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ロジクール ワイヤレスマウス M550MBKs、M650MGR、M750MGR を比較検討して、M650MGRを購入した話

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、ロジクール マウス M550MBKs、M650MGR、M750MGRを比較検討した話です。

はじめに

これまで「ロジクール MX Anywhere 2S」の調子が悪かったため、後継マウスとして「MX Anywhere 3S」を検討している内容を書きました。

また、前回は安価なロジクール ワイヤレスマウス M185CG、M220CG、M240GRdの3機種を比較検討した話も書きました。

個人的には、急に「ロジクール MX Anywhere 2S」の調子が悪くなったこともあり、予定外の出費になるのはきついので、「MX Anywhere 3S」を購入するのではなく、その後継機が2026年に発売されると予測できることから、安価なワイヤレスマウスを検討することにしました。

前回のロジクール ワイヤレスマウス M185CG、M220CG、M240GRdは、本当に安価で購入意欲もそそられるのですが、マウスのサイドボタンがありません。

マウスのサイドボタンをブラウザーの前後移動ボタンとして使っている私としては、どうしてもサイドボタンがほしいので、ワンランク上のM550MBKs、M650MGR、M750MGRを比較することにしました。

 

 

M550MBKs、M650MGR、M750MGRの違いを確認する

ロジクールのSignatureシリーズ「M550MBKs」「M650MGR」「M750MGR」は、見た目は似ていますが、機能面でしっかり差別化されているようです。

3製品の違いを表にまとめてみました。こちらです。

項目 M550MBKs M650MGR M750MGR
ボタン数 3個(基本のみ) 5個(サイドあり) 6個(サイド+センター)
サイドボタン ❌ なし ✅ あり ✅ あり
センターボタン(ホイール下) ❌ なし ❌ なし ✅ あり
デバイス切替(FLOW機能) ❌ 非対応 ❌ 非対応 ✅ 対応
接続方式 Bluetooth / Logi Bolt 同左 同左
静音クリック ✅ 対応 ✅ 対応 ✅ 対応
電源 単三電池1本(最大24ヶ月) 同左 同左
重量 約97.4g 約101.4g 約101.2g

■ポイント
・M550MBKs: 最もシンプルでコスパ重視。サイドボタン不要、静音クリックだけで十分という方におすすめ。
 

・M650MGR: サイドボタンが欲しいけど、複数端末で使う予定がない方に最適。機能と価格のバランスが良く、ベストセラーモデルです。

・M750MGR: 複数端末(PC・iPadなど)で切り替えて使いたい方、センターボタンでカスタマイズしたい方に最適。FLOW機能対応で、作業効率アップ。

サイドボタンが必要であれば、「M650MGR」「M750MGR」になります。また、センターボタンでボタンのカスタマイズをしたい場合には、「M750MGR」が特に魅力的です。

 

 

M550MBKs、M650MGR、M750MGRは静音仕様?

ロジクールのSignatureシリーズ(M550MBKs、M650MGR、M750MGR)は、左クリック・右クリックが静音仕様になっており、クリック音がかなり抑えられています。

■静音性能のポイント
・M550MBKs:静音クリック対応。基本機能に絞ったモデルですが、静かな環境にぴったり。
・M650MGR:静音クリック+サイドボタン付き。寝室や図書館でも気にならない操作音。
・M750MGR:静音クリック+FLOW機能+追加ボタン。多機能ながら静音性も確保。

ただ、スクロールホイールの回転音やサイドボタンの操作音は完全に無音ではありません。とはいえ、静かな寝室環境を重視される方には、どれも十分に配慮された設計になっています。

 

 

サイドボタンでどんなことができるのか?

