こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「23カルカッタコンクエストBFS XG」の「スプール設定」の話です。
23カルカッタコンクエストBFS XGにはPEラインを巻く
「23カルカッタコンクエストBFS XG」が手元に届いてみたら、あまりにかっこよかったのでホレボレしています。
今まで使っていた「22アルデバランBFS XG」はフロロカーボンラインをメインに使っていました。
しかし、「23カルカッタコンクエストBFS XG」は、PEライン中心で使おうと思いました。
そこで、「23カルカッタコンクエストBFS XG」に巻いたのが「ヤマトヨテグス PEライン PEレジンシェラー 0.6号 10lb オレンジ」です。
ヤマトヨテグス PEライン PEレジンシェラー 0.6号 10lb オレンジ
手元に余っていたからです。
PEラインを巻く前に、渓流用のスプール設定にする!
すぐにPEラインを巻いて釣りに行きたいのですが、PEラインを巻く前に、渓流用のスプール設定を行いました。
PEラインを巻いた後に、スプールのみの回転具合をチェックするのは、難しくなるからです。
私は渓流ベイトフィネス2年目の素人なので、恥ずかしながら子供の頃に雷魚を釣っていたベイトリールの設定のまま2022年の渓流シーズンは終了しました。
そして、2023年もその設定でスタートしました。
しかし、それは間違いでした。
軽いルアーを投げるベイトリールを「ベイトフィネスリール」といい、軽いルアーは「バスフィッシング」でも「渓流」でも使いますので、特に「渓流」で使う場合は「渓流ベイトフィネス」といって区別しているようです。
「ベイトフィネスリール」は「バスフィッシング」でも「渓流」でも使います。
軽いルアーを使うという点は同じですが、「バスフィッシング」の軽いルアーと「渓流」の軽いルアーでは、「渓流」の方が圧倒的に軽いルアーを使うので、同じ「ベイトフィネスリール」を使っても、「スプール設定」が違うのです。
知らなかった!
マジで知りませんでした。情けない!
YouTube動画などで「23カルカッタコンクエストBFS XG レビュー」がよく上がっていますが、動画を作られている方が「バスフィッシング」としてレビューしているのか「渓流」向けとしてレビューしているのか、「スプールの設定」はどうされているのか、意識しながら視聴をすると良いでしょう。
ということで、では、何が違うのか?
参考にさせてもらったのが、やまけんさん(五十鈴工業社長)の動画です。
動画の中で、先ほど書いた「バスフィッシング」と「渓流」では「スプールの設定」がもともと違うということが話されています。
そのうえで、「メカニカルブレーキをゼロではなくゼロ以下にして、ブレーキダイヤルのみでキャストをする」ということです。
「渓流ベイトフィネスリール」を使う場合、なぜ「メカニカルブレーキをゼロではなくゼロ以下」にする必要があるのか、リールの構造を理解しその理由を丁寧に解説されています。
そして、渓流ルアーは「ブレーキダイヤル」のみで調整するのが、うまく投げるコツだといわれています。
なるほど!と思いました。
日本最古のリールメーカーといわれる五十鈴工業社長のやまけんさんなので、本当に間違いないと思います。
本当にありがとうと思いました。
まだ見ていない方がおられたら、ぜひ見てみてください。
良かったら、YAMAKEN TVの「チャンネル登録」と動画の「いいね!」もポチッとしてくださいね。
それだけで、やまけんさんは喜ばれると思います。
ということで、動画の説明どおり、「ブレーキダイヤルを最小にした状態で、最初にスプールがゼロとなるメカニカルブレーキの位置を把握し、スプールを回転させながら強くリールを握ってもスプールの回転が止まらないメカニカルブレーキがゼロ以下の位置に設定する」ことができたので、PEを巻くことにしました。
動画の中では、簡単に上記の設定を行う方法も解説しています。ぜひご覧になってみてください。永久保存版の動画だと思います。
PEラインをスプールにすべらせずに巻く!
