こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、ロジクールの安価なワイヤレスマウスの話です。
安価なワイヤレスマウスはどう?
前回、これまで長年使ってきた「ロジクール MX Anywhere 2S」の調子が悪くなったこともあり、後継機を探した下の記事を書きました。
なので、「ロジクール MX ANYWHERE 3S MX1800GR」と「ロジクール Logi Bolt USB Type-C レシーバー LBUSBC」の購入を予定しています。
ロジクール Logi Bolt USB Type-C レシーバー LBUSBC
ただ、価格が1万円以上もするマウスなので、「ロジクール MX Anywhere 2S」の調子が悪くなったからといって、ホイホイと購入できるものではありません。
そこで、ロジクールの安価なワイヤレスマウスにどんな製品があるのか、確認してみることにしました。
ロジクール M185CG、M220CG、M240GRdの違いは?
まずは、Amazonの売れ筋ランキングをチェックして、最近の動向を確認しました。
そこで、見つけた安価な製品がこちらの3つです。
簡単に違いを整理してみました。
こちらです。
モデル名 | 接続方式 | 静音性 | 電池寿命 | 特徴・おすすめポイント |
---|---|---|---|---|
M185CG | USBレシーバー(Unifying非対応) | ❌ 非対応 | 約12ヶ月 | 最も安価でシンプル。静音性不要なら十分。 |
M220CG | USBレシーバー(Unifying非対応) | ✅ 対応 | 約18ヶ月 | 静音設計でオフィスや夜間作業に最適。 |
M240GRd | Bluetooth / Logi Bolt対応 | ✅ 対応 | 約18ヶ月 | 静音+Bluetooth対応。USBポート節約に◎。 |
■ポイント
・接続方式
M185・M220はUSBレシーバー専用。UnifyingやLogi Boltには非対応。
M240はBluetoothとLogi Bolt両対応。ただしLogi Boltレシーバーは別売り。
・静音性
M185はクリック音が大きめ。
M220・M240は静音設計で、クリック音を90%以上削減。
・電池持ち
M185:単3電池1本で約12ヶ月
M220・M240:単3電池1本で約18ヶ月
・その他の違い
M240はLogi Options+に対応しており、簡単なボタンカスタマイズが可能。
サイズや形状は3モデルともほぼ同じで、見た目では判別しづらいです。
■選び方
・コスパ重視・静音不要 → M185CG
・静音性重視・USB接続で簡単に使いたい → M220CG
・静音+Bluetooth対応・複数デバイスで使いたい → M240GRd
なんとなく違いが分かりました。
私の認識としては、
M185とM220は、Unifying非対応のUSBレシーバー専用を使用していて、M185はクリック音が大きめでM220は静音設計。
M240はBluetoothとLogi Bolt両対応で、静音設計になっているけれど、Logi Boltレシーバーは付属していないので、メインはBluetooth接続ということになります。
M185CG・M220CG・M240GRd の仕様を比較する
大まかな違いは分かりましたが、仕様を比較することにしました。
こちらです。
項目 | M185CG | M220CG | M240GRd |
---|---|---|---|
接続方式 | USBレシーバー(Unifying非対応) | USBレシーバー(Unifying非対応) | Bluetooth / Logi Bolt(別売) |
センサー方式 | 光学式 | 光学式 | 光学式 |
DPI(解像度) | 1000 DPI | 1000 DPI | 400~4000 DPI(可変) |
ボタン数 | 3 | 3 | 3 |
静音性 | ❌ 非対応 | ✅ 対応(90%以上静音) | ✅ 対応(90%以上静音) |
ボタンカスタマイズ | 不可 | 不可 | Logi Options+で1ボタン設定可能 |
電池寿命 | 約12ヶ月(単3×1) | 約18ヶ月(単3×1) | 約18ヶ月(単3×1) |
サイズ・重量 | 約99.5×59.8×38.6mm / 約75g | 同上 | 同上 |
カラー展開 | グレー / ブルー / レッド | ダークグレー / オフホワイト / ローズ | グラファイト / オフホワイト |
■ポイント
・M185CG:最もベーシックなモデル。静音性やカスタマイズは不要で、価格重視ならこれ。
・M220CG:静音性が高く、オフィスや夜間作業に最適。USBレシーバー接続のみ。
・M240GRd:Bluetooth対応でUSBポート不要。Logi Options+で簡単なカスタマイズも可能。DPI調整も柔軟。
サイズと重量は全く同じなので、見た目では判別しづらいという理由が分かりました。
M240GRdの機能で気になる点を確認していきます。
ロジクール M240GRdのカスタマイズボタンは?
