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両面実装のSSDも装着可能な Thunderbolt 3 NVMe M.2 SSDケース を探した話

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、両面実装のSSDも装着可能な Thunderbolt 3 SSDケースを探した話です。

はじめに

前回、一時退避用のハードディスクの調子が悪くなったことを書きました。

そこで、一時退避用のハードディスクは、もう一つ東芝の 1TB のハードディスクが余っていることもあってそちらを代替品として使用することにしました。

ただ、そろそろ外付け SSD のケースの購入も検討しようと思ったので、今回、 Thunderbolt 3 の SSD ケースを探してみることにしました。

 

 

Thunderbolt 3 SSDケース の購入条件

私の手元に余っているNVMe M.2 SSDは2つあります。

Samsung 970 EVO 500GB PCIe 3 SSD(読出 3,400MB/秒 書込 2,300MB/秒)

XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD(読出 3,900MB/秒 書込 3,200MB/秒)

の2つです。

Samsung 970 EVO 500GB PCIe 3 SSD」は片面なのですが、「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」は両面になっています。

また、「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」は、両面実装のSSDで、そのうえ、最初からメーカーのヒートシンクが取り付けられています。

そこで、「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」を SSDケース に入れて使うとなると、条件があります。

1.両面実装ができること
2.SSDケースに厚みがあること
3.SSDの交換がしやすいこと

この3つの要件が、私の購入条件となりました。

3番目の「SSDの交換がしやすいこと」は、Thunderbolt 3 SSDケースそのものが、まだまだ高価です。

今後、USB4.0が普及してくれば、安価になってくると思われますが、まだ数年かかると思われます。

また、最初は「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」をSSDケースに取り付けますが、その後「Samsung 970 EVO 500GB PCIe 3 SSD」に交換することもあるのかなと思ったのです。

 

 

Thunderbolt 3 SSDケースを検討する

今回、選定したSSDケースは、7種類です。

Wavlink Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース 両面実装 非対応(115×42×15mm)

TREBLEET Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース (99×45×12mm)

Tximista Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース 両面実装 装着可能(103×50×13mm)

ORICO Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース SCM2T3-G40(101×41×15mm)JHL6340

Yottamaster Thunderbolt 3 NVMe M.2 SSDケース TB3-T3(106×43×15mm)JHL6340

Yottamaster Thunderbolt 3 NVMe M.2 SSDケース TB1-T3(100×44×13mm)JHL6340

Yottamaster USB4.0 NVMe M.2 SSDケース SO3-C4(106×43×15mm)JHL7440+JMS583

では、順番に確認していきましょう。

 

 

Wavlink Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース

Wavlink Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース 両面実装 非対応(115×42×15mm)

この商品の良いところは、とにかく価格が安いということです。

1万円を切っている価格で販売されています。価格面で決めるのであればこれで決まりでしょう。

また、ケース側の USB Type C のコネクター側の部分が、ねじ回しがついていて、ケーブルが抜けないようにしっかりと取り付けることができるのも良いです。

ただ、片面実装の SSD にしか対応していません。

Amazon レビューなどを見ると、両面実装でも何とか動いたというような報告もあるようですが、マニュアルには片面実装で両面実装は非対応と書いてあるようなので、熱対策が必修の両面実装SSDで使うのは、あまりお勧めしません。

熱対策として、赤色の格好良いヒートシンクを取り付けることになっているのですが、 ヒートシンクの留め具がプラスチックになっています。

そして、そのプラスチックの留め具を基盤の3カ所の穴に止めるのですが、一度穴にパチンと入れてしまうと、その後 SSD の交換が難しいヒートシンクとなっています。

そんなことから、SSD の交換をしたいと考えている方にはおすすめは難しいかなと思っています。

正直なところ、使い切りの SSD ケースと思ってもらえれば良いと思います。

またケース自体は、アルミではないので、ヒートシンクに頼っていることもあって、十分な冷却という点では、心配な部分もあります。

 

 

TREBLEET Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース

TREBLEET Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース (99×45×12mm)

