こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「23カルコンBFS」に「セラミックベアリングHXR」を取り付けた話です。
スプールベアリングリムーバーが届いたので交換!
先般、「シマノ23カルカッタコンクエストBFSの純正スプールのベアリングを、セラミックベアリングHXRに交換してみようかな?と思った話(22アルデバランBFSも同じ)」
を書きました。
そして、「スプールベアリングリムーバー」が届いたので、純正スプールのベアリングを「セラミックベアリングHXR」に交換することにしました。
シマノ 23 カルカッタコンクエストBFS スプール用 セラミックベアリング HXR
ただ、「23カルコンBFS」の「純正ベアリング」を交換する前に、事前練習もかねて、「22アルデバランBFS」のベアリングを洗浄してみました。
興味のある方は、こちらの記事↓↓↓もご覧ください。
今回の使用した「スプールベアリングリムーバー」は、ダイワの「SLPW スプールBBリムーバーII」です。
では、早速、はじめて行きましょう。
「SLPW スプールBBリムーバーII」の詳細は、こちらの記事↓↓↓をご覧ください。
マスキングテープでスプールを保護する!
まず、スプールを外しました。
「スプールシャフトピン」を確認します。
シマノの「スプールシャフトピン」は、左右で太さが違います。
細い方と太い方があります。
スプールの端に傷がつくといけないので、マスキングテープを貼ります。
ダイソーのペンキ道具関係の棚に置いてあったマスキングテープを購入しました。
安価で助かります。
3cmから4cmほどに切って、貼っていきます。
スプールの端がすべて保護できるように、貼りました。
スプールから純正ベアリングを外す!
「スプールシャフトピン」の右側が細い方になるようにします。
「スプールシャフトピン」が左右で太さが違う場合、抜くときも戻すときも『細い方』から押していきます。
これが基本です。
「SLPW スプールBBリムーバーII」のプッシュユニットの「プッシュバー(プッシュピンの出ていない方)」が、「スプールシャフトピン」の細い方を押せるようにセットします。
そして、「SLPW スプールBBリムーバーII」を直接スプールの上に置いて、「スプールシャフト」で位置を固定します。
「SLPW スプールBBリムーバーII」のプッシュスクリューを回していって、「プッシュバー(ブッシュピンの出ていない方)」で、「スプールシャフトピン」の細い方を、ゆっくりと押していきます。
そのまま、「スプールシャフト」に当たるまで、ゆっくりと押していきます。
すると、自然と「スプールシャフトピン」が反対側に出ていきます。
そして、一気に緩くなります。
上の写真は、「プッシュバー(ブッシュピンの出ていない方)」が「スプールシャフト」に当たるところまでいった時に撮影したものです。
「SLPW スプールBBリムーバーII」のプッシュスクリューを反対に回して、スプールから外しました。
「スプールシャフトピン」が完全に左側に行っています。
バッチリですね。
あとは、手で「スプールシャフトピン」を引っ張れば、取れます。
もし、硬くて取れない場合は、「SLPW スプールBBリムーバーII」の「プッシュユニット」を「プッシュピン」の出ている側を押し出すように位置を変更して、再度設置して「スプールシャフトピン」を押せば、自然と外れます。
その時、高さ調整が必要ですが、「22アルデバランBFS」と「23カルコンBFS」は、高さ調整は全く必要ないので、本体そのままで使えます。
シマノが「スプールシャフトピン」の設置位置を「SLPW スプールBBリムーバーII」に合わせたのではないかと思われるほど、ドンピシャで高さが一致します。
「SLPW スプールBBリムーバーII」は最強で、買ってよかった!と思いました。
「スプールシャフトピン」が外れました。
ベアリングについているOリングは、下側(スプールの内側)についています。
外した部品をなくさないように、「ステンレス 角型トレー 中」におきました。
サイドパネルの純正ベアリングを外す!
