こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、「ASRock DeskMini X600/USB4」の話です。
はじめに
パソコンの世界って、次から次へと新しい技術が生まれて、いつも私たちをワクワクさせてくれますよね。特に自分自身でパーツを選んで組み立てる自作パソコンの世界では、新しい部品が発表されるたびに「次はどんな凄いパソコンを作ろうかな?」と夢が膨らむものです。
今回は、パソコン作りが大好きな皆様、そしてこれから挑戦してみたいと考えている初心者の方々に向けて、少し先の未来を見据えた超おすすめ製品についてお話しします。
今回のテーマは、机の片隅に置ける極小サイズでありながら、巨大なデスクトップパソコンに匹敵する性能を詰め込むことができる「ASRock DeskMini X600/USB4」です。難しい専門用語はできる限りわかりやすい言葉や例えに置き換えながら、一つひとつの理由を深く掘り下げて解説していきますね。
この記事を最後までじっくりと読んでいただければ、なぜこの製品を選ぶべきなのかがすっきりと腑に落ちて、パソコン選びに対する確かな自信と信頼感が積み重なっていくはずです。それでは、最高のパソコン環境を作り上げるためのワクワクする話を始めましょう!
ASRock DeskMini X600/USB4とは?発売日は?
自作パソコン愛好家の間でずーっと絶対的な人気を誇っているのが、ASRockというメーカーが展開している小型パソコン組み立てキット「DeskMini」シリーズです。その中でも、最新のAMD製プロセッサーに対応した待望のモデルとして登場したのが、この「ASRock DeskMini X600/USB4」です!発売日は、2025年9月12日です。
この製品は、いわゆる「ベアボーンキット」と呼ばれる半完成品の状態で販売されています。パッケージの中には、専用の美しいケース、パソコンの土台となるマザーボード、そして電力を供給するためのACアダプターがすでに入っています。インターネットの大手通販サイトや価格比較サイトの最新情報を確認すると、おおよそ28,000円から30,000円前後の価格帯で販売されていて、非常に手に入れやすい価格設定になっています。
これに加えて、パソコンの頭脳である「CPU」、作業机である「メモリ」、データ保管庫である「SSD」を自分好みに選んで買い足すだけで、世界に一つだけの最新鋭パソコンが完成しちゃいます。一からすべての部品を揃える完全な自作パソコンよりもハードルが低く、それでいて自分好みにカスタマイズできる自由度はしっかり残されているので、初めてのパソコン組み立てにも、熟練者のサブマシンとしても、まさに完璧な選択肢と言えるでしょう!
ASRock DeskMini X600とX600/USB4の違いは?
DeskMini X600シリーズを購入しようと調べていくと、標準モデルである「DeskMini X600(2024年4月19日発売)」と、今回大注目している「DeskMini X600/USB4(2025年9月12日発売)」という2つのバリエーションが存在することに気がつくと思います。これら二つの製品、見た目こそ全く同じなんですが、背面に搭載されている接続端子の性能に決定的な違いがあります。
無印のX600とX600/USB4を一覧で比較
標準モデルとUSB4対応モデルの違いをより明確に理解していただくために、最も重要なポイントを一覧表で比較してみましょう。
| 比較項目 | DeskMini X600 (標準モデル) | DeskMini X600/USB4 |
| 最大メモリ容量 | 最大 96GB | 最大 128GB |
| 背面Type-Cポートの規格 | USB 3.2 Gen1 Type-C | USB4 Type-C または USB 3.2 Gen2 Type-C |
| 最大データ転送速度 | 5 Gbps | 40 Gbps (USB4動作時) |
| 映像出力機能 (DP Alt Mode) | 非対応 | 対応 (映像をモニターに出力可能) |
| 電力供給機能 (Power Delivery) | 標準的なUSB給電 | 15W PD 3.0 対応 (急速充電可能) |
| 本体寸法と容量 | 155 x 155 x 80 mm (1.92リットル) | 155 x 155 x 80 mm (1.92リットル) |
この表からわかるように、最大の違いは「USB4」という最新技術が搭載されているかどうか!そして、搭載できる「最大メモリ容量」が96GBから128GBに拡張されている点です。
USB4という規格は、単なるデータの通り道じゃありません。最大40Gbpsという、これまでの常識を覆すほどの超高速データ転送が可能です。さらに素晴らしいのは、このケーブル1本を繋ぐだけで、超高画質な映像をモニターに映し出しながら、同時にスマートフォンや周辺機器を15Wの電力で急速充電できてしまうという点です。
ただし、ここで1点、非常に重要な注意点があります!現時点のASRock公式仕様では、Ryzen 8000Gシリーズ利用時にUSB4機能が有効になります。純粋な計算能力に特化したRyzen 9000シリーズやRyzen 7000シリーズを利用した場合は、この端子はUSB 3.2 Gen2(最大10Gbps)としての動作になります。この点は、後ほど解説するCPU選びにおいてすごく重要なポイントになるので、ぜひ頭の片隅に入れておいてくださいね。
机の上を這い回る複雑なケーブルの束に悩まされる日々は、もう終わりを告げます。対応するモニターを使用すれば、映像の出力も周辺機器の接続もすべてケーブル1本で完結するんです。こんな夢のようにスマートで洗練されたデスク環境を作り上げたいなら、少しの価格差があったとしても、間違いなく「X600/USB4」モデルを選ぶべきです。将来を見据えた投資として、これほど価値のある選択はありませんよ!
ASRock DeskMini X600/USB4の外観は?
パソコン選びにおいて、性能と同じくらい大切なのが、毎日の生活空間に溶け込む外観のデザインですよね。DeskMini X600/USB4は、わずか1.92リットルという驚異的な小ささを誇ります。具体的な寸法は、幅が155ミリ、奥行きが155ミリ、高さが80ミリとなっています。これ、一般的なデスクトップパソコンの内部に入っている「電源ユニットの箱」とほとんど変わらない、本当にお弁当箱のようなサイズ感なんです。
これほど小さければ、机の上のちょっとした隙間や、本棚の一角、あるいはテレビの横など、置く場所を全く選びません。マットな質感で仕上げられた黒いボディは、余計な装飾を削ぎ落とした洗練されたデザインで、どんなインテリアのお部屋にも自然に馴染んでくれます。
それでは、実際の外観写真をじっくりと見ていきましょう!
