こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「23カルコンBFS」のギアボックス内の組立編です。
はじめに
「23カルコンBFS」のパーツを分解し、洗浄まで行いました。
今回は、ギアボックス内のパーツにグリスを塗って、組み立てるところまで行います。
参考にさせてもらったのは、「シマノフィッシングサポート」の「ベイトリールグリスアップ」というYouTube動画です。
はじめてメンテナンスを行うので、基本はこの動画の内容を「23カルコンBFS」で忠実に行っただけです。
ただ、どうしても「23カルコンBFS」と違う部分がありますので、そのあたりは、コメントで書きたいと思います。
あと、作業をしている時には思わなかったのですが、写真を整理していて思ったこととして、正直、グリスを塗りすぎたなと反省しております。
そのあたりは、初めてのメンテナンスで、初心者だということで、あたたかい目で見守ってくれればと思います。
では、早速、前回の続きです。
23カルコンBFSに使用するグリス・オイルは?
組み立てる時にグリスを塗っていますが、使用したグリスは、「シマノフィッシングサポート」の「ベイトリールグリスアップ」というYouTube動画の中でも使われている3種類のグリスをメインに使っています。
塗るときに使用した筆は、ダイソーのマニキュア用の筆を使っています。
また、オイルは、こちらの製品を準備しました。
ただ、今回は「22アルデバランBFS」に付属していた「BFS専用オイル」が余っていたので使いました。
オイルは、こちらでも良いと思います。
キャップの色で区別して使用すれば、良いでしょう。
なお、実際にリールのどの部分にどのグリスやオイルを塗るのが良いか、シマノのサポートページを参考に整理した表は、こちらです。
種類 | 品目名 | 使用箇所 | 用途一覧 |
グリス | ACE-0 | ドラグ部 ウォームシャフト部 |
フェルト(汎用スピニング)のドラグワッシャ 両軸リールのカーボンワッシャ ベールの摺動部(しゅうどうぶ)等 |
SHIP-0 | ハンドル部 | 汎用スピニングのギア・ウォームシャフト類 各種ハンドル部 各種ベアリング・A-RB類(ティアグラは除く) |
|
ACE-2 | ギア部 | 両軸・電動全般のギア類(ティアグラは除く) | |
オイル | SSRO-01 | スプール軸 ブレーキパイプ(DC以外) |
ウォームシャフト(全般)、ベアリング(全般)等々 ベイトリールのスプール軸 外観部品の防錆用途(軸のカシメ部等) |
B-100 | ブレーキリング部 | ローラークラッチ部(スピニング) 遠心ブレーキ(DC以外のベイトリール)のブレーキパイプ・ブレーキリング部 スプール軸部(全般)、ベアリング全般(全般)等々 |
おおよその目安です。
良かったら、こちらの記事↓↓↓もご覧ください。
ギアボックスフタのベアリングを取り付ける
最初に、ギアボックスのフタに洗浄したベアリングを戻します。
右側のベアリングを洗浄しました。
記事を書いているときに気が付いたのですが、左側にもベアリングが入っていたんですね。
今回は洗浄し忘れたので、次回は洗浄したいと思っています。
右側に洗浄したベアリングを入れました。
きれいに入りました。
裏側です。
「BFS専用オイル」をさしました。
YouTube動画と同様、「抜ケ止メ」にギア用のグリス「ACE-2」を塗りました。
そして、取り付けました。
内側からも「BFS専用オイル」をさしました。
「メカニカルブレーキノブ」の突起を、フタ側の凹みに入れるようにあわせました。
取り付けました。
問題なく、しっかり回して設定できることを確認しました。
ギアボックス内の外さなかったパーツにグリスを塗る!
まず最初に、外さなかったギアボックス内のパーツにグリスを塗ります。
ギアボックス内部の外さなかったパーツには、YouTube動画と同様にグリス「SHIP-0」を塗りました。
丹念に塗っていきます。
「ドライブギア軸」にもグリス「SHIP-0」を塗ります。
塗りやすいように塗ればよいと思います。
大きい「ウォームシャフトギア」とその横の小さな「ウォームシャフトギア」には、回転させながら、ギア用のグリス「ACE-2」を塗りました。
塗り終わった状態です。
写真では、ギトギトに塗っている雰囲気ですね。
実際に塗っているときは、それほどではないと感じていました。
釣行後、毎回洗浄して乾かすので、少しずつグリスも流れていくと思うので、まあ、よしとしましょう。
ピニオンギア周りを組み立てる!