続いて、サイドパネルのベアリングを外します。
「ベアリング抜ケ止メ」の針金の状態を確認します。
ピンセットを使って「ベアリング抜ケ止メ」を外そうとしましたが、硬くて外れませんでした。
そこで、「ゴメクサス ノブキャップリムーバー」を準備しました。
「ゴメクサス ノブキャップリムーバー」で、「ベアリング抜ケ止メ」をひっかけて、浮かせました。
そして、ピンセットを使って「ベアリング抜ケ止メ」を外しました。
「ベアリング抜ケ止メ」が取れたので、サイドパネルを下にしたら取り出せるかな?と思いましたが、取り出せません。
ピンセットを使っても、ベアリングは取り出せません。
仕方がないので、もう一度、「ゴメクサス ノブキャップリムーバー」の先端をベアリングの中心に入れて、下にひっかけて、引っ張りだしました。
何とか、取り出せました。
ベアリングに、Oリングがついているので、なかなか外れないのです。
サイレントチューンの機能として、ベアリングにOリングがついているのです。
本当に「ゴメクサス ノブキャップリムーバー」を買っておいてよかったなと思いました。
ちなみに、写真のとおり、Oリングのついている方が上(本体の内側)になって設置されていました。
純正ベアリングを洗浄する!
取り外した「純正ベアリング」を洗浄します。
「セラミックベアリングHXR」に交換すると、「純正ベアリング」は使わなくなるのですが、脱脂洗浄して保存しようと思ったのです。
「ステンレス 角型トレー 中」の中にキッチンペーパーを2枚重ねにしました。
「ABC HOBBY ベアリング リフレッシュセット」のBパーツ(コアパーツ)に取り付けました。
そして、Aパーツをかぶせます。
パーツクリーナーを準備しました。
KURE 呉工業 パーツクリーナー プラスチックセーフ 420ml
パーツクリーナーを下に向けて、セットしました。
そして、パーツクリーナーを押し下げて、洗浄しました。
2回行えば、OKでしょう。
Aパーツを取り外しました。
コアパーツから「純正ベアリング」を取り出して、「ゴメクサス ベアリングチェックツール」に取り付けて、回転をチェックしました。
勢いよく回ります。
明らかに回転が良くなりました。
一般的には、脱脂したあとが一番よく回るといわれているので、本当だなと思いました。
ノンオイルのままでは、摩耗してしまうので、オイルは必要です。
「純正ベアリング」を2個取り外したので、もう1つの「純正ベアリング」も同じように洗浄作業を行いました。
セラミックベアリングHXRを洗浄する!
「セラミックベアリングHXR」を取り付けます。
シマノ 23 カルカッタコンクエストBFS スプール用 セラミックベアリング HXR
取り付ける前に、脱脂洗浄を行います。
洗浄用のパーツクリーナーとして、「KURE 呉工業 パーツクリーナー プラスチックセーフ 420ml」を使用しましたが、速攻で乾きました。
素晴らしいなと思いました。
他のパーツクリーナーに比べて、乾きが早いので、多少高くてもメリットは大きいなと思いました。
セラミックベアリングHXRをスプールに取り付ける!
「セラミックベアリングHXR」を「純正ベアリング」と比較します。
外径8mm、内径3mm、厚さ2.5mmとこれまでにない大きさです。
大きさも、厚さも同じだと分かります。
裏側を確認します。
取り付けが楽しみです。
「セラミックベアリングHXR」を「純正スプール」に取り付けました。
「セラミックベアリングHXR」のボールの確認できる方が、外側です。
釣具アニーの「セラミックベアリングHXR」紹介動画で確認済みです。
「スプールシャフトピン」を太い方を穴に入れて、細い方から手で押し込みました。
「SLPW スプールBBリムーバーII」の「プッシュバー(ブッシュピンの出ていない方)」が、「スプールシャフトピン」の細い方を押せるように、セットしました。
そして、スプールに「SLPW スプールBBリムーバーII」をセットして、「スプールシャフトピン」の長さと「セラミックベアリングHXR」の直径がほぼ同じだったので、ちょうど中間になるまで、ゆっくりと押し込んでいきました。
「マスキングテープ」を外しました。
バッチリです。
セラミックベアリングHXRをサイドパネルに取り付ける!
