こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「ASUS Vivobook Go 15 E1504FA」の話です。
はじめに
動画配信が当たり前の時代になりました。皆さんは、動画配信やテレワーク環境を最大限利用して、思いっきり楽しんでいますか?テレビに出演する好きな芸能人の番組を見逃した時は「TVer」で楽しみ、AmazonではPrime会員になって追加料金なしで映画やドラマのストリーミング配信を堪能するといった、デジタルコンテンツに溢れた生活がすっかり日常として定着しています。こうした現代のライフスタイルにおいて、パソコンを新しく購入するという体験は、ただの家電製品の買い替えという枠組みを大きく超えるものです。
新しいパソコンは、これまで手を出せなかった新しい趣味(写真の整理や動画のカット編集など)に挑戦するための万能な道具であり、日々の仕事や家計簿管理の生産性を飛躍的に高める頼もしいパートナーでもあります。さらに、遠く離れた家族や友人と顔を見ながら滑らかにオンライン会話をするための、新しく開かれた窓口としての役割も果たします。だからこそ、ご自身の用途にぴったりと合い、数年先まで長く安心してサクサクと使い続けられる一台を、絶対に失敗しないように慎重に選びたいと思うのは当然のことです。
今回、確認していく製品は、「ASUS Vivobook Go 15 E1504FA(型番:E1504FA-R5165BLAM)」です。このモデルは、Amazon限定の特別構成として販売されており、日常的なウェブブラウジングからテレワーク、そしてちょっとしたクリエイティブな作業までを極めて快適にこなせる基本性能を持ち合わせています。最大の驚きは、これだけの実力を備えながら、非常に魅力的な「お買い得」な価格帯を実現している点にあります。

このパソコンが初心者から中級者まで幅広くおすすめできる最大の注目ポイントは、この低価格帯のノートパソコンでは未だに「8GB」であることが多いメモリ容量において、最初から余裕たっぷりの「16GB」を標準搭載しているという圧倒的な安心感です。これにより、複数のアプリケーションを同時に立ち上げたり、インターネットのタブを大量に開いたりしても動作が重くなりにくく、まるで広々としたデスクで作業をするような快適さが手に入ります。
これからパソコンを購入し、ワクワクする新しいことを始めてみたいと夢を膨らませている方に向けて、本製品の細かなスペックから実際の使い勝手、さらには数年先まで見据えた賢い運用方法まで、専門用語をできる限り分かりやすく噛み砕きながら徹底的に解説していきます。読み進めていくうちに、「なるほど、だからこのパソコンは良いのか」と、確かな納得感が積み重なっていくはずです。
基礎データを把握する
まずは、本製品がどのような部品で構成されているのか、その全体像を正確に把握するために、基本的なスペック(仕様)を一覧表形式で確認してみましょう。パソコンのカタログに記載されている主要な項目を網羅しています。この一覧表に記載されたそれぞれの数値が、実際の日常的な使用においてどのような意味を持ち、どれだけの実力を発揮するのかについて、この後の各セクションで一つずつ丁寧に紐解いていきます。
| 項目 | 詳細仕様 (モデル名:E1504FA-R5165BLAM) |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | AMD Ryzen 5 40 プロセッサー (4コア/8スレッド、最大4.3GHz) |
| メモリ | 16GB LPDDR5-5500 (オンボード実装・増設や交換は不可) |
| ストレージ | 512GB SSD (PCI Express 3.0 x2接続 NVMe/M.2) |
| ディスプレイ | 15.6型ワイドTFTカラー液晶、ノングレア (非光沢)、1920×1080 (フルHD)、60Hz |
| グラフィックス | AMD Radeon Graphics (CPUに内蔵された統合グラフィックス) |
| Webカメラ | 92万画素Webカメラ内蔵 (物理的なプライバシーシャッター搭載) |
| 無線通信 | Wi-Fi 6E (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3 |
| キーボード | 102キー日本語キーボード (JIS配列・テンキー付き) |
| インターフェース | USB3.2 (Type-C/Gen1)×1、USB3.2 (Type-A/Gen1)×1、USB2.0×1、HDMI 1.4×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
