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ラトック RAIDケース(RS-EC22-U31R)で、大容量コピーをしたらどれくらいの熱になるか温度をはかってみた話(使用編)

2021年2月1日

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、いよいよラトック 2.5インチ RAIDケース 使用編です。

 

はじめに

今回は、いろいろなモードでデータをコピーした話を中心にしていきたいと思います。

新RAID仕様

2.5inchケース ラトック USB3.2 RAIDケース(2.5インチ 2台用) RS-EC22-U31R
2.5inchSSD Samsung 870 QVO 2TB 2.5inch SSD MZ-77Q2T0B x 2

SINGLEモード、RAID0の順番で書き込みをした話です。RAID1のミラーリングでの使用は予定しないので今回テストをしていません。ご了承ください。

コピーで使用したソフトは、定番のBun Back up(64bit版)です。

温度などを確認したソフトは、こちらです。

HDD Sentinel PRO ver.5

では、早速見ていきましょう。

 

 

SINGLEモードでコピーテストをする

RAIDケースは、2段重ねになっています。こんな雰囲気です。

そこで、RAIDケースの上のSSDがディスク1、下のSSDがディスク2となっています。

RAIDケースの上段に設置したディスク1のSSDは、これまで1カ月程度「INTEL NUC」の2.5inchベイで使用したSSDです。

HDD Sentinel PRO ver.5」で、みてみましょう

左側の赤枠の部分がブルーになっていますよね。このブルーになっているのが、マウスでディスクを選んで、右側にいろいろな内容が表示されます。

通電時間は、31日です。電源投入時間ですね。

RAIDケースの下段のディスク2を見てみましょう。

下のSSDを選択します。右側の電源投入時間を見ると2時間ですよね。新品で、ベンチマークなどをとったので、こんなもんです。

という具合に、見ていきますので、以下の記事を見てもらえればと思います。

今回、SINGLEモードなので、2つのSSDドライブが見えています。

コピーしたのは、

旧RAIDケース(SINGLEモード)のディスク2 東芝HDDの1.6TBのデータ

RAIDケース(SINGLEモード)のディスク2 Samsung SSD

温度の推移を見てください。

12時40分頃からコピーを開始して、開始当時は35度でしたが、2時間後の14時40分には59度まで上昇しました。マジかよ~ですよね。25度程上昇しました。

その時のディスク1の状況です。

温度は、ほとんど変化がありません。コピーしていないので…。

コピー元の東芝のHDDはどうでしょう。24度から39度と15程度の上昇です。

パソコンの状況ですが、12cmFANを上に載せています。

タスクバーで見るとこんな感じです。

これはきついですよね。真っ赤じゃないですか。

私のパソコン環境ではあまりないです。

さらに10分も過ぎると…。なんと…。

60度!! やばいよ、これ…。と思いました。全然冷えない。

放熱のために新RAIDケースの上に、FANをおいて冷やすようにしていますが、全然効き目がないです。

プラスチックトレイはきついな~。全然放熱しない。RAIDケースはFANで熱くないのに、うまく伝わってないのです。残念。

もうこれは、無理ということで、保冷剤の投入です。

何回か交換しました。

そして、やっと下がってきました。

最終的にコピーが完了したのが、16時50分です。約4時間10分のコピーでした。

そして、しばらくすると30度まで下がりました。

RAIDケースは、保冷剤で冷やしていたのでキンキンに冷えています。

ん~、厳しいな~と思いました。

保冷剤を慌てて使ったから良かったけど、保冷剤を使わなかったら新品のSSDがどれくらいの温度になっていたか心配でなりません。

プラスチックトレイの放熱は弱いな~と思いました。

SINGLEで大量のデータコピーをした場合、熱が逃げない。書き込みが多いからでしょう。これがRAID1のミラーリングでも、同じように温度が上昇するでしょう。

RAID0のストライピングなら?

分散でコピーするので、書き込み量は半分です。片方のSSDだけが痛むこともないでしょう。

今なら、2台のSSDとも新品と変わりません。であれば、ストライピングで使うのが一番SSDに負担をかけないなと思ったのです。

そして、旧RAIDケースをSINGLEモードで使っているが、旧RAIDケースもRAID0のストライピングで使おうと思ったのです。

つまり、旧RAIDケースもストライピングにして、新RAIDケースのストライピングデータのバックアップとして使えばデータも安心だと思ったのです。

 

 

RAID0(ストライピング)でコピーテストをする

翌日、RAID0(ストライピング)でコピーしました。

HDD Sentinel PRO ver.5」では、こんな感じです。

容量が4TBとして認識されています。

また、最初から高温になることが予測されるので、保冷剤を載せることにしました。

その後、12cmFANが落ちてくるので、前と横から冷却することにしました。

コピーするデータは、SINGLEの時と同じです。RAID0を構築するときに消えてしまいましたので、まったく同じデータをコピーします。

旧RAIDケース(SINGLEモード)のディスク2 東芝HDDの1.6TBのデータ

新RAIDケース(RAID0ストライピング)の Samsung SSD × 2

温度の上昇を見ていきましょう

朝の7時40分頃からコピーを始めました。

その後、53度で高止まりしました。

そして、11時40分頃にコピーが完了しました。

約4時間。単品のSSDコピーと時間は変わりませんでした。

ただ、温度は最初から冷却していたこともあり、53度で高止まりでした。ひと安心です。

その後の温度経過は、こんな感じです。

参考にしていただけたらと思います。

 

 

まとめ

長くなりましたが、SINGLEモード、RAID0ストライピングモード、それぞれ1.6TBを一気にコピーしたときのテストの結果です。

大容量コピーなので、温度が上昇するのは仕方がありません。

こんなに大容量のコピーをするのは、最初の導入の時と、データの入れ替えを行う時くらいで、あっても年に数回程度でしょう。

それ以外の時は、全然温度は上がらない感じです。数日間使ってみた感じでは。

なので、今回の私の実験の結果、新RAIDケースの購入をやめようとか思わないでください。いいケースです。マジで。おすすめです。

ただ、これだけの温度変化があるので、ラトックさんには、「監視ソフトのサポート追加」や「冷却用HDD・SSDトレイのオプション販売」を期待したいと思うのです。

ラトックさん、よろしくお願いします。

ということで、今回は、「ラトック RAIDケース(RS-EC22-U31R)で、大容量コピーをしたらどれくらいの熱になるか温度をはかってみた話(使用編)」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

今回の話の続きは、こちらです。

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