こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、BunBackup(64bit版)でのバックアップの話です。
はじめに
今回は、バックアップの話です。
新しい「第11世代Core i9 ASRock DeskMini H470 パソコン」を組み立て、Windows10も新規にインストールしました。
そこで、再インストール前から使っているBunBackup(64bit版)について、書こうと思いました。
私の場合、フリーのバックアップソフトBunBackup(64bit版)でミラーリングを行っています。
パソコンを長く使っている方からすれば、おなじみのソフトだと思いますが、パソコン初心者の方はあまり知らないかもしれませんね。
ということで、私がどんな感じでバックアップしているのか、書きたいと思います。
気軽にお付き合いください。
私のバックアップ環境
私のバックアップする環境について簡単に説明したいと思います。
現在のメインパソコンは、このような感じで使っています。
Corei9-DeskMiniH470
C | D | F | S |
SSD 980 Pro 2TB | SSD XPG 2TB | 2.5inch SSD × 2 | |
PCIe4.0 | PCIe3.0 | RAID0 | |
200GB | 1800GB | 2000GB | 4000GB |
OS | データ | データ | データ |
ラトック2.5inchRAIDケース(USB type-C)
E | H |
WD 2TB | 東芝1TB |
Ratoc | Ratoc |
2000GB | 1000GB |
D_Backup | データ |
ラトック2.5inchRAIDケース(USB type-A)
T |
東芝2TB × 2 |
RatocRAID0 |
4000GB |
S_Backup |
DドライブをEドライブ、SドライブをTドライブにそのままフリーのバックアップソフトでミラーリングしています。
Dドライブの内容をそのままEドライブにしている理由は、CとDドライブを使っているSSDを交換した場合、Dドライブの内容が消えてしまいます。
そこで、Dドライブにデータを戻すことになるのですが、1800GBも容量があると、いくら速いSSDといってもある程度時間がかかります(実際のデータ量は800GB程度です)。
特にWindows 10を再インストールした場合など、早く使いたいですよね。
そんな時、ミラーリングしてあるEドライブをディスクの管理でDドライブと設定するのです。そして、データのないDドライブをEドライブとして設定するのです。
つまり、DドライブとEドライブを逆にして使うのです。
すると、CドライブはOSを新規でインストールしたばかりなので、通常使うソフトはほとんどインストールしてありませんが、Dドライブに設定したEドライブはOSをインストールする前とまったく同じなので、いろいろな作業を行うのにすごく楽なのです。
そして、パソコンを使っている間に、Dドライブとして設定したEドライブの内容を、Eドライブとして設定した本来のDドライブにミラーリングでコピーさせるのです。
1800GBの容量なのである程度の時間がかかりますが、フリーのバックアップソフトを使ってミラーリングをすれば、何も慌てなくても数日のうちにコピーしてくれます。
Dドライブとして設定したEドライブの内容を変更しても、それらも含めてミラーリングしてくれるのです。
楽ですよね。
その後、いよいよDドライブとEドライブをもとに戻す直前に、ソフトで完全にミラーリングで一緒であることを確認して、ディスクの管理でもとに戻せばよいのです。
DeskMiniH470には2.5inch SSD 2TBをつけているのだから、BIOSでミラーリングすればという意見もあるでしょう。
BIOSでミラーリングを組んだ場合、前の状態に戻したいと数時間後に気が付いたとき、データを戻すのが難しくなります。
また、最初から時差式のバックアップを行う場合は、バックアップ先のドライブの容量がある程度必要です。
会社じゃないから常に履歴でバックアップするほどでもない。
ある程度の時間差で同期してくれればいいということになると、結局は、同じ容量のディスクを2つ準備して時差でミラーリングするのが、自分にはあっているなと思い、今に至っています。
あくまで、私のバックアップ環境についての話を書きました。
ということで、そのフリーで使っているバックアップソフトが、今回紹介する「BunBackup(64bit版)」なのです。
BunBackup(64bit版)をダウンロードする
前置きが長くなりましたが、ダウンロードから始めましょう。
