Intel NUC SSD

ストレージ の ベンチマークソフト Crystal Disk Mark でSSDとHDDを実測したら、本当にSSDがめちゃくちゃ早かった話

こんにちは、トトロ兄さんです。
今回は、ベンチマークソフト Crystal Disk Mark SSDHDDを実測した話です。

 

はじめに

これまで2回にわたってSSDの仕組みを理解しようということで書いてきました。

さらにを理解するために、ベンチマークソフトについて今回は取り上げます。

自分の環境でベンチマークソフトを試してみる。すると、自分の環境のストレージ性能が分かります。どこが強くて、どこが弱いのか、はっきりわかります。

自分のストレージ環境を把握すれば、SSDを導入したらどれだけ性能がアップするのかも把握できます。SSDのレビューを見ていると、購入された方々がベンチマークを掲載されていることも多いので、理論上の数値に対して実際の数字も把握できます。

では、さっそくベンチマークソフトをみていきましょう。




 

 

Crystal Disk Mark を導入する

ストレージのベンチマークソフトといえば、「Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)」です。

この写真を見て、見たことがあるなぁ~と思われた方も多いでしょう。

では、さっそくダウンロードしてみましょう。
「窓の杜」からダウンロードしてインストールします。

2段になっていますが、赤枠のボタンを押してダウンロードし、インストールしましょう。

32bitと64bitがインストールされますので、ご自身の環境にあわせて起動してもらえばよいでしょう。

起動するとこのような画面が出ます。

起動直後は、Cドライブを1GBのデータでテストするようになっています。
他の容量のデータでテストできますが、デフォルトのままで大丈夫でしょう。赤枠で囲った部分を押せば、ベンチマークのスタートです。全然難しくないですね。

 

 

トトロ兄さんの環境

実際にテストして行きますが、私の環境を書いておきましょう。
第10世代Coreiのベアボーン、CPUはCorei7になります。
INTEL NUC BXNUC10I7FNH ベアボーン
Crucial(Micron製) PC4-19200(DDR4-2400) 16GB×2枚=32GB
Samsung 970 EVO 500GB PCIe3.0×4 MZ-V7E500B/EC
WD Blue 2.5インチ 2TB WD20SPZX (INTEL NUC BXNUC10I7FNH)

では、実際にベンチマークを実行してみます。




 

 

INTEL NUC BXNUC10I7FNH 内のSSDとHDDをみる

まずは、SSDから見ていきましょう

Samsung 970 EVO 500GB PCIe3.0×4 MZ-V7E500B/EC

 読込速度 3400 MB/s 書込速度 2300 MB/s

ベンチマークソフトでは、「シーケンシャル」と「ランダム」という2種類のテストをします。「シーケンシャル」が連続するデータ、「ランダム」が分散したデータの読み書き速度をさします。ベンチマーク結果の、上の2段が「シーケンシャル」、下の2段が「ランダム」のテスト結果です。
一般的に、上の段の「シーケンシャル」の数字が製品のスペックとして公表されます。
今回の赤枠で囲った数字を見てもらえば分かりますが、ほぼスペック通りのテスト結果となっています。

また、下段を見てみましょう

「シーケンシャル」の数字からすれば遅くて当たり前ですが、それでも素晴らしい結果です。もちろん、数字が大きい方が速いSSDということです。

SSDのスペックを確認するため、Samsungのホームページを確認していたら、SSDのドライバーがあることを知りました。今まで全然インストールしていませんでした。もしかして、SSD用のドライバーをインストールすると少しだけでも速くなるのかな?と思い、インストールしてベンチマークをとってみました。結果はこちらです。

なんと、カタログスペック(読込速度3400、書込速度2300)を完全に上回りました。両方とも100はこえています。メーカーが出しているドライバーは結構大切だよなと改めて思いました。

WD Blue 2.5インチ 2TB WD20SPZX (INTEL NUC BXNUC10I7FNH)

次に、一緒に取り付けているWDのHDDを図ってみましょう。2.5インチ、5400回転、7mm厚です。

SamsungのSSDのPCIeの数字を見てしまった後なのですが、ガックシですね。
今回、フォーマットしてデータが空っぽの状態でテストをした結果です。
「ランダム」の結果は、SSDに比べて極端に低くなっています。
SSDがマジで速いと感じるのも仕方がありませんね。




 

 