先ほどの表で、「ロジクール ワイヤレスマウス M240GRd」には「Logi Options+で1ボタン設定可能」と書いてありました。
「Logi Options+」とは、ロジクール製マウスやキーボードを直感的かつ柔軟にカスタマイズできる公式アプリケーションです。
■Logi Options+の主な特徴
・ボタンの割り当て変更
ホイールボタンやサイドボタンなどに、コピー・貼り付け・アプリ起動などの機能を割り当て可能。
・アプリごとのプロファイル設定
例えば、Photoshopではズーム、Excelではスクロールなど、アプリに応じた動作を自動切り替え。
・DPIやスクロール速度の調整
カーソルの動きやスクロールの速さを細かく設定でき、作業スタイルに合わせて最適化。
・新しいUIで使いやすさ向上
旧Logicool Optionsよりも視認性が高く、設定が直感的に行えるデザイン。
■対応環境
・Windows 10以降 / macOS 10.15以降
・対応デバイス:M240GRdを含む多くのLogicool製品
ダウンロードは、公式サイトから無料で入手できます
Logi Options+公式ページ(Logicool)
なので、M240GRdでは、Logicool Options+ を使って「中央のホイールボタン(ミドルボタン)」のカスタマイズが可能です。
■カスタマイズできるボタン
ボタン位置 | カスタマイズ可否 | 備考 |
---|---|---|
左クリック | ❌ 不可 | 基本操作のため固定 |
右クリック | ❌ 不可 | 基本操作のため固定 |
ホイール押し込み | ✅ 可能 | Logicool Options+で割り当て変更可能 |
■割り当て可能な機能例(ホイール押し込み)
・ブラウザの「戻る」や「進む」
・コピー / 貼り付け / カット
・音量調整(上げる・下げる)
・ウィンドウの切り替え
・仮想デスクトップの表示
・任意のキーボードショートカット
■補足
・サイドボタンは搭載されていないため、カスタマイズできるのはホイールボタンのみ。
・DPI調整(400~4000)もOptions+で可能なので、カーソル速度も細かく調整できる。
・左右対称デザインなので、左利きでも違和感なく使える。
どの機能を割り当てると一番使いやすいのかは、人によって違うと思います。
任意のキーボードショートカットを1つ割り当てられるというのが、本当に便利だと思います。
DPI(解像度)とは?DPIの変更とは?
正直なところ、「ロジクール MX Anywhere 2S」を5年以上ずっと使っていましたが、DPI(解像度)の変更は使っていませんでした。
特に不便はなかったからです。
そこで、整理してみました。
DPI(ディーピーアイ)とは 「Dots Per Inch(ドット・パー・インチ)」の略で、1インチあたりに何個の点(ドット)があるかを示す単位です。
■マウスにおけるDPIの意味
マウスの場合、DPIは「カーソルの移動速度や精度」を表します。
・高DPI(例:2000以上)
→ わずかな手の動きでカーソルが大きく動く。高速操作向き。
・低DPI(例:400~800)
→ 手の動きに対してカーソルがゆっくり動く。精密操作向き。
■具体例
DPI値 | 用途例 |
---|---|
400〜800 | 精密な作業(画像編集、CADなど) |
1000〜1600 | 一般的なPC操作(Web、文書作成) |
2000以上 | ゲームやマルチディスプレイ環境 |
■補足:印刷や画像処理でのDPI
印刷業界では、DPIは「画像のきめ細かさ」を示す指標になっています。
例えば、300DPIの画像は1インチに300個の点があり、より滑らかで高精細な印刷が可能になります。
M240GRdでは、400~4000DPIの範囲で調整可能なので、用途に応じてカーソルの動きを最適化できます。
フルHD(1920×1080)で使用する場合のDPI設定は?
一般的にフルHD(1920×1080)環境で使用する機会が一番多いと思うのですが、マウスのDPIはどれくらいの設定が一番使いやすいのでしょうか?
ちょっと疑問になりました。
調べてみると…。
■フルHDで快適に使えるDPIの目安
用途 | 推奨DPI範囲 | 理由・特徴 |
---|---|---|
一般的なPC操作(Web、文書) | 800〜1200 DPI | 精度と移動速度のバランスが良い |
精密作業(画像編集、ブログ作成) | 600〜1000 DPI | 細かい操作がしやすい |
ゲーム(FPSなど) | 400〜800 DPI | 正確なエイムが可能 |
デュアルモニターや広い画面 | 1200〜1600 DPI | 移動距離が広くなるため |
■DPI調整のポイント
・低DPI(400~800):ゆっくり動かせるので、細かい位置合わせに最適。
・中DPI(800~1200):日常使いにちょうど良く、疲れにくい。
・高DPI(1600以上):広い画面や高速操作向き。ただし、細かい操作は難しくなることも。
上記の内容から、一般的にはDPIは800~1200程度であれば、カーソルが滑らかに動きつつ、細かな操作もストレスなく行えることが分かります。
よって、M240GRdを使うのであれば、普段はLogi Options+でDPIを800~1000に設定し使用し、作業内容によって変更も可能なので、長い目でみると安心して使用できます。
Bluetooth接続の遅延問題は?
