こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「NEC PA-WX5400HP」を「アクセスポイント」または「メッシュ中継機」として試した話です。
はじめに
私の自宅では、メインルーターに「NEC PA-WX7800T8」を使用しています。
電波が弱くなるのですが、「NEC PA-WX7800T8」は2階の配電盤の中に設置しています。
また、2021年12月から「OCN光」を使っています。
そのような中、2023年の4月にケーブルTV光回線のエリアになり、2023年12月でちょうど2年経過したこともあり、12月15日にケーブルTV光回線に移行しました。
家族全員がau回線なので、ケーブルTV光回線にすると携帯料金が安価になるのも、変更した理由です。
そのような中、中継機として使用していた「TP-Link WIFI 無線LAN 中継機 RE650(Wi-Fi5)」の調子が不安定になっていたので、交換することにしました。
そこで、どうせ購入するのであれば、NEC PA-WX5400HP 無線LANルーターをブリッジモード(ルーター機能停止・アクセスポイント)として使用し、万一「NEC PA-WX7800T8」の調子が悪くなった時には、代替えルーターとして使えるようにしておこうと思ったのです。
もう一台「NEC PA-WX7800T8」を購入するという方法もあるのですが、Wi-Fi7が2024年中に発売されることを思うと、あまり出費をしたくないので、「NEC PA-WX5400HP」にしました。安価にWi-Fi6の環境を準備すればよいと思ったのです。
NEC PA-WX5400HPを開封する
購入したのは、いつものようにAmazonです。
Amazonでは、「Amazon限定モデル」ということで、「WX5400HP」を「AX5400HP」という表記で販売しています。
表記は違いますが、中身は「WX5400HP」です。上記のリンクから、Amazonの「AX5400HP」を見ていただいて、写真を拡大してもらえれば「WX5400HP」の型番が確認できます。
よって、「Amazon限定モデル」の「AX5400HP」を購入しても良いでしょう。
最近は、地方でもヤマト運輸や郵便局ではなく、Amazonの配達業者が届けてくれます。
ただ、Amazonの配達業者は、雨や雪で玄関先に置き配をされると商品がぬれるので、対面受け取りに設定していても玄関先に置き配をするので、本当に困ります。
そこで、今回は、ヤマト運輸が運んでくれる「ファミマ受け取り」にして、受け取りました。
届いたのは、こちらです。
なんと、「NEC PA-WX5400HP」の箱にそのまま送り状が張られて送られてきました。
ビックリです。
コンビニの方もビックリ!
本当にコンビニ受け取りでよかったなぁと思いました。
ちなみに、ファミマ(受取サインが必要)だとヤマト運輸で、ローソン(受取サインは不要)だと郵便局が配達してくれます。
私の場合、業者を使い分けて使っています。
前置きが、本当に長くなりましたが、実際に見ていきましょう。
横です。
反対側
裏側
開封しました。
箱の中は、しっかりと固定されています。
安心です。
取り出します。
並べました。
最低限のこれだけで十分ですね。
NEC PA-WX5400HPを確認する
では、実際に確認していきましょう。
本体です。
裏側
前面です。
裏側
「NEC PA-WX5400HP」の場合、上が斜めになっています。
平らにしてもらえればと思うのですが…。理由があるのかもしれません。
「NEC PA-WX7800T8」は上が平らでかっこいいです。
NEC PA-WX5400HPをブリッジモードで設置する
では、「NEC PA-WX5400HP」をブリッジモードにして、設置します。
念のため、ブリッジモード(ルーター機能停止・アクセスポイント)の説明を書いておきます。
ブリッジモードとは、Wi-Fiルーターを親機として利用し、光回線終端装置(ONU)やインターネットモデムから変換された信号を、Wi-Fiルーターの機能を利用せずに受け渡すモードです。アクセスポイントモード(APモード)とも呼ばれ、Wi-Fiルーターの届く範囲を広げられます。
ブリッジモードは、複数の端末をインターネットに接続する時に利用しますが、無線LANルーターとしてではなくスイッチングハブとしてインターネット回線を受け流す機能です。
ブリッジモードとルーターモードの違いは、ルーター機能がオンかオフかです。ルーターモードは複数の端末のインターネット接続を可能にする機能で、ブリッジモードは無線機能を使ってWi-Fi機器との接続を可能にする機能です。
1階リビングのテレビ台の下の雰囲気です。
上段には、ソニーの「ブルーレイレコーダー」とプリンストンの「デジ像メディアプレーヤー2」があります。
「デジ像メディアプレーヤー2」で、NAS(Synology DiskStation DS118)の中の動画ファイルを再生しています。
