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コストパフォーマンスの高い NUC ベアボーン で 小型パソコンを組み立てるならこれだ!! BXNUC10I5FNH

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、コストパフォーマンスの高い NUC ベアボーン でパソコンを組み立てるおすすめの組み合わせを紹介します。

 

はじめに

前回は、安価な NUC ベアボーン で パソコンを組み立てる場合の組み合わせを紹介しました。

パソコンを使う用途を考えた場合、事務系の作業をするのであれば前回紹介した安価なUNCベアボーンで十分です。

ただ自分でパソコンを使う場合、もう少し速い環境を構築したい、あるいは、 YouTube に自分で作った動画をアップしたいなど、ワンランク上のスペックの方が良い場合があります。

そこで今回コストパフォーマンスが高いワンランク上の NUCベアボーンによる組み合わせを検討してみました。

 

 

BXNUC10I5FNHとは?

コストパフォーマンスの高いベアボーンで考えた場合、おすすめのベアボーンは、
INTEL NUC BXNUC10I5FNH i5-10210U 2.5対応
です。

大きさは、11.2 cm x 11.7cm x 5.1 cm で 1.2 Kg です。すごく小さいですよね。
すごく小さいので場所もとりません。

この辺りは何世代もモデル変更してきたインテルのベアボーンの強さですね。

前回に紹介したBXNUC10I3FNHと外観は同じですが、もう一度みていきましょう。

ベアボーンの正面

ベアボーンの正面を見たときに、右側から電源のボタンです。
電源のボタンの横が、ヘッドホンの入力端子、もしくはマイクの入力端子として使用することが可能となっています。
そして USB 3.2 の Type A の端子と Type C の端子があります。

また、 横を見てみましょう。

パソコンの横は、 SD カードを接続できるようになっています。

パソコンの裏側を見てみましょう

左側から、Thunderboltの端子が準備されています。Thunderboltの接続機器をつけてもらっても構いませんし、モニターを接続しても良いでしょう。

そして、USB 3.2の Type A の端子が、二つ付いています。

左側には、有線 LAN ポートと HDMI のモニター端子があります。

そして最後に、電源のアダプター端子があります。

 

 

BXNUC10I5FNHの能力は?

では、コストパフォーマンスの高いベアボーンということで、その能力を見ていきましょう。
INTEL NUC BXNUC10I5FNH i5-10210U 2.5対応
4コア/8スレッド、ベース1.6GHz/ターボ4.2GHz、Cache 6MB)

CPUは、第10世代の Core i5-10210U を搭載しています。最新の第10世代パソコンです。
前回紹介した BXNUC10I3FNH を見てみると、

INTEL NUC BXNUC10I3FNH i3-10110U 2.5対応
2コア/4スレッド、ベース2.1GHz/ターボ4.1GHz、Cache 4MB)

BXNUC10I3FNH は、コア数が2コアですが、BXNUC10I5FNH は4コアになっています。コア数が多い分、BXNUC10I5FNH のベースのクロック数は、BXNUC10I3FNH よりも低いクロック数になっています。

クロック数が高い方が処理速度も速くなるのですが、計算するコアの数が倍になったことで、クロック数を上げなくても分散して処理することができるので、ベースクロックは下がるのです。

そして、負荷の高い処理(動画編集処理など)をした場合に、クロック数も上がっていきますが、その時のクロック数は、BXNUC10I3FNH よりも BXNUC10I5FNH の方が高くなっています。

また、コアも倍なので、処理速度も当然ながら BXNUC10I3FNH より速くなります。

価格的に見ても、

  製品 価格
Core i3 INTEL NUC BXNUC10I3FNH i3-10110U 2.5対応 35,000
Core i5 INTEL NUC BXNUC10I5FNH i5-10210U 2.5対応 47,000

1万円ちょっとの差でクロック数が倍になるのは、魅力的です。

さらに、
INTEL NUC BXNUC10I7FNH i7-10710U 2.5対応
6コア/12スレッド、ベース1.1GHz/ターボ4.7GHz、Cache 12MB)
という商品もあります。これは私が使っているNUCですが、こちらは6コアです。

ただ、価格的には

  製品 価格
Core i7 INTEL NUC BXNUC10I7FNH i7-10710U 2.5対応 67,000

Core i5のモデルから2万円ほど高くなるので、ちょっと高すぎという感じです。

重い処理もサクサクというのであればCore i7ですが、たまに動画編集程度であれば、Core i5で十分です。

なので、Core i5が一番コストパフォーマンスが高くて魅力的だということになってくるのです。

私がコストパフォーマンスが高いといっている意味がわかっていただけたでしょうか。

 

 

BXNUC10I5FNH のおすすめパーツ

BXNUC10I5FNH のおすすめパーツを見ていきましょう。

ずばり書きましょう
価格は、 Amazon の 2020年12月1日 現在の価格(1000未満切り上げ)です

基本 製品 価格
ベアボーン INTEL NUC BXNUC10I5FNH i5-10210U 2.5対応 47,000
メモリ CFD DDR4-2666 8GB×2枚 260pin 8,000
SSD Crucial SSD M.2 500GB P1シリーズ CT500P1SSD8 7,000
ケーブル BUFFALO 電源ケーブル 3ピンソケット 20cm 500
※ Amazon の 2020年12月1日 現在の価格 による 合計 62,500

