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ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470 と INTEL 第11世代 Core i でパソコンの組み立てを考えた話

2021年5月2日

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470」と「インテル 第11世代 Core i 」での組み立ての話です。

 

はじめに

4月13日の記事で、 インテル NUC 11 パフォーマンス・キット NUC11PAHi5 と NUC11PAHi3 が発売されたことを書きました。

ただ流通量が少ないようで、一番人気の 「NUC11PAHi5」は、時々楽天で在庫を見るぐらいで、安定して入ってきていないように思われます。

また、個人的には本命だと思っている「NUC11PAHi7」の発売はまだです。

ゴールデンウイークまでには発売されると思っていただけに、残念です。

モデル 通販サイト
NUC11PAHi3 Amazon 楽天市場 Yahoo!
NUC11PAHi5 Amazon 楽天市場 Yahoo!
NUC11PAHi7 Amazon 楽天市場 Yahoo!

そんな中、 今回は、インテル NUC ではなくて、 「ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470」を使った組み立てを考えてみたいと思います。

実際に組み立てをした話は、こちらです。↓↓

 

 

 

ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470とは?

ASRock(アスロック)という会社名を聞いたことがない方もいるかもしれませんが、国内のマザーボード市場では3割ほどのシェアの会社です。

ASUSの子会社として設立されましたが、現在は完全に独立した会社です。

ベアボーン販売でも、ずっと インテル NUC が国内シェア1位だったのですが、近年はインテルを抜いて1位になっています。

そんな、ASRock が 2020年の10月に販売したインテルCPU用のベアボーンが「DeskMini H470」なのです。

ASRock は、AMDのベアボーン「DeskMini X300」も販売していますので、AMDで組み立てたい方は、ご確認ください。

2020年の10月に販売されたベアボーン「DeskMini H470」なので、その時の CPU は、第10世代 Core i シリーズをサポートするベアボーンとして登場しました。

しかし、発売当初から 第11世代 Core i のサポートを予定していました。

そして、第11世代 Core i が発売されたこともあって、「DeskMini H470」と「インテル第11世代 Core i」の組み合わせが可能となったのです。

ただ、注意が必要で、サポートするCPUは、「第 10世代および第 11 世代 Intel Core プロセッサーに対応 (LGA1200) (最大 TDP 65W)」となっているので、TDP 65WまでのCPUです。

一般的な自作パソコンで使われる TDP 125W のCPUは使えないので注意しましょう。

また、「DeskMini H470」で「インテル第11世代 Core i」を動かすためには、BIOSがP2.0以上であれば認識し動くようです。ちなみに最新のBIOSはP2.1です。

「販売元・発売元」が「Amazon」で売られている 「DeskMini H470」は、BIOSがP2.0以上のようなので、第11世代Core iのCPUでばっちり動きます。

そこで、今回、本格的に組み合わせを考えてみようと思ったのです。

 

 

DeskMini H470 を確認する

それでは、「DeskMini H470」の外観を確認していきましょう

左斜め

立てた場合の雰囲気です。

高155 x 横80 x 奥155 mm です。

インテル NUC より大きい感じです。

横にして設置することも可能です。

前面

1 x USB 3.2 Gen1 Type-C, 1 x USB 3.2 Gen2 Type-A の2つがUSBがあります。

また、ヘッドフォンとマイクの端子があります。

裏側

HDMI (4K@30Hz)、 DisplayPort 1.4、DisplayPort 1.4 (USB Type-C オルタネートモードを使用)、D-Subです。D-Subは、第11世代CPUでは使えません。第10世代まで。

1 x USB 3.2 Gen1 Type-C, 4 x USB 3.2 Gen1 Type-A

ギガビット LAN (Intel I219V) (最大 2.5GbE)

「USB 3.2 Gen1 Type-A」が4つあるのはうれしい限りです。

インテルのチップセット「H470」のおかげです。感謝ですね。

 

 

DeskMini H470 で注意すべきこと

DeskMini H470」の仕様で注意すべきことがあります。

1.インテル第11世代 Core i を動かすためには、BIOSがP2.0以上であること
2.M.2 2280 PCIe4.0 のSSDは、Hyper M.2 Socket に設置する(第11世代 Core i のみ)
3.Wi-Fi+Bluetooth のカードを別に準備する必要がある

この3点が注意すべきことになります。

1番については、「販売元・発売元」が「Amazon」の「DeskMini H470」を購入すれば問題ないでしょう。

2番は、第11世代Coreiを使う場合は、ぜひ使いたいです。

余談ですが、2.5inchのHDDかSSDを2台設置できます。うれしいです。

マザー直結のなので、Windows10でRAIDも簡単に構築できます。

Windows10 HomeではRAID0のストライピングが可能ですし、Windows10ProではRAID0とRAID1のミラーリングが可能です。

もしかしたらBIOSでRAIDの設定が可能かもしれません。確認できてなくてごめんなさい。

3番は、Wi-FiとBluetoothをそんなに使わない人でも、とりあえずは必要だと思います。

 

 

