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見えなくなった外付けハードディスクを復元させる! その1 HDDの中が見えない! 焦る! (WD HDD 8TB Red WD80EFAX 5400rpm)

2019年12月9日

こんにちは、トトロ兄さんです。
毎日いろんなことがありますね。今回は、見えなくなったハードディスクを復元させた話です。少し長くなるかもしれないので、数回に分けて書きます。

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はじめに

これまで2年間ほど、私はハードディスクのバックアップを取っておりませんでした。
以前はこまめにハードディスクのバックアップを取っていたのですが、あまりにハードディスクが壊れることがないため、ハードディスクのバックアップを取ることをやめてしまったのです。
ハードディスクのバックアップを取ることをやめてしまったといっても、仕事の関係やこれまでのプライベートの大切なデータのみバックアップを取るようにしております。やはりこれだけは、何かあった時に持って逃げる必要があるからです。
私がハードディスクのバックアップを取るのをやめたというデータは、映画やドラマ等の ISO ファイル、「TMPGEnc Video Mastering Works」 で長時間かけて変換したMP4ファイル、「TMPGEnc MPEG Smart Renderer」で CM をカットしたテレビドラマなどのm2tsファイルが中心です。
以前はRAIDのNASでバックアップとっていたのですが、 ブルーレイが一般的になってきてからは容量が飛躍的に大きくなったのでハードディスクを圧迫するような状況になってしまったのです。
つまりハードディスクの容量が足らないから、ハードディスクを増設したいのだけれども、増設するのであればRAIDを組みたい。しかし結構な金額になるのでお金がもったいないというようなジレンマに陥っていたのです。
実際そこまで何度も見るのだろうかと思ってしまうのですが、特に変換した大切なデータなどはなかなか消すことができないというのが正直なところでした。
過去何年間においても、完全にハードディスクが壊れたという経験は Windows95から使ってきていますが、たったの1度しかありません。
それ以外壊れたことがないのです。友人などは何度か壊れているという状況を実際見たこともあるのですが、私個人に限っては幸いにしてそういったことは経験が1度しかありませんでした。その経験も2000年の最初の頃であって、10年以上ハードディスクが壊れるようなことは個人的にはなったことがありませんでした。
しっかりバックアップはとっていたのですが、 本当に壊れてしまって困るということは今までなかったのです。
それで先ほども書かせてもらいましたが、ブルーレイが主流となってきたこともあって、RAIDでバックアップを取ることはやめて、単純にハードディスクに保存しているだけにしていました。
そのように決断して既に2年は経過していました。

 

 

 

 

突然、見えなくなる

ある日の夜、 眠たかったのではっきりとは覚えていないのですが、外付けハードディスクに何かのデータを書き込んでいる途中であったにも関わらず、そろそろ眠たいということもあってパソコンの電源を落とす途中に、外付けハードディスクの電源も強制的に終了させてしまうということをしてしまいました。
なんとなく違和感が残ったままそのまま眠ってしまったのですが、案の定、翌日の朝パソコンを立ち上げてみたところ、外付けのハードディスクの 中身が全く見えないのです。
血の気がサーっとひきました。会社に行く準備をしている途中に気づいたのですが、びっくりしてしまいました。頭の中が真っ白になってしまいました。
ずっとずっと引き継ぎながら貯めてきたデータなので、まさかそんなことが起こるとは思ってもみなかったのです。
もちろん使っているハードディスクは、NAS用定番の
WD HDD 8TB Red WD80EFAX 5400rpm です。
ありえないと思ったのです。しかし現実には見えなかったのです。
ディスクの管理で見ると、通常「NTFS」と表示されるところが、「RAW」と表示されているではありませんか。

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フリーソフトを試す

ネットで情報をかき集めてみると、「RAW」と表示されてしまったのは、マスターブートレコードが破損が原因だろうと思いました。
というのも、 ハードディスクの状態をチェックするソフト「HDD Sentinel PRO 5」を使って状態を見てみると、不良セクターとは全く無く至って健康な状態であるとの表示がされていたからです。

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あくまでも今回書き込みをしているにもかかわらず、無理やり電源を切ってしまったがために、マスターブートレコードが破損してしまったのだろうと思ったのです。
ほとんどの部分のデータは正常であるに違いない。であればなんとか復元させたいと思ったのです。
そこでマスターブートレコードを復元させるフリーソフトとして、「TestDisk」があります。
以前使っていたインテルの古いベアボーンを取り出して、そちらに今回の外付けハードディスクを設置して、「TestDisk」をやってみました。
「TestDisk」の使い方

しかし途中で断念しました。
なぜ断念したのかというと、ハードディスクの容量が8TB もあるのでものすごい時間がかかるということです。どんどん外付けハードディスクが熱くなってきて、 これって相当やばいよな、50°以上はあるよな、という雰囲気だったのです。
半日ほど行ったのですが、数%しか進みません。

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1週間以上かかるのは間違いありませんでした。逆にこの熱でハードディスクを痛めてしまうような気がしてならなかったのです。
よってフリーソフトでの復活は諦めました。

 

 

 

 

有料の復元ソフトの体験版を試す

そこで有料の復元ソフトを探すことに決めました。
色々調べていくと、「EaseUS Data Recovery Wizard Professional」 が一番しっかりしている感じでした。そこで体験版をインストールしてみました。
EaseUS Data Recovery Wizard Pro(体験版)

体験版をインストールしてみると実際にハードディスクの中身が見られるではないですか。

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大丈夫だ。データは大丈夫だ。であれば、これをしっかりと復元させればいいのだということが分かったのです。
しかしながら体験版でできることは限られているので、 やはり製品版を購入して実際にやってみるしかないと思ったのです。
体験版のページを見てみると、価格は8900円(税抜)となっています。

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結構な金額するなと思いました。
であれば、他のサイトなどでダウンロード版が安くなっていないか調べてみようと思ったのです。

 

 

 

 

ソフトを購入する

Amazon 等を調べてみました。
EaseUS Data Recovery Wizard Professional(ダウンロード版)
結構いい価格になっているではないですか。
よく見てはいなかったのですが、この価格であれば直接メーカーのホームページからダウンロードした方が安いのではないかと思ってしまいました。
次にパッケージ版を探してみることにしました。
すると、 イーフロンティアという会社が販売している
EaseUS 復元 by Data Recovery Wizard 1PC版(Windowsのみ対応)
EaseUS 復元 by Data Recovery Wizard 1PC版(Windows・Mac両方対応)
の2つが見つかりました。
中身は、「EaseUS Data Recovery Wizard Professional」では ありませんか。
レビューを見ているといろいろ書いてあるので若干迷いましたが、私のハードディスク自体は体験版でしっかり見えていることは確認できているので、これを使って試してみようと思ったのです。 Windows 版のみの方であれば7000円を切るという価格なので超お買い得です。
しかも、もしも復元できない場合には、 物理的破損が原因だろうということなのでしょう、復旧代金1万円の割引券がついています。これってもしかしてすごくお買い得なのかもしれないということで、ポチりました。
購入した商品↓
EaseUS 復元 by Data Recovery Wizard 1PC版(Windowsのみ対応)
平日だということもあって、受け取りがなかなかできないので、 とりあえずはコンビニ受け取りにして仕事の帰りに最短で受け取れるようにしたのです。

 

 

長くなりましたので、この続きは次回にしたいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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