こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、Windows11の標準機能で構築した爆速のストライピング環境を守るために、バックアップ用の3.5インチ外付けハードディスクケースを検討して購入した話です。
パソコンが速くなる魔法とそれに伴う大きな落とし穴
パソコンを使っていると、もっと速く動いてほしい、もっとたくさんのデータを保存したい、と思うことはありませんか。
今回、私は愛用している小型パソコンを大幅にパワーアップさせました。
使っているのはASRock DeskMini B760という、お弁当箱ほどのコンパクトなサイズながら、中身を自分好みにカスタマイズできる素晴らしいパソコンです。机の上に置いても邪魔にならないサイズ感がとても気に入っています。
この小さな箱の中に、データを保存するための部品であるSATA接続の2TBのSSDを2つ組み込みました。そして、これらをただ2つの別々のドライブとして使うのではなく、Windows11に標準で備わっている機能を使って、ストライピングという少し特殊な設定で連携させました。一般的にはRAID 0と呼ばれる技術です。
ストライピングをわかりやすく例えるなら、荷物を運ぶトラックの通り道を1車線から2車線に増やすようなものです。2つのSSDが協力してデータを半分ずつ同時に読み書きするため、作業のスピードが劇的に速くなります。容量も2TBと2TBが合体して、4TBという広大なひとつの保存スペースとして使えるようになります。まさにスピードと大容量を両立させた夢のような環境が完成しました。
しかし、この圧倒的な速さと引き換えに、ある恐ろしい弱点を抱えることになりました。
それは、データ破損のリスクが極めて高くなったのです。ストライピングは2つのSSDが完全に一体となって動いているため、もしどちらか片方のSSDが故障してしまうと、もう片方が無事であってもすべてのデータが読み出せなくなってしまうのです。1つ壊れたらデータが半分残る、というわけではありません。すべてが道連れになって失われてしまいます。
このリスクをそのまま放置して使い続けるのは、シートベルトを締めずに猛スピードで高速道路を走るようなものです。いつか必ず後悔する日がやってきます。この爆速環境を安心して楽しむためには、万が一の事態に備えて、データを安全な別の場所に丸ごとコピーしておくバックアップ環境の構築が絶対に必要不可欠となったのです。
価格高騰の波と引き出しに眠る救世主
さて、バックアップ環境を作ろうと決意したものの、ここで大きな壁にぶつかりました。それは昨今の凄まじい物価高騰です。
パソコンの部品市場も例外ではありません。円安などの影響で、メモリやSSD、そしてハードディスクといった記憶媒体の価格が信じられないほど高騰しています。バックアップのために新しく大容量の外付けハードディスクを購入しようとネットショップを見てみると、以前では考えられなかったような高い値段がつけられていました。これでは、ちょっと手が出せません。
どうしたものかと頭を抱えながら部屋の整理をしていた時のことです。ふと、机の引き出しの奥から以前使っていたパソコンの部品が出てきました。それはウェスタンデジタル(WD)というメーカーの容量4TBのハードディスクでした。
このハードディスクはグリーンシリーズと呼ばれるエコモデルです。データの読み書きスピードは少しゆっくりですが、その分だけ熱を持ちにくく、動作音もとても静かという特徴があります。
パソコンのメインとして使うには少し物足りないですが、裏方として黙々と大容量のデータを記録し続けるバックアップ用途としては、この低発熱で静音という性質が最高の長所になります。しかも容量は今回構築したパソコン側の容量とぴったりの4TBです。丸ごとコピーするにはこれ以上ない完璧な条件が揃っていました。
これだ、と思いました。高騰している新品を買う必要はありません。この引き出しで眠っていたハードディスクに、もう一度第一線で活躍してもらおうと思ったのです。
ただ、このハードディスクはパソコンの中に組み込むためのむき出しの部品なので、そのままでは使えません。USBケーブルでパソコンと簡単につなぐための外付け用のケースに入れてあげる必要があります。
こうして、私の理想の外付けハードディスクケース探しの旅が始まりました。
外付けハードディスクケースに求める3つの絶対条件