斜め前から見たアングルです。フロントパネルは、細い線が美しく流れるヘアライン加工という金属調の仕上げになっていて、とても高級感がありますよね。左側の側面には冷却のためのメッシュ穴がしっかりと開けられていて、小さなケースでも熱をしっかり逃がす工夫が見られます。
真正面からの写真です。左上に電源ボタンと小さなLEDランプがあり、右下には普段よく使う接続端子が使いやすくまとめられています。上から順に、マイク端子、最新のUSB Type-C端子、従来の四角いUSB Type-A端子、そしてヘッドホン端子です。机の上に置いたときに、サッとUSBメモリやイヤホンを繋ぐことができるので、とても使い勝手が良さそうです!
今度は斜め後ろからのアングルです。ケースの上部や側面など、あらゆるところに通気口が設けられているのがよくわかりますね。小さなケースだからこそ、中の熱をいかに効率よく外に逃がすか、緻密に計算されたデザインになっているんです。
背面の写真です。ここにDeskMini X600/USB4の魅力がギュッと詰まっています!一番上にある丸い穴が電源アダプターを繋ぐ場所で、その下にモニターに映像を映し出すためのHDMI端子とDisplayPort端子が並んでいます。そしてその下にあるのが、この製品の最大の目玉である「USB4」対応のType-C端子です!一番下には、青色のUSB Type-A端子が2つと、有線LANケーブルを挿す端子が配置されています。これだけコンパクトなのに、デスクトップパソコンとして必要な端子がすべて揃っているのは本当にお見事です。
前面と背面の端子の種類と位置がひと目で分かる図解ですね。これを見れば、どこに何を繋げばいいのか迷うことはありません。右側の8番が注目のUSB4ポートになります。対応するCPU(Ryzen 8000Gシリーズ)を組み合わせることで、このポートの真価を発揮できるというわけです。
さらに、遊び心を満たす素敵なオプションも用意されています。本体のケース内部に、磁石で簡単に貼り付けることができる「アドレサブルRGB LEDストリップ」という光るテープを追加することができるんです。これを取り付けると、ケースの小さな通気口から好みの色の光が優しく漏れ出して、自分だけの特別なオリジナルパソコンとしての愛着がより一層深まること間違いなしです!昼間は真面目な仕事の道具として、夜は少し気分を変えて美しい光を楽しむ…そんな贅沢な使い方ができるのもこの製品の魅力ですね。
ASRock DeskMini X600/USB4の仕様は?
この信じられないほど小さな箱の中に、一体どれほどの可能性と最新技術が詰め込まれているのでしょうか?全体の構成を把握していただくために、まずは主要な仕様を分かりやすい一覧表で確認してみましょう!
一覧表でチェック
| パソコンの部品・機能 | DeskMini X600/USB4 の詳細仕様 |
| 対応プロセッサー (CPU) | AMD Socket AM5 (Ryzen 9000 / 8000 / 7000 シリーズ)、最大消費電力 65W まで対応 |
| 対応メモリ (作業スペース) | DDR5 SO-DIMM スロット × 2 (最大容量 128GB、速度 6400+ MHz 対応) |
| チップセット (交通整理役) | AMD X600 チップセット |
| 超高速ストレージ (M.2 SSD) | 1箇所: Blazing M.2 (PCIe Gen5x4) / 1箇所: Hyper M.2 (PCIe Gen4x4) |
| 大容量ストレージ (SATA) | 2箇所: 2.5インチ SATA3 6Gb/s (高さ7mmおよび9.5mmのHDD/SSDに対応) |
| 映像出力端子 (モニター接続) | HDMI 2.1 (1つ)、DisplayPort 1.4 (1つ)、USB Type-C DP Alt Mode (1つ) |
| 有線ネットワーク (LAN) | 2.5ギガビットLAN (Realtek RTL8125BG 搭載) |
| 無線ネットワーク (Wi-Fi用) | M.2 Key E (2230) スロット搭載 (Wi-FiおよびBluetoothモジュールを追加可能) |
| 電源ユニット | 120W / 19V 専用ACアダプター |
細かく仕様の内容をチェック
一覧表で全体像を掴んだところで、それぞれの項目が実際のパソコン生活においてどのような素晴らしい体験をもたらしてくれるのか、さらに深く掘り下げていきましょう。パソコン初心者の方でも、「なるほど、そういうことだったのか!」と納得していただけるように、項目順に丁寧に解説していきますね。
仕様の項目順に詳細にチェックして解説
最初の項目はパソコンの頭脳である対応プロセッサーについてです。この製品は「AMD Socket AM5」という最新の規格を採用していて、消費電力を表すTDPが65Wまでに抑えられたAMD製の最新デスクトップ向けCPUを取り付けることができます。ノートパソコン用の性能を落とした部品ではなく、本格的なデスクトップ用CPUをそのまま搭載できるので、動画編集や大量のデータ処理なども驚くほどスムーズにこなすことができちゃいます。
次に、パソコンの「作業机」に例えられるメモリについてです。最新規格である「DDR5」のノートパソコン用サイズを2枚取り付けることができ、なんと最大で128GBというプロのクリエイターが使うような大容量まで搭載可能です。DDR5メモリは、従来のDDR4と比較してデータの転送速度が圧倒的に速いので、パソコン全体の動作、特に映像処理の滑らかさが格段に向上しますよ。
データ保管庫であるストレージの拡張性も、この小さな筐体からは想像できないほど優れています。なんと最大で4つのデータ保管庫を同時に搭載できるんです!基板の表と裏に超高速なM.2 SSDを取り付ける場所が2つあり、パソコンの起動やアプリの立ち上げを一瞬で終わらせることができます。さらに、ケースの裏側のスペースを利用して、四角い2.5インチサイズのHDDやSSDを2つ追加できます。これにより、システムの高速さと、写真や動画をたっぷり保存できる大容量を両立させることが可能になるわけです。
こちらはマザーボードの裏面の図解です。左下に2つ目の超高速M.2 SSDスロット(M2_2)があり、下部には2.5インチのHDDやSSDを繋ぐためのSATAコネクタが2つ並んでいるのが分かりますね。表だけでなく裏側のスペースまで無駄なく活用して拡張性を高める設計には、本当に驚かされます。
モニターへの表示を行う映像出力についても妥協がありません。背面にはHDMI、DisplayPort、そしてUSB Type-Cという3つの映像出力端子が備わっていて、これらをすべて同時に使うことで、最大3つのモニターを並べて使うトリプルディスプレイ環境を構築できます。真ん中の画面で動画を見ながら、右の画面でインターネットを検索し、左の画面でブログの文章を作成する…といった、夢のような広大な作業環境がこの小さな箱一つで実現するんです!
