こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、はじめてインテル NUC で組み立てをする場合に知っておくべきことの話です。
はじめに
私が、「ASRock DeskMini H470 ベアボーン」でパソコンを組み立てているうちに、「インテル NUC 11 パフォーマンス・キット NUC11PAHi7」が販売されましたね。
もう皆さんは、手に入れられましたか?
これで、「PAHシリーズ」の3種類がすべて販売されました。
そこで、今回は、はじめてNUCで組み立てをする場合に知っておいた方がいいことを書きました。
少しでも参考になれば幸いです。
第11世代の販売状況
一般の方が購入すると思われる「インテル NUC 11 パフォーマンス・キット」ですが、NUCの天板で充電できる「PAQシリーズ」と充電できない「PAHシリーズ」の2種類があります。
これまでの流れから充電できない「PAHシリーズ」が本命だと思っていましたが、予想どおり「PAHシリーズ」が中心で販売されています。
世界的な半導体不足により、NUCの販売量そのものが少ないという理由もあるのでしょうが、結局のところ今は「PAHシリーズ」が本命で、その流れはこのまま続く感じです。
その「PAHシリーズ」ですが、Coreの種類で、3種類のモデルが販売されています。
「NUC11PAHi3」、「NUC11PAHi5」、「NUC11PAHi7」の3種類です。
組み立てをする際の強い味方であるAmazonでは、「NUC11PAHi7」しか販売されていません。
楽天やヤフーなどは3種類ともいくつかの店舗で販売されています。
なので、手に入れられない状況ではないです。
あとは、予算とタイミングで組み立てるとよいでしょう。
楽天やヤフーの販売状況は、こちらをご覧ください。
NUCのパーツについて
初めてNUCで組み立てをする方もおられると思いますので、NUCで組み立てをする場合の注意点を書きたいと思います。
NUCは、CPUが組み込まれたベアボーンなので、NUC単体では動作しません。
そのほかの部品が必要です。
では、どんな部品が必要かというと、「メモリ」と「SSDまたはHDD」が必要となります。
その際、M.2のSSDを選択した場合には、SSDを冷やすためのヒートシンクも必要となります。
また、ACアダプターは付属していますが、ACコードが付属していないので、ACコードが必要となります。
つまり、ACアダプターからコンセントまでつなぐその間のACコードが付属していないのです。
高価なものではありませんが、準備を忘れないようにしましょう。
まとめると、
・NUC本体
・メモリ
・SSD または HDD
・M.2 SSD用のヒートシンク
・ACケーブル
が必要となります。
NUCのグレードについて
先ほども書いたように、NUCのグレードは3種類あります。
「NUC11PAHi3」、「NUC11PAHi5」、「NUC11PAHi7」の3種類です。
これ以外の型番もありますが、第11世代が最も新しいです。
第11世代以前のNUCもまだ販売されていますが、第11世代のNUCはCPUが大幅にグレードアップしたので、できる限り第11世代のNUCにするのがよいでしょう。
「NUC11PAHi3」がエントリーモデル、「NUC11PAHi5」は標準モデル、「NUC11PAHi7」がハイエンドモデルという感じです。
全体のバランスが良いのは「NUC11PAHi5」なのですが、少しでも予算があるのであれば「NUC11PAHi7」のハイエンドモデルをおすすめします。
NUCのメモリについて
メモリは、DDR4 SO-DIMM という規格のものになります。
DDR4-3200(PC4-25600)までサポートしますので、新規で購入されるのであれば、DDR4-3200(PC4-25600)のメモリをお勧めします。
また、メモリは互換性があるので、DDR4であれば、DDR4の2400などでも動作します。
予算的に厳しい場合は、手持ちのDDR4 SO-DIMMを試して、相性がなければそのまま使ってもよいでしょう。
メモリの場合には、一番大切なのが容量となります。
メモリの容量は、多ければ多いほどよいでしょう。
ただ、そういっても予算がありますので、バランスを考えて購入することになります。
私が考えるモデルごとの推奨メモリ容量は、次のような感じです。
「NUC11PAHi3」であれば、4GB×2枚=8GB
「NUC11PAHi5」であれば、4GB×2枚=8GB できれば 8GB×2枚=16GB
「NUC11PAHi7」であれば、8GB×2枚=16GB できれば 16GB×2枚=32GB
購入されるメモリですが、相性も少なくて安価な「Crucial」ブランドがおすすめです。
NUCのSSDまたはHDDについて
