こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、完成した「INTEL NUC BXNUC10I7FNH パソコン」を 熱対策として 12cm FAN で冷やした話です。
はじめに
第10世代Corei搭載 Intel NUC として、「BXNUC10I3FNH」「BXNUC10I5FNH」「BXNUC10I7FNH」の3つがありますが、通常であれば一番コストパフォーマンスの高い「BXNUC10I5FNH」を購入するところを、あえて今回は一番発熱のでる「BXNUC10I7FNH」を購入しました。
これまでに書いてきた 12cm FAN による熱対策の効果を確かめたいと考えたからです。
特に暑い夏をしっかり12cm FAN で冷却できれば、「BXNUC10I7FNH」をずっと使い続けることができる。
もちろん、「BXNUC10I7FNH」でしっかり効果がでれば、「BXNUC10I5FNH」や「BXNUC10I3FNH」を購入される方にも朗報で、有効だと思ったのです。
特に、12cm FAN での冷却が実証されれば、INTEL NUC 本体の CPU FAN の負担を減らすことができる。つまり、INTEL NUC 本体の CPU FAN 回転数を減らすことができる。INTEL NUC 本体の CPU FAN が長持ちする。
INTEL NUC 本体の CPU FAN が静かな状態で長持ちする。
(12cm FAN の音はしますが…。)
INTEL NUC 本体を安定して長期にわたり使い続けることができる。
という連鎖が発生し、良いことだらけなのです。
なので、どうしても自分で確かめたいと思い、今回の「BXNUC10I7FNH」での実証となったのです。
前置きが長くなりましたが、早速、検証していきましょう。
12cm FAN を使わない
室内の温度は、29度です。エアコンを消すと32~33度程度でした。
エアコンのリモコンは28度にしてあり、微風で動かしています。
パソコンを設置して使っている場所は、エアコンから約1m離れた場所です。
エアコンの風が体にあたるとつらいので、エアコンの風はまっすぐに頭の上を抜けるようにしています。なので、パソコン横の置時計の温度は29度でほぼ一定でした。
起動して5分経過
CPU温度 50度前後、SSD温度 42度程度
動画再生して5分経過
石原さとみさんのアンサング・シンデレラを再生
CPU温度 55度前後、SSD温度 43度程度
エンコードして5分経過
「TMPGEnc Video Mastering Works 7」を使って、「 石原さとみさんの1周回って知らない話 ドラマの秘密を大検証(再放送).m2ts」をH265ファィルにエンコード
CPU温度 83~85度程度、SSD温度 47度程度
「BXNUC10I7FNH」が新しいからでしょう。
思っていたほど 起動してしばらくした アイドリング時や、動画再生では CPU FAN の音はそれほどうるさくないです。
エンコードではうるさいと感じます。それでも CPU FAN が新しいからでしょう。まだ静かな方だと思います。83~85度でよく頑張っていると思います。
このまま 12cm FAN で補助冷却をしないでおくと…1年後は、83~85度でなくなると思います。5度は高くなるのでは?と思います。
12cm FAN 冷却
いよいよ 12cm FAN 冷却です。使ったFANは、こちらです。
ELUTENG USB ファン 12cm 2連 静音 3段階風量調節 ボールベアリング 1500RPM× 2
12cm FAN が初めから2つ一緒になっているFANです
上からと横から冷やします
今回から、両方のFANの前面に付属のFANカードを外しました。
そして、パソコンにぴたりとくっつけて、風がすき間から逃げないようにするために、輪ゴムでFANがずれないようにしました。
これで、パソコンにぴったりとくっつくので、横からの風はダイレクトにSSDやHDDを冷やします。風ももれません。いいことだらけ。
さえているな~俺!! と自己満足。
では、早速みていきましょう。
起動して5分経過(カッコ内はFANなしの温度)
CPU温度 45度前後、SSD温度 33度程度
(50度前後) (42度前後)
動画再生して5分経過
CPU温度 48度前後、SSD温度 32度程度
(55度前後) (43度前後)
エンコードして5分経過
CPU温度 75~80度程度、SSD温度 33度程度
(83~85度程度) (47度程度)
CPU温度で5度程度、SSDでは10度程度下がっています。
特にエンコードでのSSDの温度の低さはすごいです。
まとめ
もう一度、整理してみましょう
起動して5分経過
FANなし CPU 50度前後、SSD 42度程度
FANあり CPU 45度前後、SSD 33度程度
動画再生して5分経過
FANなし CPU 55度前後、SSD 43度程度
FANあり CPU 48度前後、SSD 32度程度
エンコードして5分経過
FANなし CPU 83~85度程度、SSD 47度程度
FANあり CPU 75~80度程度、SSD 33度程度
12cm FAN ありの効果です。室内29度程度。
室内温治が26度とか24度だとすると、もっと下がるでしょう。
冬はどうなるのか? 想像しただけでもうれしくて顔がにやけます。
あと、きちんとは調べてないけど、気になることとして…。
ネットを見ているときは、どんな感じでしたか?
ワードやエクセルで仕事をしているときは、どんな感じでしたか?
になると思います。
私が使った感じとしては、動画再生と同じ程度の温度です。
また、動画再生しながらネットを見ていたり、音楽再生しながらネットをみたりワードを使ったりという軽い作業を複数同時に行っている時は、動画再生に+2~3度程度の温度です。
全然、問題ない範囲ですよね。本当に素晴らしい結果です。
冷却効果が高いことは分かった。
では、12cm FAN の音は?うるさいの?と思われるでしょう。
Amazonの商品ページには、「ノイズ: 35dB +/-10%」と書いてあります。
1500回転1つであれば静かですが、2個なのである程度の音はします。
ただ、それでも仕事の集中をそぐほどうるさいのか?となると、個人差があるのでなんとも言えませんが、私は大丈夫な範囲です。
12cm FAN を使わないでそのまま1年経過したとき、INTEL NUC パソコン の CPU FAN のまわりにほこりがまとわりついてうるさくなることよりも、普段少し音はするけれどしっかり 12cm FAN で冷却し、INTEL NUC パソコン 内部にほこりを入れさせないようにする。
私は、後者の方法、つまり 12cm FAN でしっかり冷却させて、NUC 内部もきれいに長持ちさせたいと思っています。
ぜひ、良かったら 12cm FAN 冷却法 考えてみてください。おすすめです。
今回も、最後までお付き合いありがとうございました。
PS
次回は、現時点で世界最強の ケース FAN といわれている「 Noctua NF-A12x25 PWM 」で徹底冷却です。また読んでくださいね。