こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、ラトック 2.5インチ HDD・SSD RAIDケース のベンチマーク編です。
はじめに
前回、ラトックのRAIDケースにSSDを2台設置した話を書きました。
設置もできたので、長期にわたってRAIDケースを使うので、どのような使い方にするか検討するためにも、ひととおりのベンチマークテストをとってみました。
ベンチマークをとる前に、私のパソコンの組み合わせを書きたいと思います。
ベアボーン | INTEL NUC BXNUC10I7FNH i7-10710U 2.5対応 |
メモリ | Crucial(Micron製) PC4-19200(DDR4-2400) 16GB×2枚 |
NVMe SSD | XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe4 SSD |
2.5inchSSD | WD Blue HDD 2TB 2.5インチ WD20SPZX |
電源ケーブル | BUFFALO 電源ケーブル 3ピン ⇔ 2ピン BSACC0802BKA |
OS | Windows10 Pro |
今回のRAIDケースは、INTEL NUCの背面Thunderbolt 3 に接続しています。
ラトック USB3.2 RAIDケース(2.5インチ 2台用) RS-EC22-U31R
では、早速行きましょう。
SSD単体(INTEL NUC 2.5inchベイ)のベンチマーク
まずは、SSD単体のベンチマークです。
今回、ラトックのRAIDケースに入れているSSDは、
Samsung 870 QVO 2TB 2.5inch SSD MZ-77Q2T0B 2個です。
以前の記事からデータを引っ張ってきました。
INTEL NUC の2.5inchベイに取り付けた時のベンチマークなので、内蔵の方が有利な数字になるかもしれません。
CrystalDiskMark8でテスト(SSD単体:INTEL NUC 2.5inchベイ)
CrystalDiskMark7でテスト(SSD単体:INTEL NUC 2.5inchベイ)
ラトックが参考として公表しているベンチマークはこちらです。
基準となる事前数字が出そろったので、早速テストしていきましょう。
RAID0(ストライピング)を設定する
まずは、RAID0(ストライピング)の設定をします。
電源を入れる前からストライピングの設定をしておいたので、そのまま電源を入れるだけでした。
電源を入れて、「ディスクの管理」を立ち上げました。
浜辺美波ちゃんの横に表示
ディスク5が今回のストライピングのドライブです。
SSD 2TB が2個なので、倍の4TBの数字になっています。
Sドライブでフォーマットしました。
RAID0(ストライピング)のテスト
では、早速テストして行きましょう
CrystalDiskMark 8でテスト
1回目
2回目
思ったほど伸びませんね。残念です。
CrystalDiskMark 7でテスト
ラトック公表の数字には、全然届きません。残念です。
SSDが「Samsung 860 Pro」でないからかもしれません。
それにしても遅い。CrystalDiskMark 8は厳しい数字になるので、CrystalDiskMark 7でテストしてみました。
1回目
2回目
CrystalDiskMark 8とあまり変わりませんでした。
とにかく、書き込みが遅い。個体差なのかな~とあきらめムードです。
RAID1(ミラーリング)の設定
気分を変えて、ミラーリングにしました。
マニュアルによると、電源をいれたままでもOKで、背面のスイッチを変更し、リセットボタンを5秒以上押し続けました。
すると、ピッと音がして、USBの認識がなくなって、再認識されました。
ディスク5番が、また、未割り当てになりました。今度は、2TBです。
当然ですよね。ミラーリングなので…。
フォーマットしました。
わかりやすいように、プロパティでミラーリングと表記しました。
RAID1(ミラーリング)のテスト
では、ミラーリングでテストをしましょう。
CrystalDiskMark 8でテスト
1回目
2回目
なんかパッとしませんね。
CrystalDiskMark 7でテスト
テストは1回で終了しました。
SSDを2個使ってミラーリングは、あまりにもったいない。現実的ではないので、今回のテストだけにしました。
SINGLEのテスト
最後、SINGLEモードで2個の単品SSDとして使った時のベンチマークをとってみました。
こんなにいろいろとテストできるのは、データが何も入っていない最初だけですよね。
今回は、2つのドライブに別れたので、GドライブとSドライブの2つに設定してベンチマークをテストしてみました。
CrystalDiskMark 8でテスト
Gドライブ
まずまずの数字ですね。
Sドライブ
こちらもまずまずの数字です。
この記事の最初にアップしたSSD単体(INTEL NUC 2.5inchベイ)のベンチマークに近い数字となりました。
ということは、SINGLEで使うのがベスト?
