こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、Windows10のライセンスを引き継いだ話です。
はじめに
今回、新たに「第11世代Corei9 + ASRock DeskMini H470」の組み合わせでパソコンを組み立てました。
パソコンの組み立ての話は、こちらをご覧ください。
そこで、Windows10については、新しいWindows10を購入するのではなく、これまで使っていた古いパソコン「Intel NUC NUC10I7FNH」のライセンスを、新しく作った「第11世代Corei9 + ASRock DeskMini H470」のパソコンに引き継ごうと思いました。
そこで、今回、その過程を忘れないように、備忘録として残しておきたいと思います。
私と同じように古いパソコンから新しいパソコンにWindows10のライセンスを引き継がれる方もおられると思うからです。
では、早速、いきましょう。
Windows10のライセンスを引き継ぐパソコンの構成
古いパソコンの構成は、こちらです。
新しいパソコンの構成は、こちらです。
構成 | 製品 |
ベアボーン | ASRock Intel H470搭載 ベアボーン DeskMini H470 |
CPU | Intel CPU Corei9 11900 LGA1200 65W |
メモリ | Crucial SODIMM DDR4 3200 32GB × 2(64GB) |
NVMe SSD | Samsung SSD 980 PRO 2TB PCIe 4 MZ-V8P2T0B |
NVMe SSD | XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD |
2.5 HDD | WD Blue HDD 2TB 2.5インチ WD20SPZX |
2.5 HDD | TOSHIBA HDD 2.5インチ 1TB MQ01ABD100 |
WiFi | INTEL Wi-Fi 6(Gig +) デスクトップキット AX200 NGWG DTK |
CPU FAN | Noctua NH-L9i chromax black |
グリス | Thermal Grizzly Kryonaut Extreme 2g |
パッド | シリコンサーマルパッド 85x45X2mm 2mm |
防振パッド | TRUSCO 防振パット 10X150X150 OHS10150 |
OS | Windows10 Pro |
Windows10が入っているSSDは、「Samsung SSD 980 PRO 2TB」です。
SSDをしっかりと引き継ぐので、大丈夫です。
古いパソコンで準備しておくべきこと
古いパソコンのパーツを新しいパソコンに組み込むことになるので、新しいパソコンを組み立てたあとは、古いパソコンは使えません。
古いパソコンのWindows10が入ったSSDをそのまま付け替えるので、当然ですね。
よって、古いパソコンで、しっかりとWindows10のライセンスを引き継げる状態になっているかどうかを確認して、そのあとに、新しいパソコンを組み立てることが重要です。
Windows10のライセンスを引き継げる状態になっていないのに、新しいパソコンを組み立てても引き継げるわけがありません。
そこで、今回、新しいパソコンを組み立てる前に、Windows10のライセンスを引き継げる状態になっているかどうか確認を行いました。
なお、今回の記事は、クリックすればすべてもとの大きな画像が表示されるようにしてありますので、字が読みにくい場合は、拡大してみてください。
組み立てる前の古いパソコンの画面です。
「設定 > 更新とセキュリティ > ライセンス認証」の画面です。
「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています。」
となっていれば、大丈夫です。
「Windowsはライセンス認証済みです」になっているとか、「Windowsはデジタルライセンスによってライセンス認証されています」という場合は、正しく引き継ぐことができません。
言葉はよく似ていますが、私と同じ状態でない場合は、引継ぎがうまく行きませんので、必ず、
「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています。」
という状態にしてから、新しいパソコンを組み立てましょう。
これらの言葉の違いなどについては、私の過去の記事をごらんください。
新しいパソコンでライセンス認証を行う流れ
ライセンス認証の流れを把握しておきましょう。
これから実際に行いますので、その前に整理しておきます。
