ノートPC

ノートパソコンを使用目的や重視する機能で分類して、搭載する第12世代Core CPUの目安を確認した話

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、使用するノートパソコンに、第12世代CoreのどのCPUが搭載されていたら良いのか、その目安を確認した話です。

ノートパソコンの選択基準は?

ノートパソコンを購入する場合、まず考えるべきことは、ノートパソコンを何に使うのかということです。

つまり、パソコンを何に使うのかという目的、用途をはっきりさせることで、購入すべきパソコンの種類が変わってきます。

例えば…

自宅や会社で据え置きで使うのか、かばんに入れて持ち歩くのか、手書き入力やタッチパネルが必要か、動画編集などCPUパワーが必要なのか、どのように使いたいのかをまず考える必要があります。

どのようにパソコンを使いたいのか、そこがはっきり決まれば、購入する製品の種類が決まってきます。

購入する製品の種類を、使用目的や重視する機能に応じて、6つに分けました。

1.15型以上のスタンダードモデル
2.汎用性の高い14型モバイルモデル
3.持ち運びに最適な小型モバイルモデル
4.タブレットとしても使える2in1モデル
5.高性能クリエイターモデル
6.大画面のゲーミングモデル

使用目的が決まって、そのカテゴリーがはっきりすれば、最適なCPUの種類もおのずと決まってきます。

あとは、予算に応じて、CPUのグレードを決めていけば、製品を絞りこむことができるでしょう。

性能を重視するのであれば、Core i7以上のCPU搭載のパソコンを選択した方が良いです。

コストパフォーマンス重視で選ぶのであれば、汎用性の高いCore i5搭載のパソコンをおすすめします。

 

 

第12世代Core(2022年)は10年に1度の大革命!

前回、第12世代Core搭載のノートパソコンのCPUについて、詳しく確認しました。

まだチェックしていない方は、ぜひこちらの記事↓↓↓をチェックしてみてください。

第11世代Coreと同等クラスの第12世代Coreは、約1.5倍の性能差があります。

たった1世代で1.5倍の性能アップなので、今回のモデルチェンジは、かつてない、まさに10年に1度の大幅なモデルチェンジなのです。

パソコンの購入を検討しているのであれば、できる限り第12世代Core搭載のパソコンを購入したいものです。

 

 

第12世代Coreのラインアップは?

性能が大幅に向上した第12世代Coreのラインアップを確認しておきましょう。

まずは、使用される用途に応じて、3種類に分けられています。

Hシリーズ:ウルトラハイエンドパソコン向け(ゲームおよびプロの動画編集用)
Pシリーズ:高性能パソコン向け(スタンダードな据え置き型のノートパソコン用)
Uシリーズ:モバイルパソコン向け(ファンレスのノートブック用)

そのうえで、

Core i9、Core i7は、ハイエンドモデル
Core i5、Core i3は、ミドルエンドモデル
Pentium、Celeronは、ローエンドモデル

という位置づけになっています。

ノートパソコン用の第12世代Coreのおもなラインアップは、次のようになっています。

上位になるほど搭載コアが多くなります。

また、最上位のHXシリーズ(ベースクロック55W)は、オーバークロックにも対応していますが、ゲーミングのノートパソコン用なので、市場に出回るのごくわずかです。

この表で、しっかりと理解してほしいことは、同じCore i7やCore i5といっても、PシリーズとUシリーズでは、Pコアの数倍違うということです。

PシリーズのCore i7やCore i5はPコアが4個ですが、Uシリーズ2個なのです。Eコアの数は同じです。

よって、パソコンのスペック表でCPUを見たときに、Core i7とかCore i5と書いてあっても、PシリーズなのかUシリーズなのか、しっかり把握する必要があるのです。

Uシリーズは、処理のメインとなるPコアの数が、Pシリーズの半分しかない。なので、ベースクロックの消費電力もPシリーズの約半分程度で済んでいる。よって、13.3型以下のモバイルパソコンなどは、Uシリーズを搭載することで、バッテリーの持ちを長くしようとしていることがわかります。

なお、性能重視のPコア(Performanceコア)は、1コアで2つのスレッドを同時に処理するハイパースレッディングに対応しますが、電力効率重視のEコア(Efficientコア)は非対応です。

その結果、スレッド数にも違いが出ています(例:Eコア4つでPコア8の場合、Pコア4×2+Pコア8=16スレッドとなります)。

スレッドとは、連続して実行される1本の命令の流れのことで、平行処理をしない場合、1つのプログラムは1つのスレッド(シングルスレッド)で命令を順番に実行します。

また、同じUシリーズでも、ベースクロックの消費電力が15Wと9Wの2種類があります。9Wの場合、消費電力が更に抑えられているのです。その違いは何か。

同じUシリーズでも、消費電力が少ない分、Pコアのベースクロックが低く抑えられているのです。ベースクロックが低いということは、当然ですが処理速度も遅くなります。

なるほど、そういうことか。分かってもらえたでしょうか。

単純に、Corei7だから性能重視、Corei5だからコストパフォーマンスが高いという思い込みだけで判断するのではなくCore i7とかCore i5とかいう名前も、PシリーズやUシリーズの中でのクラス分けでしかないということを理解して、パソコンのスペック表をチェックするようにしましょう。