PEラインをスプールに巻く場合、一番の問題はすべらせずに巻く方法です。
正しく巻かないと、スプールのところでPEラインがくるくる回って、巻けないのです。
こちらも、やまけんさん(五十鈴工業社長)の動画を参考に巻きました。
ポイントは、「PEラインを出ていく方向とは逆に巻くこと!」です。
スピニングリールにPEラインを巻く場合も同じです。
本当にありがとう、やまけんさん(五十鈴工業社長)です。
Dコンの生みの親、平本さんも知らなくて、やまけんさんから知ったとのことです。
PEラインの交換頻度は?メンテナンスは?
PEラインを使う場合、気になるのが交換頻度です。
ナイロンラインは、1回の釣行で毎回交換していた私ですが、フロロカーボンラインは2回の釣行で交換していました。
しかし、フロロカーボンラインも1回の釣行ごとに毎回交換するのが良いようです。
では、PEラインの交換頻度は?
調べてみると、通常3回の釣行で交換するのが良いということが分かりました。
また、PEラインのラインコーティング剤をうまく使うことで、PEラインの交換頻度を倍程度まで延ばせることが分かりました。
そこで、「バリバス PEにシュッ! 100ml」を準備しました。
「PEにシュッ!」を使う場合、リールにラインを巻いた後、ラインに向けてシュッ!と吹きかけて乾かすというのが一般的です。
しかし、それだと、結局PEラインの表面しかコーティングできません。
PEライン全体をしっかりコーティングすれば、PEラインの寿命を倍程度に延ばすことができるのですが、そのやり方は?
ズバリ、「小さく折ったティッシュペーパーにラインコーティング剤を吹きかけて、その塗れたティッシュペーパーにPEラインをはさみこんで、リールに巻いてく」という方法です。
「PEラインをリールに巻いていく途中でラインコーティング剤が乾いてきたら、再度ティッシュペーパーにラインコーティング剤を吹きかけて塗れた状態にして、PEラインをはさみこんで引き続き巻いていく」というやり方です。
この繰り返しです。
ラインコーティング剤で塗れたティッシュペーパーにPEラインをはさみこんでリールに巻くことで、PEラインの表面だけでなく全体にコーティング剤をなじませるのです。
確かに、間違いないやり方ですね。
そして、釣行が終わったら、ラインリサイクラーなどを使ってリールに巻かれているPEラインをいったん移動します。
その際に、リールからPEラインを外すときでも、または、リールにPEラインを戻す時でもよいので、先ほどと同様に「小さく折ったティッシュペーパーにラインコーティング剤を吹きかけて、その塗れたティッシュペーパーにPEラインをはさみこんできれいにして行く」のです。
これがPEラインのメンテナンス方法です。
これを繰り返せば、通常3回程度でPEラインを交換していたのを、倍程度まで延ばすことができるのです。
私は、同様のメンテナンスを繰り返しても、3回程度で交換します。
こちらの内容も、やまけんさん(五十鈴工業社長)の動画をみて理解しました。
本当に勉強になりますね。
ちなみに、やまけんさん(五十鈴工業社長)が使っているPEラインは、こちらです。
バリバス スーパートラウトアドバンスベイトフィネスPEX4 100M
0.5号を使っているそうです。
開発にはやまけんさんも参加されています。
渓流ベイトフィネス専用のPEラインで、100m巻になっているのは、リールに約30m巻かれる方が多いので、確実に30m巻くためにも1回あたり33mの使用を想定して100mの製品にされたとのことです。
また、ライトグリーン(1.7m)+ライトイエロー(0.3m)と2mごとに色が変わるので、スプールに巻く量も正確に数えることができます。
良かったら、こちらの動画も合わせてご覧ください。
23カルカッタコンクエストBFS XGをセットする
前置きが長くなりましたが、届いたばかりの「23カルカッタコンクエストBFS XG」を使って渓流に行ってきました。
組み合わせは、こちらです。
FISHMAN Beams blancsierra3.9UL LIMITED
ヤマトヨテグス PEライン PEレジンシェラー 0.6号 10lb オレンジ
専用リーダーが手元になかったので、余っているナイロンラインを準備しました。
サンヨーナイロン ライン GT-R トラウト エディション 150m 6lb
ルアーの動きがやんわりな感じだったので、途中からフロロカーボンラインに交換しました。
こちらも余っていたフロロカーボンラインです。4lb(1号)です。
