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シマノ23カルカッタコンクエストBFSのメンテナンスをするために、純正の「オイル(SSRO-01,B-100)」と「グリス(ACE-0,SHIP-0,ACE-2)」を、ギアボックスのどのパーツに使うのか確認をした話(SP-013A,SP-023A,SP-017P,SP-003H)

2024年2月21日

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、メンテナンス用として準備した「オイル」と「グリス」の話です。

23カルカッタコンクエストBFSのメンテナンス

シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」のメンテナンスをするのに、道具をそろえています。

シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG

これまで、「作業マット」「パーツクリーナー」「アルミ製レンチ」「ピンセット」「ステンレストレー」「ベアリング リフレッシュセット」「ベアリング チェックツール」「チタン64スクリュー高強度ネジ」「Wera精密六角ドライバー」をそろえてきました。

いよいよ、「オイル」と「グリス」をどうするかです。

2023年のシーズン中は、「シマノ(SHIMANO) BFS専用オイルスプレー SP-017P」しか使ってきませんでした。

シマノ(SHIMANO) BFS専用オイルスプレー SP-017P

ただ、使っていない「シマノ(SHIMANO) リールグリススプレー SP-023A」もあります。

シマノ(SHIMANO) リールグリススプレー SP-023A

シマノ(SHIMANO) BFS専用オイルスプレー SP-017P」はなぜか生産終了となってしまったので、今後は「シマノ(SHIMANO) リールオイルスプレー SP-013A」または「シマノ(SHIMANO) リールメンテスプレー SP-003H」を使おうと思っています。

シマノ(SHIMANO) リールオイルスプレー SP-013A

シマノ(SHIMANO) リールメンテスプレー SP-003H

シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」の調子が悪いところは、まったくありません。

そこで、メンテナンスに関して素人の私は、ギアボックスをそっと開けて、汚れている部分があれば、パーツクリーナーや綿棒などで清掃をして、今もっている「スプレーオイル」や「スプレーグリス」をさせばよいかなと思っていました。

正直、ギアボックスを開けて、中の汚れ具合を確認してからかなぁと思ったのです。

よって、「オイル」と「グリス」は、「シマノ(SHIMANO) BFS専用オイルスプレー SP-017P」と「シマノ(SHIMANO) リールグリススプレー SP-023A」だけで対応しようと思いました。

そして、1回目の開封でさらに必要なものがあれば、それは2回目の開封以降で補えばよいと思っていました。

 

 

オイルとグリスの使用部品箇所は?

ただ、正直なところ、ギアボックスを開封した後も、どのパーツに「オイル」や「グリス」を使ってメンテナンスをすれば良いのか不明です。

何せ、素人で、初めての開封になるからです。

唯一、私が分かっているのは、「シマノ(SHIMANO) リールメンテスプレー SP-003H」の説明にあるこの資料だけでした。

これを参考に、ギアボックスを開封した後、「シマノ(SHIMANO) BFS専用オイルスプレー SP-017P」と「シマノ(SHIMANO) リールグリススプレー SP-023A」でメンテナンスしようと思いました。

そこで、この資料をじっと見ていました。

すると、緑枠で囲った部分が目に入ったのです。

※ドラグには専用グリスがございます。
 必ずそちらをご使用くださいますようお願いいたします。

と書いてあります。

「必ず(?)」マジで!

ということで、よくわからない私は、シマノのサポートページを調べてみました。

そして、行きついたのが、こちらのページです。

使用箇所別推奨グリス・オイル早見表

こちらの「ベイトキャステイングリール(淡水用)」を確認しました。

右側の「ベ」と書いてある欄に「●」の印があるのが、ベイトリールで使う「グリス」と「オイル」になっています。

品目名、用途一覧などをみても、正直、さっぱりわかりません。

理解できないので、自分が分かるように、表を整理しました。

こちらです。

ベイトキャステイングリール(淡水用:使用箇所別推奨グリス・オイル早見表)

