DeskMini SSD

ASRock DeskMini B660 の PCIe 5.0 ソケットには、PCIe4.0のSamsung SSD 990 PRO が 良いかも? という話

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「ASRock DeskMini B660」のPCIe5.0ソケットの話です。

 

Samsung SSD 990 PROが発表!

2022年8月25日、「Samsung SSD 990 PRO」が発表されました。

価格は、1TBが179ドル、2TBが309ドル、「990 PRO with Heatsink」 はそれぞれ199ドル、329ドルです。4TBモデルは、2023年に発売予定です。

発売時期は、2022年の10月頃からです。

スペックは、こちらです。

分類 Samsung SSD
990 PRO | 990 PRO with Heatsink
インターフェース PCIe Gen 4.0 x4, NVMe 2.0
フォームファクタ M.2 (2280)
NANDフラッシュ Samsung V-NAND TLC
コントローラ Samsung 自社製コントローラ
容量 1TB 2TB 4TB
DRAM 1GB LPDDR4 2GB LPDDR4 4GB LPDDR4
連続読み出し/書き込み速度 最大 7,450 MB/s / 6,900 MB/s
ランダム読み出し/書き込み速度 (QD32) 最大 1,400K IOPS / 1,550K IOPS
管理ソフトウェア Samsung Magician ソフトウェア
データ暗号化 AES 256-bit Full Disk Encryption, TCG/Opal V2.0,
Encrypted Drive (IEEE1667)
総書き込み容量 (TBW) 600TB 1200TB 2400TB
保証期間* 5年限定保証

価格は、1ドル138円として計算した場合、

179ドル×138円/1ドル=24702円 → 税込27172円
309ドル×138円/1ドル=42642円 → 税込46906円

実売は、1TBが税込24980円程度、2TBが税込44980円程度だと予測できます。

ただ、今回の発売は、PCIe4.0の仕様です。

PCIe4.0の最速版が、この時期に「990 Pro」という名で発売されるということは、PCIe5.0の発売は2023年以降になるという意思表示かもしれません。

そして、PCIe5.0は、「1000 Pro」で発売したいという意味もあるのでしょう。

また、最近は、他のメーカーでも読込速度が7000MB/s以上が当たり前となってきたので、読込速度が7000MB/sジャストの「980 Pro」では、いくらブランド力のあるSamsungでも厳しいのかもしれません。

PS5の増設SSDとして「980 Pro」のヒートシンクモデルもありますが、読込速度が7000MB/sジャストでは、他のメーカーに見劣りしてしまいます。

よって、今回「990 Pro」を発売し、ランダムアクセスのスピードを従来モデルから最大55%向上させることで、体感的にもしっかり高性能をアピールしたいという意図が感じられます。

実際、ランダムアクセスのスピードが早い方が、長時間のゲームなどで受ける恩恵も大きいです。

いろんな意味で、2022年の10月から年末にかけて、「Samsung SSD 990 PRO」は、注目のSSDになるでしょう。

WDも「WD Black SN850」の在庫整理をしているようなので、後継機の「WD Black SN950?」が同時期に発売されるでしょう。

2022年の年末は、第13世代Coreの発売と重なるので、面白い年末になりそうです。

 

 

ASRock DeskMini B660 マシンのCPUは?

2022年9月現在、私が使っている「ASRock DeskMini H470 パソコン」の構成は、こちらです。

構成 製品
ベア ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470
CPU Intel CPU Corei9 11900 LGA1200 65W
メモリ Crucial SODIMM DDR4 3200 32GB × 2(64GB)
PCIe4 SSD Samsung SSD 980 PRO 2TB PCIe 4 MZ-V8P2T0B
PCIe3 SSD Seagate FireCuda 520 1TB PCIe 4.0
2.5 SSD
RAID0
Samsung 870 QVO 2TB SATA 2.5インチ SSD
Samsung 870 QVO 2TB SATA 2.5インチ SSD
WiFi INTEL Wi-Fi 6(Gig +) デスクトップキット AX200 NGWG DTK 
CPU FAN Noctua NH-L9i chromax black
グリス Thermal Grizzly Kryonaut Extreme 2g
パッド シリコンサーマルパッド 85x45X2mm 2mm
シンク Archgon ヒートシンク HS-1110-K (ブラック)
パッド TRUSCO 防振パット 10X150X150 OHS10150
OS Windows11 Pro

では、「ASRock DeskMini B660」はどうするのか?