と思ったのです。
どのモードで使うのか?
さてこれらのテストが終わった結果、いよいよ自分としてどのモードで使おうかなと思いました。
私自身は、 RAID 機能を求めていたわけではなく、単品の SSD を使用するのに、単体の外付けケースを2個購入するよりも、1個の外付けケースで2個の SSDを収納した方が、設置スペースが少なく済むと思ったのです。
設置スペースを最小限にするために、RAIDケースを選択したのです。
なので、RAID機能は使わずに、SINGLEで使えば良いと思っていたのです。
実際、今回のベンチマークの結果を見ても、あまり芳しくありませんでした。
Samsung 870 QVO だからかもしれません。
先日発表された Samsung 870 EVO や Samsung 860 PRO でないから、ラトックが公表しているような数字にならないのかもしれません。
今回のテスト結果からすると、特に書き込み速度の結果からSINGLEで使うのが一番良いという結果になりました。
しかし…。
今回のベンチマークの結果、シングルモードで使用することに1度は決心したのですが、シングルモードで使った場合、ディスクが2個増えることになり、どれがどのドライブかわかりにくくなってしまいます。
そこで、ワンドライブで使えるRAID0(ストライピング)モードで使おうと思ったのです。
実は、私の場合、RAID0(ストライピング)で使用するのは、すごく抵抗があるのです。
かなり前の話ですが、IO-DATAの NASをRAID0(ストライピング)で使用していて、購入して数年経過したとき、HDDの調子が悪くなってのではなく、RAIDケースそのものの基盤が壊れてデータがダメになったのです。
それ以来、RAID0(ストライピング)には、全然興味がなくなったのです。
今回、新しいRAIDケースをRAID0(ストライピング)で使用し、古いRAIDケース(東芝のHDD 2TB ×2)もストライピングにして、新しいRAIDケースのデータを古いRAIDケースでバックアップしようと思ったのです。
これであれば、RAID0(ストライピング)にしても大丈夫でしょう。
まぁ、SSDはSamsungだし、HDDと違って回転する部品もないので、めったなことで壊れたりしないだろうと思ったのです。
RAID0(ストライピング)に再設定
ということで、再び、RAID0(ストライピング)の設定をしました。
プロパティの「S:Striping_RAID2.5inchC」と入れました。
S(Samsung)ドライブ、ストライピング、RAIDケース、2.5インチ、TypeC接続(RAIDケース裏側のUSB端子)の意味です。
古いRAIDケースは、ストライピングにしたら、「T:Striping_RAID2.5inchB」にする予定です。
T(TOSHIBA)ドライブ、ストライピング、RAIDケース、2.5インチ、TypeB接続(RAIDケース裏側のUSB端子)の意味です。
設定が終わったので、とりあえず、ダメもとで、再度ベンチマークをとってみました。
1回目
2回目
「あれ?」でした。
書き込みの数字がいいのです。ん~なぜだろう。
よくわかりませんが、良い数字になりました。
まとめ
今回は、RAIDケースのベンチマークを取ってみました。
あまり芳しい数字ではなかったのですが、とりあえずはRAID0(ストライピング)で使用することにしました。
このSSDのRAID0(ストライピング)の領域では、テレビドラマのCMカットをする作業領域にしようと思っています。
今回、ストライピングに設定した理由として、シングルモードで使うとディスクの数が増えてしまうので、ストライピングに設定してワンドライブで使用すれば、ドライブも迷わなくなるということを先ほど書きました。
ただ、シングルモードをやめた重要な理由が、別にもう1つあるのです。
その理由については、次回以降の記事で書きたいと思います。
ということで、今回は、「ラトック RAIDケース(RS-EC22-U31R)で、SSDのRAID0(ストライピング)のベンチマークをとってみた話(ベンチマーク編)」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
今回の話の続きは、こちらです。
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