PEラインとリーダーの接続方法は、FGノットです。
工具は、「第一精工 ノットアシスト 2.0」を使っています。
以前、記事にしているので、ご覧ください。
なかなか慣れない方もおられると思いますが、やはり頑張って練習して習得するのがよいと思います。
私の場合、不器用なので、「寝る前に、3回結ぶ練習をしてから寝る」ということで、約1週間続けたら、しっかり身につきました。
釣り場でも、すぐに結べるようになりました。
根気強く練習してよかったなぁと思っています。
釣りの前にFGノットがきれいにできると、「よし行くぞ!」というスイッチが入るような感じになるので、ぜひ練習して素早くきれいに編めるようになると良いでしょう。
23カルカッタコンクエストBFS XGで釣る
福井の場合、私だけかもしれませんが、今年はあまりパッとした結果が出ていません。
チビイワナを、「レイチューンDP45RS MK2」でまずは1匹。
その後、チェイスはあるもののヒットまでいきません。
スミスARスピナーに交換して、ようやくヒット。
小物がやっとヒットする程度。
雨が降っていないこともあり、渇水状態もあるのでしょう。
でもチェイスはあるものの、見ているだけという感じです。
水温もやっと11度程度なので、なかなかです。
最後、スプーンでまともな24cmものがヒットしました。
23カルカッタコンクエストBFS XGのキャスティング感想
「23カルカッタコンクエストBFS XG」を使う前、同じPEライン(ヤマトヨテグス PEライン PEレジンシェラー 0.6号 10lb オレンジ)を巻いた「22アルデバランBFS XG」でキャスティングの練習をしました。
PEラインがあまりに久しぶりなので、いきなり「23カルカッタコンクエストBFS XG」で投げてバックラッシュを起こしほどけなくなった場合を想定して、失敗を覚悟で「22アルデバランBFS XG」で投げてみました。
「ブレーキダイヤルを最小にした状態で、最初にスプールがゼロとなるメカニカルブレーキの位置を把握し、スプールを回転させながら強くリールを握ってもスプールの回転が止まらないメカニカルブレーキがゼロ以下の位置に設定」した状態で、PEラインを巻いています。
メカニカルブレーキは、その後一切変更していません。
ブレーキダイヤルは最小の状態だったので、最大にして投げてみました。
「ブレーキダイヤルを最大の状態にして、最大から投げ始めればバックラッシュが生じることはない」とやまけんさんが断言していたからです。
練習したのは、釣り場の開けた何もない大きな淵のところです。
約3.5gの「レイチューンDP45RS MK2」で練習しました。
確かにバックラッシュはおきません。
そして、徐々にブレーキダイヤルをゆるめていきました。
渓流ベイトフィネスとして、スプールの設定をリールメーカーさんが想定している通りの設定をしっかり行ってキャストをすれば、マジでスムーズに飛んでいくのだなと思いました。
しかも、飛ぶよ。飛ぶよ。
力はいらないと思いました。
やまけんさんが「ティッシュをゴミ箱に投げ込むような力加減で十分に飛んでいくよ」という意味がよくわかりました。
PEラインってマジですごい!と思いました。
スーッと程よい加減で飛んで行くので、あとはサミングで調整すれば良いという意味がやっと分かった感じです。
PEラインでスムーズに飛んでいくことが分かったので、リールを「22アルデバランBFS XG」から「23カルカッタコンクエストBFS XG」に交換して、投げました。
ブレーキダイヤルはMINの状態だったので、MAXにして徐々に下げていきました。
「22アルデバランBFS XG」で投げた時と同様、バックラッシュは全然発生しません。
すごい、マジですごい。
ヤマケンさん、ありがとう!と思いました。
ただ、最初は「23カルカッタコンクエストBFS XG」の重さ(195g)にとまどいました。
「22アルデバランBFS XG」の130gとの重さの違い(65g)に、なかなかコントロールがきまりません。
そこで、2フィンガーで投げていたのを3フィンガーにしました。
そして、グリップエンドを腕に当ててぐらつかないようにしました。
また、右手の人差し指をロッドにそえるようにしました。
するとキャストが安定しました。
にぎり方は人それぞれだと思いますが、私の場合は、これで安定しました。
その後、実際に釣りを始めましたが、最初の1時間程度はそれでもなかなかコントロールがきまりませんでしたが、3時間ほど釣りをしていた結果、最後にはほぼ問題なくキャスティングができるようになりました。