また、下段は、左から「バッファローの1000Tの8ポートハブ」、「nasne(2TB外付けHDD付き)」が2台、設置されています。
そして、一番右側に、ブリッジモードで使っている「NEC PA-WG2600HP3 Wi-Fi 5」があります。
「NEC PA-WG2600HP3 Wi-Fi 5」を2階の私の書斎に移動し、1階のリビングには「NEC PA-WX5400HP Wi-Fi6」を設置する予定です。
付属のマニュアルの抜粋です。
・本体をBRモードにする
・LANケーブルはWANポートに挿す
・電源を入れる
・起動したら、クイック設定Webで、メッシュ機能をOFFにする
この3点をおさえれば、大丈夫です。
まずは、「NEC PA-WX5400HP」の裏側の設定を、「BRモード」にしました。
一番左が「WANポート」です。
「WANポート」にLANケーブルをさしました。
そして、電源を入れて、テレビ台の中に設置しました。
残念ながら、スタンド台を取り付けるとテレビ台のボードに引っかかるので、スタンド台は外して、立てました。
「NEC PA-WX5400HP」の上が平らになっていれば、スタンド台を取り付けて、入るのになぁと思いました。
NEC PA-WX5400HPのクイック設定Webを設定する
パソコンで、クイック設定Webにログインします。
IPアドレスが不明の場合は、こちらの記事を参考に調べてみてください。
本体に掲載してある工場出荷状態のユーザー名とパスワードを入力して、ログインします。
ログインしました。間違いなく、ブリッジモードになっています。
メッシュWi-Fi動作状態は、「メッシュWi-Fi親機」となっています。
変更が必要だなと思いました。
ただ、順番に設定していこうと思いました。
まずは、装置名から変更します。
「基本設定」のページにいきました。
「WX5400HP」に変更して、設定しました。
続いて、クイック設定Webにログインする「パスワード」を変更します。
「管理者パスワードの設定」を開きます。
新しいパスワードに変更しました。
続いて、ファームウェアが最新かどうか確認します。
「ファームウェア更新」のページで、最新バージョン情報を確認しました。
古いファームウェアでした。
「最新バージョンへ更新」を押しました。
更新に数分かかりましたが、再起動して最新のバージョンに更新されました。
良かったです。
NEC PA-WX5400HPのメッシュ機能をOFFにする
続いて、「NEC PA-WX5400HP」のメッシュ機能をOFFにします。
「Wi-Fi基本設定」の画面を開きました。
最後の項目の「メッシュWi-Fi機能」がONになっているので、OFFにします。
変更して、「設定」のボタンを押しました。
ホーム画面で確認をすると…。
「メッシュWi-Fi動作状態」は、「メッシュWi-Fi無効」になっています。
変更は完了です。
NEC PA-WX5400HPのネットワーク名(SSID)を変更する
「NEC PA-WX5400HP」のネットワーク名(SSID)を変更します。
まずは、2.4GHzから変更します。
「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」の画面を開きました。
ネットワーク名(SSID)を「NEC-WX5400HP」にしました。
また、画面を下にスクロールをして、「暗号化モード」「暗号化キー」「暗号化キー更新間隔」の設定を変更しました。
続いて、5Ghzも設定を変更します。
「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」の画面を開きました。
ネットワーク名(SSID)を「NEC-WX5400HP_5G」にしました。
また、画面を下にスクロールをして、「暗号化モード」「暗号化キー」「暗号化キー更新間隔」の設定を変更しました。
実際に、iPhoneでWi-Fiの画面を開いて、接続しました。
バッチリです。
スピードを測ってみることにしました。
まずは、パソコンで、有線LANでケーブルTV光の速度を計測します。
バッチリです。
OCNからケーブルTV光回線に変更する前、ケーブル光のサービスセンターにどれくらいのスビートがでるか確認したところ、800Mbpsは普通に出ますと言っていたのが、ウソではないと思いました。
続いて、iPhoneでスピードテストをしてみます。
300Mbps程度でした。
もうちょっと出てほしいと思うのですが、まあこれでも十分です。
これで、ブリッジモードでの設定は完了しました。
NEC PA-WX5400HPをメッシュ中継で試す
ブリッジモードでの設定は完了したのですが、メッシュ中継機としてはどうかな?と思いました。
メッシュ中継の詳細は、こちら↓↓↓のページを参考にしてみてください。
違いは、こちらです。
確かに、自動で最適な回線を探してくれるのであれば、良いかもと思いました。
設定方法をマニュアルで確認します。
・本体をMAモードにする
