こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「第11世代Corei9 ASRock DeskMini H470 パソコン」の温度についての話です。
はじめに
前回、「Windows10のライセンスを古いパソコンから新しいパソコンに引き継いだ話」を書きました。
正式に、Intel NUC から「第11世代Corei9 ASRock DeskMini H470 パソコン」にライセンスが引き継がれたので、自由になった気分です。
これで、いろいろと新しい環境で試していけると思っています。
試行錯誤しながら使っていくので、気が付いたことをその都度記事にして行きたいと思います。
思いつきで実践したことをそのまま記事にする予定なので、皆さんが知りたいことの順番にはならないかもしれませんが、あたたかく見守ってもらえると幸いです。
よろしくお願いします。
ということで、まず、今回は、私が起動してすぐに気になった温度の話をしましょう。
諸設定後のSSDの温度にびっくり!
前々回、「ASRock DeskMini H470 のBIOSをアップデートした話」を書きました。
正直、それほど時間はかかりませんでした。
ただ、その次のライセンス認証には、時間がかかりました。
デバイスマネージャーの「?」が原因で正しく認識されないということに気づくまで、実は時間がかかりました。
数年に1回の引継ぎなので、すっかり忘れてしまいますよね。
また、起動したことの喜びで、ハイな気分になっていたこともあります。
結局、ライセンス認証には20分ほどはかかったのかなと思います。
そして、さぁ~いろいろと触ろうと思ってパソコンの温度を確認しました。
タスクバーに並んでいるのが、CPUの温度です。
アイドリングに近い状態なので、45度前後です。
「Noctua NH-L9i chromax black」は静かです。ほとんど気にならないです。
ただ、みてもらえば分かりますが、CドライブとDドライブの2つのパーティションに別けている起動ディスク「Samsung SSD 980 PRO 2TB(PCIe4.0スロット接続)」の温度が、49度でした。
起動後30分程度です。
そして、データドライブとしていろいろ作業を行う「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB(PCIe3.0スロット接続)」は、51度でした。
マジかよと思いました。
アイドリングに近い状態でもこれくらいになるんだなと思いました。
これまで「Intel NUC NUC10I7FNH」+「Noctua NF-A12x25 PWM」で使ってきた私にとっては、両方のSSDとも40度以内が標準だったので驚きです。
一般的には、SSDの温度としては、50度程度は標準的な温度だと思います。
個人的には、雑誌やネットなどのいろいろなところの情報から、SSDの場合は、50度以下が望ましく、60度以下にするのが良い。70度が一般的に正常動作時の限界温度という目安を持っています。
あくまで私の目安なので、もう少し高い温度でも大丈夫だよという方も多いと思います。
赤くなっているのは、私が使っているソフト「HDD Sentinel PRO ver.5」の温度設定がHDDの温度設定になっていて、43度以上で黄、50度以上で赤の設定にしてあるからです。
個々のドライブごとに黄色や赤色の警告を出す温度を変更できるのですが、HDDの温度設定と同じ警告の設定にしてSSDの温度を管理するようにすれば良いと思って、HDDと同じ設定にしてあります。
さらにもうしばらくの間、ネットなどをみていて気が付くと…。
さらに温度が上がってきました。
SSDは50度の半ばまできましたが、許容範囲内です。
それよりも、気になるのが、HDDの温度なのです。
ドライブの名前を書きましたが、WD2TB(2.5inch 7.0mm厚)の温度が50度をこえたのです。
さすがにこれはまずいなと思いました。
HDDはSSDと違って50度以上となるとあまりよろしくないかなと思ったのです。
しかも、WD2TBは、組み立ての記事を読んでいる方であれば分かると思いますが、「SATA 2」のコネクタに接続したドライブです。
位置的には、前面パネルのすぐ後ろにメモリが2本前面パネルと並行して取り付けてある。
そして、そのメモリの下のマザーボードの裏側に「Samsung SSD 980 PRO 2TB(PCIe4.0スロット接続)」が取り付けられてあって、SSDの熱をサーマルパッドで底板に逃がしている。
そのSSDの熱を逃がしている場所に接続してあるのが、WD2TB(2.5inch 7.0mm厚)なのです。
案の定、予想していたとおり PCIe4.0スロットにSSDを接続しているとHDDにも熱が伝わっている感じです。
ケースの奥に取り付けた東芝1TBのHDDは、45度なのです。
6度の差はでかい、しかも今はまだアイドリングの状態です。
ん~、どうしようかな~と思いました。
精神的にもよくないですよね。
PCIe4.0スロットにSSDを接続していなければ、これほど熱くはならないと思われます。
また、HDDだから気になるのであって、2.5inchのSSDを取り付けているのであれば、HDDと違って駆動する部品がないので、まだ大丈夫でしょう。
これは早めにHDDから「Samsung 870 QVO 2TB 2.5inch SSD」に変更すべきだなと思いました。
Noctua NF-A12x25 PWM で冷却する
ということで、私の強い味方「Noctua NF-A12x25 PWM Premium Quality Quiet 120mm fan」の登場です。
「Noctua NF-A12x25 PWM Premium Quality Quiet 120mm fan」に「アイネックス ファン用 USB電源 変換ケーブル 1m CA-USB12V」を取り付けたFANで冷やすことにしました。
FANと変換ケーブルの間には、Low-Noise Adaptorをかませて、最大1700rpmに抑えてあります。
USBは、「ASRock DeskMini H470」の背面のUSB端子からの電源供給です。
2個あるので、1つは、「ASRock DeskMini H470」の上に置きました。
「ASRock DeskMini H470」を横にしたとき、CPU FAN の上の穴が12mFANの大きさとピッタリなのです。
