こんにちは、トトロ兄さんです。
今回はMobile端末でGoogleのDNSサーバーを設定した話です。
DNSサーバーとは?
ネットでウエブ表示をさせる場合、「google.com」などのドメイン名を通じてIPアドレスが割り当てられているウエブサーバーを見に行きます。
そこで、ドメイン名とIPアドレスを変換する仕組みを提供するサーバーがDNSサーバーです。
通常であれば、加入しているプロバイダーが準備したDNSサーバーを利用して、何も設定をしなくてもウエブが表示されるようになっています。
そこをあえて、グーグルなどのDNSサーバーを使うと、ウエブの表示が高速になる場合があります。
ただ、必ずしも高速になるとは限りませんが、試してみる価値はあります。
もし、高速に表示されないのであれば、もとのプロバイダーのDNSサーバーを使うだけだからです。
Mobile端末でもGoogle DNSサーバーを使ってみる
前回、パソコンのDNSサーバーをGoogleのDNSサーバーに設定した話を書きました。
自宅で使用しているパソコン(第11世代Corei9+DeskMiniH470パソコン・Windows11)を有線LAN接続と無線LAN接続で試しました。
結果的に、どちらの接続方法でもウエブの表示がサクサクになり、快適なウエブ環境になりました。
各個人の環境に依存するので、必ずしもウエブ閲覧が速くなる訳ではありませんが、私の環境では思った以上に効果がありました。
特に、無線LAN(Wi-Fi)接続での閲覧が速くなったと感じたのです。
そこで今回、iPhone、iPadを自宅でWi-Fiに接続する時、GoogleのDNSサーバーを見に行くようにすれば、超快適ウエブ表示になるだろうと思ったのです。
iPhoneでGoogle DNSサーバーを設定する
Google DNSサーバーは、こちらです。
IPv4 | 優先 | 8.8.8.8 |
代替 | 8.8.4.4 | |
IPv6 | 優先 | 2001:4860:4860::8888 |
代替 | 2001:4860:4860::8844 |
iPhoneの「設定」を開けます。
Wi-Fiを選択します。
接続したWi-Fiの欄の赤丸の部分を押します。
すると、接続状況の詳細が表示されます。
DNSの欄を見ていただければ分かりますが、初期設定は「自動」になっています。
プロバイダーのDNSサーバー(私の場合は、OCN光のDNSサーバー)を見に行くことになっています。
「自動」の部分を押します。
「自動」が選択されていて、DNSサーバーの部分にルーターと私のプロバイダーであるOCNのDNSサーバーがIPv6表示で「2400:・・・」と表示されています。
この部分を変更します。
「手動」を選択して、GoogleのDNSサーバーを追加しました。
GoogleのDNSサーバーを優先的に使うので、最初に登録してあった2つのサーバーは削除しました。
消すのをためらわれるかもしれませんが、「自動」に戻せば、復活するので気にしなくて良いです。
4つだけにして、保存しました。
私の自宅では、OCN光の回線はIPv6接続になっているのでGoogleのDNSサーバーのIPv6のアドレスを登録しましたが、固定回線がIPv4接続だけの場合は、IPv4のアドレス2つだけで良いです。
保存すると、次のような画面になります。
DNSの部分は、「手動」になりました。
これで設定は終わりです。
Google DNSサーバーの設定が終わったので、ブラウザーを起動してネットを見てみました。
予想どおりです。
速くなりました。
切り替えがサクサクです。
皆さんにも試してもらいたいですが、もともとプロバイダーのDNSサーバーが高速な場合には、変わらないかもしれませんし、逆に遅くなる場合もあるでしょう。
使ってみて「遅いな」と思えば、「手動」の部分を「自動」に戻してもらえば良いと思います。
遅く感じた場合は、自宅の固定回線のプロバイダーのDNSサーバーが優秀だということです。
iPadでGoogle DNSサーバーを設定する
次にiPad mini 6の設定をしました。
iPhoneと同じように、iPadの「設定」を開けます。
接続したWi-Fiの欄の赤丸の部分を押します。
DNSの部分は初期設定で「自動」のままです。
「自動」の部分を押しました。
「自動」が選択されていますね。
「手動」を選択して、GoogleのDNSサーバーを4つ追加しました。
そして、「自動」の時の設定を2つ消しました。
4つだけ残して、保存しました。
DNSの部分は、「手動」になりました。
iPadの設定も、これで終わりです。
Google DNSサーバーの設定が終わったので、ブラウザーを起動してネットを見てみました。
iPhoneよりサクサクです。
これはいいなと思いました。
IPv6の恩恵を受けているような感じです。
サクサクのスイスイという感じです。
もともとiPad mini 6でウエブ閲覧していても不満はありませんでしたが、それでもさらに機敏な表示になったのでよかったです。
設定してみるものですね。
まとめ
前回のパソコンの記事でも書きましたが、無線LANの場合は、家庭内に接続先が複数表示されるので、その接続先ごとに設定をする必要があります。
Mobile端末の場合は、パソコン以上に家庭内ではどの接続先に接続されるかは不明です。
正直、その都度は接続先を確認してないですよね。
家庭内のWi-Fiの接続先をすべて一度設定すれば、自分でDNSの設定を「自動」に戻さない限り「手動」設定を記憶していますので、時間のある時にでも設定すると良いでしょう。
冒頭でも書きましたが、iPhoneやiPadでちょっとウエブを速く表示させる方法を書きましたが、環境に依存されるのでどんな場合もOKというわけではありません。
でも試してみる価値はあると思いますので、うまくいくようであれば、家庭内の他の接続先も設定してみると良いでしょう。
もし、思った程のスピードが出ない場合は、「自動」に戻してもらえば良いでしょう。
ご理解のもと、試してみてください。
ということで、「iPhoneやiPadの自宅Wi-Fi接続をGoogleのDNSに変更したら、ウエブがサクサクの快適表示になった話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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