こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、iPhone17(無印)のWi-Fi7性能を活かすために、NEC Aterm PA-7200D8BE 無線LANルーターを注文した話です。
iPhone12からiPhone17までのWi-Fi仕様を比較
以前の記事でも書きましたが、家族3人がiPhone12シリーズからiPhone17に機種変更を予定しており、すでに注文済みです。
その間、約5年が経過しています。
そこで、iPhone12からiPhone17までのWi-Fi仕様の進化を確認してみました。
モデル | 対応Wi-Fi規格 | 対応帯域 | 特徴・備考 |
---|---|---|---|
iPhone 12 | Wi-Fi 6(802.11ax) | 2.4GHz / 5GHz | 初のWi-Fi 6対応。MIMO対応。 |
iPhone 13 | Wi-Fi 6(802.11ax) | 2.4GHz / 5GHz | 12と同等。miniモデルあり。 |
iPhone 14 | Wi-Fi 6(802.11ax) | 2.4GHz / 5GHz | Proモデルはより高性能なアンテナ。 |
iPhone 15 | Wi-Fi 6(802.11ax) | 2.4GHz / 5GHz | ProモデルのみWi-Fi 6E対応(6GHz帯)。 |
iPhone 16 | Wi-Fi 7(802.11be) | 2.4GHz / 5GHz / 6GHz | 全モデルWi-Fi 7対応。MLO対応。 |
iPhone 17 | Wi-Fi 7(802.11be) | 2.4GHz / 5GHz / 6GHz | Apple独自Wi-Fi 7チップ搭載。MLO・320MHz幅対応。 |
■ポイント
・Wi-Fi 6E対応はiPhone 15 Pro以降(無印15は非対応)
・Wi-Fi 7はiPhone 16以降で本格対応
・MLO(Multi-Link Operation)はWi-Fi 7の目玉機能で、iPhone 16/17が対応
■MIMOとは?
MIMO(Multiple Input Multiple Output)は、Wi-Fiルーターと端末(iPhoneなど)が複数のアンテナで同時にデータを送受信する技術です。
・通常のWi-Fi:1本のアンテナで送受信(1×1)
・MIMO対応Wi-Fi:複数アンテナで同時通信(例:2×2、4×4)
Wi-Fi7のMLO(Multi-Link Operation)とは?
Wi-Fi7のMLO(Multi-Link Operation)は、複数の周波数帯(2.4GHz/5GHz/6GHz)を同時に束ねて通信する次世代技術です。
項目 | 従来(Wi-Fi 6以前) | Wi-Fi 7(MLO) |
---|---|---|
通信帯域 | 1つの帯域のみ使用 | 複数帯域を同時使用 |
通信経路 | 単一リンク | 複数リンク(Multi-Link) |
安定性 | 混雑や干渉に弱い | 混雑時でも別帯域に逃げられる |
速度・遅延 | 帯域依存 | 束ねて高速化+低遅延 |
■MLOのメリット
・高速化:最大46Gbps(理論値)
・低遅延:ゲーム・映像・クラウド同期がスムーズ
・安定性向上:混雑帯域でも通信継続
・省電力化:通信時間短縮でバッテリー負担軽減
MIMOとMLOの違いと相乗効果
MIMO(空間並列通信)とMLO(帯域並列通信)は、Wi-Fiの安定・高速通信を支える技術です。
項目 | MIMO(多入力多出力) | MLO(マルチリンクオペレーション) |
---|---|---|
対応規格 | Wi-Fi 4 / 5 / 6 / 6E / 7 | Wi-Fi 7(802.11be)専用 |
技術の目的 | 同一帯域内で複数アンテナを使って通信速度を向上 | 複数の帯域(2.4GHz / 5GHz / 6GHz)を同時に束ねて通信 |
通信経路 | 単一帯域内の複数アンテナ | 複数帯域を同時利用(マルチリンク) |
通信速度の向上 | アンテナ数に比例して増加 | 帯域幅の合計で増加(最大320MHz×複数) |
安定性・干渉回避 | アンテナ間の空間分離で干渉を減らす | 混雑帯域を避けて別帯域で通信継続 |
遅延の低減 | 通信効率の向上で間接的に低遅延 | 並列通信により直接的に低遅延を実現 |
省電力効果 | 通信時間短縮でバッテリー節約 | 高速通信+短時間接続でより高い省電力効果 |