2.5インチ外付けHDDをテストする

外付けHDDも使っているので、良い機会なのでテストしてみました。
TOSHIBA 2.5インチ 2TB MQ04ABD200 (ラトック RS-EC22-U3R)
TOSHIBA 2.5インチ 2TB MQ04ABD200 (Yottamaster D25-Mini)
WD Green 3.5インチ 2TB WD20EARX (ラトック RS-EC32-U3RX)
WD Green 3.5インチ 4TB WD40EZRX (ラトック RS-EC32-U3RX)
WD Red 3.5インチ 8TB WD 80EFZX (ラトック RS-EC32-U3RX)
WD Red 3.5インチ 12TB WD120EFAX (ラトック RS-EC32-U3RX)
カッコ内が使っている外付けHDDのケースです。普段から使用しているのは、東芝の2.5インチHDDです。それ以外は、データの保存用となっているので、たまにしか使いません。
では、順番に見ていきましょう。

TOSHIBA 2.5インチ 2TB MQ04ABD200 (ラトック RS-EC22-U3R)

2.5インチ、5400回転、9.5mm厚です。

ベアボーンに内蔵しているWDのHDDより読み込みや書き込みも速いですね。意外でした。

2つ同じ東芝のHDDがラトックのケースに入っているので、1つデータを消してWDと同じようにまったくデータがない状態でベンチマークのテストをしてみました

データがある場合よりも、データのない方が少しだけ速いという結果になりました。

続いて、ラトックの外付けHDDケースとは別にYottamaster D25-Miniのケースに入っている東芝のHDDをテストします。データは86%までつまっています。

意外と速いです。「シーケンシャル」の数字だけを見ると、2.5インチHDDを4つテストしましたが、今回の場合が一番早い結果になりました。同じ型番のHDDを使ってテストしているので、HDDケースの差が速度に影響することも分かりました。

Yottamaster D25-Miniのケースのケースは、単体の2.5インチ外付けケースとしては高額な方なのですが、それだけの速いということで、良かったです。




 

 

3.5インチ外付けHDDをテストする

続いて、外付けHDDケース(ラトック RS-EC32-U3RX)に入っている3.5インチのHDDをテストします。ほとんどがデータで限界近く入っているので、あまり参考にはならないかもしれませんが、テストしてみました。ちなみに、すべて5400回転です。

WD Green 3.5インチ 2TB WD20EARX (ラトック RS-EC32-U3RX)

IO-DATAのRAIDケースに入っていたHDDです。ケースが壊れて使えなくなったHDDを単品として使っています。かなり前の製品なので、遅いです。

WD Green 3.5インチ 4TB WD40EZRX (ラトック RS-EC32-U3RX)

このHDDがどうしてあるのか今では記憶がないほど古いHDDです。4TB。
先ほどの2TBと同様で、遅いです。2.5インチHDDより遅いのは残念です。

WD Red 3.5インチ 8TB WD 80EFZX (ラトック RS-EC32-U3RX)

ちょっと前まで最前線だった WD Red 8TBです。自宅の単品NASでしばらく使っていたものです。現在の2.5インチHDD程度のスピードは出ていますね。

WD Red 3.5インチ 12TB WD120EFAX (ラトック RS-EC32-U3RX)

2020年11月現在、現役で販売されている WD Red 12TB です。HDDの中では一番の速さです。さすがです。Redシリーズなので、基本的には耐久性を求めているHDD。時々しか電源をいれませんが、安定した動きにホッとします。




 

 

まとめ

今回は、ベンチマークソフト Crystal Disk Mark の見方を理解し、私の個人的な環境でのSSDHDDのスピードの差を見てみました。

SSDがPCIeということもあるのですが、それでも圧倒的な速さです。
2.5インチのSSDが同じ環境でテストしていないので、残念ですが、近日テストできればと思います。その時は、INTEL NUC BXNUC10I7FNH 内の WD HDD2.5インチ SSD に交換してテストする予定です。

ベンチマークソフトは、フリーソフトなので、ご自身の環境で一度試してみて、その数字を把握したうえで、ほしい製品を検討する。すると、新しい製品を導入した環境を想像できて、より自分の理想のパソコン環境が構築できるのではないでしょうか。

私自身もSSDの記事を書きながら、ベンチマークを調べてみて、2.5インチHDDから2.5インチ SSD を試したくなってきてしまいました。

皆さんも、ぜひご自身の環境で、ベンチマークソフトを試して見てください。新しい発見があるかもしれませんよ。

今回の記事が、皆さんに少しでもお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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