6万円を少しこえましたが、ベストチョイスです。
狙ったのは、スピードです。ベアボーンのコアが増えたことで処理能力が向上したので、素直にベアボーンの力を借りたスペックになっています。

メモリは16GB搭載しています。バックグラウンドで動画編集しながら、ネットを見たり、オフィス系のソフトを動かしても問題ないレベルのメモリを搭載しました。

動画編集をガンガンではないので、SSDの容量は500GBにしてあります。外付けHDDなどが手持ちであれば、これで十分でしょう。

ただし、ここには Windows 10 Home や office ソフトは含まれていません。
もし、必要であれば、以下のソフトを追加してください。

追加 製品 価格
OS Windows 10 Home 日本語 パッケージ版 18,000
Office Microsoft Office Home & Business 2019 35,000

 

では、基本をベースにカスタマイズしていきましょう。

SSD内で動画編集も含めた容量がほしい方は、SSDを1TBに増やすことをおすすめします 。
SSD 500GB → 1TB 5000円up

  製品 価格
ベアボーン INTEL NUC BXNUC10I5FNH i5-10210U 2.5対応 47,000
メモリ CFD DDR4-2666 8GB×2枚 260pin 8,000
SSD Crucial SSD 1000GB P1シリーズ CT1000P1SSD8 12,000
ケーブル BUFFALO 電源ケーブル 3ピンソケット 20cm 500
OS Windows 10 Home なし 67,500
Windows 10 Home あり 85,500

 

SSDはそのままの500GBで、内臓のHDDを増設することで容量確保を狙うのもよいでしょう。

SSD 500GB そのまま、HDD 2TB 追加 10000円up

  製品 価格
ベアボーン INTEL NUC BXNUC10I5FNH i5-10210U 2.5対応 47,000
メモリ CFD DDR4-2666 8GB×2枚 260pin 8,000
SSD Crucial SSD M.2 500GB P1シリーズ CT500P1SSD8 7,000
HDD WD Blue HDD 2TB 2.5インチ WD20SPZX  10,000
ケーブル BUFFALO 電源ケーブル 3ピンソケット 20cm 500
OS Windows 10 Home なし 72,500
Windows 10 Home あり 90,500

 

処理スピードと容量の両方を検討しているのなら、SSDの容量を500GBから2TBに変更しましょう。奮発して購入となりますが、満足度の高い処理が可能です。

SSD 500GB → 2TB 20000円up

  製品 価格
ベアボーン INTEL NUC BXNUC10I5FNH i5-10210U 2.5対応 47,000
メモリ CFD DDR4-2666 8GB×2枚 260pin 8,000
SSD Transcend SSD 2TB PCIe Gen3 x4 TS2TMTE220S 28,000
ケーブル BUFFALO 電源ケーブル 3ピンソケット 20cm 500
OS Windows 10 Home なし 83,500
Windows 10 Home あり 101,500

 

 

まとめ

今回は、「コストパフォーマンスの高い NUC ベアボーン で 小型パソコンを組み立てる」ことをテーマに、考えました。

このクラスを検討するのであれば、最初から少し余裕を見たいということもあり、搭載のメモリは最初から16 GB を搭載しています。

また16 GB あることで、今後のメモリ増設も必要ないようにしています。

通常の Office 系のソフトを動かす場合であっても、動画編集をする場合であっても、どちらでも対応できるだけの容量を最初から搭載した状態でスタートしています。

前回、 「安価な NUC ベアボーン で 小型パソコンを組み立てる」ことをテーマに、5万円を切るパソコンということでスタートしましたが、予算に余裕があるのであれば、それほどパソコンを使うことはない方であったとしても、 長い目で見た時は今回の Core i5の基本ベースで組まれるのが得策かなと思われます。

ベアボーンの基本性能をワンランク向上させたこと、そして、メモリ容量に余裕を持たせたことで、あとは実際に使われる方がどれだけの容量を必要とするかという部分にのみ絞って選択肢を検討しました。

外付けのハードディスクなどの記録媒体をお持ちの方であれば、本体の小型パソコンは出来る限り予算を抑えた上で作ることが可能になってきます。

逆に、コストパフォーマンスは高いベアボーンを使っているけれど、よりスピードアップして作業を進めたいということであれば、SSDの容量を検討するなどして自分の理想とする小型パソコンをカスタマイズできるのではないでしょうか。

自分の理想とする小型パソコンを作成するというのは、すごく楽しいものです。ワクワクするものです。

そのワクワク感を購入前から感じていただき、2021年を前にぜひ新しい小型パソコンを手に入れていただけたらなと思います。

ということで、今回は、「コストパフォーマンスの高い NUC ベアボーン で 小型パソコンを組み立てるならこれだ!! 」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。

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