こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「Samsung SSD 980」の話です。
はじめに
先日、Samsung から「Samsung SSD 980 PCIe 3.0 x4(NVMe 1.4) 」が発売されました。
私が知ったのは、 PC Watch の記事でした。こちらです。
「DRAM非搭載でも最大3,500MB/s」とのことで、マジかよと思いました。
記事によると、メインメモリの一部をDRAMキャッシュとして活用するHMB(Host Memory Buffer)を採用することでDRAM非搭載にしたとのこと。
HMB(Host Memory Buffer)は、Windows 10のバージョン1607以降でサポートされているとのことなので、Windows 10をWindows Update をしっかりしているのであれば、何も気にせず使うことができるんだと思ったのです。
結構考えているなと思いました。
ラインアップは「250GB」「500GB」「1TB」の3種類
ラインアップの方も、250GB、500GB、1TB の3種類です。
売れ筋の3種類ということで、安価なパソコンを組むのであれば、ベストなラインアップだと思います
主な仕様です。
型番 | MZ-V8V250B/IT | MZ-V8V500B/IT | MZ-V8V1T0B/IT |
容量 | 250GB | 500GB | 1TB |
シーケンシャルリード | 2,900MB/s | 3,100MB/s | 3,500MB/s |
シーケンシャルライト | 1,300MB/s | 2,600MB/s | 3,000MB/s |
QD1 Thread1ランダムリード | 17,000IOPS | 17,000IOPS | 17,000IOPS |
QD1 Thread1ランダムライト | 53,000IOPS | 54,000IOPS | 54,000IOPS |
QD32 Thread16ランダムリード | 230,000IOPS | 400,000IOSP | 500,000IOPS |
QD32 Thread16ランダムライト | 320,000IOPS | 470,000IOPS | 480,000IOPS |
リード時消費電力 | 3.7W | 4.3W | 4.5W |
ライト時消費電力 | 3.2W | 4.2W | 4.6W |
価格(税込) | 5,580 円 | 7,980 円 | 14,980 円 |
価格的にも魅力的な価格になっているので、安価な SSD を探しているのであれば、 検討の余地はあるかなと思います。
事務系のパソコンに使うのであれば、十分に速いスピードになっています。
Samsungがさらに本気になってきた?
市場調査会社「オームディア」の数字によると、2020年の7月~9月の消費者向けSSD市場規模は33億ドル(約3580億円)とのこと。
Samsungがシェア31.9%で1位、WDが19.3%で2位となっています。
すでに優位な状態にもかかわらず、今回の安価なSSDのラインアップを出してきました。
安価なSSDのモデルは、WDや他のメーカーに持っていかれていた感じがするので、今回は安価な価格帯に力をいれたモデルだと思います。
価格とスペックからすると、「WD Blue SN550」シリーズに対抗するモデルになります。
比較してみましょう。
500GBモデル
メーカー | WD | Samsung | Samsung |
型番 | SN550 | 980 | 970 EVO Plus |
容量 | 500GB | 500GB | 500GB |
読込速度 | 2400 MB/s | 3100 MB/s | 3500 MB/s |
書込速度 | 1750 MB/s | 2600 MB/s | 3200 MB/s |
TBW | 300 TBW | 300 TBW | 300 TBW |
500GBは、ノートパソコンのスタンダードな組み込みに使われることが多い容量なのでWDとほぼ同じ価格で、少しスペックをよくしている感じです。
1TBモデル
メーカー | WD | Samsung | Samsung |
型番 | SN550 | 980 | 970 EVO Plus |
容量 | 1TB | 1TB | 1TB |
読込速度 | 2400 MB/s | 3500 MB/s | 3500 MB/s |
書込速度 | 1950 MB/s | 3000 MB/s | 3000 MB/s |
TBW | 600 TBW | 600 TBW | 600 TBW |
ノートパソコンで1TBに変更される場合であれば、速さも気にする方もいるだろうからSN550よりスペックを高くしている。
スペックがよいので、WDよりは価格も高い、けど、これまでの「980 EVO Plus」よりは安価なので、BTOメーカーも喜ぶという感じでしょうか。
この微妙な位置関係から、徐々に「970 EVO Plus」から「980」に移行して行くような感じがします。
今後の市場動向が楽しみですね。
安価なパソコンの組み合わせSSDとして候補にいれて、皆さんにNUCの組み合わせとして提案できればと思いました。
Samsungの安心が安価に買えると思うと、魅力的ですよね。
ということで、今回は、「Samsung SSD 980 PCIe 3.0 x4(NVMe 1.4) は、安く安心が買える魅力的な製品だと思った話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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