種類 品目名 使用箇所 用途一覧
グリス ACE-0 ドラグ部
ウォームシャフト部
フェルト(汎用スピニング)のドラグワッシャ
両軸リールのカーボンワッシャ
ベールの摺動部(しゅうどうぶ)等
SHIP-0 ハンドル部 汎用スピニングのギア・ウォームシャフト類
各種ハンドル部
各種ベアリング・A-RB類(ティアグラは除く)
ACE-2 ギア部 両軸・電動全般のギア類(ティアグラは除く)
オイル SSRO-01 スプール軸
ブレーキパイプ(DC以外)
ウォームシャフト(全般)、ベアリング(全般)等々
ベイトリールのスプール軸
外観部品の防錆用途(軸のカシメ部等)
B-100 ブレーキリング部 ローラークラッチ部(スピニング)
遠心ブレーキ(DC以外のベイトリール)のブレーキパイプ・ブレーキリング部
スプール軸部(全般)、ベアリング全般(全般)等々

ホームページに掲載されている表で、不要な列を削除して、列を並び変えました。

もともとの表の行の順番は、変更していません。

とにかく、「グリス」と「オイル」をどこに使うのか、はっきりさせたかったのです。

そして、品目名の先にリンクを貼って、とりあえずクリックをすれば、どの「グリス」や「オイル」なのか確認できるようにしました。

あくまで、私の目線で整理したので、分かりづらかったら、ごめんなさい。

整理した表を、「グリス」や「オイル」ごとに、じっと「使用箇所」と「用途一覧」を見ます。

上から3番目の「ACE-2」が、資料の緑枠で囲んであった説明の「専用グリス」のことだと分かりました。

じゃ、他のグリスオイルは、どこの部分に、どう塗るの?と思いました。

とりあえず、整理すると、こちらの5つの製品です。

表の順番どおりに、ならべてみました。

表をじっくりと見ていても、分からんなぁと思いました。

 

 

シマノフィッシングサポートで確認する

困ったときのYouTubeですが、正直、「シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」で、バシッと分かるメンテナンスの動画はありません。

ネットで検索してみますが、よくわかりません。

そんな中、やっぱりシマノさんのページしかないよなぁと思って、探したのが、古い動画ですが、こちらです。

この動画では、古いベイトリールですが、先ほどのすべての「グリス」や「オイル」を使ってメンテナンスしている様子が撮影されています。

これは、すごい!

23カルコンBFS」も、基本的な内部構造は変わりません。

そのまま使える!と思いました。

そこで、「YouTube ダウンローダー」を使って動画をダウンロード保存して、iPadに転送し、通勤時間や時間のある時に、何度も何度も確認しました。

そして、なんとなく、どこの部分に5つの「グリス」や「オイル」を塗るのか、見えてきました。

適当ではなく、徐々に頭の中が整理されてきた感じなのです。

良かったら、ぜひ、さきほどの動画を、何度も何度も見てみてください。

18分程度の動画なので、空いた時間などに、こまめに、何度も見ると、私が言っていたことが分かってもらえると思います。

ありがとう!と思いました。

そこで、自分なりに、それぞれの「グリス」や「オイル」を使う箇所に色を塗ったのが、こちらの表です。

種類 品目名 使用箇所 用途一覧
グリス ACE-0 ドラグ部
ウォームシャフト部
フェルト(汎用スピニング)のドラグワッシャ
両軸リールのカーボンワッシャ
ベールの摺動部(しゅうどうぶ)
SHIP-0 ハンドル部 汎用スピニングのギア・ウォームシャフト類
各種ハンドル部
各種ベアリング・A-RB類(ティアグラは除く)
ACE-2 ギア部 両軸・電動全般のギア類(ティアグラは除く)
オイル SSRO-01 スプール軸
ブレーキパイプ(DC以外)
ウォームシャフト(全般)、ベアリング(全般)等々
ベイトリールのスプール軸
外観部品の防錆用途(軸のカシメ部等)
B-100 ブレーキリング部 ローラークラッチ部(スピニング)
遠心ブレーキ(DC以外のベイトリール)のブレーキパイプ・ブレーキリング部
スプール軸部(全般)、ベアリング全般(全般)等々

摺動部(しゅうどうぶ)とは、部品同士の接触部分のことをいいます。 摺動部の部品として有名なものは、ギヤ、ベアリング、ワッシャーなどです。 摺動部には摩擦が発生するため、接触する部品同士の耐久性や、精度を低下させてしまうという影響があります。

よって、この動画を再生し、止めたりしながら、焦らずゆっくりとメンテナンスをしていけば、ほぼサポート動画どおりのメンテナンスができる、大丈夫だと思いました。

なんとなく、光が見えてきました。

素人の私にとっては、大きな、大きな前進です。

マジで、本当に、ありがとう、シマノさん!

