こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、XPG GAMMIX S50 Lite と Samsung 980 PRO のコストパフォーマンスの話です。
はじめに
今回は、PCIe 4.0 の最安値の「XPG GAMMIX S50 Lite」と定番の「Samsung 980 PRO」の比較をしたいと思います。
これからNVMe使用のSSDを購入するのであれば、PCIe 4.0のSSDを購入したいと思われる方が多いと思ったからです。
その時に、最安値の「XPG GAMMIX S50 Lite」にすべきか、それとも定番の「Samsung 980 PRO」にすべきか、悩まれると思ったからです。
私自身も悩みました。
そこで、そんな方の参考になればと思います。
ズバリ結論!
PCIe 4.0の環境を構築できている、または、構築の予定があるのであれば、定番の「Samsung 980 PRO」をお勧めします。先行投資と考えてOKでしょう。
逆に、PCIe 3.0対応のCPUでパソコンをお持ちの方が、SSDだけの交換や当面の間PCIe 4.0の環境にする予定がないのであれば、最安値の「XPG GAMMIX S50 Lite」でよいでしょう。
この部分だけを考えて、製品をチョイスすれば、間違いがないと思います。
それでは、その根拠をみていきましょう。
PCIe 3.0 でのベンチマークを比較する
私の環境(PCIe 3.0)で比較してみました。
NVMe SSD が、現在は「Samsung 980 PRO」となっていますが、「Samsung 980 PRO」に交換するまでは、「XPG GAMMIX S50 Lite」を使用していました。
その時のベンチマークの比較です。
XPG GAMMIX S50 Lite 2TB PCIe 4 SSD
Samsung 980 PRO 2TB PCIe SSD MZ-V8P2T0B
比較すればすぐわかりますが、それほど変わりません。
私だけの環境かもしれませんが、「XPG GAMMIX S50 Lite」の方がよい数字が出ている場合もあります。
PCIe 3.0 の環境しかないので、PCIe 3.0 の環境でずっと使うのであれば、「XPG GAMMIX S50 Lite」で十分です。
古いパソコンのSSDを交換するとか、PCIe 3.0 のパソコンを使いつぶすのであれば、「XPG GAMMIX S50 Lite」をお勧めします。
「XPG GAMMIX S50 Lite」はPCIe 4.0 なので、PCIe 3.0 のSSDでもいいのでは?と思われるかもしれませんが、PCIe 3.0 のSSDのランダムアクセスよりも数字がよいので、これから購入するのであれば、「XPG GAMMIX S50 Lite」をお勧めします。
「Samsung 980 PRO」は、ランダム(QD1)4Kの数字が「XPG GAMMIX S50 Lite」よりも常によいです。この数字が、OSの起動やソフトの起動時などに有効に効いてきます。
なので、「Samsung 980 PRO」は、「XPG GAMMIX S50 Lite」よりもキビキビ感がさらに増しているのです。
コストパフォーマンスで比較
コストパフォーマンスをみていきましょう。
2TBで比較
XPG S50 Lite | Samsung 980 Pro | 倍率 | ||
容量 | 2TB | 2TB | ||
シーケン シャル |
読込 | 3,900 MB/s | 7,000 MB/s | 1.79 |
書込 | 3,200 MB/s | 5,100 MB/s | 1.59 | |
ランダム (QD1) |
読込 | 490K | 22,000 IOPS | |
書込 | 540K | 60,000 IOPS | ||
ランダム (QD32) |
読込 | - | 1,000,000 IOPS | |
書込 | - | 1,000,000 IOPS | ||
TBW | 1480TBW | 1200TBW | ||
価格(税込) | 30,980円 | 47,980円 | 1.55 |
2021年2月12日現在:Amazonで調査
「Samsung 980 PRO」は、「XPG GAMMIX S50 Lite」に比べて、シーケンシャルの読み出しと書き込みで1.59倍から1.79倍の違いです。
価格差をみますと1.55倍です。価格相応の差です。
1TBで比較
XPG S50 Lite | Samsung 980 Pro | 倍率 | ||
容量 | 1TB | 1TB | ||
シーケン シャル |
読込 | 3,900 MB/s | 7,000 MB/s | 1.79 |
書込 | 3,200 MB/s | 5,000 MB/s | 1.59 | |
ランダム (QD1) |
読込 | 490K | 22,000 IOPS | |
書込 | 540K | 60,000 IOPS | ||
ランダム (QD32) |
読込 | - | 1,000,000 IOPS | |
書込 | - | 1,000,000 IOPS | ||
TBW | 740TBW | 600TBW | ||
価格(税込) | 15,980円 | 24,980円 | 1.56 |
2021年2月12日現在:Amazonで調査
こちらも価格差で1.56倍です。価格相応の差です。
以上のことから、PCIe 4.0 の環境で使用するのであれば、「XPG GAMMIX S50 Lite」
も「Samsung 980 PRO」も、両方とも価格相応のスピードを提供してくれるでしょう。
ネット上には、実際に公称どおりの数字を出しているベンチマークがありますので、間違いはありません。
なので、PCIe 4.0 の環境でこれらの製品を使用するのであれば、予算の許すかぎり、スペックの高い「Samsung 980 PRO」をお勧めします。
まとめ
私の環境(PCIe 3.0)で比較した結果と、価格を検討して、最安値の「XPG GAMMIX S50 Lite」と定番の「Samsung 980 PRO」の比較をしてきました。
私が、「ズバリ結論!」のところでも書きましたが、PCIe 4.0の環境を構築できている、または、構築の予定があるのであれば、定番の「Samsung 980 PRO」がお勧めで、逆に、PCIe 3.0対応のCPUでパソコンをお持ちの方でSSDだけの交換や当面の間PCIe 4.0の環境にする予定がないのであれば、最安値の「XPG GAMMIX S50 Lite」でよいでしょう。
「INTEL NUC」の第11世代Core-i7が今年中に登場すると思われます。PCIe 4.0 対応の「INTEL NUC」です。
私の場合、その時に、PCIe 4.0 対応の「INTEL NUC」を購入し、そのベアボーンに「Samsung 980 PRO」を取り付けて、メインパソコンとして使用できればと考えています。
そして、現在使用中の第10世代の「INTEL NUC(PCIe 3.0 対応)」には、「XPG GAMMIX S50 Lite」を取り付けて、サブマシンにする予定です。
リビング用パソコン、または、テレビ用パソコンとして活躍してもらう予定です。
「INTEL NUC(第11世代)」のパソコンにアップグレードをした際には、以後、当面の間は、パソコンの仕様はそのままでいこうと思っています。
5~6年程度は、「INTEL NUC(第11世代)Core-i7」に「Samsung 980 PRO」で十分でしょう。
小遣いなどの予算は、別の方に回していけたらと思っています。
私の個人的なプランを書いてしまいました。
ということで、今回は、「XPG GAMMIX S50 Liteと Samsung 980 PRO のコストパフォーマンスを比べてみた話」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
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