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第13世代 インテル NUC 13 Pro ベアボーンをどのように使うか考えたうえで、組み立てるパーツを選択した話(NUC13ANHi7,NUC13ANHi5,NUC13ANKi7,NUC13ANKi5)

2023年6月4日

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「第13世代 インテル NUC 13 Pro ベアボーン」のパーツの組み合わせを検討した話です。

インテルNUCをどのように使うのか?

インテルNUCでパソコンを組み立てる方は、ノートパソコン以上のスペックがほしいということで検討されていることでしょう。

では、何が不満なのか?

どうすれば解決できるのか?

実際に、どのように使うのか?

自分なりに整理をされてNUCの構成を考えると良いでしょう。

当たり前といえば当たり前のことですが、そのあたりも含めて検討し、「第13世代 インテル NUC 13 Pro ベアボーン」を組み立てるパーツを選択したいと思います。

では、早速本題に入ります。

 

 

インテルNUCの使用用途を考える

まずは、「第13世代 インテル NUC 13 Pro ベアボーン」を使用する用途を考えます。

検討する「第13世代 インテル NUC 13 Pro ベアボーン」は、こちらの2製品です。

インテル NUC 13 Pro Kit NUC13ANHi5

インテル NUC 13 Pro Kit NUC13ANHi7

これらの製品の外観、スペック、CPUベンチマークは過去の記事をご覧ください。

過去の記事からも「第13世代 インテル NUC 13 Pro ベアボーン」の中でも「NUC13ANHi5」のコストパフォーマンスが高く、余裕があれば「NUC13ANHi7」を選択するというのがベストだと分かりました。

前面

背面

基盤

構成的にはCPUの違いだけなのですが、グラフィクスも搭載されたCPUです。

よって、それぞれの製品に分けて検討したいと思います。

インテル NUC 13 Pro Kit NUC13ANHi5の場合、

・自宅で土日だけ使う程度なので、それほどスペックを求めない
・それでもサクサク動いてほしい
・ストレスは感じたくない
・持ち帰り仕事など事務的な作業を中心に行う
・事務的な作業以外は、ネット閲覧を中心に使用する
・動画配信サイトはサクサク見たい
・パソコン全体の価格はできる限り安価に抑えたい

このような内容を求めているでしょう。

一方、

インテル NUC 13 Pro Kit NUC13ANHi7の場合、

・自宅でも毎日使用するので、高いスペックがほしい
・ストレスのない快適な動作がほしい
・パソコンの動作に不満を感じたくない
・動画編集なども重いと感じたくない
・2つ以上の作業を同時に行うことが多い
・価格よりもスペックを重視したい

このような感じでしょうか。

よって、それぞれの製品に応じた構成を検討したいと思います。

CPUの違いはこちら → CPUを比較する
CPUのベンチマークの違いはこちら → ベンチマークを確認する
CPU以外のスペックはこちら → 仕様を確認する

 

 

構成を考えるうえでの注意点!

構成を考えるうえで注意したいことを書きます。

ズバリ「組み立てをする最初の構成がすごく大切だ」ということです。

どういうことか?

私のこれまでの経験および周りの方々のパソコンの構成などを見ていると、最初の構成から変更せずにずっと使うことが多いということです。

インテルNUCということでパーツの選択は自由にできます。

よって、構成を考えていく中で、結局は最後、じゃあトータルでいくらの価格なの?

その時、予算の範囲内であれば問題はないのですが、予算オーバーとなった場合です。

スペックを落とし最初とは違う製品を選択することで、なんとか購入する場合があります。

その際、もし「後で交換すればいいから最初はこちらの安価な製品にしよう」と頭に浮かんで他の製品を選択することです。

往々にして「後で交換すれば」という時期はやってきません。

ほとんどの方が、パソコンに限らず他の製品などでも往々にしてそのような経験があるのではないでしょうか。

日々の忙しい生活の中で、なかなか「後で交換すれば」のタイミングが来ないのです。

「後で交換すれば」のタイミングがやってきた場合でも、外したパーツはどうするのか、買取店に出す?ネットで売る?増設として使う?いろいろと選択肢がありそのような行動も結構パワーを要するのです。

結果として、外して使わなくなったパーツをそのまま放置することが多々あります。

これってもったいないことです。

であれば、自分にあった構成がこれだ!と決めたのであれば、決めた後は妥協せずに、何とか購入する方法を検討して、これだと決めた構成で「ちょっと無理をしてでも」あるいは「ちょっと時期をずらしてでも」良いので、1回で自分が一番ほしいパーツを購入した方が、結果的に購入後の満足度も高くなります。

構成を考えるうえで、このことは頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

 

 

