こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「Intel Platform Trust Technology」が最初から有効になっているBIOSにアップデートした話です。
1.DeskMini H470 のBIOSアップデートの準備をする
私のパソコンの構成は、次のようになっています。
Windows11をすでに新規インストールしていますが、BIOSはそのままだったので、今回アップデートすることにしました。
ASRockの「DeskMini H470」のページを確認しました。
2021年8月10日に「Intel Platform Trust Technology」(ソフトウエアTPM)がデフォルトで有効になっているBIOSがアップされていました。
今回のアップデートで、BIOSを更新して2.10から2.20にアップデートします。
早速、アップデートの準備をしました。
念のため、手順を確認しました。
赤枠の中の「instant Flash」を押すと手順が表示されます。
1.ASRockWebサイトからBIOSROMファイルをダウンロードした後、zipファイルを抽出してください。
2.BIOSファイルをFAT32フォーマットのUSBディスクに保存します。
3.POST中に[F2]を押して、BIOSセットアップメニューに入ります。
4.[ツール]メニューをクリックし、[インスタントフラッシュ]を選択します。
です。
そこで、赤枠の「グローバル」を押すと、BIOSROMファイル「H470M-STX(2.20)ROM.zip」がダウンロードできますので、ダウンロードして解凍しましょう。
解凍すると、「H47STX_2.20」というファィルがあります。
FAT32でフォーマットしたUSBメモリにコピーします。
これで、BIOSのアップデートの準備は終わりました。
気になる方は、こちらに動画がありますので、ご覧になってみてください。
BIOS 1.30 からBIOS 1.50 にあげる動画です。
2.DeskMini H470 のBIOSをアップデートする
では、実際にBIOSをアップデートしていきます。
パソコンにUSBメモリを取り付けて起動します。
起動中にキーボードで[F2]を押せば、BIOSの画面が出てきます。
左上にバージョンが書いてあります。2.10となっています。
「F6」を押して詳細モードに切り替えました。
そして、「ツール」を押して、UEFIアップデートユーティリティのところの「instant Flash」を押すと、自動でUSBメモリを探しにいって、新しいBIOSを探してくれます。
画面は、BIOS 2.20 を探してくれた画面です。
「update」のボタンを押します。
すると、本当にBIOSをアップデートしますか?と聞いてきます。
「Yes」を押します。
BIOSのアップデートが始まります。
「更新中です。電源を切らないでください。」というメッセージが出ますので、しばらく待ちましょう。
完了すると、自動で再起動します。
再起動中にキーボードで[F2]を押せば、BIOSの画面が出てきます。
BIOSが2.20になりました。
良かったです。
3.Intel Platform Trust Technologyを確認する
BIOSを2.10から2.20にアップデートしただけなので、初期設定を読み込みます。
「Lode UEFI Defaults」を選択して、Enterを押します。
読み込みますか?と出ますので、「Yes」を押します。
次に、「Intel Platform Trust Technology」が最初から有効になっているか確認します。
「セキュリティ」のタブを確認しました。
確かに最初から「有効」になっていますね。
よかったです。
4.USB電源をパソコンの電源と連動して切れるように設定する
初期設定のBIOSでは、パソコンの電源を切っても、USB電源が連動して落ちないので、BIOSで切れるように設定します。
「advance」のタブの下から2番目に、「Deep Sleep」という項目があります。
ここが「Disabled(無効)」になっています。
そこで、ここを「Enabled in S4-S5」に設定します。
変更できました。
5.ストライピング(RAID0)の設定をする
BIOSをアップデートしたので、ストライピング(RAID0)の設定も消えているでしょう。
そこで、ストライピング(RAID0)の設定を確認しました。
「advanced」 の 「Storage Configuration」を選択します。
「SATA Mode Selection」が「AHCI」に戻っています。
そこで、「AHCI」を選択して、「Intel RST Premium ~(RAID Mode)」を選択しました。
選択したら、F10を押して、設定をセーブします。
画面では、USB電源とAHCIの変更の両方をセーブする画面になっています。
再起動しました。
詳細モードで、「advanced」 の画面に入ると、先ほどはなかった「Intel Rapid Storage Technology」という項目が追加されていますので、こちらを選択します。
画面の下に「Non-RAID」と出ています。設定がおかしくなっています。
BIOSのアップデートの前に、RAIDを解除しておけばよかったかなと思いました。
RAIDの設定をします。
「Name」と名前を求められるので、「ASRock RAID」と入力しました。
次に、「RAID Level1」ということで、RAIDモードを設定します。
すでに、「RAID0(Stripe)」と表示されているので、そのまま進みました。
次に、下の「Select Disks」に移動します。
ここで、RAIDを組むディスクを選択します。「X」を選択します。
下のディスクも同じ様に「X」を選択します。
これで、2つのドライブが一緒になるということですね。
下の、「Create Volume」に行って、押します。
F10を押してセーブします。
以上で、BIOSの設定は完了です。
ストライピング(RAID0)のBIOSでの設定方法については、こちらの記事に詳しく書いておりますので、気になる方はご覧ください。
6.まとめ
BIOSの設定がおわり、特に問題なく完了しました。
BIOSについては、安定して動作しているのであればアップデートする必要はないのですが、Windows11での使用が当たり前になったので、BIOSの「Intel Platform Trust Technology」も最初から有効にしておいた方がいいかなと思って、アップデートしました。
第11世代Coreの小型パソコンとして、頑張ってくれている「ASRock DeskMini H470」です。
先日、第12世代Coreが発売となりました。
「ASRock DeskMini H470」の後継機は、「ASRock DeskMini H670 」かな?
それとも「ASRock DeskMini H610 」かな?
コストパフォーマンスを考えて、DDR4のメモリでPCIe 5.0 SSD対応での登場を期待します。
第12世代Coreの他のCPUが年明け以降に発表されるので、もうしばらく待つ必要があります。
そうすると、2021年の年末から年明けにかけて、小型パソコンを組み立てるのであれば、「ASRock DeskMini H470」で組み立てるのがベストですね。
そのように考えると、「ASRock DeskMini H470」のBIOSを最初から「Intel Platform Trust Technology」が有効となっている2.20にアップデートして正解だったなと思いました。
ということで、「ASRock DeskMini H470 を「Intel Platform Trust Technology」が最初から有効になっているBIOSにアップデートした話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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