調べてみると、ロジクールのマウス(M650MGRやM750MGRなど)のサイドボタンは、単なる「戻る・進む」だけではないようです。

専用ソフト「Logi Options+」を使えば、自分の作業スタイルに合わせて多彩な機能を割り当てることができます。

■サイドボタンでできること(カスタマイズ例)

機能カテゴリ 具体的な割り当て例
ナビゲーション 戻る/進む、仮想デスクトップ切替、ウィンドウ最小化など
メディア操作 音量調整、再生/停止、ミュートなど
ショートカット コピー(Ctrl+C)、貼り付け(Ctrl+V)、検索(Ctrl+F)など
アプリ起動 指定アプリ(例:Chrome、メモ帳)を即起動
ジェスチャー機能 ボタン+マウス移動で最大5つの動作を割り当て可能
高度なクリック Shift+クリック、Ctrl+右クリックなど複合操作

※割り当てには無料アプリ「Logi Options+」が必要です。

■活用アイディア
・事務系アプリの使用中:サイドボタンに「Ctrl+Z(元に戻す)」や「Ctrl+S(保存)」を割り当てて、作業効率アップ。
・TV録画管理:録画ソフトの起動や、録画フォルダのショートカットを割り当てて即アクセス。
・バックアップ作業:特定のアプリの起動をワンクリックで行う。

サイドボタンは「ただの便利機能」ではなく、作業効率と快適性を重視する方にとっては、カスタマイズの要になりますね。

個人的には、デフォルトの「戻る/進む」のまま使っていましたが、改めてサイドボタンは便利だと思いました。

 

 

M750MGRのセンターボタンでは何ができるのか?

M750MGRのセンターボタン(ホイールのすぐ下にある追加ボタン)は、「Logi Options+」という専用ソフトを使うことで、さまざまな機能を割り当てることができます。作業効率や快適性を重視する方には、かなり便利なカスタマイズポイントになります。

■センターボタンでできること(割り当て例)

機能カテゴリ 割り当て可能な動作例
システム操作 ウィンドウの最大化/最小化、仮想デスクトップ切替など
メディア操作 音量調整、再生/停止、ミュートなど
ショートカット コピー(Ctrl+C)、貼り付け(Ctrl+V)、検索(Ctrl+F)など
アプリ起動 指定アプリ(例:録画ソフト、バックアップツール)を即起動
マウス設定 ポインター速度変更、スクロールモード切替など
ジェスチャー機能 ボタン+マウス移動で複数動作を割り当て可能

サイドボタンと同様、「Logi Options+」を使えば、さまざまな機能を割り当てることができるとわかります。

ただ、注意したいのは、センターボタンはやや押しにくい位置にあるため、「頻繁には使わないけど便利な機能」を割り当てるのがおすすめだということです。

やや押しにくい位置にあることを念頭に、作業環境や使用ソフトに合わせて割り当てるのが良いでしょう。

 

 

ロジクール M750MGRのFLOW機能とは?

3製品の中で、唯一、M750MGRだけFLOW機能が付いています。

具体的には、どのような機能でしょうか?

M750MGRの「FLOW機能」は、ロジクールが提供する複数PC間のシームレスな操作とデータ共有を可能にする革新的な機能です。特に、複数のPCを使い分けて作業される方には、まさに理想的な効率化ツールなのです。

■FLOW機能とは?
Logicool Flowは、対応マウス(M750MGRなど)と専用ソフト「Logi Options+」を使って、2~3台のPC間をマウスカーソルで自由に移動できる機能です。さらに、ファイル・画像・テキストのコピー&ペーストも可能になります。

■できること一覧

機能 内容
マウスカーソルの移動 画面端にカーソルを移動するだけで、別のPCに切り替え可能(物理操作不要)
ファイルの共有 ドラッグ&ドロップで画像・文書・フォルダなどをPC間で移動できる
テキストのコピー 片方のPCでコピー → もう一方にペースト可能(OSが異なってもOK)
キーボードも連動 Flow対応キーボードがあれば、マウスと同時に自動切り替えされる
OSの違いもOK Windows ↔ Mac 間でも動作可能(同一ネットワーク内が条件)

■使用条件と注意点
・Logi Options+のインストール:すべてのPCにインストールが必要
・同じWi-Fiネットワーク:PC同士が同一ネットワークに接続されている必要あり
・スマホ・タブレットは非対応:iPadやAndroidではFLOW機能は使えません