インテル NUC13ANHi5 ベアボーンのおすすめ構成

では、「インテル NUC13ANHi5」から確認していきましょう。

インテル NUC 13 Pro Kit NUC13ANHi5

標準的なモデル(コストパフォーマンス重視)
・ベアボーン本体NUC13ANHi5
・メモリ8GB×2枚=16GB
・NVMe PCIe4.0 SSD Type2280(1TB or 2TB)
・Windows11
(7mm厚の2.5inch SSD or HDD)

この構成が最小限ですが、快適に動作できるでしょう。

全部で16GB?と思われるかもしれませんが、メモリが全部で8GBでは快適と感じない時代になっています。

よって、8GB×2枚の計16GBは最低限搭載してほしいと思いますし、基本は16GB以上はいらないでしょう。

あとは、「NVMe PCIe4.0 SSD Type2280 の容量をどれくらいにするか」です。

ここからが、パソコンの使い方の問題です。

「NVMe PCIe4.0 SSD Type2280(1TB or 2TB)」には、Windows11をインストールするので、通常のCドライブです。

その際、パーティションを分けて使用するのか、分けずに使用するのか。

例を挙げます。

NVMe PCIe4.0 SSD Type2280 1TB の場合、2つのパターンが考えられます。

1.Cドライブのみ(一般的に販売されているノートパソコンのパターン)
2.CドライブとDドライブ(データドライブ)に分ける
 Cドライブ500GB、Dドライブ500GB

です。

正直なところ、Cドライブは500GBもあれば十分です。

ここを、Cドライブ250GB、Dドライブ750GBにした場合、たくさんのアプリをインストールする方の場合、数年後にはCドライブが少ないと感じるでしょう。

アプリを使ってパーティションの比率を途中で変更することも可能ですが、できる限り最初に設定した比率でそのまま使用したいものです。

これらを踏まえて、余っている「7mm厚の2.5inch SSD or HDD」のスペースを有効に活用すると良いでしょう。

つまり

標準的なモデル(コストパフォーマンス重視)
・ベアボーン本体NUC13ANHi5
・メモリ8GB×2枚=16GB
・NVMe PCIe4.0 SSD Type2280(1TB
・7mm厚の2.5inch SSD(2TB or 4TB)or HDD 2TB
・Windows11

の構成です。

「7mm厚の2.5inch SSD or HDD」のスペースをデータドライブまたはバックアップ領域にとして確保をすると良いでしょう。

SSDとHDDの価格差が小さくなっているので、購入するのであれば、2.5inch SSDの 2TBまたは4TBモデルを購入すれば、快適な環境になるでしょう。

インテル NUC 13 Pro Kit NUC13ANHi5の使用目的である

・自宅で土日だけ使う程度なので、それほどスペックを求めない
・それでもサクサク動いてほしい
・ストレスは感じたくない
・持ち帰り仕事など事務的な作業を中心に行う
・事務的な作業以外は、ネット閲覧を中心に使用する
・動画配信サイトはサクサク見たい
・パソコン全体の価格はできる限り安価に抑えたい

これらの要素は、十分に満たすことが可能です。

よって、私がおすすめする構成は、

標準的なモデル(コストパフォーマンス重視モデル)
・ベアボーン本体NUC13ANHi5
・メモリ8GB×2枚=16GB
・NVMe PCIe4.0 SSD Type2280 1TB
・7mm厚の2.5inch SSD 2TB
・Windows11

です。

さらなる快適さを求めるのであれば、

・NVMe PCIe4.0 SSD Type2280 2TB
・7mm厚の2.5inch SSD 2TB

の構成にして、「NVMe PCIe4.0 SSD Type2280 2TB」はCドライブ500GB・Dドライブ1500GBに分割して利用すると良いでしょう。

 

 

気になる「NVMe PCIe4.0 SSD Type2280」のスピードは?

読込速度によって、大きく2種類に分かれます。

・5000MB/sから7000MB/s未満
・7000MB/s以上

の2種類です。

インテル NUC13ANHi5」はコストパフォーマンスを重視するので、「5000MB/sから7000MB/s未満」で良いでしょう。

十二分に早いです。

どうしても「7000MB/s以上」にしたいということであれば、「7000MB/s以上」にしても問題はありません。

その際は、「5000MB/sから7000MB/s未満」と「7000MB/s以上」の価格差を考慮して購入製品を検討すれば良いでしょう。

ただ、「7000MB/s以上」にしたいということは、スピードに対するこだわりが出てきている証拠なので、ベアボーンそのものを「NUC13ANHi7」の構成で検討すると良いでしょう。

以上、これらを踏まえて、インテル NUC13ANHi5」のおすすめのパーツは、こちらです。

メモリ

 

NVMe PCIe4.0 SSD(5000MB/sから7000MB/s未満)

1TBモデル

 

