こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、ノートパソコンのバッテリーの話です。
バッテリーの使用状況
娘の使用しているノートパソコンのバッテリーが、すごくヘタってきました。
満充電してもバッテリーがすぐ切れてしまいます。
2016年5月製造の富士通FMVS75WWPというノートパソコンです。
第6世代Corei5を搭載しているパソコンです。
HDDをSSDに交換し、Windows10を新規インストールして軽くしてあります。
大学卒業後、2年ほど仕事をして、現在は新たな夢を求めて専門学校に通っています。
SSDに交換し、メモリも12GB搭載しているので、リモート授業でも問題なく使えています。
ただ、さすがに購入から7年以上経過したこともあり、バッテリーがヘタってきました。
そこで、バッテリーの使用状況を確認することにしました。
Windows標準のバッテリーリポートを使う
Windows標準の「バッテリーリポート」を試してみることにしました。
今回のパソコンは、Windows10Homeがインストールされています。
Windows11でも同様の手順で確認できます。
まず、スタートメニューの検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を探しました。
緑枠の「コマンドプロンプト」をマウスでクリックしました。
すると、「コマンドプロンプト」が起動しました。
「コマンドプロンプト」を使って、バッテリーの状況を確認します。
Battery Reportを出力して表示する
「コマンドプロンプト」に、「powercfg /batteryreport」と入力しました。
そして、「Enterキー」を押して、処理を実行しました。
バッテリー寿命レポートが保存されたと、メッセージが表示されました。
そこで、保存先をマウスでなぞって、白色に反転し、「Ctrl+C」で反転部分をコピーしました。
続いて、Google Chromeを起動して、検索ボックスに「Ctrl+V」で保存先を貼り付けて、「Enterキー」を押しました。
すると…。
「Battery report」が表示されました。
Battery Reportを確認する
では、Battery Reportの内容を確認していきます。
まずは、充電回数を確認します。
「Installed batteries(内蔵バッテリー)」の項目を確認します。
本来であれば、赤枠の部分に、現在の充電回数が表示されるのですが、なぜか表示されていません。
ただ、緑枠の部分を確認すると、おおよその劣化具合を把握できます。
「DESIGN CAPACITY(設計上の最大容量)」が、パソコンを購入したときのバッテリー容量です。
その下にある「FULL CHARGE CAPACITY(充電実績から概算した最大容量)」が、現時点で満充電できる容量です。
計算すると、36,763÷51,120=0.7195 です。
よって、現在では、購入時の70%程度までバッテリーがヘタっていることが分かりました。
満充電してもバッテリーがすぐ減っていくというのも、納得できます。
続いて、「Battery Life estimates(バッテリー寿命の推定値)」を確認します。
残念ながら、こちらも数字がありません。
本来であれば、左側が「稼働時間」、右側が「スタンバイ時間」が表示されます。
最後に、「Battery capacity history(バッテリー容量履歴)」を確認します。
こちらも、数字がありません。
本来であれば、左側が「充電実績から概算した最大容量」、右側が「設計上の最大容量」が表示されます。
数字が表示されている事例を確認する
「Battery report」を試してみましたが、数字が表示されなかったので、表示された場合の事例を確認してみましょう。
「Installed batteries(内蔵バッテリー)」の項目を確認します。
充電回数が、174回と表示されています。
通常、ノートパソコンのリチウムイオンバッテリーは、500回から1000回充電を繰り返すと劣化が始まるといわれています。
上記の174回では、まだ心配ありません。
ただ、この1回という数え方は、100%の充電で1回とカウントします。
なので、例えば20%、30%、50%と3回充電すると、合計で100%になるので、1回と数えます。
継ぎ足し充電していった場合、累積で100%になると1回とカウントされるのです。
分かりやすいといえば、分かりやすいです。
また、「DESIGN CAPACITY(設計上の最大容量)」と「FULL CHARGE CAPACITY(充電実績から概算した最大容量)」の数字を確認します。
「DESIGN CAPACITY(設計上の最大容量)」が51,000に対して、「FULL CHARGE CAPACITY(充電実績から概算した最大容量)」が51,990なので、バッテリーの劣化は生じていません。
続いて、「Battery Life estimates(バッテリー寿命の推定値)」の項目を確認します。
こちらは、これまでの充電実績から推定した「最大動作時間」が表示されます。
左側に「稼働時間」、右側に「スタンバイ時間」が表示されます。
最後が「Battery capacity history(バッテリー容量履歴)」です。
この項目を確認することで、バッテリーの劣化具合を確認できます。
左側の「充電実績から概算した最大容量」が、右側の「設計上の最大容量」に比べて大幅に低い場合には、バッテリーが劣化していると分かります。
「FULL CHARGE CAPACITY(充電実績から概算した最大容量)」が週ごとに表示されるので、バッテリーの劣化具合を週単位で確認できるのです。
便利ですね。
まとめ
今回は、娘の使用しているノートパソコンのバッテリーが、すごくヘタってきたので、Windowsに標準搭載されている「バッテリーレポート」の機能を使って、バッテリーの状態を確認しました。
レポートの結果、購入時の70%程度までバッテリーがヘタっていることが分かりました。
どんなに頑張っても70%程度までしか充電できないので、すぐにバッテリーが減ると感じるのでしょう。
購入から7年以上経過しているので、仕方がないといえば仕方がありません。
また、詳細データは、取得できませんでした。
データを取得できなかった原因としては、確かなことは分かりませんが、予測として、普段からパソコンを使うときにACアダプターをつなげっぱなしにして使用しているので、実際にはバッテリーを使っていないからだと考えられます。
バッテリーを使わないので、バッテリーの稼働状況もログとして残らない。その結果として、レポートには何も表示されない。
この推測が正しいのではと思います。
もし間違っていたら、ごめんなさい。
発売から7年以上経過したノートパソコンですが、交換用のバッテリーはまだ手に入るのかなということで、検索をしてみました。
しっかり販売されており、購入も可能だと分かりました。
皆さんも、私が確認したように、Windowsに標準搭載されているバッテリーリポートを使って、確認をしてみてください。
私のように詳細なレポートは表示されないかもしれませんが、バッテリーのおおよそのヘタリ具合は把握できます。
バッテリー交換の目安になると思います。
ということで、「ノートパソコンのバッテリーの劣化状況を把握するため、100%充電した回数を調べたがうまく表示されず、おおよそのヘタリ具合しか把握できなかった話(Windowsバッテリーリポートを確認)」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
やる気が出ますので、「応援クリック」をよろしくお願いします。m(_ _)m