| バッテリー駆動時間 | 約14.7時間 (カタログ値) |
| 本体サイズ | 幅360.3mm × 奥行き232.5mm × 高さ18.5~19.0mm |
| 重量 | 約1.63kg |
| 本体カラー | ミックスブラック |
| オフィスソフト | なし (※型番によりMicrosoft 365 Personal付属モデルの併売あり) |
| 耐久性 | 米国軍用規格 MIL-STD 810H 準拠 |
この一覧表から読み取れるのは、本機が「最新の最上位パーツ」を闇雲に詰め込んだ構成ではなく、「コストを抑えつつも体感速度に直結する弱点を徹底的に排除した、極めて堅実でバランスの良い構成」であるということです。
パソコンの頭脳「CPU」の実力を徹底解剖!Ryzen 5 40の性能を比較
パソコンの全体的な動作速度や快適さを最も大きく左右するのが、人間の「脳」にあたるCPU(中央演算処理装置)です。本モデルには、AMD社が開発した「Ryzen 5 40」という名称のCPUが搭載されています。ここでは、このCPUが一体どれほどの能力を持っているのかを詳しく確認していきます。
Ryzen 5 40の正体と、ラインナップの整理
「Ryzen 5 40」という少し短い名称を聞いて、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。実は、AMD社は2025年第4四半期(秋以降)にノートパソコン向けCPUの名称ルール(ブランド名)を新しく変更しました。これまで市場において「Ryzen 5 7520U」と呼ばれ、数多くのノートパソコンで実績のあった非常に人気の高いCPUがあったのですが、それが新ルールに従って「Ryzen 5 40」という名前に生まれ変わりました。したがって、中身はMendocino(メンドシーノ)と呼ばれる、Zen 2アーキテクチャの堅実な設計をそのまま引き継いでいます。
現在のRyzenのラインナップをシンプルに整理すると、数字が大きいほど高性能になります。エントリークラスの「Ryzen 3」、主流でバランスの良い「Ryzen 5」、高性能な「Ryzen 7」、そしてプロ向けの「Ryzen 9」という順番です。本機に搭載されている「Ryzen 5」は、まさに真ん中の「主流モデル」であり、価格を抑えつつも日常的な作業を快適にこなせる、最もコストパフォーマンスに優れた位置づけにあります。
インテル(INTEL)のCPUに例えるとどのレベルなのか?
パソコン用CPUのもう一つの巨大ブランドである「インテル(Intel)」の製品に例えて比較してみましょう。Ryzen 5 40は設計の基本がエントリーからメインストリーム向けであるため、主な競合はインテルの廉価版CPUや、少し古い世代のCore i3といった立ち位置になります。しかし、実際の性能(シネベンチ等のスコア)で見ると、インテルの最近の廉価PC用上位モデルである「Core i3-N305」や、数年前の標準的な主力CPUであった「Core i5-1135G7」に近い水準に匹敵する実力を持っています。
最近のインテルの最新パソコンを見ると、「Core Ultra 3、Core Ultra 5」といった新しい名称が使われていることにお気づきかもしれません。この「Core Ultra」シリーズは、AI専用の特殊な回路(NPU)を内蔵し、より強力なグラフィック性能を持たせた「プレミアムクラス」のCPUです。当然ながら、Core Ultraを搭載したパソコンは15万円から25万円以上と非常に高価になります。Ryzen 5 40は、そうした最新の超高性能プレミアムクラスには及びません。しかし、「性能が低すぎて使えない」ということは決してなく、リーズナブルな価格帯のパソコンに搭載されるCPUとしては、基本をしっかりと押さえた極めて堅実な実力を持っています。
4コア/8スレッドの構造と動作周波数の詳細
Ryzen 5 40は「4コア / 8スレッド」という設計になっています。これを料理の厨房に例えると、4人の料理人(コア)がおり、それぞれが両手(8スレッド)を使って同時に複数の料理を作ることができる状態です。インターネットのブラウザを開きながら、裏で音楽を流し、さらにエクセルで作業をするといった「マルチタスク(同時並行作業)」を非常にスムーズにこなすことができます。
周波数(動作クロック)は、基本が2.8GHz、最も力を振り絞る最大時で4.3GHzまで上昇します。これは、料理人が通常は一定のペースで作業しつつも、注文が殺到した時には瞬時にスピードアップして対応できる柔軟性を持っていることを意味します。
ベンチマークで見る客観的な実力