Uシリーズのベースクロックの詳細な違いは、下の表を見ていただければ分かります。

HX(ベースクロック55W)以外の詳細な型番は、次のようになっています。

細かい表なので、クリックして拡大してご覧になってみてください。

 

 

カテゴリー別のパソコンの特徴を把握する

先ほどの項目で、第12世代Coreのラインアップを理解しました。

いよいよ、使用するノートパソコンに、第12世代CoreのどのCPUが搭載されていたら良いのか、その目安を確認していきましょう。

使用目的や重視する機能に応じて、6つに分けた順番に確認していきます。

1.15型以上のスタンダードモデル

オールマイティに使えるモデルです。

性能と価格のバランスが良い製品が多いです。テンキーもついたフルサイズキーボード、DVDやBDもついていて、操作性も良いものが多いです。

画面が15型以上なので、ビデオ会議を大画面で行うこともできます。

コストパフォーマンス重視、操作性も重視、大画面でビデオ会議をしたい人などに最適です。

搭載CPUの目安は、

Pシリーズ:Core i7、Core i5、Core i3
Uシリーズ:Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron

です。

予算に余裕がある方、あるいは、ほぼ毎日一定の時間使用する方は、Pシリーズを搭載したパソコンで、性能重視のCore i7、コストパフォーマンス重視のCore i5を選択すると良いでしょう。

予算を抑えたい方、あるいは、利用頻度が低い方は、UシリーズのCore i7、Core i5、Core i3 を搭載したパソコンを選択されることをおすすめします。

 

2.汎用性の高い14型モバイルモデル

比較的軽く高性能な製品が多いので、どこにでも持ち運んで快適に操作したい人に適しています。

小型モバイルパソコンと違って、USB端子などの拡張性が充実しているのも魅力的です。

どこでも快適に操作したい、外出先で長時間作業したい、拡張性も重視したい人などに最適です。

搭載CPUの目安は、

Pシリーズ:Core i7、Core i5、Core i3
Uシリーズ:Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron

です。

予算に余裕がある方、あるいは、毎日利用する方は、Pシリーズをおすすめします。

ただ、メーカーによっては、機動性を重視してUシリーズのラインアップにしている場合もあります。

CPUのコア数で処理能力を判断し、消費電力などを参考にバッテリーでの作業時間も考慮に入れながら、製品を選択すると良いでしょう。

 

3.持ち運びに最適な小型モバイルモデル

カバンに入れて手軽に持ち歩きたいなら、13.3型以下のモバイルパソコンが適しています。

ただ、持ち運び重視なので、画面が小さいので、長時間の作業には向いていないので注意しましょう。

コンパクトで軽量なパソコンがほしい、性能よりも機動性を重視、長時間の作業はしないという方に最適です。

搭載CPUの目安は、

Pシリーズ:Core i7、Core i5、Core i3
Uシリーズ:Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron

です。

モバイルでの機動性重視なので、PシリーズよりもUシリーズのCore i5、Core i3を中心に製品を選択されると良いでしょう。

コストパフォーマンスが選択するのであれば、UシリーズのCore i5を搭載した製品をおすすめします。

ただ、もともとパソコンの使用頻度が低い方で、携帯して使うのであれば、UシリーズのCore i3を選択しても良いでしょう。

 

 

4.タブレットとしても使える2in1モデル

キーボードを外して、タブレットとして使用でき、手書き入力もできるのが魅力的です。

軽量なので持ち運びにも適しています。

唯一の欠点は、USB端子が少なく、拡張性が低いので注意しましょう。

タブレットとして使う予定だ、手書き機能がほしい、気軽に持ち運びたい、そのような方に最適なモデルです。

搭載CPUの目安は、

Pシリーズ:Core i7、Core i5、Core i3
Uシリーズ:Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron

です。

こちらも、モバイルモデルと考え方は同様です。

Pシリーズの製品も少なく、Uシリーズを使用したモデルが多いです。

ストレスもなく使用したいのであれば、UシリーズのCore i5を搭載した製品、使用頻度が少ないのであれば、Core i3以下の製品でも良いでしょう。

ただし、2in1モデルの場合、後でのメモリを増設することができないモデルもあります。

なので、できれば最初からメモリは16GBを搭載しているモデルがおすすめです。

 