バックラッシュも激減しました。
しかし、ゼロにはなりません。
キャスティングをする時、葉っぱにあたってバックラッシュ、コントロールがうまくいかずルアーが岩にあたってサミングに失敗しバックラッシュ、そんなことが時々あります。
PEラインが0.6号と細いこともあり、上糸と下糸のライン同士での食い込み症状が生じてルアーがうまく飛ばないこともありました。
それでも、単純なバックラッシュは激減しました。
もちろん、PEラインそのものがほどけなくなり、PEラインを交換するような状況はありませんでした。
万一、PEラインの交換が必要なほどのバックラッシュになったときには、「22アルデバランBFS XG」に交換しようと思って準備していたのですが、心配は無用でした。
それくらい私個人としては、バックラッシュは激減しました。
ナイロンラインやフロロラインを使ってバックラッシュを起こすのとほぼ同じ程度です。
「23カルカッタコンクエストBFS XG」を「渓流ベイトフィネス」としての「スプール設定」にしてPEラインで釣りをするというのが、こんなに快適なキャスティングになるとは思ってもみませんでした。
もうPEラインから戻れない感じです。
あと、PEラインのバックラッシュを直す時は、根気よくほどくのが一番PEラインに優しいとやまけんさんが言っていましたが、「PEにシュッ!」を使ってコーティングしてあれば、確かにほどくのもほどきやすいです。
ほどく時も「ダイワ 簡単オマツリホドキ」があると便利です。
そのほか、個人的に「23カルカッタコンクエストBFS XG」に変更したかった最大のポイントがつまみ式の「ブレーキダイヤル」です。
「17カルカッタコンクエストBFS HG」を使っていた方にとっては当たり前かもしれませんが、「22アルデバランBFS XG」や「ダイワ シルバークリーク AIR TW ストリームカスタム 8.5L」のくるくる回す「ブレーキダイヤル」を使って数字を確認してきた私にとっては、革命的です。
ダイワ シルバークリーク AIR TW ストリームカスタム 8.5L
いちいち「ブレーキダイヤル」の数字を見なくても、つまみ式になっているので、つまみの先の位置で「ブレーキダイヤル」の強さが分かります。
本当に楽です。めちゃくちゃ楽です。
感覚で「ブレーキダイヤル」を調整できるので、釣りに集中できるのです。
「ブレーキダイヤル」の数字で強さを判断するのとでは、集中の差が全然違うと思いました。
いゃぁ「23カルカッタコンクエストBFS XG」にして、本当に良かったなと思いました。
巻き取りのスムーズさも「22アルデバランBFS XG」よりもワンランク上というのも間違いありません。
巻き取りのスムーズさが素晴らしいので、投げたルアーの泳ぎを集中して確認できるのです。
もちろん「22アルデバランBFS XG」でも「ダイワ シルバークリーク AIR TW ストリームカスタム 8.5L」でも集中してルアーを動かしています。
それでも巻き取りのスムーズさが、今まで以上に自分をルアーの動きに集中させるのです。
正直、使って比べてみて分かる感覚なのですが、両方を使ったことがある方は、私のルアーに集中できる度合いがちがうという意味が分かってもらえると思います。
不思議な感覚です。
長くなりましたが、「23カルカッタコンクエストBFS XG」を購入して、本当に、本当に良かったなと思います。
「23カルカッタコンクエストBFS XG」の購入を迷ってられる方がおられたら、絶対に購入した方が良いです。
仕事やアルバイトを頑張って、ぜひ手にいれてみてください。
妥協はしない、自分が一番ほしいものを選ぶ!
本当に素晴らしい別次元の「渓流ベイトフィネス」の世界が待っていることでしょう。
ということで、いろいろ書きましたが、今回は、やまけんさん(五十鈴工業社長)
の動画のおかげで、マジで別世界を見ることができたなと思います。
感謝、感謝です。本当にありがとうございました。
ということで、「23カルカッタコンクエストBFS XGのメカニカルブレーキをゼロではなくゼロ以下にして、ブレーキダイヤルのみでキャスティングをしたら、バックラッシュが激減した話(渓流ベイトフィネス)」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
やる気が出ますので、「応援クリック」をよろしくお願いします。m(_ _)m