インターネットの通り道である有線LANポートには、一般的な1ギガビットLANの2.5倍の太さを持つ「2.5ギガビットLAN」を標準搭載しています。対応するルーターと組み合わせれば、重いデータのダウンロードもあっという間に完了し、非常に快適なネットワーク環境が手に入ります。
そして、これらすべての部品を動かすための電源は、120Wの容量を持つ専用のACアダプターを使用してコンセントから供給します。大きな電源の箱を本体の外に出すという工夫のおかげで、パソコン本体をここまで小さくすることに成功しているんですね。
マザーボードは?特徴は?
DeskMiniシリーズの心臓部であり、すべての部品を取り付ける基板であるマザーボードには、「Mini-STX」と呼ばれる非常に特殊なサイズ規格が採用されています。その大きさは縦横が約12.7センチメートルという、手のひらに乗るほどの極小サイズです。
これが実際にケースの中に収められているマザーボード「X600M-STX」の写真です。黒い基板にぎっしりと部品が詰め込まれていて、メカニックな美しさを感じますね!
こちらは表面の詳しい図解です。一般的なデスクトップパソコンのマザーボードには、大型のグラフィックスカードを挿し込むための長いスロットが必ず用意されています。しかし、このMini-STXマザーボードは、とことん小型化を追求するためにその長いスロットを思い切って排除しているんです。その代わりに、基板のど真ん中にCPUを配置し、そのすぐ下にメモリ(DDR5 SO-DIMM)を2枚並べて挿すスロットが美しくレイアウトされています。限られた空間の中で最も効率よく新鮮な風を当てて冷却できるように、緻密に設計されているんですよ。
無駄な空間を一切省き、必要なものだけを極限まで小さく詰め込み、それでいてデスクトップパソコンとしての高い性能を維持する。これはまさにメーカーの技術力の結晶であり、自作パソコン愛好家の心をくすぐる芸術的な基板と言えます!
チップセットは?どこに?X600の型番はなぜ?
マザーボードの仕様表を見ると、交通整理役として「AMD X600」というチップセットが搭載されていると記載されています。チップセットとは通常、CPUから送られてきた大量のデータを、USB端子やネットワーク端子、データ保管庫のSSDなどに正しく振り分ける重要な役割を持つ黒いICチップのことです。
しかし、ここで非常に面白く、そして画期的な事実をお伝えしなければなりません。X600プラットフォームは、従来のような大規模チップセットへの依存を減らし、CPU側のI/O機能を積極的に活用する設計となっているんです!
なぜそのようなことが可能なのでしょうか?それは、最新のAMD製CPUの内部構造に秘密があります。現在のAMD CPUは、プロセッサーそのものの内部に「データの振り分け機能」を豊富に内蔵しているんです。これにより、マザーボード側の交通整理役の負担を大幅に減らし、優秀なCPUが直接USBやSSDとのやり取りの多くをコントロールしてくれます。
この工夫により、ただでさえ狭い基板上のスペースを大幅に節約でき、さらにシステム全体の発熱を抑えながら高い性能を引き出すことが可能になっているわけです。1.92リットルという極小ケースで熱を抑えながら高い性能を引き出すためには、まさに完璧なアプローチと言えますね。
Intel用のDeskMini B860はチップセットが由来だが?
このAMD独自の設計思想をより深く理解するために、比較対象としてIntel製のCPUを使用する姉妹機「DeskMini B860」について考えてみましょう。
DeskMini B860という製品名は、Intelが製造している「B860」という物理的な本物のチップセットの型番に由来しています。Intelのシステム設計では、CPUと各部品の間を取り持つために、物理的にB860というチップをマザーボード上に配置する必要があるんです。
一方、AMDシステムにおける「X600」という名称は、物理的なチップの型番というよりも、「CPUの機能を直接引き出して使うための特別な設計プラットフォーム」を表す公式な名称として使われています。従来の大規模なチップセットの概念にとらわれず、いかに効率よく最高の小型パソコンを作るかというAMDとASRockの強いこだわりが、この「X600」という名前に込められているんですね!
AMDのCPUの特徴、IntelのCPUとの違い
これからパソコンを組むにあたり、「AMDのCPU」と「IntelのCPU」のどちらを選ぶべきか…これは、多くの人が最初に直面する大きな悩みですよね。それぞれのメーカーが持つ明確な特徴と違いを、分かりやすく整理してみます。
AMD製CPUの最大の魅力であり最強の武器は、何と言っても「内蔵グラフィックスの圧倒的な性能の高さ」です!特に、製品名の末尾に「G」の文字がつくモデルは、「Radeon」と呼ばれる極めて強力な映像処理機能をCPUの内部に持っています。大型の専用グラフィックスカードを搭載できないDeskMiniのような極小パソコンにおいて、この強力な内蔵グラフィックスは計り知れないメリットをもたらしてくれます。高画質な4K動画の視聴や本格的な写真編集はもちろんのこと、少し設定を工夫すれば人気のある3Dゲームまでも設定次第で楽しめてしまうという、小型パソコンの常識を覆すような体験が可能になります。
これに対して、Intel製CPUの最新モデルは、複雑で重い作業を超高速でこなす「高性能コア」と、裏方の作業を省電力でこなす「高効率コア」という、性質の異なる二つの作業員を組み合わせた賢いハイブリッド設計を採用しています。これにより、複数のアプリを同時に動かすような多重作業を非常に効率よく処理できます。また、IntelプラットフォームであるDeskMini B860は、「Thunderbolt 4」という超強力な拡張端子を標準搭載している点も大きな強みです。
映像の美しさやゲームを楽しむことを重視し、一台で何でもこなせる万能な小型箱を作りたいなら「AMD」。圧倒的な多重作業の効率や、最新の外部接続端子を駆使した拡張性を重視するなら「Intel」。このように目的を整理すると、自分にぴったりの選択がスッと見えてくるはずですよ!