■活用例
・TV録画PC ⇔ メインPC:録画ファイルを編集用PCに即転送
・ワードなどのOffice作業PC ⇔ 家族共有PC:画像や下書きの共有がスムーズに
・バックアップPC ⇔ 作業PC:同期前後のファイル確認が一瞬で完了

このFLOW機能を実際に使ってみると、「もうUSBメモリに戻れない…」という声も多いようです。複数台のパソコンを同時に使う場合に便利な機能です。

以上で、ロジクール「M550MBKs」「M650MGR」「M750MGR」の違いが分かりました。

 

 

M550MBKs、M650MGR、M750MGRの仕様を確認する

仕様をまとめてみました。

■ロジクール Signatureシリーズ仕様比較表(DPI含む)

項目 M550MBKs M650MGR M750MGR
ボタン数 3(左・右・ホイール) 5(+戻る・進む) 6(+戻る・進む・DPI切替)
サイドボタン ❌ なし ✅ あり ✅ あり
センターボタン(DPI切替) ❌ なし ❌ なし ✅ あり
DPI範囲(最大) 最大2000 dpi 最大2000 dpi 最大2000 dpi
DPI切替スイッチ ❌ なし ❌ なし ✅ ホイール下に搭載
FLOW機能(複数PC操作) ❌ 非対応 ❌ 非対応 ✅ 対応
Easy-Switch(切替ボタン) ❌ 非搭載 ❌ 非搭載 ✅ 搭載
接続方式 Bluetooth / Logi Bolt 同左 同左
静音クリック ✅ 対応 ✅ 対応 ✅ 対応
SmartWheelスクロール ✅ 対応 ✅ 対応 ✅ 対応
電源 単三電池1本(最大24ヶ月) 同左 同左
サイズ(高さ×幅×奥行) 約108.2 × 61 × 38.8 mm 同左 同左
重量 約97.4g 約101.4g 約101.2g
カラー展開 ブラックのみ追加あり グラファイトなど複数色 グラファイトなど複数色

■ポイント
・M550MBKs:静音・基本操作だけで十分。TV録画PCなど、シンプルな用途に最適。
・M650MGR:サイドボタン付きで快適操作。Officeなどの事務作業や日常作業にぴったり。
・M750MGR:複数PC間の作業効率を重視するならこれ。FLOW機能+DPI切替で柔軟な操作が可能。

■DPI切替の活用ポイント(M750MGRのみ)
・DPI切替ボタンでカーソル速度を即変更可能(例:細かい画像編集時は低速、ブラウジング時は高速)
・「Logi Options+」で他の機能に割り当て変更も可能(例:アプリ起動、ショートカット操作)

 

 

M750MGRのDPI切替ボタンはセンターボタンのこと?

M750MGRのDPI切替ボタンはセンターボタン(ホイールのすぐ下)のことです。そして、Logi Options+で特別な設定をしなくても、初期状態でDPI切替機能として動作します。

■まとめると…
・センターボタン(ホイール下)は、M750MGRにのみ搭載されている追加ボタンです。
このボタンを押すことで、ポインター速度(DPI)を2段階で切り替えることができる
・Logi Options+を使えば、DPI切替以外の機能にも変更可能です(例:アプリ起動、ショートカット操作など)。

■初期設定のままで使える理由
M750MGRは「SmartWheel」+「DPI切替スイッチ」搭載モデルとして設計されており、DPI切替はハードウェア的に割り当て済みです。
Logi Options+をインストールしなくても、センターボタンを押すだけでDPIが切り替わるようになっています。
ただし、どのDPI値に切り替えるかの詳細設定やカスタマイズをしたい場合は、専用ソフト「Logi Options+」が必要です。

■活用ヒント
・録画PCでは低DPI(精密操作)、Officeなどの事務作業やブラウジングでは高DPI(高速移動)に切り替えると快適です。
・画像編集や図解作成など、細かい操作が必要な場面では低速モードが活きます。

 

 

サイズはMサイズとLサイズの2種類!