Amazonなどのネットショップを見ると、ハードディスクケースは数え切れないほど売られています。どれも同じように見えますが、大切なバックアップデータを預ける以上、適当に選ぶわけにはいきません。私は自分の環境に最適なケースを選ぶために、3つの厳しい条件を設定しました。
大前提として、机の上の限られた作業スペースを有効に使うため、ケースは横に寝かせるのではなく絶対に縦置きで設置できるものであることを必須としました。
条件の1つ目は、地震がきても倒れないことです。
日本はいつ大きな地震が起きてもおかしくない地震大国です。ハードディスクは中でレコード盤のような円盤が高速回転している繊細な精密機器です。動いている最中にバタンと倒れると、それだけでデータが壊れてしまう場合があります。縦置きにするということは横置きに比べて接地面が狭くなるためどうしても倒れやすくなります。だからこそ、ただ縦に置けるだけでなく、しっかりと安定して倒れない形状であることが大前提でした。
条件の2つ目は、熱を逃がす力です。
ハードディスクは熱に弱く、ケースの中に熱がこもると寿命が短くなってしまいます。長時間のバックアップ作業を行えば当然ハードディスクは熱を持ちます。そのためプラスチック製ではなく、熱を外に逃がしやすいアルミニウムでできたケースを探しました。
条件の3つ目は、AC電源アダプターの信頼性です。
意外と見落としがちなのですが、ケース本体がどれだけ頑丈でも、コンセントから電気を送るAC電源アダプターが安物だとそこから故障してしまいます。大切なデータを守るためには、安定してクリーンな電力を長く供給し続けられる信頼性の高いAC電源アダプターが付属していることは絶対に譲れない条件でした。
有名メーカー4社との比較とそれぞれの長所と気になった点
これらの条件を胸に、ネットショップを探索し評価が高く定番と言える4つのメーカーの製品に絞り込みました。違いがわかるように私が比較した順番にご紹介します。
候補その1 玄人志向
パソコンのパーツを自分で組み立てる人たちの間では、知らない人はいないほど有名な日本のブランドです。ここのケースは無駄な飾りがないアルミ製で、ハードディスクをケースの中でネジを使ってしっかりと固定できる頑丈さが魅力でした。
ただ気になったのは付属している縦置き用のスタンドです。板のように薄くて細く、机が揺れたり手が少し当たったりしただけで簡単に倒れてしまいそうでした。机のスペースのために縦置きを大前提としている私にとって、この足元の不安定さは見過ごすことのできない大きなマイナスポイントでした。
候補その2 ロジテック
ロジテック 外付け ハードディスク ケース LGB-EKU3
こちらも日本の有名な周辺機器メーカーです。家電量販店などでもよく見かけます。ここの製品はテレビの録画用としていろいろなメーカーのテレビで動作確認がされているという大きな安心感があります。
ただ基本性能は高いのですが、こちらも玄人志向と同じように縦置きスタンドが細い作りでした。また便利なデータ管理ソフトが無料で使えるという特典があったのですが、私はすでに自分のお気に入りのバックアップソフト(BunBackup)を使っているためこの特典はあまり必要ありませんでした。
候補その3 オリコ
Amazonでよく見かける中国の深センに本社を持つ世界的なメーカーです。ここのケースは前の2つのメーカーと違い、縦置き用のスタンドが足元をすっぽり包み込むような幅の広い作りになっていてとても安定感がありました。アルミの質感も良く、これなら縦に置いても安心かもしれないと心が傾きました。
しかし調べていくうちにひとつの心配事が出てきました。それはコンセントに挿すAC電源アダプターの耐久性に関する口コミです。オリコというメーカーの製品自体はとても優秀なのですが、海外メーカーの周辺機器はケース本体よりも先に付属のAC電源アダプターが寿命を迎えてしまうことがたまにあるのです。バックアップという命綱を任せる以上、電源周りの品質に少しでも不安があるものは避けたいと思いました。
候補その4 アイネックス
玄人志向、ロジテック、オリコ。どれも素晴らしい製品ですが私のこだわりを完全に満たしてくれるものではありませんでした。
そんな中、最後に見つけたのがアイネックスというメーカーのHDE-08というケースです。アイネックスはパソコン内部のケーブルや熱を冷ます部品などを専門に作っている日本の隠れた名メーカーです。派手さはありませんが品質の良さには定評があります。