続いて、「セラミックベアリングHXR」をサイドパネルに取り付けます。
ピンセットを「セラミックベアリングHXR」の穴に入れて持ち上げて、サイドパネルに入れました。
「セラミックベアリングHXR」のボールの確認できる方が上になるようにセットします。
入りました。
ピンセットで斜めになっていないか確認をしました。
続いて、「ベアリング抜ケ止メ」をピンセットで設置しました。
しっかりと隙間に引っかかっています。
反対側も確認します。
上から確認しても、バッチリです。
23カルコンBFSに純正スプールを戻す!
「セラミックベアリングHXR」とスプールシャフトに「シマノ BFS専用オイル」を付けました。
そして、「シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」に「純正スプール」を戻しました。
クラッチを切って、指でスプールを回転させてみました。
すごくよく回ります!
軽い!と思いました。
セラミックベアリングHXRの交換まとめ
今回は、「シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」の純正スプールのベアリングを、「セラミックベアリングHXR」に交換してみました。
交換した「セラミックベアリングHXR」はこちらです。
シマノ 23 カルカッタコンクエストBFS スプール用 セラミックベアリング HXR
ステンレスの「純正ベアリング」から「セラミックベアリングHXR」への交換です。
シマノ 純正 S A-RB-830 (内径3mm×外径8mm×厚さ2.5mm)
交換作業そのものは、道具を準備すれば、それほど難しい作業ではありません。
脱脂洗浄して取り付ければ、完璧です。
では、実際の回転はどうか?
「セラミックベアリングHXR」は、本当によく回るなと思いました。
実際のキャスティングはまだですが、明らかによく回ります。
すごく軽いのです。
ノンオイルでの仕様が一番回転するのですが、やはり少しだけオイルを入れたくなります。
それでも、「純正ベアリング」に比べて「セラミックベアリングHXR」の方が回転が良いのは、誰でも分かると思うレベルです。
ただし、気になったのが、音です。
ノンオイルはすごくうるさいです。オイルを入れて、多少音は小さくなりましたが、それでもベアリングの動作音がします。
動作音は「セラミックベアリング」の宿命です。
ベアリングそのものにOリングを取り付けて、ほぼ無音の状態にした「純正ベアリング」、つまり、シマノの「サイレントチューン」はすごいな!と思いました。
「セラミックベアリングHXR」にすることで、シマノの「サイレントチューン」のすごさを再認識しました。
「セラミックベアリングHXR」の回転の勢いと軽さを見れば、明らかに「純正ベアリング」よりも飛ぶのは間違いがないと分かるのですが、気になるのは、音だけです。
渓流ではいろいろな音がするので、釣りに集中していれば、音は気にならないでしょう。
この快適な回転の「セラミックベアリングHXR」で、早く渓流でキャスティングをしてみたいと思いました。
軽くすると何が良いのか。
ルアーをより遠くに、軽く飛ばせる。軽い力で飛ばせるので、コントロールがしやすくなる。
私の場合、イワナがメインなので、飛距離はそれほど求めません。
軽く投げて、しっかりとコントロールできればと思っています。
特に私の場合は、2024年のシーズンで3年目です。
普通ならPE0.6号を使う方が多いと思うのですが、私はPE0.8号を使っています。
バックラッシュ後の回復が0.6に比べて、0.8の方が圧倒的に楽だからです。
その分、飛距離が出ません。
そこで、今回のように回転の上がる「セラミックベアリングHXR」を取り付けて、0.8号で0.6号を使っているような飛距離が出せればと思って、交換をしたのです。
おそらく、最初はルアーが飛びすぎて岩に当たることになると思うので、リップの折れたルアーで練習をして感覚をつかんでから、実際のポイントで試そうと思いました。
春が待ち遠しいです。
昼の最高温度が20度程度になる日がボチボチ出てくる3月下旬頃から、スタートだなと思っています。
皆さんも、興味があれば、ぜひ、「セラミックベアリングHXR」を試してみてください。
「22アルデバランBFS」も同じ「セラミックベアリングHXR」が使えるので、ぜひ試してみてください。
ということで、「シマノ23カルカッタコンクエストBFSの純正スプールのベアリングを、セラミックベアリングHXRに交換した話(22アルデバランBFSも同じ)」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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