こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、2023年最終日の釣行の話です。
リベンジを狙って前日の釣り場に向かう
最終日の前日、朝の6時頃から釣りをはじめて、11時頃までぶっ続けにルアーを投げましたが、結局5連続バラシでボウズでした。
そこで、その日の帰り際、釣具屋さんによって「スイミングフック」を購入し、Dコン38に取り付けました。
取り付けた感じは、こんな感じです。
バッチリ準備をして、最終日は、前日と同じ釣り場に向かいました。
到着したのは、朝の5時15分でした。
まだ真っ暗です。
しかし、不安は的中しました。
9月30日の最終日は、土曜日です。
すでに待機されている方がいました。
ガーン!です。
日の出を待っている様子でした。
前回の最終日の前日の釣行には、平日にもかかわらず、県外ナンバー(大阪1台、滋賀1台、名古屋2台、三重2台、岐阜2台)の車両が止まって渓流釣りをしていたので、そのまま滞在された方がおられても不思議ではありません。
もしくは、金曜日から土曜日の朝にかけてすでに到着された方もおられるでしょう。
仕方がないので、釣り場を変更することにしました。
実績のない支流に変更
次に私が考えたのが、春先に魚影があった支流です。
新規開拓で一度入っただけの場所です。
魚影はそれほど濃くないのですが、警戒心がすごく高いと感じる支流でした。
その時の釣果はボウズでした。
なので、移動しても実際に釣れるとは限りません。
ただ、これまでも入渓者は少ないはずだと思いました。
移動には40分程度かかります。
最終日なので、どの場所も魚影は薄くなっています。
ならば、シーズン中も入渓者が少なく、さらに警戒心の強い個体が今でも残っているだろうと思って、その支流に移動することにしました。
途中、夜明けの太陽がうっすらと見えています。
最終日は曇りです。
入渓場所の上流で小熊を発見!
支流に6時頃に到着すると、予想通り誰もいません。
この支流もえん堤の上には、ほぼ魚がいません。
えん堤までが勝負で釣りのできる場所は2キロ弱のみです。
念の為、えん堤の上まで車を走らせました。
すると、遠くの道路の真ん中に黒い物体が…。
なんだろと思って車を近づけると、黒い物体は道路をそのまま先に向かって進みだし、加速しました。
熊だ!
小熊だ!
やばいなぁ、と思った瞬間、小熊は左の山の中に走って逃げて行きました。
やばい。と思いながらも、車をUターンできる場所がないので、そのまま数百メートル進んで、開けた場所で方向転換をしました。
渓流釣りに来て、初めて熊を見ました。
鹿、イノシシ、サル、リスはよくみるのですが、熊はマジで初めてでした。
えん堤の上は魚影がないので入渓の予定はありませんが、改めてえん堤下の約2キロ弱の場所で釣ろうと思いました。
最終日の釣行開始
入渓場所まで車で戻り、準備を整えて釣りスタートです。
この支流も渇水で水量が少ないので、スイミングフックに交換したDコンパクト38のTSレーザーではじめます。
私の場合、朝一はTSレーザーでスタートです。
これまで、朝一の使用の中では一番の実績の色だからです。
なので、一番ボロボロになっているのもTSレーザーです。
朝一でコントロールが決まらず、よく岩にぶつかることもあるからです。
スタートしてすぐに魚影を確認できました。
ひと安心です。
しかし、チャンスは一度だけです。
ほんとうに一度しか追いかけてきません。
丹念に隅々まで探るようにしました。
Dコンパクト38のフック絡まり
今回はDコンパクト38のフックをスイミングフックにしています。
スイミングフックの大きさは、ほぼ「オーナー(OWNER) S-55M シングルフック 10番」と同じです。
そのため、前後のフックが絡まってしまうなぁと思いました。
そして、実際にキャストをしてみると、やはり絡まりました。
この絡まるのが嫌で前後を「がまかつ Gamakatsu トラウト シングルフック 53 12号」で釣っていました。
12番フックは小さいので、20cmくらいまでであれば問題ないのですが、20cmをこえると暴れた時に外れやすく感じました。
あくまで私の感覚です。
また、12番フックは、釣りをしている途中にフックの先を研ぐのも、小さすぎて持ちにくいので、ついおざなりになります。
そこで、今回はスイミングフックで10番に近いものを取り付けたのです。
前後のフックが絡まってしまうことは、想定内です。
では、どれくらいの頻度で絡まるのかです。
実際に試してみると、4回から5回のキャストで1回絡まります。
2回連続で絡まっても、その後はしばらくの間は絡まないこともあります。
いくら絡まることを想定していても、やはりイライラします。
そこで、発想を変えました。
前後のフックが絡まったら、フックを外すついでに、針先もチェックする。
そう考えると、慎重にキャストをする自分がいました。
4回から5回程度なげて、フックが絡まってきたのをほどくたびに、針先もチェックする。
それが当たり前になってくると、それほどイライラもしなくなりました。
研くのも苦になりません。
リズムにも乗ってきて、丹念にキャストを繰り返します。
ゆっくりとした流れでヒット!