AM5ソケットはいつまで使える?
自作パソコンを組む上で、最も期待に胸を膨らませ、同時に一番不安にもなるのが「将来性」ですよね。パソコンの頭脳であるCPUを取り付けるためのマザーボード上の受け皿のことを「ソケット」と呼びます。DeskMini X600/USB4は、AMDの最新規格である「AM5ソケット」を採用しています。
AMDというメーカーは、一つのソケット規格を非常に長い期間にわたって大切に使い続けることで、世界中のパソコン愛好家から厚い信頼を寄せられています。実際、前世代の「AM4ソケット」は、数年間にもわたり新しい世代のCPUが発売され続け、古いマザーボードを持つユーザーでもCPUだけを買い替えることで常に最新の性能を手に入れることができました。
そして最新の公式情報やパソコン関連のニュースメディアを深く調査すると、AMDが現在開発を進めている次世代の全く新しいCPU(開発コードネーム:Zen 6 "Medusa")においても、引き続きこの「AM5ソケット」が採用される見通しであることが強く示唆されているんです!
つまり、今ここでDeskMini X600/USB4を購入しておけば、数年後に「もっとパソコンを速くしたいな」と感じた時でも、パソコン本体を丸ごと買い換える必要はありません。最新のCPUだけを買ってきて、小さな箱の蓋を開け、部品を差し替えるだけで、再び最新鋭の性能へと生まれ変わらせることができる可能性が極めて高いんです。この「末長く使い続けられ、一緒に成長していける安心感」こそが、AM5プラットフォームを選ぶ最大のメリットであり、大きなワクワク感を与えてくれる理由なんですね。
AM6ソケットはいつ頃から?
次世代のZen 6世代のCPUまで現在のAM5ソケットが継続して使われると予想されているため、さらにその先の規格である「AM6ソケット」が登場するのは、次世代CPUが予定されている2026年末よりもずっと後、早くても2027年以降、あるいはそれよりさらに先になる可能性が高いと推測されています。
パソコンの世界は技術の進歩が激しいため、「数ヶ月後に新しい規格が出て、せっかく買った自分のパソコンがすぐに古くなってしまうんじゃないか」と不安になるものです。しかし、現在のAM5ソケットは導入されたばかりであり、これから何年にもわたって現役の主力プラットフォームとして長く活躍してくれる輝かしい未来が約束されているようなものです。どうぞ安心して、今この瞬間にAM5環境で夢のパソコンを組み立てる決断をしてくださいね!
ASRock DeskMini X600/USB4 で使えるCPUは?
それでは、この魅力的なDeskMini X600/USB4には、具体的にどのようなCPUを取り付けるのがベストなのでしょうか?
公式の仕様において絶対に守らなければならない条件は、消費電力を表す「TDP」が「65Wまで」のAMD Ryzenシリーズを選ぶということです。1.92リットルという小さなケースの中では、熱を外に逃がす能力に物理的な限界があるため、過剰に電力を消費して膨大な熱を発生させるCPUは搭載できないようになっているんです。
まずは、どのような選択肢があるのか、今回おすすめするCPUと、比較対象となるIntelの最新モデルの性能や価格をまとめた一覧表をご覧ください!
| ファミリー | 型番 | 電力消費 | シングルコア (R23) | マルチコア (R23) | 発売日 | 概算価格 |
| Ryzen 7 | 9700X | 65W | 2250 | 20500 | 2024年8月8日 | 約37000円 |
| Ryzen 5 | 9600X | 65W | 2200 | 16500 | 2024年8月8日 | 約34000円 |
| Ryzen 7 | 8700G | 65W/45W | 1850 | 18000 | 2024年1月31日 | 約45000円 |
| Ryzen 5 | 8600G | 65W/45W | 1800 | 14500 | 2024年1月31日 | 約26000円 |
| Ryzen 5 | 8500G | 65W/45W | 1700 | 11500 | 2024年1月31日 | 約21000円 |
| Ryzen 9 | 7900 | 65W | 2000 | 25000 | 2023年1月10日 | 約57000円 |
| Ryzen 7 | 7700 | 65W | 1950 | 19000 | 2023年1月10日 | 約54000円 |
| Ryzen 5 | 7600 | 65W | 1850 | 14500 | 2023年1月10日 | 約26000円 |
| Core Ultra 9 | 285 | 65W | 2250 | 36000 | 2025年1月13日 | 約95000円 |
| Core Ultra 7 | 265 | 65W | 2200 | 29000 | 2025年1月13日 | 約65000円 |
| Core Ultra 5 | 235 | 65W | 2100 | 21000 | 2025年1月13日 | 約45000円 |
| Core Ultra 5 | 225 | 65W | 2050 | 17500 | 2025年1月13日 | 約38000円 |
CPUの選び方 大きく3つのグループに分けられます
一覧表を見ると数字やアルファベットがたくさん並んでいて難しく感じるかもしれませんが、実は大きく3つのポイントに分けるだけで簡単に理解できちゃうんです。CPUの名前は、ブランド名・性能ランク・世代(4桁の数字)の順番で並んでいますよ。
1. 性能のランクについて(Ryzenの直後の数字)
Ryzenの後に続く3、5、7、9という1桁の数字は、車のグレードのように性能のランクを表しています。数字が大きいほど、頭脳の数であるコア数が多くなり、同時にたくさんの作業をこなす能力が高くなります。
- Ryzen 9:最上位モデルです。重いデータ処理などに使われます。
- Ryzen 7:上位モデルです。高い性能で余裕を持って作業したい方向けですね。
- Ryzen 5:標準モデルです。価格と性能のバランスが1番良く、普段使いにぴったりです。
- Ryzen 3:入門モデルです。軽めの作業向けになります。
2. 世代と特徴について(その後ろの4桁の数字)
ランクの次に続く4桁の数字が、作られた世代や特徴を表しています。この4桁の数字の先頭にある9や8が世代を示します。新しい世代ほど内部の回路が進化しており、同じ消費電力でもより賢く速く動くようになります。
- 9000番台(Ryzen 7 9700Xなど):1番新しい最新世代です。Zen 5と呼ばれる最新の設計で作られており、この一覧表の中で最も純粋な計算能力が高く、パソコンの動作がよりサクサクになります。
- 8000番台(Ryzen 7 8700Gなど):1つ前の世代の設計ですが、少し特殊なモデルです。映像を画面にきれいに映し出す能力が非常に高く作られています。
- 7000番台(Ryzen 9 7900など):1つ前の世代の標準的なモデルです。最新ではありませんが、現在でも十分に高い性能を持っています。
3. 名前の末尾のアルファベットについて
4桁の数字の最後についているアルファベットは、そのCPUの得意分野を表しています。これが用途を決める重要なポイントですよ!