CPUの性能を客観的な数値で測る「Cinebench(シネベンチ)R23」というテスト結果の目安を一覧表で比較してみましょう。シングルコアは「アプリの起動など、一つの作業を素早くこなす力」、マルチコアは「動画の書き出しなど、複雑な作業を一気にこなす力」を表します。
| CPUの名称 | シングルコアスコア | マルチコアスコア | 総合的な位置づけ |
| AMD Ryzen 5 40 (本製品) | 約 1150 | 約 4800〜5100 | 日常使い・事務作業向け (標準的) |
| Intel Core i5-1135G7 (数年前の標準) | 約 1200 | 約 4500 | 近い水準の実力 |
| Intel Core i3-N305 (最近の廉価PC用) | 約 1000 | 約 4600 | やや上回るレベル |
| Intel Core Ultra 5 125U (最新プレミアム) | 約 1600 | 約 7500 | 大きく下回る (価格帯が異なる) |
参考情報として上記の通り、本機は数年前の標準的なCore i5に近い性能を維持しており、最新の廉価版CPUよりも高いスコアを出していることがわかります。
日常使いの快適さと、パソコンを選択する基準
ベンチマークの数値だけではイメージしにくいため、実際の作業で「どこまでならサクサク快適に動くのか」、そして「どんな作業だとキツくなるのか」を具体的に解説します。これを知ることで、購入後の後悔を確実に防ぐことができます。
まず、Ryzen 5 40で非常に快適に、サクサクと動く作業は以下の通りです。インターネットでの調べものにおいて、複数のタブを10個、20個と開いた状態でも全く問題ありません。YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを高画質で視聴することも得意です。WordやExcelを使った企画書や家計簿の作成、関数を多用した表計算、ZoomやTeamsを使ったオンライン会議(背景ぼかし機能の使用を含む)も滑らかにこなします。スマートフォンの写真整理や、簡単な明るさ調整といった作業もストレスなく行えます。これらの「日常使い」や「事務作業」において、本機は最高のパフォーマンスを発揮します。
逆に、Ryzen 5 40にはキツく、カクカクして固まるように重く感じてしまう作業もあります。例えば、最新の高度な3Dグラフィックを駆使した本格的なパソコンゲーム(Apex Legends、原神、サイバーパンクなど)をプレイすることは困難です。動きが紙芝居のようになってしまいます。また、4K解像度で撮影された長時間の動画に、何重にもエフェクト(特殊効果)を重ねるような本格的な動画編集を行う場合も、編集中に動きが鈍くなり、最終的な動画の書き出しに膨大な時間がかかってしまいます。
パソコンを選択する基準として、もし「本格的な3Dゲームで勝ちたい」「将来的に4K動画の編集を仕事にしたい」と考えているのであれば、本機を選ぶべきではありません。その場合は、ASUSの「TUF Gaming」シリーズや「ROG」シリーズなど、専用のグラフィックボード(RTX 4050など)と、より高性能なCPUを搭載した15万円から20万円クラスのパソコンを選ぶ必要があります。
しかし、「動画編集といっても、スマートフォンで撮った数分の短い動画を少しカットして、文字を入れてYouTubeやSNSにアップする程度」であれば、本機のRyzen 5 40でも十分に対応可能です。一度購入すると5年から6年は長く使うことになりますので、ご自身が「日常使いメインなのか」「プロ並みのクリエイティブ作業もしたいのか」を基準に、慎重に選択していただくことをおすすめします。
メモリ16GBの安心感は最強!(LPDDR5-5500とオンボードの注意点)
CPUが「頭脳(作業する人)」だとすれば、メモリは「作業机の広さ」に例えられます。本機がパソコン初心者の方に強くおすすめできる決定的な理由が、この「メモリ16GB」を標準搭載している点にあります。
搭載されている最新規格のメモリと形式
本機に搭載されているメモリは、最新世代の「LPDDR5-5500」という非常に高速で省電力な規格です。一昔前のDDR4という規格に比べて、CPUへデータを送るスピードが格段に速くなっているため、パソコン全体の動作がより機敏に感じられます。
16GBの構成についてですが、これは「8GBのメモリが2枚刺さっている」というような取り外し可能なカード形式ではありません。本体の基板(マザーボード)に直接メモリのチップがはんだ付けされている「オンボード」という形式を採用しています。薄型軽量化を実現するための設計ですが、これには一つ注意点があります。
メモリの増設は可能?自分でできる?