一般的に、Bluetooth接続の場合、USBレシーバーと違って遅延が発生しやすいといわれています。
そのあたりを確認しました。
結論から言うと…。
一部の状況ではBluetooth接続の方が遅延が生じやすいことがありますが、最新のBluetooth規格や高品質なレシーバーを使えば、ほぼ体感できないレベルに抑えられます。
■遅延の違い:USBレシーバー vs Bluetooth
接続方式 | 遅延の傾向 | 備考 |
---|---|---|
USBレシーバー | ✅ 非常に低遅延 | 専用通信(2.4GHz)で安定性が高い |
Bluetooth(旧規格) | ❌ やや遅延あり | Bluetooth 4.0以前は特に遅延が目立つ |
Bluetooth 5.0以降 | ✅ ほぼ遅延なし | 通信速度・安定性が大幅に向上 |
■遅延が起きる原因
・Bluetoothのバージョンが古い(4.0以下)
・安価なUSB Bluetoothレシーバーを使用している
・PC側のBluetoothチップが非最適
・干渉(Wi-Fiや他の2.4GHz機器)
特に安価なBluetoothレシーバーを使ったヘッドホンでは、動画視聴時に音声と映像がズレるほどの遅延が発生することもあるようです。
よって、
・マウス操作の遅延を極力避けたい場合は、USBレシーバー(Logi Boltなど)を使うのが最も安定。
・Bluetooth接続を使う場合は、Bluetooth 5.0以上対応のマウス+PC側もBluetooth 5.0以上のチップを使うことで、遅延はほぼ感じなくなります。
■実用面での違い
操作内容 | 遅延の影響度 | 推奨接続方式 |
---|---|---|
一般的なPC操作 | ほぼ影響なし | BluetoothでもOK |
精密な画像編集 | わずかに影響あり | USBレシーバー推奨 |
ゲーム(特にFPS) | 影響大 | USBレシーバー必須 |
上記の表からも、精密な操作や快適な作業環境を重視される方は、Logi Boltレシーバーの使用が最も安心です。
ただし、Bluetooth 5.0以降なら、一般的なパソコン操作であれば十分な応答性が得られます。
ロジクール M240GRd のBluetooth規格は?
気になる「ロジクール ワイヤレスマウス M240GRd」ですが…。
ロジクールのM240GRdは Bluetooth 5.0接続に対応しています。
このモデルは、Bluetooth接続とLogi Bolt(USBレシーバー)両方に対応しており、Bluetooth使用時でもWindows 10/11、macOS 11以降、iPadOS 14以降、ChromeOS、Android 9.0以降といった最新OSに対応しています。つまり、Bluetooth 5.0以降の環境で使えば、遅延はほぼ感じないレベルで快適に使用できる製品なのです。
あとは、パソコン側のBluetoothがBluetooth 5.0以降であれば、全く問題なく使用できますね。
まとめ
今回は、ロジクールの安価なワイヤレスマウスということで、3機種をみてきました。
仕様比較表で比較するのが、一番わかりやすいです。
項目 | M185CG | M220CG | M240GRd |
---|---|---|---|
接続方式 | USBレシーバー(Unifying非対応) | USBレシーバー(Unifying非対応) | Bluetooth / Logi Bolt(別売) |
センサー方式 | 光学式 | 光学式 | 光学式 |
DPI(解像度) | 1000 DPI | 1000 DPI | 400~4000 DPI(可変) |
ボタン数 | 3 | 3 | 3 |
静音性 | ❌ 非対応 | ✅ 対応(90%以上静音) | ✅ 対応(90%以上静音) |
ボタンカスタマイズ | 不可 | 不可 | Logi Options+で1ボタン設定可能 |
電池寿命 | 約12ヶ月(単3×1) | 約18ヶ月(単3×1) | 約18ヶ月(単3×1) |
サイズ・重量 | 約99.5×59.8×38.6mm / 約75g | 同上 | 同上 |
カラー展開 | グレー / ブルー / レッド | ダークグレー / オフホワイト / ローズ | グラファイト / オフホワイト |
サイズと重量は全く同じなので、見た目では判別しづらいのですが、ポイントになるのは、次の通りです。
■ポイント
・M185CG:最もベーシックなモデル。静音性やカスタマイズは不要で、価格重視ならこれ。
・M220CG:静音性が高く、オフィスや夜間作業に最適。USBレシーバー接続のみ。
・M240GRd:Bluetooth対応でUSBポート不要。Logi Options+で簡単なカスタマイズも可能。DPI調整も柔軟。
なので、
■選び方のポイント
・コスパ重視・静音不要 → M185CG
・静音性重視・USB接続で簡単に使いたい → M220CG
・静音+Bluetooth対応・複数デバイスで使いたい → M240GRd
となります。
個人的には、この3機種の中で選ぶのであれば、将来的な環境の変更にも十分耐えることができる「ロジクール ワイヤレスマウス M240GRd」を購入したいと思いました。
その際は、TypeAかTypeCのLogi Bolt USB レシーバーも一緒に購入したいと思います。
皆さんも、ご自分にあった製品をぜひ選んでみてください。
ということで、「ロジクール ワイヤレスマウス M185CG、M220CG、M240GRdの違いを確認した話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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