- X:通常のモデルより少し性能の限界を引き上げた高性能なモデルです。
- G:強力な映像処理能力が内蔵されているモデルです。別途グラフィックボードを買わなくても映像をきれいに処理できます。
- アルファベットなし:性能と消費電力のバランスをとった標準的なモデルです。
まとめ:名前の読み方
たとえば Ryzen 7 9700Xという名前なら、「性能ランクが7」で「9000番台の最新世代」であり、末尾に「Xがつく高性能モデル」であることがわかりますね!
このように順番に区切って見ることで、自分に必要な性能を持ったCPUを簡単に探すことができるんです。
もし今後、DeskMiniのような小型パソコンを組み立てる場合、別途グラフィックボードを追加するスペースがないため、映像処理が非常に得意な「G」がつく8000番台である「Ryzen 7 8700G」や「Ryzen 5 8600G」などを選ぶのが、1番安心で定番の選択肢となります!
電力消費に65Wと45Wが並列で表記されているのはどういう意味か?
一覧表の8000Gシリーズを見ると、電力消費に「65W/45W」と記載されていますよね。これは、パソコンの設定画面で、消費電力をユーザー自身で切り替えられる機能を持っていることを表しているんです。
通常の設定では65Wの電力を使い、そのCPUが持つ最大限の性能を発揮します。一方で、設定を変更して消費電力を45Wに制限することも可能なんです。45Wにすると少しだけ最高性能は下がりますが、発熱を大きく抑えることができます。
小型のパソコンケースは熱がこもりやすく、温度を下げるために冷却ファンが高速で回転して動作音が大きくなることがあります。そのような場合に45Wの省エネモードに設定すると、動作音を静かにして涼しく使うことができるメリットがあるんです。
つまり、65Wと45Wの併記は、フルパワーで動かすことも、発熱を抑えて静かに動かすこともできる、小型パソコンにとって使い勝手の良いCPUであるという意味なんですね。
2025年の65Wモデルが発売されたが、グラフィックなしかOEMだった
ASRockのDeskMini X600の対応CPU一覧に、Ryzen 5 9600や、Ryzen 7 9700F、Ryzen 5 9500Fが記載されていないのには、明確な理由があります。単なる記載漏れではなく、DeskMini特有の事情が大きく関わっているんです。理由は大きく2つあります。
1. 「F」がつくモデル(9700F、9500F)は映像が映らないため
末尾に「F」がつくCPUは、映像処理機能(内蔵グラフィック)が完全に省かれているモデルです。通常、これらのCPUを使う場合は、別途グラフィックボードという映像専用の部品を追加して映像を出力します。しかし、DeskMiniのような超小型パソコンには、グラフィックボードを追加するスペースがありません。そのため、9700Fや9500Fを組み込んでも、画面に何も映すことができないため、最初から対応リストから外されています。
2. Ryzen 5 9600は一部市場でOEM向け中心とみられているため
Ryzen 5 9600(末尾にXがつかないモデル)については、現時点で一部市場では完成品パソコンに組み込まれて販売されるOEM向けを中心に流通しているモデルとみられています。自作パソコンのパーツとして一般向けに広く流通していない時期や地域があるため、マザーボードメーカーの動作確認リストからは除外されているケースが一般的なんです。(※海外のネット通販などで流通している場合は、自己責任での動作となりますが、メーカーの公式サポート外となります)
つまり結論として、DeskMiniでパソコンを組み立てる場合、必ず「映像出力機能を持っていること(Fがつかないこと)」と「一般販売されていること」の2つの条件を満たす必要があるんですね。
ですので、DeskMini X600で最新のパーツを使いたい場合は、映像出力機能を持っている「Ryzen 5 9600X」か「Ryzen 7 9700X」を選ぶか、もしくは今後発売される強力な映像機能を持った次世代APU「Ryzen AI 400シリーズ」(※名称は現時点でのリークや予測に基づく仮称です)の登場をお待ちいただくのがベストな選択となります!
映像に強い「G」モデルか、計算に強い「X」モデルか
初心者の方から上級者の方まで、この小型パソコンで最高の体験をしたい方に最も強くおすすめしたいのは、映像処理機能が飛躍的に強化された「Ryzen 8000Gシリーズ」です。
予算が許すのであれば、最上位モデルである「Ryzen 7 8700G」を選んでみてください。8つの強力なコアを持ち、小型パソコンの常識を覆すほど圧倒的な映像処理能力を秘めています。動画編集から、軽量~中量級ゲームを設定調整しながら楽しむ用途まで、幅広い要求に応えてくれる、まさに夢の詰まった最強の小型パソコンが完成しますよ。
価格と性能のバランスを賢く取りたいのであれば、「Ryzen 5 8600G」が大本命となります。6つのコアを持ち、日常の事務作業からインターネットの閲覧、そして十分な映像処理能力を備えているため、幅広い用途で長期間にわたって快適に使い続けることができます。
Ryzen 7000シリーズや9000シリーズ(型番の最後に「G」がついていないモデル)にも、画面を映し出すための基本的な映像出力機能は内蔵されるようになりました。しかし、それはあくまで「画面を映すだけ」の補助的な機能にとどまります。ゲームや映像編集をより豊かに、そして快適に楽しみたいと夢を膨らませているのであれば、やはり強力なRadeonグラフィックスを内蔵した「8000Gシリーズ」を選ぶのが最も賢明で満足度の高い選択となりますね。
9700Xと8700Gの比較 実際はどうなの?