2TBモデル

Amazonレビューなどを参考にじっくりご確認ください。

同じメーカーで容量の違う製品となりましたが、どのモデルを選択しても問題はないでしょう。

ベアボーン本体にシリコンサーマルパットが最初からついているので、ヒートシンクなしのモデルを購入しましょう。

 

2.5inch SSD 2TB

 

 

インテル NUC13ANHi7 ベアボーンのおすすめ構成

続いて、「インテル NUC13ANHi7」を確認しましょう。

インテル NUC 13 Pro Kit NUC13ANHi7

標準的なモデル(性能重視モデル)
・ベアボーン本体NUC13ANHi7
・メモリ8GB×2枚=16GB
・NVMe PCIe4.0 SSD 7000MB/s以上 1TB
・7mm厚の2.5inch SSD 2TB
・Windows11

です。

インテル NUC13ANHi7」を購入される方は、性能重視は間違いないので、スタートラインがこの構成です。

普段使用するデータ量が多くない方は、この構成で十分です。

データ処理も「NVMe PCIe4.0 SSD 7000MB/s以上」のSSDで処理したいというのであれば、

・NVMe PCIe4.0 SSD 7000MB/s以上 2TB
・7mm厚の2.5inch SSD 2TB

の構成が良いでしょう。

特に動画編集を良く行うので、パソコン内部のSSDの容量を最大限に増やしたいというのであれば、

・メモリ16GB×2枚=32GB
・NVMe PCIe4.0 SSD 7000MB/s以上 4TB
・7mm厚の2.5inch SSD 4TB(or 8TB

という構成も良いでしょう。

動画編集もガンガンするというのであれば、メモリを32GBにすることで余裕を持たせた方が良いでしょう。

動画のエンコードなどをしている間、別の作業をすることもありますので、複数のアプリを同時に作業するには、作業領域であるメモリに余裕があった方が、快適に作業ができるからです。

ただ、言えることは、インテル NUC13ANHi7」にもかかわらず「NVMe PCIe4.0 SSD Type2280」に「5000MB/sから7000MB/s未満」のSSDを選択するのは、もったいないと思います。

そこだけ注意していただければ、良いと思います。

あとは、ご自身の使用内容やデータ量に応じて、メモリとSSDの容量を決めれば良いでしょう。

インテル NUC13ANHi7 ベアボーンの購入目的である

・自宅でも毎日使用するので、高いスペックがほしい
・ストレスのない快適な動作がほしい
・パソコンの動作に不満を感じたくない
・動画編集なども重いと感じたくない
・2つ以上の作業を同時に行うことが多い
・価格よりもスペックを重視したい

これらの要素は、十分に満たすでしょう。

 

 

ということで、これらを踏まえて、インテル NUC13ANHi7」おすすめのパーツは、こちらです。

メモリ

 

NVMe PCIe4.0 SSD 7000MB/s以上

1TBモデル

2TBモデル

4TBモデル

Amazonレビューなどを参考にじっくりご確認ください。

ベアボーン本体にシリコンサーマルパットが最初からついているので、ヒートシンクなしのモデルを購入しましょう。

個人的には、ランダムアクセスのベンチマークの高い「Samsung 990 PRO」がおすすめです。

 

2.5inch SSD 4TB

「2.5inch SSD 2TB」のおすすめ製品は、「インテル NUC13ANHi5」の項目をご覧ください。

 

 

まとめ

今回は、「第13世代 インテル NUC 13 Pro ベアボーン」をどのように使うか考えたうえで、組み立てるパーツを選択してきました。

インテル NUC 13 Pro Kit NUC13ANHi5

インテル NUC 13 Pro Kit NUC13ANHi7

CPU以外に違いはありません。

前半で書きましたが、NUC13ANHi5」と「NUC13ANHi7」のCPUのベンチマークを確認すると、「NUC13ANHi5」が大変良い結果でした。

CPUのベンチマークの違いはこちら → ベンチマークを確認する

よって、一押しは間違いなく「NUC13ANHi5」です。

そのうえで、自分の使用目的、使用方法などを検討し、パーツを選択していただければ、かつてないほどUSB端子が充実した「第13世代 インテル NUC 13 Pro ベアボーン」なので、高い満足度が得られることは間違いありません。

私が列挙した、各種パーツを参考にしながら、ぜひ自分にあった唯一のパソコンを組み立ててみてください。

妥協は良くありません。妥協グセがつくからです。

自分で納得して、自分が一番ほしいものを選ぶ!

ぜひ、そのような気持ちでパーツを購入してもらえればと思います。

自分が一番ほしいものを選んで組み立てをすれば、満足度はMAXです。

ということで、「第13世代 インテル NUC 13 Pro ベアボーンをどのように使うか考えたうえで、組み立てるパーツを選択した話(NUC13ANHi7,NUC13ANHi5,NUC13ANKi7,NUC13ANKi5)」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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