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【2022年】読込7000MB/s超えの「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」の製品で購入するならどれがよいか比較してみた話

2022年6月16日

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」で読込7000MB/s超えの製品の話です。

 

PCIe5.0 の本格的な動きは2022年の後半から

PCIe5.0 のSSDは、2022年の後半からということもあり、新しい進展がありません。

ただ、それでも日々パソコンを使っていると、どうしても新スペックを求めたくなります。

そこで、「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」のここ最近の状況を把握したいと思い、売れ筋をチェックしてみました。

気軽に読んでいただけたらと思います。

 

 

売れ筋の「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」がほしい!

私の場合、Cドライブに「Samsung 980 PRO 2TB PCIe SSD MZ-V8P2T0B」を使っていて、パーティションでCドライブ200GB、Dドライブ1800GBと分けて使っていました。

Samsung 980 PRO 2TB PCIe SSD MZ-V8P2T0B

私のパソコンの構成

構成 製品
ベア ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470
CPU Intel CPU Corei9 11900 LGA1200 65W
メモリ Crucial SODIMM DDR4 3200 32GB × 2(64GB)
PCIe4 SSD Samsung SSD 980 PRO 2TB PCIe 4 MZ-V8P2T0B
PCIe3 SSD Seagate FireCuda 520 1TB PCIe 4.0
2.5 SSD
RAID0
Samsung 870 QVO 2TB SATA 2.5インチ SSD
Samsung 870 QVO 2TB SATA 2.5インチ SSD
WiFi INTEL Wi-Fi 6(Gig +) デスクトップキット AX200 NGWG DTK 
CPU FAN Noctua NH-L9i chromax black
グリス Thermal Grizzly Kryonaut Extreme 2g
パッド シリコンサーマルパッド 85x45X2mm 2mm
シンク Archgon ヒートシンク HS-1110-K (ブラック)
防振 TRUSCO 防振パット 10X150X150 OHS10150
OS Windows 11 Pro

ただ、Cドライブとして200GBはさすがに少ないと感じるようになりました。

そこで、Cドライブを1TB確保しようと思いました。

その場合、「Samsung 980 PRO 2TB PCIe SSD MZ-V8P2T0B」のCドライブのスペースを広げるのではなく、新たにCドライブとして、「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」を準備することにしました。

つまり、Eドライブとして使っていた「Seagate FireCuda 520 1TB(1800TBW)」をCドライブとして起動ドライブに変更しました。

Seagate FireCuda 520 1TB

この製品の仕様は「読込 5000MB/s、書込 4400MB/s」です。

これまでの「Samsung 980 PRO 2TB」は、「読込7000MB/s、書込5100MB/s」です。

体感的にはわずかな差ですが、このわずかな差が実際に使用していると、ソフトの機敏な動きの差となって現れるのです。

そこで、読込7000MB/s超えの「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」を確認しました。

 

 

CFD CSSD-M2M1TPG4NZL

まずは、CFDです。

CFD CSSD-M2M1TPG4NZL

2022年4月発売。スピードも早く安価に提供されている製品です。

TBWも700です。

PCIe4.0の製品がひととおり発売されて、1年以上経過した「CFD CSSD-M2M1TPG4VNZ」の上位製品として登場した製品です。

CFDの気合いが感じられるコストパフォーマンスの高い商品です。

※TBWとは「Total Byte Written」の略称で、総書き込み量のことをいいます。

 

 

Seagate FireCuda 530 1TB

次は、Seagateの製品です。

Seagate FireCuda 530 1TB

2021年8月発売。TBWの値がどの製品よりも大きいのが一番の特徴です。

動画編集などの過酷な使用に耐えうるSSD製品を目指した製品なので魅力的です。

他の大手であるWDやSamsungより発売が遅れましたが、納得のいく製品です。

HDDと違ってSSDは無音なので、Seagateでも大丈夫です。

 

 

EXCERIA PRO SSD-CK1.0N4P

国内メーカーが手掛ける貴重なコンシューマSSDです。

EXCERIA PRO SSD-CK1.0N4P

2021年8月発売。読込・書込とも納得のいく速度。やってくれたねと思います。

ただ、TBWは400と劣ります。

普段使いであれば、TBWの数字はそれほど気にする必要はないでしょう。

 

 

ADATA XPG S70 1TB

メモリメーカーのADATA製品です。

ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE 1TB

2021年4月発売。個人的には挑戦的で好きなメーカーです。

読込みスピードでは、これまでの最速7400MB/sです。

その分、書込み速度は5500MB/sとこれまでの製品より劣ります。

TBWは740で、Seagateに次いで長いです。

 

 

Corsair MP600 PRO

Corsair製品です。

Corsair MP600 PRO LPX CSSD-F1000GBMP600PLP

2022年2月発売。今年になってからの製品です。

書込が6000MB/sを下回っていますが、わずかな差です。

TBWも700となっているので、読込7000MB/s超えの製品の中では標準です。

ヒートシンクが最初から搭載されているので、すぐに使用できます。

 

 

ADATA Premier 1TB

ADATAのコンシューマSSDです。

ADATA Premier SSD For Gamers APSFG-1TCS

2021年11月発売。PS5の動作確認がとれている製品です。

ヒートシンクも付属しています。

スペックは、「ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE 1TB」と同一です。

ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE 1TB」はヒートシンクが付属していますが、自分で取り付けるタイプで、自作PC向けとなっています。ヒートシンクはブラック。