DeskMini H470 のパーツを考える

組み立てる場合のパーツを順番に確認していきたいと思いますが、自由に変更できるCPU、メモリ、SSDは後にします。

絶対に必要な部品を先に確認します。

ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470

CPU FANは、「Noctua NH-L9i chromax black」にしました。

Core i9 11900 の設置も考えられるので、静音と放熱対策、そしてケースに入れたときの見た目からブラックを選択しました。

見た目を気にしなければ、ブラウンでもOKでしょう。

Noctua Intel CPUクーラー NH-L9i ブラウン

シリコングリスは、実績のある「Thermal Grizzly Kryonaut 1g」ですね。

M.2 2280 PCIe4.0 のSSD を取り付けた場合、SSDの発熱をHDDを取り付けたケースに直接逃がすためにサーマルパッドが必要です。

シリコンサーマルパッド 85x45x2mm 2mm

そして、最後に、Wi-Fi+Bluetooth のカードです。インテル AX200 のカードです。

ASRock DeskMini用 Wi-Fi オプションキット Wi-Fi6対応

インテルが出しているリテール品です。

INTEL Wi-Fi モジュール Wi-Fi 6 デスクトップ キット AX200 NGWG DTK

安価なバルク品もあるようです。

そして、15cm四方の防振マットもほしいですよね。

TRUSCO 防振パット 10X150X150 OHS10150

場合によっては、20cm四方のものでもよいでしょう

TRUSCO 防振パット 200×200×10 OHS-10-200

 

 

DeskMini H470 のCPUを考える

いよいよ第11世代CoreiのCPUです。

DeskMini H470で動作確認が取れているCPUは、こちらです。

気になる方は、確認しておきましょう。

そのうえで、第11世代Core iとなると、Rocket Lakeコアのものです。

なので、本命は、この3種類です。

Intel CPU BX8070811900 Core i9 11900 8コア LGA1200 65W

Intel CPU BX8070811700 Core i7 11700 8コア LGA1200 65W

Intel CPU BX8070811500 Core i5 11500 6コア LGA1200 65W

Core i3は、令和3年5月1日現在発売されていませんので、最低でもCore i5です。

なお、「ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470」が「インテル 第11世代 Core 」に対応しない古いBIOSのモデルを購入した場合、LGA1200対応の安価なCPUを準備して最新BIOSにアップしましょう。

その場合のCPUは安価な次のものをお勧めします。

 

 

 

DeskMini H470 のメモリを考える

メモリも、動作確認が取れているリストがあります。こちらです。

でもまあ、参考程度と思ってもらえばよいでしょう。

個人的には、安価で安定した

Crucial SODIMM DDR4 3200 (PC4-25600) 32GB CT32G4SFD832A

Crucial SODIMM DDR4 3200 (PC4-25600) 16GB CT16G4SFD832A

をおすすめします。

2枚1組での使用となるのて、同じ容量で同じチップを2枚準備しましょう。

 

 

DeskMini H470 のSSDを考える

いよいよSSDです。PCIe Gen 4.0 x4 を起動ドライブで使うしかないでしょう。

おすすめは、SamsungとWDですね。

Samsung 980 PRO 1TB PCIe SSD MZ-V8P1T0B

Samsung 980 PRO 2TB PCIe SSD MZ-V8P2T0B

WD Black SN850 1TB SSD WDS100T1X0E

WD Black SN850 2TB SSD WDS200T1X0E

どちらかでよいでしょう。

 

 

DeskMini H470 の組立方法

実際の組立ですが、YouTubeで確認するのが早いでしょう。

特に初めての方は、動画をチェックするのがよいです。
1分30秒の動画です。みてみてください。

CPU FANは、「Noctua NH-L9i chromax black」を使っています。

何となく組立のイメージができましたか?

週刊ドスパラTV 第209回 10月8日放送でも紹介されているので、参考までに動画のリンクを貼っておきます。

ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470」の特徴に興味がある方は、見てみてください。

インテル NUC もいいけれど、自由度が高い「DeskMini H470」で作るのもいいかな~と思ってきた私です。

私が作るのであれば、手元のメモリ(16GB×2=32GB)980PRO 2TBがあるので、とりあえずは、それ以外を集めて作るでしょう。

そして、速いパソコンがほしいので、最終目標を次のように設定して作るだろうなと思います。

構成 製品
ベアボーン ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470
CPU Intel CPU BX8070811900 Corei9 11900 8コア LGA1200 65W
メモリ Crucial  SODIMM DDR4 3200 (PC4-25600) 32GB CT32G4SFD832A*2
SSD Samsung 980 PRO 2TB PCIe SSD MZ-V8P2T0B
Wi-Fi INTEL WiFi モジュール Wi-Fi 6 デスクトップキット AX200 NGWG DTK 
CPU FAN Noctua NH-L9i chromax black
グリス Thermal Grizzly Kryonaut 1g
パッド シリコンサーマルパッド 85x45X2mm 2mm
防振パッド TRUSCO 防振パット 10X150X150 OHS10150

ということで、「ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470インテル 第11世代 Core i でパソコンの組み立てを考えた話」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

この話の続きは、こちらです。

実際に組み立てをしてみました!!  こちらをご覧ください↓↓

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