以前から書いているように、「ASRock DeskMini B660」には、第13世代Coreの搭載を予定しています。

あくまで「うわさ」の段階ですが、Core i9-13900Kのベンチマークは、前世代のCore i9-12900Kに比べると、シングルコアで約20%、マルチコアでは約50%上回る結果だと言われています。

「ASRock DeskMini B660」 には、無印の「Core i9-13900」や「Core i7-13700」を搭載しますが、第12世代の同クラスである「Core i9-12900」や「Core i7-12700」と比較した場合、先ほどと同程度のシングルコアで約20%、マルチコアで50%上回る可能性があるので、2022年9月現在では、じっと第13世代Coreの発売を待つしかありません。

無印の「Core i9-13900」や「Core i7-13700」は、「Core i9-13900K」などに比べると発売時期が遅れる傾向にあるので、2022年の年末か2023年の年始に発売かなぁと個人的に予測しています。

あくまで、私の予測で、それより早くなったらラッキーです。

あとは、CPUそのものの価格、および、それ以外の製品の全体の価格、それらを総合的に判断して構成を決める予定です。

とにかく、2022年9月現在では、じっとお金をためる時期だと自分に言い聞かせて、我慢しています。

 

 

ASRock DeskMini B660 マシンのメモリは?

「ASRock DeskMini B660」に乗せるCPUは、第13世代Coreで決まりというのは分かったけれど、それ以外の構成を順番に考えていきましょう。

メモリは、「DDR4 3200 32GB×2=64GB」の構成を予定しています。

今回は、「ASRock DeskMini H470 パソコン」に搭載してある「DDR4 3200 32GB×2=64GB」のメモリを、そのまま付け替える予定です。

そして、「ASRock DeskMini H470 パソコン」は、自宅2階の書斎のサブマシンとして使う予定にしています。

「ASRock DeskMini H470 パソコン」には、新規に「DDR4 3200 8GB×2=16GB」を購入して、動かします。

「ASRock DeskMini B660 マシン」を導入した場合、「ASRock DeskMini H470 パソコン」は、週1回程度の使用になるかなと思っています。

週1回の使用ならば、16GBのメモリで十分でしょう。

 

 

ASRock DeskMini B660 マシンのSSDは?

問題は、SSDです。

「ASRock DeskMini B660」には、「PCIe5.0 SSD」のソケットがマザーの表側にあります。

マザーの裏側には、「PCIe4.0 SSD」のソケットがあります。

マザーの裏側の「PCIe4.0 SSD」のソケットには、「Samsung SSD 980 PRO 2TB PCIe 4.0」を取り付けて、Dドライブとしてデータドライブにします。

では、マザーの表側の「PCIe5.0 SSD」のソケット(Cドライブとして使用予定)に何を取り付けるのか?

SamsungのPCIe5.0 SSDが発売されるのであれば、「Samsung PCIe5.0 SSD 1TB 」と考えていましたが、「Samsung PCIe5.0 SSD 1TB」の発売は、しばらくなさそうです。

となると、今回の「Samsung SSD 990 PRO 1TB PCIe 4.0」の導入となるのです。

2022年10月の発売になるので、時間はまだあります。

「第13世代Core」や「Samsung SSD 990 PRO 1TB PCIe 4.0」のレビューをじっくりと確認してから購入すれば良いでしょう。

もちろん、先ほど書いたWDの「WD Black SN850」の後継機「WD Black SN950?」が登場してくるかもしれませんので、こちらも楽しみです。

 

 

7000MB/s以上のSSDがあれば見送りでも良いかも

個人的には、「Samsung SSD 980 PRO」の後継機がPCIe4.0で発売されるとは想像していなかったので、PCIe5.0の登場が遅れるようであれば、当面の間は「Seagate FireCuda 530 1TB」を導入しようと思っていました。

7000MB/s以上のSSDでは、圧倒的に耐久性が良いからです。

「Samsung SSD 990 PRO 1TB」と「Seagate FireCuda 530 1TB」のスペックを比較してみました。

メーカー Samsung Seagate
製品名 990 Pro 1TB FireCuda 530 1TB
連続読出 7450MB/s 7300MB/s
連続書込 6900MB/s 6000MB/s
4Kランダム読出 1,200,000 IOPS 800,000 IOPS
4Kランダム書込 1,550,000 IOPS 1,000,000 IOPS
MTBF 150万時間 180万時間
耐久性評価 600TBW 1275TBW
保証期間 メーカー5年 メーカー5年
予想価格 25000円 19000円
4KランダムはQD32の数字

「Samsung SSD 990 PRO 1TB」はあくまで予想価格ですが、「Seagate FireCuda 530 1TB」は、2022年8月下旬の平均価格です。

ランダムアクセスの差をチェックしてみましょう。

読出 1,200,000 IOPS÷800,000 IOPS=1.5倍
書込 1,550,000 IOPS÷1,000,000 IOPS=1.55倍

1.5倍の差は大きいなと思いました。

予想価格での差を確認します。

25000円÷19000円=約1.32倍

価格差(1.32倍)以上に、性能差(1.5倍)があると分かります。

この差をどう見るか。

PCIe5.0の発売時期が不透明な状況なので、「Seagate FireCuda 530」や「7000MB/s以上のSSD」を持っているのであれば、無理に「Samsung SSD 990 PRO 1TB」または「WD Black SN950?」を購入しないで、今回はスルーしてPCIe5.0の登場をじっと待つのも良いでしょう。