こちらからダウンロードできます。
評価が高いですね。
zipファイルをダウンロードできます。
作者のホームページや窓の杜からはexeファイルもダウンロードできますが、解凍だけですぐ使えるzipファィルを個人的にはお勧めします。
ダウンロードした「BunBackup600.zip」を解凍します。
私の場合は、Dドライブにおいています。
フォルダーに中を見てみましょう。
ファイルは3つしか入っていません。
BunBackup(64bit版)の基本的な設定をする
それでは、実際に「BunBackup.exe」をダブルクリックしてみましょう。
新規作成ウィザードが始まります。「次へ」に進みます。
バックアップするものをチェックする画面です。今回はDドライブそのものをミラーリング予定なので、ドキュメントのチェックを外します。
そして、「追加」を押します。
フォルダーを設定する画面になります。
Dドライブそのものを選択します。
選択できました。OKを押します。
Dドライブが追加されました。「次へ」を押します。
バックアップ先を選択します。マウスのところを押します。
外付けのHDDであるEドライブを選択します。
追加できました。「次へ」に進みます。
簡易チェックの画面になりますが、スキップでいいでしょう。
設定を保存をする場所を指定します。私は、Dドライブの「BunBackup600.zip」を解凍したフォルダーに保存することにしました。
完了です。
念のため上書きしました。
BunBackup(64bit版)の詳細設定をする
次に詳細な設定を見ていきましょう。
詳細設定といっても、必要な設定のみ行えばよいでしょう。
とりあえず、今しがた作った設定を選択します。
ダブルクリックすると画面が開きます。詳細を押します。
特段、何も詳細な設定はありません。バックアップの方法のみ表示されます。
そこで、ソフトの 設定 > 機能表示設定 を押します。
最初は何もチェックが入っていませんが、とりあえず、どんな機能があるのか確認したいのですべての項目をチェックして、OKを押しました。
注意事項もチェックをいれて、OKを押します。
上書き保存しました。
そして、もう一度、Dドライブのバックアップをダブルクリックして、詳細を確認すると…。項目が追加されています。
たくさんのタブが表示されますね。これで、いろいろ設定できます。
まずは、ミラーリングのタブを押して、チェックを押しました。ミラーリングしますからね。
ボリュームラベルはスキップでいいでしょう。
ログインの画面です。ネットワークでバックアップする場合は必要となります。
世代管理もできます。
除外フォルダーがあれば、ここで設定します。
圧縮でのバックアップも可能です。私は何も設定していません。
暗号化も可能です。
その他の設定もあります。
BunBackup(64bit版)の環境設定をする
次に、環境設定をします。
最初の画面です。自動バックアップが可能です。
「1日に1回、朝6時にバックアップをとる」という設定です。
マウスの置いてある「スタートアップ・タスク設定」のボタンを押すと、パソコンを起動したときにタスクトレイに入って常駐してくれます。押しておきましょう。
ただ、この場合、毎朝6時前にパソコンを起動している場合はいいのですが、朝の6時以降にその日の1番のパソコンを起動した場合は、設定した朝の6時は過ぎているので、その日はバックアップがとられません。
朝の6時にパソコンが起動しているときにバックアップが開始されるという意味で考えればよいでしょう。
ずっと6時以降にしかパソコンを起動しないのであれば、永遠にバックアップはとられません。
なので、パソコンが起動している時間帯で時刻を設定しましょう。
次の設定は、3時間ごとにバックアップをとる設定です。
これだと、起動後、3時間ごとにバックアップをとってくれます。
3時間ごとなので、3時、6時、9時、12時、15時、18時、21時、24時となります。
この設定の場合は、6時半頃にパソコンを起動しても、すぐにはバックアップはされません。
最初のバックアップは、朝の9時です。
ただ、8時前に会社に行くため、パソコンをシャットダウンしたら、その間はバックアップされません。
自宅に19時頃に戻り、パソコンを立ち上げ、夜の22時頃に寝るまで立ち上げて置けば、21時頃には自動でバックアップしてくれます。
3時間ごとの設定をしていますが、実際には1日に1回のバックアップのみとなります。
20時30分頃にメールをチェックし、メールのデータをDドライブに保存してあれば、21時のバックアップで同期してくれています。
ただ、これは平日の話で、土日祝日などパソコンを1日中立ち上げている場合には、しっかり3時間ごとに時間がくれば、自動でバックアップしてくれます。