オンボード形式であるため、購入後に「やはりメモリが足りないから増やそう」と思っても、自分でメモリを増設したり、交換したりすることは絶対に不可能です。パソコンの裏蓋を開けても、メモリを挿すための空きスロット(部品の差し込み口)は存在しません。そのため、パソコンを購入する最初の段階で、将来を見据えた十分な容量を選んでおくことが極めて重要になります。
現在のWindows 11は、起動しているだけで数GBのメモリを消費します。さらに、Ryzen CPUに内蔵されているグラフィックス(Radeon Graphics)は、映像を表示するためにこのメインメモリの一部を専用のビデオメモリ(VRAM)として常に間借りする仕組みになっています。もしこれが8GBのパソコンであった場合、OSとグラフィックスでメモリの半分以上が埋まってしまい、ブラウザを立ち上げただけでメモリ不足に陥り、パソコンの動作が極端に重くなってしまいます。だからこそ、最初から16GBが搭載されている本機は、初心者の方にとって非常に安心できる選択肢なのです。
32GBは必要?16GBとの決定的な違いは?
「増設できないのであれば、最初から32GBのメモリを搭載したモデルを買っておいた方が安心なのではないか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
結論から申し上げますと、一般的な用途であれば32GBは必要ありません。16GBと32GBの決定的な違いが表れるのは、非常に特殊で専門的な作業を行う時だけです。例えば、4K解像度の動画を本格的に編集する時、プログラミングで大規模なシステムを構築する時、あるいはパソコンの中にもう一つの仮想的なパソコンを複数立ち上げるような高度な作業を行う時です。
日常的なインターネットの閲覧、YouTubeの視聴、WordやExcelでの資料作成、そして軽い画像編集や短い動画のカット編集といった用途においては、16GBと32GBで体感できる動作の速さの違いはほとんどありません。32GBを搭載しても、その広すぎる作業机の半分以上は常に何も置かれず使われない状態(オーバースペック)となり、パソコンの本体価格だけが数万円も跳ね上がってしまいます。そのため、これからパソコンを活用して様々なことにチャレンジしたいという方にとって、16GBは最もバランスが良く、費用対効果に優れた「黄金の容量」と言えるのです。
SSD 512GBの容量と拡張性:NVMeの速度と安全なデータ保存
作成した文書や、撮影した写真、ダウンロードしたアプリを長期間保存しておくための「引き出し」にあたる部品がSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)です。本機には、512GBのSSDが搭載されています。
搭載されているSSDはPCIe 4.0なのか?
