こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、ラトック 2.5インチ RAIDケース の旧モデルとの比較編です。
はじめに
これまで、設置編、ベンチマーク編と2回にわたって書いてきました。
そして、いよいよRAIDケースで、RAID0で使用することにしたのですが、使用にあたって理解しておいた方がいいかなと思うことがあるので、旧モデルと比較しながら書きたいと思います。
新RAID環境はこちらです。
ラトック USB3.2 RAIDケース(2.5インチ 2台用) RS-EC22-U31R
Samsung 870 QVO 2TB 2.5inch SSD MZ-77Q2T0B × 2個
12cm FAN を 設置する
私は、旧RAIDケースを持っています。旧RAIDケースの仕様はこちらです。
2.5inchケース | ラトック RAIDケース(2.5インチ 2台用) RS-EC22-U3R |
2.5inchHDD | 東芝 MQ04ABD200 2TB SATA 2.5型 内蔵HDD x 2台 |
12cmFAN | ELUTENG USB 12cm Fan 2連 3段階風量調節 1500RPM x 2 |
その横に、新RAIDケースを並べることにしました。
その写真が、こちらです。左側が旧RAIDケース、右側が新RAIDケースです。
RAIDケースは、もともと発熱が少ないこともあり、ケースFANがついていません。
そこで、INTEL NUC を冷却したときに余った12cm FANを近くに設置して冷やしています。本格的に冷やすというより、気分的なものです。余っているので、ついでにという感覚です。
今回、2台のRAIDケースを並べる事になったので、RAIDケースの上と横から冷却することにしました。
ただ、12cm FAN を以前より伸ばして設置するようになったので、12cm FAN のケーブルが足らなくなってしまったのです。
USB延長ケーブルが必要となってしまいました。急にUSB延長といってもなぁ~。12cm FANの電源を供給するだけです。本格的な延長ケーブルを購入するのもどうかなぁ~と思ったのです。
そこで、ピン!ときたのが、100均です。早速、ダイソーに行ってきました。
ダイソーには、スマホの充電ケーブルばかり棚に並んでいて、全然見つからず、あきらめかけていたのですが、充電ケーブルにまぎれて隠れていました。こちらです。
何とか購入。リール式のケーブルです。充電OKと書いてあります。
裏側
70cmくらい延長できます。こちらです。
長さをはかってみました
ちょうど70cmですね。
12cm FANの先に接続しました。
そして、USBハブに接続しました。
本当に、7~8cmくらい届かなかったのです。これで何とかなりました。助かりました。110円の出費だけですみました。
ケーブルを延長したので、余裕で設置できました。
全体は、こんな感じです。ばっちりですね。
RATOC RAID監視マネージャーがない!!
起動して、旧モデルで使っていた「RATOC RAID監視マネージャー」を見ました。
「あれ?」です。新モデルのRAIDケースが表示されないのです。なんで?と思いました。
そ~いえば、新RAIDケースの外箱にも監視ソフトのことが書いてなかったかも?と思いました。
そこで、慌てて、新モデルのラトックのホームページを見ました。
新モデル USB3.2 RAIDケース(2.5インチ 2台用) RS-EC22-U31R のページ
ないです。旧モデルのページも見ました。
旧モデル ラトック RAIDケース(2.5インチ 2台用) RS-EC22-U3R のページ
こちらには、「RAID、省電力、暗号化の管理ができるソフトウエア添付」と書いてありますが、新モデルにはなくなっているのです。
まじかよ~です。ほんと、まじかよ~です。
サポートされてないじゃん。新バージョンもないのか調べてみました。
RATOC RAID監視マネージャー(Windows用)のページ
旧モデルの「RS-EC22-U3R」は書いてありますが、新モデルの「RS-EC22-U31R」が書いてないのです。
ガックシです。
本当にガックシです。
温度などの監視もできる超優れたソフトだっただけに、残念でなりません。
ラトックさん、今からでもサポート追加してもらえないでしょうか?
代替品の監視ソフト
「RATOC RAID監視マネージャー」がサポートしていない。ということなので、温度などを監視するソフトは、定番のこれですよね。
HDD Sentinel PRO ダウンロード版 / 販売元:株式会社GING
今回は、このソフトを使って、RAIDケースの温度変化を見ていきましょう。
そんな話を書いていたところ、ちょうど最新のバージョンアップとなりました。
ホームページでは5.3までしかダウンロードができませんが、バージョンアップで直前で5.61までアップしていました。
今回は、5.61から5.7へのバージョンアップです。
さあ、これで準備がそろってきました。
HDD・SSDトレイがプラスチック
新RAIDケースで気になったのが、HDD・SSDトレイがプラスチックだったことです。
そこで、新旧RAIDケースを並べたので、比べて見ることにしました。
左側が旧RAIDケース、右側が新RAIDケースです。
旧RAIDケースの裏に購入日が書いてあったのですが、2014年11月15日でした。6年ほど使っているのですね。
USB3.0で、なんのトラブルもなく現在まで使用しています。HDDは何回か交換したことはありますが、ケースそのものが調子が悪くなることもなくバリバリの現役です。
正面のフタを開けてみました
それぞれのHDDとSSDを取り出してみました。
HDDの方は、トレイではなく、横からHDDをはさむ金具になっています。鉄のような金属です。アルミ?プラスチックではありません。
横から写真をとりました。旧モデルがプラスチックではないことは、一目瞭然です。しっかりした作りです。
上から見ます
裏側です
本当にしっかりした作りだとわかってもらえると思います。なので、HDDの熱がすぐに金具から外側のケースに伝わるので、HDDがよく冷えます。
外付けケースを冷やせば、HDDを取り付けてある金具も冷えて、そのままHDDもしっかり冷却される構造になっています。
一方、今回の新RAIDケースですが、プラスチックトレイなのです。
横
裏側
なので、取り付けた感じはこんな感じです。
裏側
プラスチックなので、SSDの熱が外付けケースに逃げませんよね。誰が見てもわかります。
ホームページには、「しっかり放熱アルミボディ 熱伝導性、冷却性能に優れたアルミボディと通気性に配慮した設計で、高速回転HDDもしっかり放熱。」
とのことなのですが、このプラスチックトレイで、しっかり放熱は難しいと感じます。
残念です。本当に、本当に残念です。
あと、前面のフタですが、少しだけ隙間があるので、この間から風が入ることは難しいでしょうが、空気がうまく取り込めれば、冷却効果も多少あるように感じます。
まとめ
今回は、旧RAIDケースとの比較をしながら、新モデルで理解しておいた方が良いことを書きました。
RAID監視ソフトがないこと、そして、HDD・SSDトレイがプラスチックであること。
この2点は、よく理解したうえで、使用した方が良いでしょう。
何度も書いていますが、外付けケースは、1度購入したらそう何度も交換するような商品ではありません。
私も、旧RAIDケースを6年以上使ってきました。
使い勝手もよく、そのうえ、トラブルもまったくなかったので、その後継機ということで新RAIDケースを購入。
But 、ちょっと残念な部分もありました。
ラトックさんが出す製品だからこそ大丈夫という思いがあるだけに、「監視ソフトのサポート追加」や「冷却用HDD・SSDトレイのオプション販売」を期待したいと思います。
次回、いよいよ新RAIDケースにデータをコピーした話を書きたいと思います。
ということで、今回は、「ラトック RAIDケース(RS-EC22-U31R)と、旧RAIDケース(RS-EC22-U3R)を比べてみた話(比較編)」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
この話の続きは、こちらです。
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