また、バックアップの途中でシャットダウンした場合はどうなるのと思われるかもしれませんが、バックアップは途中で終わってしまいます。
ただ、次回のバックアップの時には、ミラーリングの設定をしているので、ファィルサイズなどをチェックしてきちんと同期してくれるのです。
バックアップの途中でシャットダウンすることもそんなに気にする必要はないでしょう。
結構楽ですよね。私は、3時間ごとの設定にしてあります。
3時間を過ぎると同期されてしまうので、復元は難しいですが、まぁ、そんなことは年に数回で、その数回が3時間の時差式のミラーリング同期でカバーできています。
4時間でも、6時間でも、そのあたりは、皆さんのライフスタイルで決めていかれるとよいでしょう。
ログを保存する画面です。設定先を指定して、しっかり保存して置いた方がよいでしょう。
記録は、10回もあれば十分だと思います。
タスクトレイにアイコンを表示するは、必修ですね。必ずチェックをいれましょう。
優先度についても、基本はチェックをいれて、優先度を下げればよいでしょう。
この画面ではチェックが入っていませんが、私はチェックを入れています。
終了後通知。私は気にしてないので、チェックを入れていません。
ファィル履歴数は10でよいでしょう。
その他の「フォント」「レジストリ」「関連付け」は特に何も触らなくてOKです。
これで、環境設定が完了しました。
ミラーリングの最終設定をする
詳細設定は、先ほどまでの設定で完了しました。
そこで、もう一度最初の画面を確認します。
見てもらえばわかりますが、バックアップ先が、Eドライブの中にDフォルダーを作るような設定になっています。
そこで、ここを変更します。
ダブルクリックして、設定を開きます。
そして、タイトルを「D→E」、バックアップ先を「E」ドライブそのものにしました。
これで、完全にDドライブからEドライブにミラーリングされます。
最初の画面に戻って確認します。
ばっちりですね。
すぐにバックアップを開始する場合には、バックアップ > バックアップ開始 を押せば、スタートします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後に、私の設定です。
こんな感じになっています。
1行目がDドライブをミラーリング、2行目は「ID Manager」というパスワードソフトをドロップボックスにもバックアップしています。
3行目は、DeskMiniH470でストライピングしてある2.5inchSSDのSドライブをミラーリングする設定です。
4行目と5行目は、時々しか立ち上げない3.5inchHDDのデータをミラーリングする設定です。
電源が入っていないときは、自動バックアップの時スルーしてくれます。便利ですよね。
そして、先ほど話したように、3時間ごとにミラーリングするようにしています。
ログはファイルを指定しています。
優先度は下げています。
ログリストです。
見てもらえばわかりますが、6月9日は平日で有休休暇をもらっていました。
そして、朝からパソコンが立ちあがった状態だったので、3時間ごとに定期的にミラーリングのバックアップがとられています。
また、翌日の10日や11日は仕事に行っているので、3時間ごと設定なのですが、朝の6時と21時の2回、パソコンが立ち上がっているときに、バックアップがとられています。
こんな感じなんだとイメージしてもらって、もしこのソフトを使うのであれば、参考にしてもらえればと思います。
ログ表示はこんな感じです。
長くなりましたが、ずっと前から「BunBackup(64bit版)」のことを書きたいと思っていたのですが、記事の準備に時間がかかり、やっと書くことができました。
そして、これで、私が、SSDを交換してWindows10を再インストールした時に、ミラーリングしてあるEドライブをディスクの管理でDドライブと設定し、データのないDドライブをEドライブとして設定して、「BunBackup(64bit版)」を立ち上げて、「スタートアップ・タスク設定」のボタンを押せば、そのうち同期してくれるという意味が分かっていただけたのではないかと思います。
長くなったので、最後まで読んでいただける方は少ないと思いますが、最後まで読んでいただいた方には本当に感謝します。
ということで、「フリーのバックアップソフトBunBackup(64bit版)でミラーリングを設定する話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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