SSDとHDDについては、モデルごとに目的に応じて選択していくのがよいでしょう。
NUC11PAHi3のSSDまたはHDDについて
エントリーモデルのNUC11PAHi3を検討される方は、メモリは標準的な8GBをお勧めしています。
また、コストを抑えたパソコンを希望されると思います。
容量もそれほど多くの容量を必要とされないと思いますので、選択される優先順位としては、こんな感じでしょうか。
1.2.5inch HDD 500GB 7mm
2.2.5inch SSD 500GB 7mm
3.PCIe3.0 SSD 500GB
となります。
個人的に推奨するモデルは、こちらになります。
2.5inch HDD 500GB 7mm
2.5inch SSD 500GB 7mm
PCIe3.0 SSD 500GB
ただ、2.5inch SSD と PCIe3.0 SSD の価格差が小さいので、SSDにされるのであれば、速い PCIe3.0 SSD をおすすめします。
NUC11PAHi5のSSD
NUC11PAHi5を購入される方は、スピードも重視されるでしょう。
よって、容量は1TBモデルと思われます。
あとは、予算に応じて、PCIe3.0のSSDにされるかPCIe4.0のSSDのどちらかになります。
1TBのSSDについては、一番の売れ筋商品ということもあり多くのメーカーが販売しております。
価格もさまざまです。
なので、レビューなどもじっくり読まれて判断されるのがよいでしょう。
リンクを張っておきますので、じっくりとご覧ください。
なお、メーカーで選択するのであれば、Samsung、WD、SEAGATEが定番メーカーですが、それら以外のメーカーでもよい製品を出されていますので、じっくりレビューをご覧ください。
NUC11PAHi7のSSD
NUC11PAHi7を購入される方は、とにかくスピード重視だと思いますので、おすすめは、PCIe4.0 SSDの1TBモデルです。
PCIe3.0にくらべると価格は高くなりますが、第11世代CoreのNUC最大の利点がPCIe4.0に対応したことなので、この速さを使いたいものです。
こちらからご覧ください。
なお、SSD 1TB NVMe PCIe4.0でも、読込速度で5000MB/sクラスと7000MB/sクラスで大きく分かれますので、予算に余裕があるのであれば、7000MB/sクラスをお勧めします。
NUCは1本しかSSDをつけられないのと、そんなに簡単にSSDを交換しないと思いますので、CPUがCorei7と早いCPUをせっかく使っているので、後悔しないようにSSDを選択したいものです。
ヒートシンクおよびACケーブルについて
PCIe3.0やPCIe4.0 の M.2 SSDを使う場合には、SSDの発熱対策のためにヒートシンクが必要となります。
NUC本体が小さいので、使えるSSDのヒートシンクは限られてきます。
なので、おすすめのヒートシンクは、こちらです。
熱対策はしっかり行いましょう。
また、ACケーブルも必要となります。
これまで私が使ってきたおすすめのACケーブルは、こちらです。
NUC購入の際には、忘れないよう一緒に購入しましょう。
まとめ
長くなりましたが、インテル NUC 11 パフォーマンス・キット で、はじめて組み立てをする場合に知っておくべきことを書きました。
NUCには、CPUによって3種類のモデルがありますので、目的によってはどうしても組み込む部品も変わってきます。
特に初心者の方であれば、まずは、安価な「NUC11PAHi3」を使って、最低限のスペックでもよいでしょう。
最低限といっても、第11世代のCorei3のマシンなのでそれほど大きな不満は出ないでしょう。
特に、PCIe3.0 の SSDを組み合わせて作るとHDDのパソコンしか使ったことがない方にとっては、速く感じることでしょう。
そのうえで、次のステップとして、Corei5やCorei7のモデルなどを検討すればよいでしょう。
私も、8年以上前にCorei3モデルのNUCを購入しました。
そして、6年ほど使ってからCorei5のNUCモデルを購入しました。
その後は、Corei7のNUCモデルに変更という具合に、部品も学びながらグレードアップしてきました。
世代を重ねるたびにバージョンアップしてきたNUCなので、完成度は高いです。
また、これからもますますグレードアップしていくでしょう。
メーカー製パソコンにはない組み合わせを、自分で選択できる。
その楽しみを、ぜひとも味わってもらえたらと思います。
ということで、「インテル NUC 11 パフォーマンス・キット で、はじめて組み立てをする場合に知っておくべきこと」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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