このケースの詳細を見たとき、これこそが私の求めていたものだと確信しました。
まずケース本体は分厚いアルミニウムでできており熱を逃がす性能は文句なしです。中身の構造も素晴らしく、ハードディスクを専用の金属の板にネジで直接ガッチリと固定する仕組みになっています。ケースの中で部品が動く遊びが一切なく本当に頑丈に作られています。
そして何より私の心を動かしたのが電源周りへの安心感です。アイネックスは日本のメーカーとして国内の厳しい安全基準をしっかり満たした上で品質管理を行っています。AC電源アダプターの耐久性やトラブルの少なさという点においてとても信頼できると感じました。
ただアイネックスの縦置き用スタンドは、オリコのようなどっしりとした包み込むタイプではなく玄人志向などに近いシンプルなものでした。そのままポンと縦置きにするだけではやはり地震の時に倒れてしまう危険性があります。
アイネックスの弱点を克服し最強の縦置き環境を作る作戦
パソコンのパーツ選びに絶対にこれが正解というものはありません。人それぞれ重視するポイントは異なりますから最終的には自分の好みで選んで良いのです。例えばとにかくサポートが手厚いものが良ければロジテックですし、スタンドの安定感という形状のかっこよさに惹かれればオリコを選ぶのも全く間違っていません。
そんな中でじっくりと悩んだ末、私が最終的に購入を決断したのはアイネックスのHDE-08でした。
その理由はいくつかあります。まず価格が一番安く、コストパフォーマンスが最強だったことです。無駄なソフトウェアなどを省き、ケースとしての頑丈さと電源の品質にコストを集中投資している姿勢に惹かれました。
そして最大の懸案事項であった縦置き時の倒れやすさについてですが、スタンドの弱さは自分の工夫次第でカバーできるけれど、AC電源アダプターの故障リスクは自分ではどうしようもないという結論に至ったからです。
これからアイネックスのケースを注文し手元に届いたら、さっそく余っているエコモデルのハードディスクをネジでしっかりと内部に固定する予定です。そして安全な縦置き環境を作るための工夫として次のような作戦を考えています。
まず付属のスタンドの底面に100円ショップなどでも買える市販の耐震ジェルマットを貼り付け机にしっかりと吸着させます。さらに念には念を入れてケースの両サイドを重みのある金属製の本立てで挟み込むつもりです。
こうすればあんなにシンプルだったスタンドも、耐震ジェルと本立てのサポートによって指で強く押してもビクともしない岩のようにガッチリとした縦置き環境へと変貌を遂げるはずです。
これで念願である机の上の省スペース化を実現しつつ、地震にも負けない倒れない安全性、アルミボディによる熱対策、そしてアイネックスならではのAC電源アダプターの長寿命というすべての条件を完璧にクリアできると思いました。
眠っている資産に再び光を当てよう
世間を見渡せばありとあらゆるものが価格高騰しています。パソコンの部品も例外ではなく、特にメモリやSSDやハードディスクといった記憶媒体の価格は大幅に上昇しています。
だからこそ今こそ視点を変える時です。皆さんも自宅に眠っているSSDやハードディスクを探してみてください。そしてそれらに再び活躍の場を与えてあげましょう。そのまま眠らせておくのは非常にもったいないです。今回のようにしっかりとした外付けケースを一つ用意してあげるだけで立派なバックアップドライブとして再び大活躍してくれる素晴らしい資産に生まれ変わります。
もしご自宅に余っているハードディスクがあってバックアップを考えている方がいらっしゃいましたら、基本に忠実で頑丈なアイネックスのHDE-08をぜひチェックしてみてください。その際に今回の私の記事を少しでも参考にしていただければ、これ以上の幸せはありません。
製品が手元に届きましたら実際の組み立ての様子など、追って詳しい製品レビューをお届けしたいと思います。すべてが理にかなったその最強の環境でパソコン全体のシステムバックアップを行うのが今からとても楽しみです。
ということで、「高騰時代を乗り切る 眠っているHDDとアイネックスの外付けケースで完璧なバックアップ環境を構築しようと思った話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役に立てれば幸いです。
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