・LANケーブルはWANポートに挿す
・電源を入れる
・起動して、本体の前面ランプやクイック設定Webで動作を確認する
・Wi-Fiで利用する場合は、LANケーブルを外す
基本は、これだけです。
実際に本体をMAモードに設定し、LANケーブルをWANポートに入れて、起動しました。
そして、IPアドレスは変更がなかったので、クイック設定Webにログインしました。
シンプルな画面です。
「メッシュWi-Fi動作状態」は、「メッシュWi-Fi中継機」になっていました。
すでに動作しているということです。
「基本設定」で、「装置名」の名前を変更しました。
「詳細設定」を確認しましたが、特に設定するところはありません。
iPhoneで、Wi-Fi画面を確認しました。
「NEC-WX5400HP」や「NEC-WX5400HP_5G」の名前は見当たりません。
メッシュ中継機の場合、親機である「NEC PA-WX7800T8」の情報をそのまま引っ張ってくるので、「NEC-WX7800T8」のネットワーク名につなげば、シームレスに1階の「NEC PA-WX5400HP」と2階の「NEC PA-WX7800T8」を自動切り替えしてくれるようです。
ん・・・・。
確かに、シームレスになるので、「NEC-WX5400HP」や「NEC-WX5400HP_5G」の名前は表示されないのですが…。
正直、1階の「NEC PA-WX5400HP」に「NEC PA-WX7800T8」の名前でつながれているというのは、iPhoneで動画を再生している時など「NEC PA-WX5400HP」のランプが激しく動いているので、分かるのですが…。
今の接続が1階の「NEC PA-WX5400HP」に「NEC PA-WX7800T8」の名前でつながっているのか、それとも「NEC PA-WX7800T8」そのものにつながっているのか、それがはっきりと分かりません。
そんなの気にしないよという方が、世間的には多いのかもしれません。
ただ、Wi-Fiのアンテナが3本とも立っていない時、もしかして自動切り替えがうまくいっていないの?
自分で接続先を切り替えできないの?
そんな気持ちに、私はなるのです。
そう思うのは、私の娘や帰省で帰ってきた息子も同じでした。
「NEC PA-WX7800T8」本体か、「NEC PA-WX5400HP」の「NEC PA-WX7800T8」の名前のどっちにつながっているかわからん、しかも、その場で、自分で切り変えられない。
逆にストレスになる。
ということで、メッシュ中継での接続は、却下になりました。
結局、「NEC PA-WX5400HP」のブリッジモードを使って、しっかりとネットワーク名で「NEC PA-WX5400HP」と表示されているところに接続するのがよいとなりました。
まとめ
今回は、NEC PA-WX5400HP Wi-Fi6 無線LANルーターを、ブリッジモード(ルーター機能停止・アクセスポイント)またはメッシュ中継機として使用するために、購入してみました。
「NEC PA-WX5400HP」をルーターとして使用する分には、まったく問題はないでしょう。
世間でも高く評価されています。
また、2024年にはWi-Fi7の製品が販売されます。
NECの場合は、開発にしっかりと時間をかけるので、他社より発売が遅いです。
ただ、出来上がってくる製品の完成度は高いです。
では、余ったWi-Fi6やWi-Fi5のルーターは、どうするのか?
すぐには手放さないで、予備のルーターとしてしばらく持っていることは当然として、ブリッジモード(ルーター機能停止・アクセスポイント)やメッシュ中継機として使用することがあると思います。
そんなこともあって、今回、「NEC PA-WX5400HP」を実際に購入して試してみました。
「NEC PA-WX7800T8」をもう一台購入しても良いのですが、Wi-Fi7が2024年中に発売されることを思うと、あまり出費をしたくないので、「NEC PA-WX5400HP」にしました。
実際に試してみた結果、特段ネットワークの接続先を気にしていないのであれば、メッシュ中継は良いなと思いました。
ただ、Wi-Fiのアンテナが常に3本立っていないと嫌だと思う方や、接続先をハッキリさせたいと思う方は、ブリッジモード(ルーター機能停止・アクセスポイント)での接続が良いなと思いました。
私や私の家族は、ハッキリさせたいタイプなので、ブリッジモード(ルーター機能停止・アクセスポイント)で使うことにしました。
人それぞれ、好きなモードで使用すればいいですからね。
ということで、「NEC PA-WX5400HP Wi-Fi6 無線LANルーターを、ブリッジモード(ルーター機能停止・アクセスポイント)またはメッシュ中継機として使用するために購入し、試してみた話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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