 

 

使う「グリス」や「オイル」を終結させる!

長くなりましたが、何とか光が見えてきたので、「グリス」や「オイル」を集めることにしました。

つまり、「グリス」や「オイル」を購入しました。

こちらです。

まさに、メンテナンスするぞ!という勇気がわいてきました。

そういえば、オイルはリールを購入したときについていたなぁということで、リールの箱を確認すると…。

シマノ(SHIMANO) オイル B-100」が、シマノ 16 アルデバラン BFS XGの箱に入っていました。

シマノ(SHIMANO) オイル B-100

そして、生産終了となった「BFS専用オイル」が最初に購入した「シマノ 22 アルデバラン BFS XG」の箱の中に入っていました。

シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」の箱には、何も入っていません。

シマノ(SHIMANO) オイル SSRO-01」もそろえたいと思いましたが、「シマノ(SHIMANO) リールグリススプレー SP-023A」で代用することにしました。

シマノ(SHIMANO) オイル SSRO-01

また、「シマノ(SHIMANO) オイル B-100」も「シマノ(SHIMANO) リールオイルスプレー SP-013A」で代用ができます。

よって、これらを使ってメンテナンスをしていこうと思いました。

では、早速、届いた製品を確認します。

 

 

シマノ 純正 サービス用 グリス ACE-0 を確認する

まずは、「シマノ(SHIMANO) 純正 サービス用 グリス ACE-0」から確認します。

動画では、カーボンワッシャー、レベルワインダーのところの「ウォームシャフト」にしっかり塗っていたオイルです。

購入は、いつものようにAmazonです。

正面

裏側

フタを取りました。

乾かないようにキャップがついているので、外しました。

なるほどという感じです。

シマノ(SHIMANO) 純正 サービス用 グリス ACE-0

 

 

シマノ 純正 サービス用 グリス SHIP-0 を確認する

続いて、「シマノ(SHIMANO) 純正 サービス用 グリス SHIP」を確認します。

動画では、ギアボックスの下の部分、ドライブギア軸を囲むチューブ周り、クラッチヨーク、クラッチヨークバネなどに塗っていたオイルです。

正面

裏側

フタを取りました。

キャップを取ります。

当たり前ですが、「シマノ(SHIMANO) 純正 サービス用 グリス ACE-0」と色が違います。

動画を見ていても、結構使うグリスですね。

シマノ(SHIMANO) 純正 サービス用 グリス SHIP

 

 

シマノ 純正 サービス用 グリス ACE-2 を確認する

最後に、「シマノ(SHIMANO) 純正 サービス用 グリス ACE-2」を確認します。

動画では、ドライブギア、ピニオンギアなどに使っていました。

正面

裏側

フタを取りました。

キャップを取ります。

動画をみると使用量は一番多いかもしれません。

シマノ(SHIMANO) 純正 サービス用 グリス ACE-2

 

 

オイルを確認する

動画を確認すると、ギアボックスの中は、3種類のグリスでメンテナンスをしています。

よって、ギアボックス以外は、「シマノ(SHIMANO) オイル SSRO-01」と「シマノ(SHIMANO) オイル B-100」を中心にメンテナンスをしていました。

シマノ(SHIMANO) オイル SSRO-01

シマノ(SHIMANO) オイル B-100

動画では、「シマノ(SHIMANO) オイル SSRO-01」を、「ウォームシャフト」の両端と「クラッチレバー」と本体の間に使用し、それ以外の場所は、防錆対策としてネジ周りに少量をさしている感じでした。

青キャップの「シマノ(SHIMANO) オイル B-100」は、ベアリングを中心に少量だけつけていました。

シマノ(SHIMANO) オイル B-100」こそ、「BFS専用オイル」で代用できると思います。

「BFS専用オイル」が生産終了となったのが、残念で仕方がありません。

何とか、復活してほしいものです。

 