必要なハードウェア | 複数アンテナ搭載の端末とルーター | Wi-Fi 7対応端末+MLO対応ルーター |
iPhoneでの対応状況 | iPhone 12以降で2×2 MIMO対応 | iPhone 16 / 17シリーズで対応 |
PA-7200D8BEとの相性 | 最大4×4 MIMO対応でiPhoneと高相性 | MLO対応済み。iPhone 17と組み合わせて真価を発揮 |
・MIMO:複数アンテナで同時送受信
・MLO:複数帯域を束ねて通信
・両者を併用することで最大効果を発揮
NEC Aterm PA-7200D8BEはMIMO+MLO両対応モデルで、iPhone17と組み合わせると高速かつ安定した通信を実現します。
TV録画用HDD/NASや家族の複数端末同時接続でも、通信の快適性が格段に向上します。
NEC Aterm PA-7200D8BEとは?特徴と性能
現在のメインルーターは「NEC PA-WX7800T8」(Wi-Fi6E対応)を使用中です。
1階では「NEC PA-WX5400HP」(Wi-Fi6対応)をアクセスポイントとして稼働させています。
今回は、メインルーターをWi-Fi7対応の「NEC Aterm PA-7200D8BE」に買い替えることにしました。
■主な特徴
・Wi-Fi7(IEEE 802.11be)対応:最大7140Mbpsの高速通信
・MLO対応:2.4GHz+5GHz帯を同時利用
・360度電波を届ける「ワイドレンジアンテナPLUS」内蔵
・10Gbps WANポート搭載、NAS・HDD録画にも最適
・メッシュWi-Fi対応、IPv6・v6プラスにも対応
・縦置き・壁掛け対応の静音ファンレス設計(約0.8kg)
■補足
・iPhone17とのMLO通信でバックアップ・同期が高速&静音
・録画用HDDやNASとの通信が安定
・光10Gbps回線にも対応済みで、将来性が高い
2025年4月発売の最新モデルです。
仕様・相性・設置性をチェック
項目 | 内容 |
---|---|
対応規格 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be) |
対応帯域 | 2.4GHz / 5GHz(※6GHz帯は非対応) |
最大通信速度 | 最大7140Mbps(MLO使用時) |
ストリーム数 | 4×4 MIMO(2.4GHz:最大1376Mbps、5GHz:最大5764Mbps) |
MLO(Multi-Link Operation) | 対応(2.4GHz+5GHzの同時通信) |
WANポート | 10Gbps ×1 |
LANポート | 2.5Gbps ×1、1Gbps ×3 |
メッシュWi-Fi | 対応(親機・中継機・子機として利用可能) |
接続可能台数 | 最大36台/12人同時接続 |
暗号化方式 | WPA3 / WPA2 / WPA |
IPv6対応 | 対応(IPoE/v6プラス) |
アンテナ構成 | 内蔵型「ワイドレンジアンテナPLUS」360度全方位対応 |
サイズ・重量 | 約54×200.5×215mm/約0.8kg |
設置方法 | 縦置き/壁掛け対応(専用フック付き) |
・MIMO+MLOの両対応でiPhone17との相性抜群
・内蔵アンテナ+縦型設計で発熱を抑え、静音性◎
・同型機2台で親機+中継機のメッシュ構成も安定
・6GHz帯非対応ながら、日本住宅では5GHz帯が有利
Wi-Fi7対応スマホ(iPhone16・17など)を使う方には、PA-7200D8BEは非常におすすめできるルーターです。
まとめ:iPhone17に最適なWi-Fi7ルーターはこれ!
ということで、早速「NEC Aterm PA-7200D8BE 無線LAN Wi-Fi7 ルーター」を購入しました。
Amazonでも販売されていますが、楽天の方が安価だったため、今回は楽天で購入。
商品が届いたら、使用レポートをブログに掲載予定です。
また、近年はWi-Fiルーターのライフサイクルが短くなっています。
セキュリティや通信速度を考えると、規格の節目ごとにルーターを更新するのが理想的だと感じました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が皆さんのWi-Fi環境改善の参考になれば幸いです。
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