「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています。」の状態で、新しいパソコンにWindows10がインストールされているSSDを、そのままの状態で組み立てを行います。
組み立てを行ったあと、前に使っていたSSDと同じだからといって、いきなりWindows10を新規インストールしてはダメですよ。
引き継がれなくなります。
まずは、古いパソコンにインストールされたWindows10のそのままで、新しいパソコンを起動させるのです。
そして、新しいパソコンで、「古いパソコンのWindows10を、新しいパソコンに引き継ぎましたよ」とライセンスを認証させれば良いのです。
実際、間違いなく、古いパソコンのSSDを新しいパソコンのSSDに取り付けているので問題ないです。
新しいパソコンに引き継いだよということで、ライセンスがうまく引き継がれた後に、改めて、Windows10を新規インストールするのです。
前のパソコンが認識されていた状態でそのまま使うのは、精神的にもいやだよな~。せっかく新しいパソコンを組み立てたのだから、Windows10も新規インストールしたいよ。
その気持ちは、よく分かりますが、古いパソコンのライセンスを新しいパソコンに引き継ぎたい場合は、まずは古いWindows10が入ったSSDを使って、新しいパソコンでライセンスをしっかりと引き継いで、そのあとに、改めて新規にWindows10の最新版をインストールするのです。
新しいパソコンでライセンス認証を行う前の注意点
新しいパソコンでライセンス認証を行う前に、1つだけ注意点を書いておきます。
ライセンス認証を行う前に、必ずドライバーをインストールして、デバイスマネージャーの「?」がなくなっている状態か確認しましょう。
デバイスマネージャーに「?」が出ている状態では、新しいパソコンにライセンスを引き継ごうと思っても、そもそも引き継ぐ新しいパソコンがどのような構成のパソコンなのかWindowsで認識できていないので、引き継ぐにも引き継げないのです。
当然と言えば当然ですよね。
なので、新しいパソコンにライセンス認証する前に、ドライバーをインストールして、デバイスマネージャーの「?」をなくしてから、行いましょう。
新しいパソコンでライセンス認証を行う
では、実際に新しいパソコンでライセンスを引き継ぎましょう。
新しいパソコンの「設定 > 更新とセキュリティ > ライセンス認証」の画面です。
パソコンを最初に起動した状態です。
予想どおりです。
エラーメッセージが出ています。
「ライセンス認証に問題がある場合は、トラブルシューティングを選択して問題解決を試みてください。」
とあるので、その言葉どおり、「トラブルシューティング」を押しました。
問題を検出する画面になりました。
そして、「トラブルシューティングが完了しました」というメッセージが出ました。
そこで、「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を押します。
その言葉どおりですよね。
SSDは古いパソコンのままでWindows10もそのままです。
だけど、周りのCPUやマザーボードを含めたベアボーンを最近変更しました。
このメッセージがほしいので、古いパソコンでインストールしたWindows10のそのままのSSDで組み立てて、新しいパソコンではそのままWindows10を起動して、引継ぎの手続きを行うという感じです。
「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を押しました。
Microsoftアカウントでのサインインを求められます。
黒く塗りつぶしてあるところは、アカウントIDのメールアドレスが表示されます。
パスワードを入力します。
サインインしました。
しばらくの間、待ちます…。
え! マジかよ。ダメでした。
ライセンス認証できなかった原因を確認する
ほんと、マジかよ~ですね。
ということで、ライセンス認証できなかった原因ということで、デバイスマネージャーを確認しました。
みてもらえば分かりますが、「?」が出ていますね。
最初、何も考えずにパソコンが起動したので、ドライバーもWindows10に最初から入っていたものが自動でインストールされたものだと思っていました。
違っていたようです。「?」が出ています。
雰囲気としては、チップセットのドライバーがあたってないようです。
念のため、Windows Update の画面をみました。
古いパソコンでSSDを抜くために、いよいよシャットダウンするよという前に、Windows10は、最新の状態にしておこうと思って、最新の状態にしてから解体しました。
なので、こちらは特に問題ないようです。
やはり、チップセットのドライバーがインストールされていないからでしょう。
あらかじめ「ASRock DeskMini H470」のホームページからダウンロードして、SSDのDドライブに保存してあったチップセットのドライバーをインストールすることにしました。