「Noctua NF-A12x25 PWM」のゴムがピッタリとくっついて、定位置という感じ。まさに、待っていました~という感じです。
そして、ケース本体も熱くなっています。
ケースがアツアツだよ~というレビューもネットでみましたが、確かに長時間の使用だと熱くなると思います。
なので、「ASRock DeskMini H470」を横にしたときの左側に、「Noctua NF-A12x25 PWM」を、これまたピタリとくっつけて風をあるようにしました。
Intel NUC のように横から空気を流す穴はないですが、「ASRock DeskMini H470」本体にピタリとFANをくっつけて風を当てれば、ケース全体の冷却にもつながるでしょう。
やってみました。
どんどん温度が下がっていきました。
「Samsung SSD 980 PRO 2TB(PCIe4.0スロット接続)」が36度です。
「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB(PCIe3.0スロット接続)」は31度になりました。
合わせて、HDDの温度も下がり、30度台になりました。
笑っちゃいます。
さすがです。
「Noctua NF-A12x25 PWM Premium Quality Quiet 120mm fan」は本当にすごい。
「Noctua NF-A12x25 PWM 」最強ですね。
これがある限り大丈夫だと改めて思いました。
これではっきりしたことは、PCIe4.0スロットに接続したSSDは、サーマルパッドを通じて確実に底板に放熱されている。
そのうえ、その放熱された熱は、ケース全体にもうまく広がって放熱するような仕組みになっている。
だからこそ、「ASRock DeskMini H470」本体をうまく冷却すれば、SSDもHDDもしっかりと冷却できるということが分かりました。
ASRockさんの放熱の設計は問題なしだと思われます。
先ほどの「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB(PCIe3.0スロット接続)」が31度の写真をもう一度みてください。
ケースの上にのせた「Noctua NF-A12x25 PWM」が、ケース本体内部にも風を送り届けているので、CPU FAN を助けてさらにCPUの温度を下げて、40度を切る温度まで下がっている感じです。
もちろん、上からの風は、CPU FANを助けるだけでなく、CPU FAN の近くにあったPCIe3.0のSSDにも風を当てることになるので、「XPG GAMMIX S50 Lite 2TB(PCIe3.0スロット接続)」も31度という温度まで下がったのでしょう。
恐るべき「Noctua NF-A12x25 PWM」ですね。
Noctua NF-A12x25 PWM を設置した雰囲気
「Noctua NF-A12x25 PWM 」を設置した雰囲気の写真を掲載します。
全体です。
正面からみた雰囲気
右側からみた雰囲気
左側からみた雰囲気
組み立てたのが、5月15日(土)の昼から夕方なのですが、その後、寝る前のCPU温度はこんな感じでした。
部屋の温度は24度前後です。
「Noctua NF-A12x25 PWM 」のブラックが昨年出る予定でしたが遅れているようで、今年中には販売される予定になっています。
「Noctua NF-A12x25 PWM 」のブラックが出たら、全体の雰囲気も渋くなるかなと思います。
まとめ
今回は、第11世代Corei9 + ASRock DeskMini H470 パソコンを組み立てた当時の日の温度について書いてきました。
とりあえず起動できたので、ネットをみたり、テレビをみたりした程度です。
それ以外は、パソコンをほったらかしの状態だったので、今回の記事はアイドリング状態での温度だと思ってもらえば良いでしょう。
今回の温度に関しては、私の目線でみたときに、SSDの温度が高いと感じたので、「Noctua NF-A12x25 PWM 」を使っただけで、すべての方におすすめしている訳ではありません。
途中でも書きましたが、私が行ったようなFANの設置をしなくても、普通にパソコンを使う上ではSSDの温度は適正な範囲内の温度を維持すると思われます。
つまり、70度をこえるところまでは大丈夫なのでは?と思いました。
SSDの熱をしっかりと底板やケースの外側に逃がしていることがはっきりしたからです。
ケースが熱くなるということは、それだけ放熱がうまくいっているということですからね。
ただ、PCIe4.0のSSD側にHDDをつけた場合は、ちょっと温度が高くなるので注意したほうがいいかなと思いました。
FANでケースの穴から風を送ったりケース本体を冷やすことについては、個人的な感覚もありますし、FANをつけることでその分パソコン周りがうるさくなるのも事実です。
ただ、私個人は、SSDの温度が低い状態になっていることに安心を求める人間なので、FANの音よりもSSDの低温状態を選択したと思ってください。
翌日の朝、起きて15分ほど使ったときの雰囲気です。
こんな状態だとホッとするタイプの人間なのです。
Intel NUC でSSDを冷やすことに慣れてしまったので、普通の方と感覚がずれてしまっているのだろうと思います。
あと、15分程度なのでこんなに低い感じの温度なのですが、「Noctua NF-A12x25 PWM」をつけた状態で、ブログを書いたりするような軽い作業を半日程度していると、温度は「Samsung 980 Pro」は45度弱(43~44度程度)、「XPG GAMMIX S50 Lite」も43度前後でした。
全体的には、「XPG GAMMIX S50 Lite」は風が当たっている分低くなるけど、「Samsung 980 Pro」は風が当たらないので、2度程度高めという感じです。
落ち着いたら、「TMPGEnc Video Mastering Works 7」でエンコードしたときの雰囲気などを記事にしたいと思います。
ということで、「第11世代Corei9 ASRock DeskMini H470 パソコンの温度を確認した話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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