ADATA Premier SSD For Gamers APSFG-1TCS」はヒートシンクがホワイトです。こちらも、ヒートシンクが別で自作PCでも当然使えます。

レビューなどをみると、若干「ADATA Premier SSD For Gamers APSFG-1TCS」の方がベンチマークの数値が良い感じです。

その分、市場価格でも「ADATA Premier 1TB」の方が高価になっています。

 

 

「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」をスペックごとに比較する

ざっと6つの製品を見てきました。

各項目のスペックを中心に比較してみましょう

読込速度を重視するのであれば、ADATA製品です。

商品 読込 書込 TBW
XPG 7400MB/s 5500MB/s 740TBW
Premier 7400MB/s 5500MB/s 740TBW
Seagate 7300MB/s 6000MB/s 1275TBW
EXCERIA 7300MB/s 6400MB/s 400TBW
CFD 7200MB/s 6000MB/s 700TBW
Corsair 7100MB/s 5800MB/s 700TBW

自作PCでの使用ならばXPGで、PS5での使用ならばPremierです。

書込速度を重視するのであれば、EXCERIAです。

商品 読込 書込 TBW
EXCERIA 7300MB/s 6400MB/s 400TBW
Seagate 7300MB/s 6000MB/s 1275TBW
CFD 7200MB/s 6000MB/s 700TBW
Corsair 7100MB/s 5800MB/s 700TBW
XPG 7400MB/s 5500MB/s 740TBW
Premier 7400MB/s 5500MB/s 740TBW

TBW重視であれば、Seagateです。

商品 読込 書込 TBW
Seagate 7300MB/s 6000MB/s 1275TBW
XPG 7400MB/s 5500MB/s 740TBW
Premier 7400MB/s 5500MB/s 740TBW
CFD 7200MB/s 6000MB/s 700TBW
Corsair 7100MB/s 5800MB/s 700TBW
EXCERIA 7300MB/s 6400MB/s 400TBW

TBWは個人で使うのであれば、気にする必要がないでしょう。

しかし、数字的に大きいということは、メーカーも耐久性という面で力をいれている製品であることは間違いありません。

正直なところ、私個人としては、その姿勢が好きです。

そこで、私が購入するのであれば、TBWが一番で、読込も書込も7000MB/s超えの製品では標準以上なのでSeagateを購入します。

Seagate FireCuda 530 1TB

価格で選ぶなら、CFDです。まさに、7000MB/s超えの製品のスタンダードスペックです。

CFD CSSD-M2M1TPG4NZL

本当に悩みますが、最後は自分で納得して、自分の好きな製品を選択しましょう。

 

 

読込速度=7000M/s製品のスペックは?

7000MB/s超えの製品は、これまで確認してきたとおりです。

では、参考までに「読込速度=7000M/s製品」についても一覧として掲載しておきたいと思います。

ピックアップしたのは、次の4製品です。

読込速度はすべて7000MB/sなので、それ以下のスペックで比較しました。

書込速度を重視した場合

商品 読込 書込 TBW
CFD PG4VNZ 7000MB/s 5500MB/s 700TBW
WD SN850 7000MB/s 5300MB/s 600TBW
PLEXTOR 7000MB/s 5000MB/s 640TBW
Samsung 980 7000MB/s 5000MB/s 600TBW

TBWで比較した場合

商品 読込 書込 TBW
CFD PG4VNZ 7000MB/s 5500MB/s 700TBW
PLEXTOR 7000MB/s 5000MB/s 640TBW
WD SN850 7000MB/s 5300MB/s 600TBW
Samsung 980 7000MB/s 5000MB/s 600TBW

あとは、好みのメーカーで選択するのが良いでしょう。

定番メーカーでWDやSamsungでも良いですね。

 

 

「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」まとめ

読込7000MB/s超えの「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」の製品の比較ということで見てきました。

確認したのは、6つの製品です。

CFD CSSD-M2M1TPG4NZL
Seagate FireCuda 530 1TB
EXCERIA PRO SSD-CK1.0N4P
ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE 1TB
Corsair MP600 PRO LPX CSSD-F1000GBMP600PLP
ADATA Premier SSD For Gamers APSFG-1TCS

個人的には、TBWの数字まで使うことはまずないので気にする必要はないのですが、それでもメーカーの製品に対する思い入れがあるので、おすすめは「Seagate FireCuda 530 1TB」です。

Seagate FireCuda 530 1TB

ただ、コストパフォーマンスが良くて一番スタンダードなのは、「CFD CSSD-M2M1TPG4NZL」です。

CFD CSSD-M2M1TPG4NZL

2022年4月発売と6製品の中で一番最近に発売された製品なので、価格面でも魅力的です。

これらの点を把握して、他の製品も比較すると、おのずと自分のほしい製品も絞られてくるでしょう。

PCIe5.0のSSDの発売時期がはっきりしない中、発売されても高価であることを考えると、現在のスタンダードなPCIe4.0の仕様で、長く使える製品を選択されることをおすすめします。

今回は、「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」ということで、容量も1TBに絞りました。

2TBや4TBの製品となると、1TBの製品とはスペックが異なる場合もありますので、注意しましょう。

ということで、「読込7000MB/s超えの「SSD M.2 NVMe PCIe4.0 1TB」の製品で購入するならどれがよいか比較してみた話」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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