現在主流となっているSSDの接続規格には、より新しいPCIe 4.0とPCIe 3.0がありますが、本機に搭載されているのは「PCI Express 3.0 x2」接続のNVMe M.2 SSDです。PCIe 4.0と比べるとカタログ上の最高速度は一歩譲りますが、それでも昔のHDD(ハードディスク)やSATA接続のSSDと比べれば数十倍もの圧倒的な読み書きスピードを誇ります。パソコンの電源ボタンを押してからWindows 11が立ち上がるまで十数秒しかかからず、アプリをクリックすれば瞬時に起動します。日常使いにおいて「速度が遅い」と感じる場面はまずないでしょう。
512GBで少なくない?実際に使える容量の真実
「512GB」という数字を見ると、たくさん保存できるのか不安になるかもしれません。パソコンを購入した直後でも、Windows 11のシステムファイルや、ASUSのサポートを円滑にするための基本アプリなどがあらかじめインストールされているため、512GBをまるまるすべて使えるわけではありません。初期状態で自分が自由に使える空き容量は、おおよそ「400GBから450GB程度」確保されているのが一般的です。
400GBの空き容量があれば、スマートフォンの高画質な写真を数万枚、数分のフルHD動画を数百本、そして仕事で使う膨大な量のOffice文書を保存しても、まだまだ余裕があります。多くの方にとって、512GBは「ちょうど良く、長期間安心して使える容量」です。
逆に、512GBで物足りないと感じてしまう人は、一本で何十GBもの容量を使用するような大型のパソコンゲームを何本も同時にインストールしておきたい人や、高解像度の動画ファイルを編集のためにパソコン本体に大量に保存しておきたい人です。
SSDの交換や増設は可能か?
もし数年後に512GBの容量がいっぱいになってしまった場合、SSDを自分で交換することは可能なのでしょうか。本機の内部には、SSDを取り付けるためのスロット(M.2 2280サイズ)が1つ用意されています。そのため、物理的・理論上は、元から入っている512GBのSSDを取り外し、市販の1TBや2TBといった大容量SSDに付け替えることは可能です。
しかし、これには非常に大きな注意点があります。パソコンの裏蓋を固定している特殊なネジを外し、自分で内部の部品を交換する行為は、メーカーの保証対象外(完全な自己責任)となります。作業中に静電気で基板を壊してしまったり、元通りに動かなくなったりしても、無償修理は受けられません。さらに、元のSSDに入っているWindowsのシステム(OS)を新しいSSDにそっくりそのままコピー(クローン作成)する高度な専門知識も必要になります。
パソコン初心者の方には、本体内部のSSD交換は絶対におすすめしません。もし容量が足りなくなった場合は、USBケーブルで簡単に接続できる外付けのポータブルSSDを購入したり、GoogleドライブやMicrosoft OneDriveといったインターネット上の保管庫(クラウドストレージ)を活用したりする方が、はるかに安全で簡単です。
(※余談ですが、デスクトップ型のASRock DeskMiniなどのベアボーンキットであれば、Windows 11の「ディスクの管理」機能を使って複数のSSDを組み合わせ、初心者でも簡単にRAID 0(ストライピング)を組んで大容量・超高速ドライブを作成するような拡張も可能ですが、本機のような薄型ノートパソコンの場合は内部拡張よりも外付けドライブの活用が基本となります。)
15.6インチ画面、Webカメラ、キーボードはどう?
パソコンと人間が直接触れ合う部分の品質は、日々の満足度に直結します。いくら性能が良くても、画面が見づらかったり、キーボードが打ちにくかったりしては意味がありません。
画面の大きさと美しさ、目への優しさ
ディスプレイは15.6インチのワイド液晶を搭載しています。スマートフォンの何倍も大きな画面は、デスクトップパソコンのモニターに近い広々とした作業領域を提供し、文字が小さすぎて見えにくいといった悩みを大きく軽減してくれます。解像度は「1,920×1,080(フルHD)」で、写真の細部や小さな文字までくっきりと鮮明に表示します。