Amazon のページを確認すると、世界最小の Thunderbolt 3 ケースということがわかります。

小さいのは良いことなので、魅力的に感じます。

この写真を見る限りは、 SSD を取り付けるネジ穴の高さがあるので、両面実装の SSD はおそらく取り付けが可能かなと思われます。

Amazon レビューを見ていると、Samsung の SSD との相性があまり良くないような感じです。

ただ、最新のファームウエアにアップデートすれば、改善するというレビューもあります。

このあたりのリスクも含めて、購入に当たっては検討すべきだなと思いました。

両面実装ができたとしても、世界最小ということもあって、やはり熱対策はしっかりと行う必要があるようです。

レビューの内容を見ても、熱対策に対する内容が多く書かれていることから、熱対策が必要であることがよくわかります。

高さが12 mm しかないこともあって、 ヒートシンク付きの 「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」の装着は、難しいかなと思いました。

 

 

Tximista Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース

Tximista Thunderbolt 3 Nvme M.2 SSDケース 両面実装 装着可能(103×50×13mm)

こちらのケースは、唯一 Amazon の商品説明の中に「両面実装タイプの SSD も装着可能です」としっかりと書かれている製品でした。

製品の内部の写真を見ると、取り付けがしやすいなと思いました。

写真では分かりませんが、両面実装タイプの SSD も装着可能と書いてあるので、 SSD を取り付けるネジの部分の高さも十分にあるのだと思われます。

ただし、13 mm という厚さもあるので、通常の両面実装 SSD であれば特に問題なく装着が可能だと思われますが、私が取り付けようと思っている、ヒートシンク付きの 「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」を装着するには、 高さがもう少しあれば良いかなと思いました。

 

 

ORICO Thunderbolt 3 SSDケース SCM2T3-G40

ORICO Thunderbolt 3 SSDケース SCM2T3-G40(101×41×15mm)JHL6340

これまでの商品は、 Thunderbolt 3のチップが何かは Amazon のページを見る限りでは分かりませんでした。

しかし、これから紹介する商品は、 Amazon のページの中に、 Thunderbolt 3のチップが明記されていました。

ちょっと親切ですよね。

チップは、インテルのJHL6340です。

ケースの中身の写真は、 Amazon のページでは確認できないので、掲載されているページのリンクを貼っておきたいと思います。

ORICO SCM2T3-G40 の 中の写真

この写真を見る限りでは、 SSD のネジの部分の高さもあるので、両面実装の SSD の取り付けも可能だと思われます。

また、熱伝導ゴムが1枚付属しています。

取り付けた写真をご覧ください。

熱伝導ゴムを取り付けた写真

うまく行きそうですね。

高さは15mmです。

このケースであれば、取り付けも楽ですし、ヒートシンク付きの 「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」でも取り付けが可能かなと思われます。

 

 

Yottamaster Thunderbolt 3 SSDケース TB3-T3

Yottamaster Thunderbolt 3 SSDケース TB3-T3(106×43×15mm)JHL6340

このケースを見た時、とにかくかっこいいなと思いました。

Amazon のページでは、「雪の華デザイン」と書いてあるので、確かにそうだなと思いました。

レビューが高評価なのですが、ケースの中身の写真は、 Amazon のページでは確認できないので、掲載されているページのリンクを貼っておきたいと思います。

Yottamaster TB3-T3 の中の写真

この写真を見てもらえば分かるのですが、ケースを開けるとき裏側のフタを開けるということです。

またこの写真からわかることは、ケースの裏側のフタを開けた時に現れるのは基板の裏側なのです。

そこで、 SSD を取り付けるには、さらに基板を外す必要があるのです。

ちょっとひと手間作業が必要となってくるのです。

取り付けのしやすさという点では、ひと手間がかかるなと思いました。

取り外した基板の写真です。ご覧ください。

取り外した基盤

SSD のネジの部分の高さがあるので、両面実装の SSD の取り付けも可能だと思われます。

ただ、ケースの上の裏側の写真を確認できなかったので、ヒートシンク付きの「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」の取り付けが可能かどうかの確認は無理でした。