「SetupChipset.exe」をダブルクリックしました。
ドライバーソフトが起動しました。
インストールします。
完了しました。
再起動して、デバイスマネージャーを確認しました。
OKですね。「?」が消えました。
これで、Windowsもどんなパソコンの構成なのか認識できました。
念のため他の項目もみてみましょう。
ディスプレイアダプターのドライバーは起動した時、自動でインストールされました。
また、ネットワーク関係のドライバーも自動でインストールされました。
プロセッサもみてみました。
Core i9-11900 としっかり認識しています。
これで大丈夫でしょう。
新しいパソコンでライセンス認証を再度行う
では、もう一度ライセンス認証を行いましょう。
「設定 > 更新とセキュリティ > ライセンス認証」の画面で、「トラブルシューティング」のボタンを押しました。
改めて、「トラブルシューティングが完了しました」というメッセージが出ました。
「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を押しました。
今度は2回目だからでしょう。Microsoftアカウントへのサインイン画面は出ずに、いきなり「Windows10 を再度ライセンス認証する」の画面にいきました。
「このデバイスを以下から選んでください」と出ました。
私の場合、Windows10 Pro のライセンスを3つ持っているので、3台あります。
最初に出ている「INTEL-BXNUC10I7FNH」が直前まで使っていた古いパソコン「Intel NUC NUC10I7FNH」です。
スクロールすると、他のパソコンもでました。
「E-PC」がEPSONのノートパソコン、「DESKTOP-P557C42」は私が最初に使った「Intel NUC BOXDC3217IYE(Core i3)」です。
両方とも今では全く使っていませんが、「Intel NUC BOXDC3217IYE(Core i3)」については、万が一の時の緊急用PCとして保管してあります。
今回は、「INTEL-BXNUC10I7FNH」のライセンスを引き継ぐので、「INTEL-BXNUC10I7FNH」の下の「現在使用中のデバイスは、これです」にチェックを入れました。
そして、「アクティブ化」のボタンを押しました。
「Windows を再度ライセンス認証しています…」の画面がでました。
そして…。
「Windows はライセンス認証されています」の画面に切り替わりました。
やったぜ !
ですね。
念のため、「設定 > 更新とセキュリティ > ライセンス認証」の画面を確認しました。
「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています。」
になりました。
新しいパソコンにライセンス認証が引き継がれたので、パソコンの名前を変更しましょう。
「設定 > システム > 詳細情報」をみました。
デバイス名が、前のデバイスの名前「INTEL-BXNUC10I7FNH」になったままです。
「このPCの名前を変更」で、名前を変更して、再起動させました。
デバイス名を「Corei9-11900-DeskMiniH470」に変更しました。
そのまんま かよ…と突っ込まれそうですが、とりあえずということで。
まとめ
いかがだったでしょうか。
何とか無事にWindows10のライセンスを古いパソコンから新しいパソコンに引き継ぐことができました。
これで無事に引き継げたので、この新しいパソコンに、いよいよ新規にWindows10をインストールすればいいのです。
もう、古いパソコンのいらないファイルもすべて消去して、まっさらのWindows10をインストールして気持ちよくサクサク使えばいいのです。
新規でインストールしたWindows10には、本当に必要なソフトを、必要となったときに初めてインストールを行うようにする。
Windows10は十分安定して動きますが、それでもゴミとなるようなファイルはできる限りインストールしないよう心がければ、その安定感はさらに増すでしょう。
Intel NUC から 「第11世代Corei9 + ASRock DeskMini H470」のNEWパソコンに、無事にWindows10を引き継ぐことができました。
ということで、「Windows10のライセンスを古いパソコンから新しいパソコンに引き継いだ話(Intel NUC から DeskMini H470 にライセンス認証を引き継ぐ)」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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