ベンチマークを確認すると、映像処理が得意なRyzen 7 8700Gとなっていますが、9700Xのマルチコアの方が数字的には高いので、「今購入するのであれば、映像処理も9700Xの方が高く感じるのでは?」と疑問に思うかもしれませんね。
9700Xと8700Gの違いは、「計算が得意な脳を持っているか、絵を描くのが得意な手を持っているか」という点にあるんです。
9700Xは最新の設計を採用しており、マルチコアの数値が示す通り、純粋な計算能力が非常に高いです。これは、動画の書き出し(レンダリング)のように、膨大なデータを力技で処理する作業において大きな威力を発揮します。いわば、超高速で計算をこなす数学者のような存在ですね。
一方で8700Gは、映像を映し出すための専用ユニットである内蔵グラフィックスが、9700Xよりも格段に強力に作られています。9700Xにも映像を映す機能はありますが、それはあくまで最低限のものです。8700Gが搭載しているのは、動画編集中のプレビューを滑らかに動かしたり、軽量~中量級ゲームを設定調整しながら楽しむための本格的な機能です。こちらは、計算もこなせるけれど絵を描くセンスが抜群なプロの絵師のような存在と言えます。
DeskMiniのような小型パソコンは、映像専用の部品であるグラフィックボードを後から追加することができません。そのため、ゲームを楽しんだり、ご自身で動画編集を頻繁に行うのであれば、バランス良く映像処理ができる8700Gが非常におすすめです。
逆に、ゲームや動画編集はほとんどやらないという方であれば、純粋な計算能力の高い9700Xの方が、CPU処理中心の作業では軽快に感じやすく、大きな恩恵を受けることができますよ。
普段使いメインなら、どちらが良い?おすすめの選び方
「数カ月に1度程度しか動画編集はしないので、保存したMP4動画の再生や動画保存ソフトでの処理程度であれば、シングルコアの性能が高い9700Xの方で良いのかなぁ」と迷われる方もいらっしゃると思います。
おっしゃる通りです!数カ月に1度程度の動画編集であれば、その時だけ少し時間がかかるのを許容できれば、残りの99パーセントの時間を占める普段の動作が圧倒的に速いほうが、結果としてパソコンに対する満足度は高くなるからです。
具体的なポイントを3つに分けて整理してみました。
1. 動画再生と保存について
MP4動画の再生や動画の保存作業については、9700Xに内蔵されている最小限のグラフィック機能でも全く問題ありません。現在のCPUは、映像を映し出す専用の回路が非常に優秀ですので、4K動画の再生などもスムーズにこなせます。8700Gほどの強力なパワーが必要になるのは、あくまで3Dゲームや高度な動画編集をリアルタイムで行う場合に限られます。
2. 普段の使い心地について
ベンチマーク結果の通り、9700Xのシングルコア性能は8700Gより約20パーセントも高いです。これは、パソコンの起動、ブラウザで調べ物をする際の挙動、ファイルの整理といった日常的なあらゆる操作が、一回りキビキビと動くことを意味します。ブログの執筆やインターネットなど、日々パソコンを触る方にとって、この一瞬の速さの積み重ねは非常に大きなメリットになりますね。
3. DeskMiniとの相性について
9700Xは最新の製造プロセスで作られており、電力効率に優れており、適切な冷却環境では扱いやすいCPUです。DeskMiniのような小さなケースでは熱がこもりやすいため、しっかりとしたCPUクーラーを選ぶ必要がありますが、設定次第で高い計算能力と扱いやすさを両立させることができます。
結論として、ゲームや動画編集をされるのであれば、USB4のフル機能も使える「8700G」がぴったりです。逆にゲームや動画編集をほぼやらないという方であれば、CPU処理がより軽快になる「9700X」の方が、恩恵を受けることができますよ!
ただし、先ほど解説した通り、現時点の仕様では9700Xなど(Ryzen 9000シリーズやRyzen 7000シリーズ)を選ぶと背面のUSB4端子がUSB 3.2 Gen2(10Gbps)での動作になります。超高速な外付けSSDなどをフル活用したいといった目的がある場合は、その点を含めてどちらの恩恵が大きいか、じっくり検討してみてください。ご自身の普段のパソコンの使い方に合わせて、ワクワクする方を選んでみてくださいね。
Intelとの比較で心配するかもしれない方へ
Core Ultraシリーズは、Intelの最新の設計が採用されており、特にマルチコアの性能が高く出やすい傾向があります。Core Ultra 9 285 や Core Ultra 7 265 などの上位モデルは、たくさんの頭脳を持っているため、動画の書き出しなどの重い作業では非常に強力です。
しかし、一般向けのDeskMini X600/USB4で組み立てるのか、姉妹機であるDeskMini B860で組み立てるのか、悩んでしまいますよね。DeskMini X600/USB4の価格がDeskMini B860よりも安価であることや、CPU価格がAMDの方が全体的に安価であることを考えると、メモリ高騰の時代であれば、AMDで組み立てるのも選択肢として大いにありだと思いました。
メモリの価格が高騰している現状を考えると、本体価格を抑えられるAMDの構成は非常に現実的で賢い選択肢です。DeskMini X600はUSB4を搭載しているため、将来的に高速な外付けストレージや周辺機器を拡張する際にも困りません。実用面でのメリットはIntelの最新モデルと比較しても十分に高いと言えます。
また、AMDのAM5ソケットは長期間サポートされる傾向にあります。一度組み立ててしまえば、将来的にCPUだけを載せ替えて長く愛用できるという点は、ブログでの検証記事のネタや、長く付き合っていくパソコン選びとしてとても面白いポイントですよね!