 

 

まとめ(DeskMiniのモデルチェンジを考慮する)

今回は、「ASRock DeskMini B660」の 「PCIe5.0 SSD」ソケットに取り付けるSSDをどうするのかということで書いてきました。

PCIe 5.0 のSSDの発売が見えない中、 「Samsung SSD 990 PRO」の発表があったからです。

今回の「Samsung SSD 990 PRO」の2022年10月発売という発表は、私の予想では、PCIe5.0のSSDの発売が、1年以上先に伸びた印象です。

2022年の年内もしくは、年末年始には「Samsung PCIe5.0 SSD」が発売されると予測していたからです。

残念です。

そうした場合、「ASRock DeskMini B660」の「PCIe5.0 SSD」ソケットに何を取り付けるのか?

最有力候補は、「Samsung SSD 990 PRO」になってくるでしょう。

ただ、現在発売されているSSDも比較してみました。

メーカー Samsung Seagate Samsung
製品名 990 Pro 1TB FireCuda 530 1TB 980 Pro 1TB
連続読出 7450MB/s 7300MB/s 7000MB/s
連続書込 6900MB/s 6000MB/s 5000MB/s
4Kランダム読出 1,200,000 IOPS 800,000 IOPS 1,000,000 IOPS
4Kランダム書込 1,550,000 IOPS 1,000,000 IOPS 1,000,000 IOPS
MTBF 150万時間 180万時間 150万時間
耐久性評価 600TBW 1275TBW 600TBW
保証期間 メーカー5年 メーカー5年 メーカー5年
予想価格 25000円 19000円 19000円
※ 4Kランダムは、QD32の数字

これらを見る限りでは、7000MB/s以上のSSDが手元にあるようであれば、あわてて「Samsung SSD 990 PRO」を購入する必要はないのかなと思います。

その場合は、「PCIe5.0 SSD」が発売されるまで、じっと待つのもありでしょう。

2022年の年末から2023年の年始にかけて、第13世代Coreの発売も重なるので、悩ましいです。

PCIe5.0の登場時期によっては、「ASRock DeskMini B660」の後継機の発売日が近づいてくるので、実際に「ASRock DeskMini B660」に「PCIe5.0 SSD」を搭載して使用する期間は、短くなるかもしれません。

私が予想したモデルチェンジのサイクルです。

  2022年 2023年 2024年
DeskMini B660 7月
第13世代Core 年末年始?
PCIe 4.0 高速版 10月頃
PCIe 5.0 SSD - 年末年始?
第14世代Core - 年末年始?
第15世代Core - - 年末年始?
DM B660 後継機 - - 10月?
第13世代CoreはLGA1700、第14世代・第15世代はLGA2551

「PCIe5.0 SSD」の発売を2023年の年末年始とした場合、第14世代Core(LGA 2551)の発売時期と重なることが予想されるので、当然ですが、「ASRock DeskMini B660」の後継機も、視野に入ってきます。

小型パソコンが大好きで高性能な「ASRock DeskMini」のサイクルにあわせて定期的にパソコンをバージョンアップするような方は、「ASRock DeskMini B660」での「PCIe5.0 SSD」の搭載は可能だろうと思いますが、使用できる期間は短くなります。

よって、「PCIe5.0 SSD」の本格的な搭載は、第14世代Coreや第15世代Coreに対応した「ASRock DeskMini B660」の後継機からになると予測できるのです。

大胆ですが、ほぼ間違いないでしょう。

もちろん、第14世代や第15世代Coreや「ASRock DeskMini B660」の後継機を考えないのであれば、気にする必要はありません。

話を戻しますが、上記のサイクルを考慮すると、「ASRock DeskMini B660」のPCIe 5.0スロットには、できる限り高性能な「PCIe4.0 SSD」を搭載するのが良いとなってきます。

高性能な「PCIe4.0 SSD」となると、「7000MB/s以上のPCIe4.0 SSD」です。

新規に「7000MB/s以上のPCIe4.0 SSD」を購入するのであれば、「Samsung SSD 990 PRO」は最有力候補になります。

ただし、「7000MB/s以上のPCIe4.0 SSD」をすでにお持ちの方は、「Samsung SSD 990 PRO」の購入は見送って、「PCIe5.0 SSD」の登場まで待つのも良いと思います。

ということで、「 ASRock DeskMini B660 の PCIe 5.0 ソケットには、PCIe4.0のSamsung SSD 990 PRO が 良いかも? という話」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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