丹念に探っていても、チェイスはあるものの、なかなか食わせられません。
試行錯誤の繰り返しです。
そのような中、ゆっくりとした流れで、キャストをするにも逆光で見にくい場所に到着しました。
1投目が肝心、何とか1匹は釣りたいと思って、キャストをすると…。
ググッと、ヒット!
前日の5連続バラシが頭を横切りましたが、丁寧にラインをゆるめず引き寄せて、ネットでキャッチしました。
やった!
みると20センチ半ばくらいです。
久しぶりのキャッチで、うれしさがこみあげてきます。
写真の時には外れていますが、Dコンパクト38のベリーのスイミングフックにガッチリとかかっていました。
Dコンパクト38では、リアのフックでしか釣ったことがなかったのですが、まさかベリーのフックにかかるとは思っていませんでした。
ベリーフックをつけないという方法もありますが、付けていて良かったなと思いました。
広い淵で2匹目をヒット!
その後、しばらく魚影もなく先に進んで行くばかりでした。
そのような中、貴重な淵に到着しました。
春もここはチェイスのみでヒットまで持っていけませんでした。
今回は、最終日、何とか釣りたいと思って、遠投!
しかし、力みすぎて横から伸びた枝をこえて着水。
このままだと枝に引っかかるので、そーっと枝の引っかかっている部分までルアーを巻きあげて、ピュッと引いて、うまく枝から外すことができました。
あぶなかった。ポイントをつぶすところだったと反省し、再びキャストをします。
そして、トゥイッチを入れると…。
ヒット!
きた、きた。
さっき程ではないけれど、20cm程度の引きです。
とにかく、慎重に…、キャッチ!
魚影も薄く、警戒心も強い支流で、うれしさがこみあげてきます。
しかも、ベリーのフックに、しっかりフッキングしています。
前回に続き、ベリーフックでした。
Dコンパクト38は小さいけれど、前後両方のフックを取り付けて使おうと改めて思いました。
その後も粘りましたが、気が付くとえん堤まで到着していました。
朝の9時30分でした。
えん堤下で、退渓をすることにしました。
まとめ
2023年の最終日の釣行は、場所をとられてしまったこともあり、最終日前日のリベンジはなりませんでした。
しかし、場所を変えて、何とか2匹釣ることができました。
2022年にくらべて、天気は良いけれど渇水ということで厳しいシーズンでした。
特に8月のお盆過ぎから極端に厳しくなりました。
それでも、最終日は何とか釣れて良かったです。
特にDコンパクト38のスイミングフックは、前後のフックが絡まるのですべての方にお勧めできるやり方ではありませんが、バラシ軽減としては、良いと思いました。
今回の私の使ったルアーは、
の組み合わせです。
スイミングフックがすごく良いと思ったので、2024年のシーズンは、すべでのミノーをスイミングフックに交換して、釣りをしたいと思いました。
ただ、スイミングフックは高価なので、自作するしかありません。
自分でスイミングフックを作る!
頑張って作るぞ!
そんな思いが出てきました。
シーズンオフの間に、スイミングフックを作って、2024年の解禁に向けて準備を進めようと思いました。
ということで、「2023年渓流最終日は、スイミングフックのスミスDコンパクト38でなんとか2匹釣ることができた話(熊も出没・渓流ベイトフィネス)」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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