初期投資を抑えて、その分を高品質なメモリや大容量のストレージに回すという考え方は、毎日の作業効率を最大化する上でも理にかなっています。
ASRock DeskMini X600/USB4で使えるCPUFanは?
高性能なCPUは、真面目に計算作業を行えば行うほど高温の熱を発します。そのため、「CPUクーラー(ファン)」という扇風機のような冷却部品を必ず取り付けて、しっかりと冷やしてあげる必要があるんです。しかし、DeskMiniのケースは極限まで小さく作られているため、取り付けることができるCPUクーラーの「高さ」に非常に厳しい制限があります。
公式の仕様では、「高さ47ミリ以下のAM5対応CPUクーラー」のみが使用可能と定められています。
AMDのCPUを購入すると、箱の中に「Wraith Stealth」という純正のクーラーが付属していることがあります。しかし、これを取り付けるためには、クーラーの周囲についているプラスチック製の飾りカバーをネジで外すといった、少し手間のかかる工夫が必要になる場合があるんです。
そこで、組み立ての不安をなくし、初心者の方にも安心しておすすめでき、かつ静かで強力に冷やしてくれる最高の冷却部品をご紹介します。それは、Noctua(ノクチュア)という冷却パーツの超一流メーカーが作っている「NH-L9a-AM5」というCPUクーラーです!
このクーラーは、高さがわずか37ミリと非常に薄く作られているため、DeskMiniの狭いケース内にも全く干渉することなく、すっぽりと美しく収まります。さらに、高品質で精密なファンを採用しているため、パソコンが一生懸命働いている時でも、風の音が驚くほど静かなんです。「リビングに置いても気にならない、少しでも快適で静かなパソコンを作りたい」と願う方は、ぜひこのNoctua製のクーラーを一緒に揃えておくことを強くおすすめします。この部品一つで、完成後の満足度が劇的に上がりますよ!
ASRock DeskMini X600/USB4で使えるメモリは?
メモリは、CPUがデータを広げて作業をするための「机の広さ」によく例えられます。DeskMini X600/USB4は、最新のデータ転送規格である「DDR5」のノートパソコン用サイズ(SO-DIMM)を採用しており、2つのスロットに合計で最大128GBまで搭載することが可能です。
16GBで大丈夫?やはり32GB?64GBは不要?
いざ部品を選ぼうとした時、メモリの容量をどれくらいにすれば良いのかは、誰もが最も頭を悩ませるポイントの一つですよね。後悔のない選択をしていただくために、段階に分けて分かりやすく解説します!
まず、最低限のスタートラインとなるのが「16GB(8GBのメモリを2枚)」という構成です。一般的な事務作業やインターネットの閲覧だけであれば、16GBでも十分に動作します。しかし、ここで一つ非常に重要な注意点があります。先ほどおすすめしたAMDの「G」シリーズCPUを使う場合、強力な映像処理をスムーズに行うために、メインのメモリ容量の中から一部(例えば4GBなど)を「グラフィックス専用のメモリ」として自動的に切り取って使用する仕組みになっているんです。つまり、16GBのメモリを積んでも、実際にWindowsなどの基本ソフトが自由に使える領域は12GB程度に減ってしまうわけです。これでは少し窮屈になり、せっかくの素晴らしいCPUの性能を十分に引き出せない可能性があります。
そこでおすすめしたいのが、DeskMini X600/USB4の魅力を最大限に引き出す「32GB(16GBのメモリを2枚)」というベストバランスな構成です!映像処理のために数GBを切り取られたとしても、まだ十分に広大な作業スペースが残されています。高画質な動画を見ながらインターネットのタブをたくさん開き、さらに表計算ソフトを動かすような欲張りな使い方をしても、一切の引っ掛かりがなく、まるで水が流れるようにスムーズで快適な操作感を味わうことができます。数年先まで見据えても、32GBあれば安心ですよ。
そして、もしあなたが本格的な4K動画の編集を行ったり、最新のAIを使った画像生成などの高度な作業に挑戦してみたいと夢を膨らませているなら、「64GB(32GBのメモリを2枚)」という大容量も決して過剰ではありません。広大なメモリ空間は、重いデータ処理を行う際の何よりの強力な武器となります。将来のステップアップを見据えて、思い切って大容量を積んでおくというのも、自作パソコンならではのロマンとワクワク感に満ちた素晴らしい選択ですね!
SSDはPCIe4を、PCIe5を?
作成したデータや、Windowsなどの基本ソフトを保存しておく部品である「M.2 SSD」には、データの転送速度によって「PCIe 4.0(Gen4)」と、さらに新しい「PCIe 5.0(Gen5)」という世代が存在します。
DeskMini X600/USB4の基板には、超高速な「PCIe Gen5」に完全対応した特別なスロット(Blazing M.2)が1つ用意されています。※ただし、Ryzen 9000シリーズやRyzen 7000シリーズなどの対応CPUを使用した場合のみGen5の速度が出ます。Ryzen 8000Gシリーズを使用する場合はGen4の速度での動作となります。
「せっかくなら最新で一番速いGen5を使ってみたい!」と夢が膨らむところですが、ここでは一呼吸置いて、少しだけ冷静にパソコンの構造を考える必要があります。最新のPCIe Gen5対応SSDは、データを驚異的なスピードで読み書きする代償として、ものすごく高温の熱を発生させます。そのため、熱を逃がすための巨大な金属製の冷却パーツ(ヒートシンク)をSSDに被せて取り付けるのが一般的な使い方となっています。
しかし、1.92リットルという極小のDeskMiniのケースの中には、そのような巨大なヒートシンクを取り付けるための物理的な余裕がありません。もし無理に搭載して熱がケースの中にこもってしまえば、パソコン自体の動作が不安定になる原因となってしまいます。
最近では低発熱なGen5 SSDも登場しつつありますが、極小ケースという環境を考えると、基本的には価格も手頃で十分に超高速な「PCIe 4.0(Gen4)」対応のSSDの方が扱いやすく、トトロ兄さんとしても強くおすすめできます!Gen4のSSDであっても、パソコンの電源を入れてから起動するまでの時間や、重いアプリの立ち上がりは瞬きをする間に終わるほど十分に速いです。安定性と快適さをしっかりと両立させることが、長く愛用できる賢い部品選びの最大のコツですね。
WiFi&Bluetoothのチップはどれがいい?