5.高性能クリエイターモデル

高解像度動画の編集などを想定したクリエイターモデルです。

高性能なCPUを搭載したモデルが多いです。

Thunderbolt4やUSB4などの最新の端子もあり、外付けSSDの接続を想定した作りになっています。

何よりも性能を重視、安定性・耐久性を重視、高速端子が必要、そのような方に最適なモデルです。

搭載CPUの目安は、

Hシリーズ:Core i9、Core i7、Core i5
Pシリーズ:Core i7、Core i5

です。

このクラスになると、最低でもPシリーズになります。

求める作業内容が高いので、PシリーズでCore i7クラスのモデルを購入すると不満はないでしょう。

予算的に厳しくて、PシリーズのCore i5を選択されるのであれば、増設するメモリは最大容量搭載することを最初から考慮して検討するのが良いですし、実際、最大容量を搭載しましょう。

このクラスを選択される場合、毎日半日以上パソコンを使用するのが当たり前という方が多いでしょう。

しかも、ストレスフリーで作業を行い、作業内容の結果にも満足したいので、できる限り妥協しないで、予算の許す限り高スペックなCPUのモデルをおすすめします。

 

6.大画面のゲーミングモデル

高性能なCPUやGPU、応答速度の速い液晶、高音質サウンド、ゲームに最適なキーボード配列など、ゲームを快適に楽しむための工夫が満載のモデルです。

ゲームを本格的に楽しみたい方は、細部まで細かくチェックしてほしいモデルです。

特に、3Dゲームを快適に楽しみたい、ゲームに最適化されたキーボード配列が必要、画面の応答速度にもこだわりたい、そのような方に最適なモデルです。

搭載CPUの目安は、

Hシリーズ:Core i9、Core i7、Core i5
Pシリーズ:Core i7、Core i5

です。

Pシリーズと書きましたが、3Dゲーム以外のゲームを中心にされる方は、Pシリーズで良いでしょう。

その場合でも、PシリーズのCore i7クラスをおすすめします。

3Dゲームをしたいというのであれば、Hシリーズしかありません。

Hシリーズで、最低でもCore i7のCPUです。

あとは、GPUは何にするのか、液晶モニターの大きさはどれぐらいか、応答速度は大丈夫か、と複数の要素を含めて検討します。

よって、シビアな視点で購入モデルを検討します。

そこで、提案としては、まず、ASUSのモデルを中心にゲーミングモデルの各パーツのバランス構成を理解します。

そして、ASUSのモデルと他のメーカーのモデルとの違いを比較しながら把握していくと、自ずと自分の求めるモデルの全体像も見えてくるでしょう。

ASUSはノートのゲーミングモデルのラインアップが充実しているので、まずは、ASUSのラインアップを把握して、自分の求める理想のゲーミングモデルを固めると良いでしょう。

 

 

まとめ

第12世代CoreのCPUが、第11世代Coreに比べて約1.5倍も性能がアップして、素晴らしく良いCPUであることは理解しました。

ただ、第12世代Coreにはたくさんの種類があるので分かりにくい、そんな思いから記事を書きました。

整理すると

Hシリーズ:ウルトラハイエンドパソコン向け(ゲームおよびプロの動画編集用)
Pシリーズ:高性能パソコン向け(スタンダードな据え置き型のノートパソコン用)
Uシリーズ:モバイルパソコン向け(ファンレスのノートブック用)

そのうえで、

Core i9、Core i7は、ハイエンドモデル
Core i5、Core i3は、ミドルエンドモデル
Pentium、Celeronは、ローエンドモデル

という位置づけになっています。

PシリーズとUシリーズの最大の違いは、Pコアの数が違うことです。

Pシリーズは、Uシリーズの2倍のPコア数です。それだけ優先的度の高い処理能力を行う能力があるということです。

逆に、Uシリーズは、Pシリーズに比べて、Eコアの数を半分にすることで、消費電力を抑えてバッテリーの持ちを良くしようとしています。

ここをしっかり把握したうえで、それぞれのシリーズの中で、性能の高いモデルをCore i7、コストパフォーマンスの高いモデルをCore i5と呼んでいるだけだ、と理解しましょう。

より詳細な内容を知りたい場合は、こちらの記事↓↓↓も参考にしてみてください、

CPUのラインアップをしっかり理解すれば、あとは、ご自身の使用目的や重視する機能を中心に購入したいパソコンを選択して、じっくり能力を把握すると良いでしょう。

特に今回は、使用目的や重視する機能を中心に、6種類に分けて確認してきました。

1.15型以上のスタンダードモデル
2.汎用性の高い14型モバイルモデル
3.持ち運びに最適な小型モバイルモデル
4.タブレットとしても使える2in1モデル
5.高性能クリエイターモデル
6.大画面のゲーミングモデル

ノートパソコンは、1度購入すると平均で5年から6年は使うと言われています。

5年から6年もの長期間にわたって使うのであれば、なおさら第12世代Core搭載のノートパソコンを購入するのが良いと思います。

第11世代Coreと比較しても、第12世代Coreに約1.5倍の処理能力の差があるのは、大きいですからね。

ということで、「ノートパソコンを使用目的や重視する機能で分類して、搭載する第12世代Core CPUの目安を確認した話」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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