さらに素晴らしいのは、画面の表面に「ノングレア(非光沢)」という処理が施されている点です。ノングレア画面は、蛍光灯の光や窓からの太陽光が画面に反射して映り込むのを強力に防いでくれます。これにより、長時間の事務作業や動画視聴でも目が疲れにくく、集中力を保ちやすいという、実用性に優れた大きなメリットがあります。また、画面のヒンジ(蝶番)は180度までペタンと平らに開くことができるため、向かい側に座っている人に画面を見せて説明するといった使い方も可能です。
カメラの性能と徹底したプライバシーへの配慮
画面の上部中央には、92万画素(720p HD解像度)のWebカメラが内蔵されています。特筆すべきは、物理的な「プライバシーシャッター」が装備されている点です。カメラレンズの横にある小さなつまみを指でスライドさせることで、レンズにオレンジ色の物理的なフタを被せることができます。万が一のコンピュータウイルスによる盗撮や、オンライン会議終了後のカメラの切り忘れによるプライベート空間の流出を、システムの設定に頼ることなく確実かつ物理的に防ぐことができます。
また、周囲の雑音を消し去る「ASUS AIノイズキャンセリング機能」を搭載しています。カフェでの作業中や、家で生活音がしている時でも、自分の声だけをクリアに相手に届けることができる優れた機能です。
キーボードのタッチ感覚とテンキーの恩恵
キーボードは「102キー日本語キーボード(JIS配列)」を採用しており、キートップにはひらがなもきちんと印字されています。キーストローク(キーを押し込んだ時の深さ)も1.4mmと程よく確保されており、タイピングした時の「押した感覚」がしっかりと指に伝わるため、長文の入力でも疲れにくい設計です。
右側には、数字入力に欠かせない「テンキー」が標準装備されています。家計簿をつけたり、エクセルでデータを入力したりする際に、電卓と同じ感覚で素早く数字を打ち込めるため、作業効率が劇的に向上します。最もよく使う「Ctrl(コントロール)キー」はしっかりと一番左下の外側に配置されており、日本のユーザーにとって最も標準的で使いやすい王道の配列です。
USB端子?外部モニター出力?Wi-Fi・Bluetbooth?
USBメモリを挿したり、外部モニターに映像を出したりするための端子(ポート)類も豊富に揃っています。薄型化のためにポートを極端に減らすパソコンも多い中、本機は実用性をしっかりと重視しています。
USBの数と種類
本体の側面には、合計3つのUSBポートが搭載されています。
- USB 3.2 (Type-A/Gen1) × 1:一般的な四角いUSB端子で、高速なデータ転送に対応しています。外付けハードディスクやUSBメモリの接続に最適です。
- USB 2.0 (Type-A) × 1:こちらも四角い端子です。通信速度は遅めなので、ワイヤレスマウスの受信機や、プリンターなどを繋ぐのに適しています。
- USB 3.2 (Type-C/Gen1) × 1:上下の向きを気にせず挿すことができる最新の小さな端子です。スマートフォンとのデータ連携などに活躍します。
HDMI端子とモニターの増設
本体の左側には、標準サイズの「HDMI 1.4」端子が1つ搭載されています。ここに市販のHDMIケーブルを繋ぐだけで、ご自宅の大型テレビや、パソコン用の外付けモニターに画面を出力することができます。ノートパソコンの画面を見ながら、外付けモニターで別の資料を開くといった「デュアルモニター(2画面)環境」を簡単に構築でき、作業効率を劇的に高めることができます。
無線通信規格(Wi-FiとBluetooth)
インターネットへの接続は、最新の高速無線通信規格である「Wi-Fi 6E」に対応しています。ご自宅のルーターがWi-Fi 6Eに対応していれば、電波の混雑を避けて、非常に安定した超高速インターネット通信を楽しむことができます。また、「Bluetooth 5.3」にも対応しているため、ワイヤレスイヤホンやワイヤレスマウスなどをケーブルなしでスムーズに接続できます。
複雑な「Officeソフト」の種類と追加費用を確認!
