こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、Western DigitalのSSDについて確認します。
はじめに
定期的にSSDの状況を確認したくなる私です。
ということで、2025年春のWDのM.2 SSDについて、どんな状況なのか、確認したいと思います。
モデルチェンジの激しいSSDの世界なので、定番のWDの製品を把握したうえで、他のメーカーの製品を確認してくのが良いでしょう。
Western Digitalの「M.2 PCIe4.0 SSD」は、売筋でいくと2つブランドがあります。
「Blue」と「Black」です。
その中で、5種類「Blue SN580」「Blue SN5000」「Black SN770」「Black SN850X」を確認しました。
完全に私の備忘録としてまとめただけですが、参考にしてもらえばと思います。
WD Blue SN580
まずは、2023年7月に発売された「Blue SN580」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Blue SN580 | 500GB | 4000 | 3600 | 450K | 750K | 300 |
Blue SN580 | 1TB | 4150 | 4150 | 600K | 750K | 600 |
Blue SN580 | 2TB | 4150 | 4150 | 600K | 750K | 900 |
スピードとしては、一番遅いモデルになります。
ていっても、Western Digitalのモデルなので、安心して使えます。
一番遅いモデルといっても、2.5インチのSATAのSSDに比較すれば、十分に早いので実用性は問題ないでしょう。
とにかく、安価なPCを組まれるのであれば、お勧めです。
WD Blue SN5000
続いて、2024年7月に発売された「Blue SN5000」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Blue SN5000 | 500GB | 5000 | 4000 | 460K | 770K | 300 |
Blue SN5000 | 1TB | 5150 | 4900 | 730K | 770K | 600 |
Blue SN5000 | 2TB | 5150 | 4850 | 650K | 770K | 900 |
Blue SN5000 | 4TB | 5500 | 5000 | 690K | 900K | 1200 |
1年を経過して「Blue SN580」から「Blue SN5000」にモデルチェンジしましたが、読込速度、書込速度とも大幅に向上しているので、予算に余裕があれば「Blue SN5000」の購入をお勧めします。
「M.2 PCIe4.0 SSD」の一番売れ筋は1TBですが、どうせなら2TBがほしいという方であれば、「Blue SN5000」も魅力的です。
個人的には、4TBがすごく気になっていて、Amazonのセールがあるたびに、価格をチェックしています。
2025年の春の段階で、4TBは3万5千円前後をうろうろしているので、何とか3万円を切れば、即購入なのになぁと思っています。データ用SSDとして、ぜひ導入したいと検討している製品です。
WD Black SN770
続いて、2022年2月発売の「Black SN770」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Black SN770 | 500GB | 5000 | 4000 | 460K | 800K | 300 |
Black SN770 | 1TB | 5150 | 4900 | 740K | 800K | 600 |
Black SN770 | 2TB | 5150 | 4850 | 650K | 800K | 900 |
2022年2月発売ということで、古いモデルです。通常の読込速度、書込速度とも「Blue SN5000」と同じです。
唯一の違いは、普段使いで体感的に早いかどうかと感じるランダムアクセスが「Black SN770」の方が上です。特に、ランダムアクセスの書き込み速度が速いです。さすが「Black」シリーズです。
あとは、購入時に「Blue SN5000」と「Black SN770」の価格差を見ながら、どちらがコストパフォーマンスが高いかを検討すればよいでしょう。
4TBモデルがないのが、個人的に残念です。
WD Black SN7100
次に、2025年2月発売の「Black SN7100」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Black SN7100 | 500GB | 6800 | 5800 | 760K | 1200K | 300 |
Black SN7100 | 1TB | 7250 | 6900 | 1000K | 1400K | 600 |
Black SN7100 | 2TB | 7250 | 6900 | 1000K | 1400K | 1200 |
2025年2月発売ということで、まさに発売されたばかりです。
ハイエンドモデルの「Black SN850X」と比較した場合、読込速度はわずかに及びませんが、書込速度は「Black SN850X」よりも早いです。
また、ランダムアクセスも同様で、読込速度は「Black SN850X」よりも遅いですが、書込速度は「Black SN850X」よりも早いです。
これまでよりも実用的で、体感できるサクサク感が向上したモデルになります。
2025年、注目の製品の登場です!
唯一、残念なのが4TBモデルがないことです。すごく魅力的なモデルなので、半年後でもよいので、ぜひリリースしてもらいたいです。
WD Black SN850X
最後に、2022年8月発売の「Black SN850X」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Black SN850X | 1TB | 7300 | 6300 | 800K | 1100K | 600 |
Black SN850X | 2TB | 7300 | 6600 | 1200K | 1100K | 1200 |
Black SN850X | 4TB | 7300 | 6600 | 1200K | 1100K | 2400 |
2022年8月販売開始なので、発売から2年経過しました。
それでも、読込速度の最速は「Black SN850X」で変わりません。
ただ、書込速度では、2025年2月発売のモデルである「Black SN7100」にその座を明け渡してしまいました。
なので、Western DigitalのSSDで一番速いSSDがほしいと思っている方は、「Black SN7100」と「Black SN850X」でどちらを選ぶかは、微妙になります。
容量ごとの「Black SN7100」と「Black SN850X」の価格を比較して、コストパフォーマンスを良い製品を選択するのがベストでしょう。
まとめ
今回は、2025年春 Western DigitalのM.2 PCIe4.0 SSD(Blue SN580,Blue SN5000,Black SN770,Black SN7100,Black SN850X)を確認してきました。
「M.2 PCIe4.0 SSD」は種類が多いので、迷ってしまいます。
WDだけでも5種類もあります。
価格的に安価でできる限り大容量というのであれば、2024年7月に発売された「Blue SN5000」のシリーズがお勧めです。
個人的には4TBがほしいと思っているので、「WD Blue SN5000 4TB PCIe4.0 WDS400T4B0E SSD
」は購入の最有力候補です。
また、速さで選択する場合ですが、こちらが本当に悩ましいです。
2024年までは「Black SN850X」でキマリ!でしたが、2025年2月発売の「Black SN7100」がすごく良いスペックです。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Black SN850X | 2TB | 7300 | 6600 | 1200K | 1100K | 1200 |
Black SN850X | 4TB | 7300 | 6600 | 1200K | 1100K | 2400 |
Black SN7100 | 2TB | 7250 | 6900 | 1000K | 1400K | 1200 |
「Black SN7100」の読込速度が、完全に「Black SN850X」を上回っています。
なので非常に悩ましい。
「Black SN7100」に4TBモデルがないのが、本当に残念ですが、1TBや2TBを購入するのであれば、購入時の価格を要チェックして決定するのが良いでしょう。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Black SN850X | 1TB | 7300 | 6300 | 800K | 1100K | 600 |
Black SN7100 | 1TB | 7250 | 6900 | 1000K | 1400K | 600 |
1TBモデルなら、迷わず「Black SN7100」の方が良いですね。満足度も高いでしょう。
ということで、「2025年春 Western DigitalのM.2 PCIe4.0 SSD(Blue SN580,Blue SN5000,Black SN770,Black SN7100,Black SN850X)を確認してみた話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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