ロジクールのSignatureシリーズ「M550MBKs」「M650MGR」「M750MGR」は、すべてMサイズとLサイズの2種類が販売されています。

■本体サイズ比較(Mサイズ vs Lサイズ)

サイズ 高さ(縦) 幅(横) 奥行(厚み) 重量(電池込み)
Mサイズ 約108.2 mm 約61 mm 約38.8 mm 約97.4 g
Lサイズ 約118.2 mm 約66.2 mm 約42 mm 約111.2 g

※寸法はM550/M650/M750共通です。機能の違いはありますが、サイズ展開は同じ構造で作られています。

■サイズ選びのヒント
・Mサイズ:手のひら長さが19cm未満の方に推奨。手が小さめの方や、つまみ持ち・指先操作が多い方におすすめ。寝室での軽快な操作にも向いています。
・Lサイズ:手のひら長さが19cm以上の方に推奨。手が大きめの方や、長時間の作業で疲れにくさを重視する方に最適。図解やブログ執筆など、安定した操作感が欲しい場面に向いています。

ちなみに、サイズ以外の機能(ボタン数・FLOW機能・DPI切替など)はMサイズもLサイズも同じ仕様です。

 

 

まとめ

今回は、ロジクール ワイヤレスマウス M550MBKs、M650MGR、M750MGRの3種類を比較してきました。

ロジクール ワイヤレスマウス M550MBKs

ロジクール ワイヤレスマウス M650MGR

ロジクール ワイヤレスマウス M750MGR

違いは、こちらの表のとおりです。

項目 M550MBKs M650MGR M750MGR
ボタン数 3個(基本のみ) 5個(サイドあり) 6個(サイド+センター)
サイドボタン ❌ なし ✅ あり ✅ あり
センターボタン(ホイール下) ❌ なし ❌ なし ✅ あり
デバイス切替(FLOW機能) ❌ 非対応 ❌ 非対応 ✅ 対応
接続方式 Bluetooth / Logi Bolt 同左 同左
静音クリック ✅ 対応 ✅ 対応 ✅ 対応
電源 単三電池1本(最大24ヶ月) 同左 同左
重量 約97.4g 約101.4g 約101.2g

■選び方のポイント
・M550MBKs: 最もシンプルでコスパ重視。サイドボタン不要、静音クリックだけで十分という方におすすめ。
・M650MGR: サイドボタンが欲しいけど、複数端末で使う予定がない方に最適。機能と価格のバランスが良く、ベストセラーモデルです。
・M750MGR: 複数端末(PC・iPadなど)で切り替えて使いたい方、センターボタンでカスタマイズしたい方に最適。FLOW機能対応で、作業効率アップ。

となります。

私の場合、サイドボタンは必ず使うので必要ですが、センターボタンは不要。複数PCを同時に使うFLOW機能までは必要ないので、M650MGRで決まりだなと思いました。

無線は、3種類とも「Bluetooth / Logi Bolt」対応です。しかも、「M550MBKs」「M650MGR」「M750MGR」のすべてにLogi Bolt USBレシーバーが標準で付属しています。本体に収納スペースがあります。

■便利なポイント
・マウス本体の底面に収納可能なので、持ち運び時に紛失しにくい設計。
・Bluetooth非搭載のPCでもすぐ使える
・Logi BoltはUnifyingの後継規格で、セキュリティと安定性が向上している。
・BIOS画面でも使えるため、OS起動前の操作にも対応。

なお、付属のLogi BoltレシーバーはUSB Type-A端子なので、USB Type-Cで使いたい場合には、こちらのレシーバーを準備すると良いでしょう。

ロジクール Logi Bolt USB Type-C レシーバー LBUSBC

ということで、「ロジクール MX ANYWHERE 3S MX1800GR」の後継機が2026年に発売されるまでにお金をためて、それまでの期間は「ロジクール ワイヤレスマウス M650MGR」を使おうと思って、Amazonで購入しました。

「ロジクール MX ANYWHERE 3S MX1800GR」の後継機を購入したら、「ロジクール ワイヤレスマウス M650MGR」をサブPCで使う予定です。

ロジクール ワイヤレスマウス M650MGR

ということで、「ロジクール ワイヤレスマウス M550MBKs、M650MGR、M750MGR を比較検討して、M650MGRを購入した話」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役に立てれば幸いです。

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