パソコン選びで初心者の方が最も混乱し、悩ましいのが「Office(オフィス)ソフト」の扱いです。本記事で基準としているモデル(E1504FA-R5165BLAM)は、初期状態ではMicrosoft Officeが付属していない構成となっています。ここでは、Officeの種類と違い、追加でかかる費用について分かりやすく一覧表で解説します。
| Officeの種類 | 概要と特徴 | 追加費用の目安 |
| Microsoft 365 Personal (サブスク版) | 常に最新の機能が使え、1TBのクラウド保存容量が付きます。複数台のパソコンやスマホで使えます。 | 年額 約15,000円 または 月額 約1,500円 |
| Office Home & Business 2021/2024 (永続版) | 買い切り型。購入したバージョンのままサポート終了まで使い続けます。数年後の新機能は追加されません。 | 約40,000円(購入時一括) |
| WPS Office 2 | Microsoftと見た目や操作がそっくりな安価な互換ソフト。基本的な文書作成や表計算ならこれで十分です。 | 約5,000円〜 |
| Web版 Microsoft 365 (無料版) | インターネットブラウザ上で動く公式の無料Officeです。基本的な編集のみ可能です。 | 無料 (Microsoftアカウントの登録のみ) |
| Googleドキュメント / スプレッドシート | Googleが提供する無料のウェブツール。複数人での同時編集に非常に強いのが特徴です。 | 無料 (Googleアカウントの登録のみ) |
パソコンに最初から4万円もする永続版のOfficeをつけると、せっかくパソコン本体が安くても合計金額が跳ね上がってしまいます。実は、「高度なマクロ機能」を自作したり、何十ページにも及ぶ複雑なレイアウトの企画書を作ったりしない限り、MicrosoftのWeb無料版Officeや、Googleドキュメント・スプレッドシートで十分に代用可能です。
まずはOfficeなしの本体を購入して無料版を使ってみて、「やはりパソコン本体に直接インストールしてサクサク動く本格的なWordやExcelが必要だ」と感じた時点で、Microsoft 365のサブスクリプションを1ヶ月だけ(約1,500円)契約してみる、という賢い進め方が圧倒的におすすめです。
Copilot+ PCと話題のAI処理とは?
近年ニュースでも毎日のように取り上げられる「AI(人工知能)」。新しいパソコンを買うなら、AIに対応しているのかどうかは非常に気になるポイントです。
最近マイクロソフトが強く推進している「Copilot+ PC」という新しい基準のパソコンがあります。この基準を満たすためには、パソコンの内部に「NPU(Neural Processing Unit)」というAI処理専用の特殊なチップが搭載されている必要があります。本機に搭載されているRyzen 5 40はZen 2と呼ばれる設計を採用しており、このNPUは内蔵されていません。
「NPUがないならAIは使えないの?」と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。全く問題なく、非常に快適に使うことができます。現在世界中で大流行しているChatGPTや、GoogleのGemini、AnthropicのClaudeといった有名なAIサービスは、「クラウドAI」と呼ばれます。これは、自分が使っているパソコンのパワーを使って計算しているのではなく、インターネットの先にある企業の超巨大なスーパーコンピューターが処理を行い、その結果だけを画面に表示している仕組みです。そのため、インターネットにさえ繋がっていれば、本機のような標準的なスペックのパソコンでも、世界最先端のAIの恩恵をフルに受けることができます。
インターネットに一切繋がず、パソコン本体のパワーだけで独自のAIを動かす「ローカルLLM」と呼ばれる使い方は本機には不向きですが、初心者の方や一般のビジネスマンの多くはクラウドAIを利用します。この前提であれば、この先5年以上、全く問題なく最新のAIを活用できるパソコンとして使い続けることができます。
MIL-STD 810Hとは?バッテリー寿命は?
家の中での移動や、休日にお気に入りのカフェへ持ち出すことを考えた時、デザインと堅牢性は重要なポイントになります。
重さと持ち運びやすさ、外観のデザイン
本機は画面が15.6インチと大きいにもかかわらず、徹底した軽量化により重量は約1.63kg、厚さは約18.5~19.0mmに抑えられています。片手でリビングから寝室へ移動したり、リュックに入れて外出したりする分には、全く重すぎるということはありません。本体のカラーはシックで落ち着きのある「ミックスブラック」で、表面には指紋がつきにくく、ちょっとした擦り傷も目立ちにくい実用的な仕上げが施されています。
驚異の耐衝撃性(ミリタリーグレード)
