こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、Western DigitalのSSDについて確認します。
はじめに
前回、「2024年夏 SamsungのSSD(990 PRO,990 EVO,870 QVO,870 EVO)を確認してみた話」ということで、SamsungのSSDを確認してみました。
そこで、今回は、「Western DigitalのSSD」を確認します。
私の備忘録としてまとめましたので、参考にしてもらえばと思います。
M.2 PCIe4.0 SSD
まずは、「M.2 PCIe4.0 SSD」から確認していきましょう。
「M.2 PCIe4.0 SSD」は、4種類「Blue SN580」「Blue SN5000」「Black SN770」「Black SN850X」を確認しました。
まずは、2023年7月に発売された「Blue SN580」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Blue SN580 | 500GB | 4000 | 3600 | 450K | 750K | 300 |
Blue SN580 | 1TB | 4150 | 4150 | 600K | 750K | 600 |
Blue SN580 | 2TB | 4150 | 4150 | 600K | 750K | 900 |
続いて、2024年7月に発売された「Blue SN5000」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Blue SN5000 | 500GB | 5000 | 4000 | 460K | 770K | 300 |
Blue SN5000 | 1TB | 5150 | 4900 | 730K | 770K | 600 |
Blue SN5000 | 2TB | 5150 | 4850 | 650K | 770K | 900 |
Blue SN5000 | 4TB | 5500 | 5000 | 690K | 900K | 1200 |
1年を経過して「Blue SN580」から「Blue SN5000」にモデルチェンジしましたが、読込速度、書込速度とも大幅に向上しているので、予算に余裕があれば「Blue SN5000」の購入をお勧めします。
続いて、2022年2月発売の「Black SN770」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Black SN770 | 500GB | 5000 | 4000 | 460K | 800K | 300 |
Black SN770 | 1TB | 5150 | 4900 | 740K | 800K | 600 |
Black SN770 | 2TB | 5150 | 4850 | 650K | 800K | 900 |
2022年2月発売ということで、古いモデルです。通常の読込速度、書込速度とも「Blue SN5000」と同じです。
唯一の違いは、普段使いで体感的に早いかどうかと感じるランダムアクセスが「Black SN770」の方が上です。特に、ランダムアクセスの書き込み速度が速いです。さすが「Black」シリーズです。
あとは、購入時に価格差を見ながら、どちらがコストパフォーマンスが高いかを検討すればよいでしょう。
最後に、2022年8月発売の「Black SN850X」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Black SN850X | 1TB | 7300 | 6300 | 800K | 1100K | 600 |
Black SN850X | 2TB | 7300 | 6600 | 1200K | 1100K | 1200 |
Black SN850X | 4TB | 7300 | 6600 | 1200K | 1100K | 2400 |
2022年8月販売開始なので、発売から2年経過しました。
それでも、最速は「Black SN850X」で変わりません。
Western DigitalのSSDで、一番速いSSDがほしい方は、「Black SN850X」で決まりですね。
2.5インチ SATA SSD
「M.2 PCIe4.0 SSD」に続いて、「2.5インチ SATA SSD」を確認します。
確認するのは、「Blue SA510」と「Red SA500」です。
まずは、2022年6月に発売が開始された「Blue SA510」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Blue SA510 | 500GB | 560 | 510 | 90K | 82K | 200 |
Blue SA510 | 1TB | 560 | 520 | 90K | 82K | 400 |
Blue SA510 | 2TB | 560 | 520 | 87K | 83K | 500 |
Blue SA510 | 4TB | 560 | 520 | 87K | 83K | 600 |
続いて、2019年6月発売開始のNAS用のSSDである「Red SA500」です。
シリーズ | 容量 | 読MB/s | 書MB/s | R読IOPS | R書IOPS | TBW |
Red SA500 | 500GB | 560 | 530 | 95K | 85K | 350 |
Red SA500 | 1TB | 560 | 530 | 95K | 85K | 600 |
Red SA500 | 2TB | 560 | 520 | 87K | 83K | 1300 |
Red SA500 | 4TB | 560 | 520 | 87K | 83K | 2500 |
2019年6月発売開始と長く愛されている製品で、安定性は高いです。
NASでSSDを使うとほんとにアクセスが速く感じるので、メリットは高いです。
「Blue SA510」と「Red SA500」では、TBWが1.5倍から4倍ほど違うので、信頼度は格段に違います。
PCIe4.0の「Black SN850X」よりも長いです。
まとめ
今回は、2024年夏 Western DigitalのSSD(Blue SN580,Blue SN5000,Black SN770,Black SN850X,Blue SA510,Red SA500)を確認してきました。
「M.2 PCIe4.0 SSD」を購入するのであれば、種類が多いので、予算で選ぶのがよいでしょう。
ただ、発売時期を考えると、安価な製品を選ぶのであれば、2024年7月に発売された「Blue SN5000」がお勧めです。
また、速さで選択するのであれば、「Black SN850X」です。
ランダムアクセスも早いので、ストレスはないでしょう。
「2.5インチ SATA SSD」を購入するのであれば、通常は「Blue SA510」です。
確かに「Red SA500」はTBWの数値が1番良いですが、高価です。
なので、予算に余裕があれば、安定の「Red SA500」をお勧めします。
ということで、「2024年夏 Western DigitalのSSD(Blue SN580,Blue SN5000,SN770,Black SN850X,Blue SA510,Red SA500)を確認してみた話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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