すごく格好良いケースで15mmという高さなので、超魅力的なのですが、SSDの交換は少し手間がかかるのかなと思いました。

そんなに頻繁に交換しないので、気にしなければいいのかもしれませんね。

 

 

 Yottamaster Thunderbolt 3 SSDケース TB1-T3

Yottamaster Thunderbolt 3 SSDケース TB1-T3(100×44×13mm)JHL6340

写真からも分かるとおり、非常にオーソドックスな形状の SSD ケースです。

しっかりとしたつくりのように感じます。

Amazonのページでは、中身の写真が確認できないので、リンク先を貼っておきます。

Yottamaster TB1-T3 の中の写真

フタを取ればすぐに SSD を取り付けることができます。

基板を外したりする必要もありません。

SSD のところのネジの高さもあるので、両面実装の SSD の取り付けも可能だと思われます。

フタの裏側にも、銅板のヒートシンクが取り付けてあるので、 熱対策もしっかりしていると感じます。

SSDを取り付けた写真をご覧ください。

SSDを取り付けた写真

形状としてはオーソドックスで、両面実装も可能だと思われるので、すごく良いなと思いました。

ただ高さが、13mmしかないので、 ヒートシンク付きの 「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」を取り付けるのは、微妙かなぁ~と思いました。

 

 

Yottamaster USB4.0 SSDケース SO3-C4

Yottamaster USB4.0 NVMe M.2 SSDケース SO3-C4(106×43×15mm)JHL7440+JMS583

今回のケースの中で、 唯一 USB 4.0のケースです。Thunderbolt 3の上位互換の USB 4.0が使えるチップが搭載されています。

インテルの JHL7440です。

また、USB3.2、3.1、3.0でも使えるように、チップJMS583も搭載されています。

ケーブルも、USB4 ケーブル「Type-C To Type-C(30cm)」、USB3.1ケーブル「Type-A To Type-C(15cm)」の2本が入っています。
なので、接続端子を気にせずにデータのやり取りが可能になっています。

2つのチップを搭載しているので、価格的には一番高価なケースです。

外見は、先ほどの「Yottamaster Thunderbolt 3 SSDケース TB3-T3」とまったく同じなので、裏側からフタをあけて、基盤を外してSSDを取り付けます。

このタイプのケースの価格が、どんどんやすくなってくれるとよいですね。

 

まとめ

ということで、7種類のケースを見てきました。

整理するとこんな感じでしょうか

メーカー 製品 両面実装 大きさ(mm) チップ
Wavlink WL-UTE02-A 115×42×15 -
TREBLEET mamre-ssdbox-b 〇? 099×45×12 -
Tximista TXM02S 103×50×13 -
ORICO SCM2T3-G40-SV-BP 〇? 101×41×15 JHL6340
Yottamaster TB3-T3-GY 〇? 106×43×15 JHL6340
Yottamaster TB1-T3-GY 〇? 100×44×13 JHL6340
Yottamaster SO3-C4-GY 〇? 106×43×15 JHL7440
+JMS583

個人的には、チップがはっきりわかっていること、そして高さがあることとなってくると、一番の選択としては「ORICO Thunderbolt 3 SSDケース SCM2T3-G40」かなぁ~と思いました。

これであれば、 ヒートシンク付きの 「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD」でも大丈夫な感じです。

ただ、個人的には、ケースの形状は、オーソドックスな「Yottamaster Thunderbolt 3 SSDケース TB1-T3」が好きだな~と思いました。

さて、どうするかな~と思いました。

結論まで、もうしばらくかかりそうな感じです。

ブログの更新にしばらく間隔が空きましたが、仕事からかえってから、ずっとどのSSDケースがいいのかな~と調べて時間が過ぎて寝てしまう、そんな毎日だったからです。

ということで、今回は、「両面実装のSSDも装着可能な Thunderbolt 3 NVMe M.2 SSDケース を探した話」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

今回の話の続きは、こちらです。

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