本機の目玉機能の一つが、その頑丈さです。アメリカ国防総省が定める軍用物資調達規格である「MIL-STD 810H」という非常に厳しいテストをクリアしています。具体的には、机の高さからの落下を想定した衝撃テスト、移動中の激しい振動テスト、真夏の車内を想定した高温テスト、極寒の低温テストなど、複数の過酷な環境テストに合格しています。そのため、満員電車でカバンの中で押し潰されるように揺られたりしても、簡単に内部の基板や画面が壊れることはありません。パソコン初心者の方にとって、「壊してしまわないか心配」という心理的なハードルを大きく下げてくれる非常に心強い設計です。
発熱と静音性、そして寿命を延ばす賢い充電方法
本機に搭載されているRyzen 5 40は、「TDP 15W」という非常に省電力で発熱の少ない設計になっています。そのため、日常作業であればファンの音はほぼ無音に近く、熱暴走を起こす心配もまずありません。
バッテリーのもちについて、実際の使用用途(Web閲覧や動画視聴)に当てはめると、約6時間〜10時間程度駆動します。外出先のカフェに充電器を持たずに持ち出しても、その日の作業は十分に乗り切ることができます。
さらに、パソコンを自宅の机に置きっぱなしにして常に充電器を繋いだままにする方にとって、素晴らしい機能があります。ASUSのパソコンには初心者に優しい「MyASUS」という管理アプリがインストールされており、その中で「バッテリー・ヘルス・チャージング」という設定を行うことができます。これを設定すると、充電が「80%」に達した時点で自動的に充電をピタッとストップし、コンセントからの電力をパソコン本体の動作のみに使うようになります。この機能をオンにしておけば、何ヶ月も充電器を繋ぎっぱなしにしても、バッテリーの劣化を極限まで防ぐことができるため、安心して据え置き利用が可能です。
まとめ:Vivobook Go 15はどのような方におすすめ?
ここまで、ASUS Vivobook Go 15 E1504FAを徹底的に、一つ一つの項目を深掘りして解説してきました。最後に、このモデルがどのような方におすすめで、逆にどのような方にはおすすめできないのかを分かりやすくまとめます。
このモデルが「絶対におすすめ」な方
- 「予算は抑えたいけれど、長く使える快適なパソコンが欲しい」パソコン初心者や学生、主婦の方
- インターネットでの調べもの、YouTubeの視聴、WordやExcelでの事務作業など、日常的な用途がメインの方
- 「メモリ16GB」の安心感と「512GB」の保存容量の余裕を、10万円を切る破格の価格で手に入れたい方
- ミリタリーグレードの頑丈さで、壊れることを気にせず気兼ねなく毎日使いたい方
このパソコンは「Ryzen 5 40」という堅実な頭脳と、「16GB」という非常に余裕のあるメモリの組み合わせを持っているため、日常的な用途であれば今後5年から6年程度は時代遅れを感じることなく、サクサクと快適に使いこなすことができる優れた耐久寿命を持っています。
このモデルが「おすすめできない」方とその理由
- 本格的な3Dゲーム(Apex、Valorant、原神など)をサクサク遊びたい方
理由: ゲーム用の専用グラフィックボードが搭載されていないため、画面の動きがカクカクになります。同じASUSの「TUF Gaming」シリーズや「ROG」シリーズをおすすめします。 - エフェクトを多用した本格的な動画編集を毎日行うクリエイターの方
理由: CPUのパワーが最上位モデルではないため、動画の書き出しに時間がかかります。「Vivobook Pro」シリーズなどの上位機種をおすすめします。
パソコン選びは専門用語が多くて悩むことも多いですが、自分のやりたいことにピタリとはまる一台を見つけた時の「ワクワク感」は何物にも代えがたいものです。この「ASUS Vivobook Go 15 E1504FA」は、派手な機能があるわけではありませんが、ユーザーが「待たされるストレス」を感じないようにメモリ16GBという強力な足回りを用意し、頑丈なボディで包み込んだ非常に誠実で賢い選択肢です。
少しでも「これなら自分にも使いこなせそう!」「このパソコンで新しいことを始めてみたい!」と夢が膨らんだのであれば、それはこのパソコンがベストパートナーになるサインかもしれません。新しいパソコンと一緒に、ワクワクする新しい日常の扉を開いてみてはいかがでしょうか。皆様の最高のパソコン選びの参考になれば幸いです!
ということで、「ASUS Vivobook Go 15 E1504FA 15.6インチ Ryzen 5 40 メモリ16GB SSD 512GB Windows 11 を徹底的に確認した話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役に立てれば幸いです。
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