続いて、「ピニオンギア周り」を組み立てます。
実際に組み立てを行ったとき、先に「ドライブギア軸周り」を組み立てていて、途中に「ピニオンギア周り」を先に組み立てるべきだったと気が付きました。
なので、「ドライブギア軸周り」を途中まで組み立てた写真が登場しますが、無視してください。
この記事の目的として、次回以降の組み立てをしやすいように、私の備忘録にしたいと思っているので、本来の組み立てるべき順番で書きたいと思います。
「ピニオンギア」には、ギア用のグリス「ACE-2」を塗ります。
「クラッチヨーク」と「クラッチヨークバネ」は、グリス「SHIP-0」を塗ります。
「ピニオンギア」に、ギア用のグリス「ACE-2」を塗りました。
「クラッチヨーク」に、グリス「SHIP-0」を塗りました。
「ピニオンギア」に、「クラッチヨーク」を取り付けました。
そして、本体に、「ピニオンギア」と「クラッチヨーク」を取り付けました。
続いて、「クラッチヨークバネ」に、グリス「SHIP-0」を塗りました。
そして、本体に取り付けました。
バッチリです。
ドライブギア軸周りを組み立てる!
続いて、「ドライブギア軸周り」を組み立てます。
最初は「ストッパーギア」です。
「ストッパーギア」の周りに、ギア用のグリス「ACE-2」を塗りました。
中心部は、何も塗りません。
「ドライブギア軸」に取り付けました。
「スタードラグ座金(A)」は、グリス「ACE-0」を塗ります。
グリス「ACE-0」を初めて使いました。
両面にグリス「ACE-0」を塗って、「ドライブギア軸」に取り付けました。
「ストッパーギア」に、「スタードラグ座金(A)」をしっかりとくっつけます。
これから書く「ドラグ音出シピン」を取り付ける内容についても、写真と順番があいませんが、次回以降の組み立てをしやすいように、本来の組み立てるべき順番で書きたいと思います。
「ドライブギア」の「ドラグバネホルダー」を取り付ける場所に、ギア用のグリス「ACE-2」をたっぷりとつけました。
「ドラグ音出シピン」を支える部分なので、グリス「SHIP-0」ではなくて、ギア用のグリス「ACE-2」をしっかりと塗りました。
「ドラグバネホルダー」を取り付けました。
「ドラグ音出シバネ」は、グリス「SHIP-0」を塗りました。
「ドラグ音出シピン」も、グリス「SHIP-0」を塗りました。
そして、「ドライブギア」周りのギザギザに、ギア用のグリス「ACE-2」を塗ります。
写真はありませんが、「ドライブギア」を「ドライブギア軸」に取り付けました。
次に、「スタードラグ座金」に、グリス「ACE-0」を塗ります。
両面にグリス「ACE-0」を塗って、「ドライブギア」の上に貼り付けました。
グリス「ACE-0」は、「ドライブギア」の真下の「スタードラグ座金(A)」と真上の「スタードラグ座金」の両面に塗るだけでした。
それ以外は、グリス「ACE-0」を使うことはありませんでした。
YouTube動画でも、そのような使い方がされていました。
「ドラグ音出シラチェット」の裏側です。ギザギザになっています。
ギザギザの部分に「ドラグ音出シピン」が接触して、ドラグ音が出ます。
なので、ギザギザの部分に「ドラグ音出シピン」に塗ったのと同じグリス「SHIP-0」を塗りました。
「スタードラグ板」の裏側も、グリス「SHIP-0」を塗りました。
「スタードラグ板」の表側です。
「ドラグ音出シラチェット」に「スタードラグ板」をはめ込みました。
このセットを「ドライブギア軸」にさして、「ドラグ音出シラチェット」が「ドラグ音出シピン」にしっかりと接触していることを確認しました。
そして、「ドラグ音出シラチェット」と「スタードラグ板」のセットの上に、グリス「SHIP-0」を塗りました。
軽く塗ったつもりですが、ギトギト感がすごいですね。
「スタードラグ板」の穴の部分に、ギア用のグリス「ACE-2」を塗ります。
分解時に、しっかりとグリスが塗られていたからです。
「ローラークラッチインナーチューブ」の下の部分にも、ギア用のグリス「ACE-2」をたっぷりと塗りました。
そして、「ローラークラッチインナーチューブ」を「ドライブギア軸」に通して、「ローラークラッチインナーチューブ」の横には、YouTube動画と同様にグリス「SHIP-0」を塗りました。
これで、ドライブギア内のパーツの組み立てが完了しました。
グリスでギトギトですね。
実際、作業をしているときは、これほどギトギトに塗っている感じはなかったのですが、写真からすると多い感じがします。
ギアボックスのフタを取り付ける!