 

他のオイルやグリスも検討する

シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」のメンテナンスを考えているので、シマノの純正の「グリス」や「オイル」を見てきましたが、YouTube動画を見ていると、ベアリングのところに評価の高いオイルを使っている方もおられました。

こちらです。

ものすごく評価が高いです。

また、「IOS FACTORY 01 PRO」をよりベアリング仕様にしたのが、こちらです。

機会があれば、使ってみたいと思います。

高価なオイルなので、スミスからOEMとして少量モデルが出ています。

まずは少量のスミスの製品を試してみて、よかったら大びんのPROを使うのが良いかもしれません。

また、グリスも販売されています。

レビューを見ていると、シマノのリールをメンテナンスしている方で、ワンランク上のグリスとして使っている場合が多いなぁと、そんな印象でした。

メンテナンスをしっかり行えば、その分、リールもしっかり答えてくれるので、ついつい気合をいれて、より良いオイルグリスを使うようになっていくのかなと思いました。

 

 

まとめ

今回は、「シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」のメンテナンスをするのに、「オイル」と「グリス」を確認してきました。

シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG

渓流シーズンが始まったら、普段のメンテナンスでは、これらのスプレーを利用すれば良いでしょう。

使用する箇所は、こちらです。

ただ、シーズンの途中、ギアボックスを開けてメンテナンスを行うのであれば、本格的なシマノの純正グリスを使うのが良いです。

その時、使うグリスは、こちらです。

種類 品目名 使用箇所 用途一覧
グリス ACE-0 ドラグ部
ウォームシャフト部
フェルト(汎用スピニング)のドラグワッシャ
両軸リールのカーボンワッシャ
ベールの摺動部(しゅうどうぶ)
SHIP-0 ハンドル部 汎用スピニングのギア・ウォームシャフト類
各種ハンドル部
各種ベアリング・A-RB類(ティアグラは除く)
ACE-2 ギア部 両軸・電動全般のギア類(ティアグラは除く)
オイル SSRO-01 スプール軸
ブレーキパイプ(DC以外)
ウォームシャフト(全般)、ベアリング(全般)等々
ベイトリールのスプール軸
外観部品の防錆用途(軸のカシメ部等)
B-100 ブレーキリング部 ローラークラッチ部(スピニング)
遠心ブレーキ(DC以外のベイトリール)のブレーキパイプ・ブレーキリング部
スプール軸部(全般)、ベアリング全般(全般)等々

具体的には、こちらの製品です。

表の「シマノ(SHIMANO) オイル SSRO-01」や「シマノ(SHIMANO) オイル B-100」は、「シマノ(SHIMANO) リールグリススプレー SP-023A」や「シマノ(SHIMANO) リールオイルスプレー SP-013A」を代用して問題ないでしょう。

では、先ほどの3種類のグリスをギアボックスのどこに使うのか?

参考にすると良いのが、こちらの動画です。

動画でメンテナンスをしているのは、古いベイトリールですが、基本構造は「シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」と同じなので、すごく参考にできます。

パーツリストを確認しながら動画を見ると、より理解できます。

以上、今回の記事を簡単にまとめました。

さぁ、いよいよ「シマノ 23 カルカッタコンクエスト BFS XG」をメンテナンスするイメージが、素人の私でも出来てきました。

何とかなるかな、何とかできるかな、そんな思いになってきました。

実際に、メンテナンスをするときには、動画をしっかり確認しながら行う予定です。

初めてなので、ゆっくりで良いと思っています。

ゆっくりと、確実に、どこの部分にどの「オイル」や「グリス」を塗るのか、しっかり整理しながら作業を行います。

もちろん、備忘録もかねて、しっかりと記事として残したいと思います。

実際に、作業をして、整理するまで、もうしばらくお待ちくださいね。

ということで、「シマノ23カルカッタコンクエストBFSのメンテナンスをするために、純正の「オイル(SSRO-01,B-100)」と「グリス(ACE-0,SHIP-0,ACE-2)」を、ギアボックスのどのパーツに使うのか確認をした話(SP-013A,SP-023A,SP-017P,SP-003H)」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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