こんにちは、トトロ兄さんです。
今回はUSB3の規格についての話です。
はじめに
今回USB3の規格について整理したことを書きたいと思います。
というのも、私自身がしっかり整理できていなくていつも悩んでしまうからです。
整理した表を、自分のブログに掲載しておくことで、備忘録にしておきたいと思った次第です。
それでは早速見ていきましょう。
USB3の表記について
調べてみると2008年にUSB3.0がリリースされ、2017年にUSB3.2が登場しました。
途中、表記が変わったこともあり、製品のパッケージなどを見ると、表記が旧表記のままの場合があったり、あるいは、新表記になっていたりします。
そのため、周辺機器を取り付ける場合などに、ケーブルは新しくする必要があるのか、必要がないのか、よくわからなくなります。
例えば、USB2.0のパソコンに、USB3の規格の周辺機器を取り付けても、USB2.0までの性能しか出ません。
逆に、USB3のパソコンに、USB2.0の規格の周辺機器を取り付けても、これもUSB2.0しか出ません。
なので、USBの速度については、使うパソコンが周辺機器の速度規格を上回っている、あるいは、同等である必要があります。
途中でUSBハブを中継させる場合、途中のUSBハブの速さにも注意する必要があります。
パソコンと周辺機器が同じ最速のUSB3規格であっても、途中のUSBハブがボトルネックとなってスピードを出せないのであれば、その周辺機器はUSBハブを中継せずに直接パソコンに取り付けるのがベストだとなります。
そういった意味でも、しっかりとUSB3の表記は、理解しておいた方がよいでしょう。
USB3規格の表記をまとめてみた
まずは、旧表記と新表記です。
旧表記 | ⇒ | 新表記 |
USB 3.1 Gen 1 (USB 3.0) |
= |
USB 3.2 Gen 1 (USB 3.0) |
USB 3.1 Gen 2 |
= |
USB 3.2 Gen 2 |
旧表記のUSB3.0は、現在は、USB3.2Gen1です。
また、今でもUSB3.1Gen2と表記されている製品も多くあり、USB3.2Gen2と新表記されている場合もあります。
USB3.2Gen2と書いてあると、何か新しくて速いのかなと思ってしまいますが、同じ速さです。
スピードも含めて整理した表が、こちらです。
規格 | USB3.2 Gen1 | USB3.2 Gen1x2 | USB3.2 Gen2 | USB3.2 Gen2x2 |
転送速度 | 5Gbps | 10Gbps | 10Gbps | 20Gbps |
旧称 | USB 3.1 Gen 1 (USB 3.0) |
- | USB 3.1 Gen 2 | - |
IF | USB-A、 USB-C、 microUSB |
USB-Cのみ | USB-A、 USB-C、 microUSB |
USB-Cのみ |
ポイントは、USB3の後の小数点よりもGen1(第1世代)なのかGen2(第2世代)なのかということですね。
Gen1(第1世代)だとスピードは5Gbpsで、Gen2(第2世代)だと10Gbpsということ。
さらにそのあとに×2が書いてあれば、さらに倍のスピードになるということですね。
これで、整理できました。
見方もすっきりしましたね。
まとめ
今回、USB3規格を整理してみました。
私自身も判断するのに迷ったりしていたのですが、自分で整理するとやはりすっきりしますね。
よかったです。
もう一度整理すると、
・USB3の後の小数点はあまり気にしない
・Gen1(第1世代)なのかGen2(第2世代)でスピードを判断する
・Gen1(第1世代)は5Gbps、Gen2(第2世代)は10Gbpsである
・Genの後に×2が書いてあれば、倍のスピードになる
これらをしっかり分かっていれば、もう大丈夫ですね。
先日紹介した
玄人志向 M.2 NVMe SSDケース USB3.2Gen2 GWM.2NVMe-U3.2x2CC
ですが、スピードは、USB3.2Gen2x2(20Gbps)と書いてありました。
パソコン側もUSB3.2Gen2x2(20Gbps)に対応している必要がありますが、気合の入った製品だと分かりました。
近日、見てみるのが楽しみです。
ということで、「USB3.0、USB3.1、USB3.2の違いを確認してみた話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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