DeskMini X600/USB4は、背面にLANケーブルをカチッと繋ぐ有線LANポートを標準で備えていますが、スマートフォンと同じようにWi-Fi(無線LAN)でインターネットに繋いだり、ワイヤレスイヤホンを使うためのBluetooth機能を使いたい場合は、少し工夫が必要です。基板上にある専用の小さなスロット(M.2 Key E)に、親指ほどの大きさの通信用チップ(モジュール)を自分自身で追加して取り付ける必要があるんです。
市場には様々なメーカーの通信用チップが存在しますが、圧倒的な通信の安定性と信頼性を誇り、最もおすすめなのが「Intel製のAX210」というチップです!
「AMDのプロセッサーを使っているのにIntelの部品を入れるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、全く問題ありません。このIntel AX210は、最新の高速通信規格である「Wi-Fi 6E」に対応しており、Bluetoothの接続も非常に安定しています。ワイヤレスのマウスやキーボード、お気に入りのワイヤレスイヤホンを途切れることなく快適に使いたいのであれば、このIntel AX210チップと、電波をキャッチするための専用アンテナがセットになった「Wi-Fiキット」を選ぶのが間違いのない最高の選択です。部品同士の相性問題も少なく、多くの自作パソコンファンから長年にわたって厚い信頼を寄せられている大定番の部品ですよ。
※一部のモデル(DeskMini X600Wなど)には最初からWi-Fiキットが付属しているものもありますが、通信規格が少し古い世代のもの(Intel AC-3168など)が含まれている場合があります。そのため、標準の「DeskMini X600/USB4」を購入し、自分自身で最新の「Intel AX210」を追加する方が、より高速で快適なワイヤレス環境を構築できるためおすすめです。
価格高騰時代だが、今から作るならIntel?AMD?
世界的な状況の変化によりパソコンの部品価格が少しずつ上がっている今の時代において、これから新たに夢の小型パソコンを組み立てるなら「Intel版(DeskMini B860)」と「AMD版(DeskMini X600/USB4)」のどちらを選ぶべきか…。これは、自作パソコンを愛する誰もが一度は立ち止まって深く考える、永遠のテーマですね。
それぞれのプラットフォームには、これまでに解説してきたように明確な強みと魅力があります。ご自身の用途に合わせて、どちらにワクワクするかを想像してみてください。
Intel版がおすすめな方は、何よりも「Thunderbolt 4」という圧倒的な拡張性に未来を感じる方です。将来的に超高速な外部機器を繋いだり、ケーブル1本で完璧に整理されたデスク環境を作りたい方、あるいは最新のIntel Core Ultra 200Sシリーズが持つ、重い作業を効率よくこなす高いマルチタスク性能に魅力を感じる方にとっては、最高の相棒となります。
一方、AMD版であるこのDeskMini X600/USB4がおすすめな方は、Ryzen 8000Gシリーズが持つ強力な内蔵グラフィックスをフル活用して、写真や動画の編集、そしてカジュアルな3Dゲームまでも一つの小さな箱でサクサクと楽しみたいと夢を膨らませている方です!
そして何より、AM5ソケットが約束する「長寿命」という安心感にワクワクできる方ですね。数年後に最新のCPUが発売された時、ケースやマザーボードはそのままに、頭脳だけを載せ替えてさらに速く生まれ変わらせる。そんな風に、1つのパソコンを長く愛着を持って使い育てていきたいと願う方にとっては、これ以上ない選択肢となります。さらに、今回のモデルからIntelのThunderbolt 4に近い利便性を実現する「USB4」端子が搭載されたことで、AMD環境でも超高速通信と映像出力、充電の快適さを余すことなく味わえるようになりました。
まとめ
ここまで、ASRock DeskMini X600/USB4の尽きない魅力と、その極小のケースの中に隠された驚くべき最新技術の数々を、一つひとつ深く掘り下げてきました。
わずか1.92リットルというお弁当箱のような小さなスペースに、デスクトップパソコン向けのパワフルなAMDプロセッサーを収め、広大なDDR5メモリを広げ、最大4つものデータ保管庫を搭載できるこの製品は、まさに現代の技術が詰まった魔法の小箱です。そして、最大の進化ポイントである「USB4」の搭載により、デスク周りの煩わしいケーブルを減らし、より美しくスマートで、ワクワクするような作業環境を作り上げることが可能になりました。
さらに、AMDの「AM5ソケット」がこれからも長くサポートされ続けるという確かな安心感は、「良いものを長く大切に使い続けられる」という自作パソコンならではの大きな喜びと深い信頼感を与えてくれます。
自分の手で悩みながら一つひとつの部品を選び、小さなケースの中に丁寧に組み込んでいく時間は、大人の最高の遊びであり、至福のひとときです。すべての部品を組み終え、震える手で初めて電源ボタンを押し、モニターの画面に美しい映像が映し出された瞬間のあの込み上げるような感動は、何度経験しても決して色褪せることはありません。
パソコン初心者の方でも、この記事で解説したポイントを一つひとつじっくりと確認しながら進めていけば、必ず自分だけの最高傑作を、自信を持って作り上げることができますよ!さあ、あなたもこのワクワクするような夢と可能性が詰まったDeskMini X600/USB4で、これまでにない全く新しいパソコン生活の扉を開いてみませんか?想像を超える素晴らしい体験が、すぐそこであなたを待っています。
ということで、「ASRock DeskMini X600USB4 をじっくりと確認して、どのような構成で組み立てるのが一番良いか真剣に考えた話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役に立てれば幸いです。
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