよいよ電源投入でセットアップです
まとめ
ということで、無事に「第10世代Corei搭載 Intel NUC パソコン」が完成しまた。
マジで長くなってしまいましたね。
もちろん、このマシンで記事を書いています。
めちゃくちゃ順調です。
次回は、電源をいれた「セットアップ編」を書きたいと思います。
なお、おまけですが…
上フタとして乗せた 12cm FAN ですが、FAN カードがあるとグラグラするんですね
そこで、FAN カード 外してしまいました。
とったのは、上フタ の 正面だけですが。
そうしたところ、上フタとして置いている 12cm FAN が完全に常設のフタの代わりとなってぐらつきがなくなったので、安定した状態で風を送ることができるようになりました
見てもらえば分かると思いますが、ピッタリでしょ。
すき間がなくなりました。
そのため、ますます冷却効果がUP!!
2~3度は下がりました。さらに効果大!! です。
しかも、風がもれなくなったので、手元に冷たい風がくることもなくなりました
すごいです!! マジですごい!!
詳細は、セットアップ後の記事にて報告予定なので、もしばらくお持ちください
今回も、最後までお付き合いありがとうございました。