さぁ、いよいよ、ギアボックスのフタをします。
ギアボックスのフタは、純正の3本ネジから「23カルカッタコンクエストBFS対応 チタン64スクリュー M2.6×8mm 3本セット」に変更します。
23カルカッタコンクエストBFS対応 チタン64スクリュー M2.6×8mm 3本セット
今後のメンテナンスを考えた時、マイナスの純正ネジよりも、硬くてネジ穴のつぶれない六角ネジの方が楽だからです。
また、六角ネジであれば、ネジを締めている途中にドライバーがずれて本体にキズをつけることもないからです。
袋から取り出しました。
本体にギアボックスのフタをかぶせました。
「クラッチヨークバネ」がギアボックスのフタに当たって、浮き上がります。
ギアボックスのフタをしっかりと押さえて、「23カルコンBFS専用チタン64スクリューネジ」を入れました。
1カ所ずつ、「Wera 2054 ヘキサンゴンミクロドライバー 2.0 118068」を使って、締めていきます。
Wera 2054 ヘキサンゴンミクロドライバー 2.0 118068
ピタッと吸いつくようにドライバーにはまって、しっかりと締まります。
「23カルコンBFS専用チタン64スクリューネジ」だと、チタンなので硬いからだと思います。
締まり感がワンランク上です。
さすがだと思いました。
安心して使えるなと思いました。
3カ所とも締めました。
上の部分
中間
下の部分
バッチリ、完成です!
これで、ギアボックス内のグリスアップは、完了しました。
23カルコンBFSのギアボックス内の組み立てまとめ
今回は、「23カルコンBFS」のギアボックス内の組み立てを行いました。
使用したメインのグリスは、こちらです。
シマノのホームページでグリスを使う部分が掲載されています。
こちらです。
種類 | 品目名 | 使用箇所 | 用途一覧 |
グリス | ACE-0 | ドラグ部 ウォームシャフト部 |
フェルト(汎用スピニング)のドラグワッシャ 両軸リールのカーボンワッシャ ベールの摺動部(しゅうどうぶ)等 |
SHIP-0 | ハンドル部 | 汎用スピニングのギア・ウォームシャフト類 各種ハンドル部 各種ベアリング・A-RB類(ティアグラは除く) |
|
ACE-2 | ギア部 | 両軸・電動全般のギア類(ティアグラは除く) | |
オイル | SSRO-01 | スプール軸 ブレーキパイプ(DC以外) |
ウォームシャフト(全般)、ベアリング(全般)等々 ベイトリールのスプール軸 外観部品の防錆用途(軸のカシメ部等) |
B-100 | ブレーキリング部 | ローラークラッチ部(スピニング) 遠心ブレーキ(DC以外のベイトリール)のブレーキパイプ・ブレーキリング部 スプール軸部(全般)、ベアリング全般(全般)等々 |
ただ、分かりにくい部分もあるので、「シマノフィッシングサポート」の「ベイトリールグリスアップ」というYouTube動画を参考にしました。
それでも、「23カルコンBFS」と違う部分がありますので、不明な部分は私の判断で、次のように整理して使用しました。
グリス「ACE-0」は、YouTube動画と同様、「ドライブギア」の真下の「スタードラグ座金(A)」と真上の「スタードラグ座金」の両面に塗るときだけ使用しました。
ギアやギアに相当する部分は、グリス「ACE-2」を使用しました。
そして、どれにも当てはまらない部分は、グリス「SHIP-0」を使用しました。
おかしい部分があるかもしれませんが、初心者なので、あたたかい目で見守ってくれればと思います。
これで、何とかギアボックス内のグリスアップが完了しました。
あとは、ギアボックスから上のドライブギア軸周りとハンドルの取り付けだけなので、次回でメンテナンスを完了したいと思います。
ということで、「シマノ23カルカッタコンクエストBFSのギアボックス内パーツにグリスを塗って組み立てをした話(メンテナンス・その5・ギアボックス組立編)」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
この話の続きは、こちら↓↓↓です。
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